今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

小泉首相の靖国参拝は前時代感覚だ

2006-08-18 21:42:45 | 戦争と平和
 8月15日、またしても小泉首相は靖国神社に参拝した。
太平洋戦争の被害国である中国と韓国が反発したのは当然
のことである。旧日本軍がした残虐行為は、それらの国の
人々からすれば、忘れられない事であろう。
 立場が逆だったらどうであろう。もしも、中国軍や韓国軍
が日本に攻めて来て、老若男女の日本人が残虐に殺された
ならば、中国や韓国を許せるであろうか。それと同じ事で
ある。小泉首相が言うように、心の問題、国内問題ではす
まないはずである。身勝手な首相の論理は国際社会で通じ
るはずがない。
 世論調査を見ると、小泉首相の靖国神社参拝は「よかった
」と答えた人と、否定的な人との差はさほど大きくない。し
かし、戦争に対する反省の観念がない人が、過半数もいる
こと自体、理解できない。
 戦争が好きな人とは、一体、どんな人種なのであろうか。