2月16日、京都議定書が発効した。しかし、人類の危機的
状況に変化はない。たとえ今後一切の炭酸ガスなどを出さなく
とも、これまでに出し続けてきた炭酸ガスなどで温暖化は更な
る凶刃のように人類を襲うからである。
何度もいうように、現在の環境破壊を克服するためには、二
つの問題を克服しなければならない。一つは、人類がこれまで
に出し続けてきた炭酸ガスを、大気中から抹消することである。
第二の問題点は、炭酸ガスをできるだけ出さないことである。
しかし、京都議定書が発効しても、中国やインドなどの開発
途上国は対象外である。また、米国は批准していない。日欧な
どが割り当て目標を達成したとしても、ザルに水を注ぐような
ものである。ましてや、先進国では炭酸ガスの排出量の取引に
躍起になっている。実に馬鹿げた話である。何でも金儲けの材
料にしようという人類の愚かさをさらけ出す結果となっている。
また、現在大気中に循環している約42兆トン以上の炭素な
どを抹消しようという課題は議論外となっている。
これらの現実を分析すれば、人類が危機に陥っていることを
認めたくない、という一点に行き着く。まさにブッダのいうよ
うに、「因果の道理を信じないからだ」という言葉が当てはま
る。いつになったら、人類が危機に陥っている事実を、信じる
ようになるのであろうか。
経済活動に支障をきたすといって批准しない米国、先進国並
みを目指す中国などの動きを見てもわかるように、人類が危機
に瀕している事実を何ら認めていない。
環境破壊が、やがて信じない人々を目覚めさせる時はそう遠
くない。
状況に変化はない。たとえ今後一切の炭酸ガスなどを出さなく
とも、これまでに出し続けてきた炭酸ガスなどで温暖化は更な
る凶刃のように人類を襲うからである。
何度もいうように、現在の環境破壊を克服するためには、二
つの問題を克服しなければならない。一つは、人類がこれまで
に出し続けてきた炭酸ガスを、大気中から抹消することである。
第二の問題点は、炭酸ガスをできるだけ出さないことである。
しかし、京都議定書が発効しても、中国やインドなどの開発
途上国は対象外である。また、米国は批准していない。日欧な
どが割り当て目標を達成したとしても、ザルに水を注ぐような
ものである。ましてや、先進国では炭酸ガスの排出量の取引に
躍起になっている。実に馬鹿げた話である。何でも金儲けの材
料にしようという人類の愚かさをさらけ出す結果となっている。
また、現在大気中に循環している約42兆トン以上の炭素な
どを抹消しようという課題は議論外となっている。
これらの現実を分析すれば、人類が危機に陥っていることを
認めたくない、という一点に行き着く。まさにブッダのいうよ
うに、「因果の道理を信じないからだ」という言葉が当てはま
る。いつになったら、人類が危機に陥っている事実を、信じる
ようになるのであろうか。
経済活動に支障をきたすといって批准しない米国、先進国並
みを目指す中国などの動きを見てもわかるように、人類が危機
に瀕している事実を何ら認めていない。
環境破壊が、やがて信じない人々を目覚めさせる時はそう遠
くない。