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ニコ、酒場で戯言

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なべ presents

ほのぼのPOGグループ 指名理由

2005-06-18 09:49:08 | 競馬
恒例となっている奥様主導によるほのぼのPOGのドラフトが昨日チャットにて開催され、とくになんの競合もなく、終了しました。ほのぼのなんで競合とかはなく趣味の世界です。私は本チャンも趣味の世界ですね(笑)

指名馬一覧はコチラ

1位
サンデーサイレンス×グロリアスバラッド(エアドミンゴ)

もう、これは本当に趣味の世界(笑)。昨年グロリアスのお母さんのマプティットジョリィの仔を指名したものの、残念ながら死亡してしまっていた、という悲しい体験から、今年は是が非でも獲得しようとしていた馬なのだが、いかんせん馬体がまだまだ出来上がっていない(生まれは2月なのに)ので、こちらのほのぼのグループで獲得することに。曽祖母にBalladeをもつ世界的な血統。うーん、趣味です。エア冠号の中でも悪くない名前。ポップスターシリーズでもなく、暖めておいた?超大御所の名前をつけるあたりに期待感が高まる。そうなのか?(爆) とにかくデビューしてくれい。

2位
サンデーサイレンス×ハートリーフII

毎年見栄えだけならGI級のハートリーフ産駒。毎年狙いたいな、と思っていたのになかなか獲る機会がなかったので今年は最後だと思って指名。もう入厩しているとか? そんなポジティヴな情報もあるようなのでこれはもう期待しておきます。

3位
フレンチデピュティ×マミーブルーII(ブルーラグーン)

マミーブルーIIはクロフネの兄妹。で父フレンチデピュティ。うーん、クロフネじゃん(笑)。というわけで金子オーナーと同じくほとんど買い集めるように獲得。ただ、クロフネ産駒が若干かたそうな印象を受ける一方で、このクロフネクローンはそういった感じを受けない(まあ父自体が違うわけだが)ので期待大。

4位
グラスワンダー×アドマイヤサンデー(ヴァリアントホーク)

ほのぼのPOG優先権といってよい3年連続の獲得になりました。ただ、現在(5月時点)馬体重580kgという超大型馬。しかも捻挫しちゃいました。580kgで捻挫ってもうかなり危険(笑)。上がちょっと故障がちだったこともあるので(グラスワンダーも骨折したことあるっけなorz)、ちょっと心配。とにかく無事にいけばお母さんの能力からして面白い存在になれるんじゃないかと思うのだが。

5位
ダンスインザダーク×フジノプログレス(ダンツフェザント)

ダンツジャッジ、ダンツキッチョウと何故かほのぼのグループでの私のダンツ馬はヒットする。お調子に乗るのは私の専売特許なので今年もダンツ馬を探してこれをとることに。高いし(爆)、山内先生の評価も高いらしい。どこかにも書いてあったがダンスインザダークの取捨というのは非常に難しい。長い目で見守っているといいことがある、くらいの意気込みじゃないと相当にイライラしちゃう。勿論そういった心持はあるが、ダンツ山内黄金ラインから繰り出される「思ったより仕上がる」コースでよろしくお願いしたい。

6位
ブライアンズタイム×ロスマリヌス

血統を一番最初にみたときには心が躍ったが、実馬をみてほのぼのグループへ。馬が悪いというのじゃないんだが、ちょっと仕上がりに時間がかかりそうなのがネック。能力はかなりあった母馬の初仔なだけに期待したい。因みに同じような理由だったアンブロジン03を本チャンでとったのは優先権の兼ね合いもある。サンタムールの仔も昨年ほのぼので獲ったし、何気に深くこの血統に浸かりつつある私。

7位
アドマイヤベガ×フェアディール(アーディティア)

アドマイヤベガの仔もこちらで1頭獲得したかったので、これを。上のヒカルベガが未勝利を豪快を差しきった、というお知らせをもらって嬉しくなって勇んで獲得(笑)。因みにフェアディールは来年も含めて3年連続アドマイヤベガがついてる。出来がいいのか、どうなのかは知らないが、ポジティヴにとらえることにする。セレクトセールでデルマークラブが購入しているのに名前はエーピーとかつかないのだろうか?

8位
エンドスウィープ×カルニオラ(シュトラウス)

近親にソーマレズがいるとはいうものの兄妹はまったく動けていない。本チャン前に血統を調べていたら、本チャンの最後の指名ナショナルオーダーの近親でもある。うーん、この血統を2頭も獲っちゃって大丈夫なんだろうか(´・ω・`)。思えばエンドスウィープ産駒もラスト。私はあまり縁のなかった血統だが、これでなんとか。馬体は良さげ。

9位
ニューイングランド×シールックス(シーワンダフル)

本チャンで1頭、こちらでも1頭。ニューイングランドをどれだけ好きなんだ、ヲイ(=´∇`=)(笑)。しかし、本チャンでとったマザーアクトレス産駒はまったく素性が分からないのだが、こちらは中央で走ることも厩舎も分かっていて馬体もみれる。名前も決まった。厩舎はドンクールを今年出して勢いに乗っている…のかどうかよく分からないが(爆)、期待しよう。

10位
サンデーサイレンス×スカラシップ

お母さんはPO馬。凄く小さいながらも根性はあった。この馬もそのあたりは受け継いでるらしい。が、発育が遅れているとのことで、デビューはうまくいって年明けかな。伊藤雄厩舎なのかはっきりとわからないが、そうだったとしたらなお更年明けか。ただ、この血統だし、春には元気に走っていてほしい。サンデーサイレンス×トニービンが出ている線の美しい馬。明らかに私の趣味です♪


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某奥さんはすべてSS産駒という荒業を繰り出し(笑)、新規参入の方もそれなりにカラーが出て、なかなか楽しいドラフトでした。来年はサンデーもいないし、もっと趣味に走っちゃおう。

というわけで今シーズンの応援馬も全て決定。目標は全馬デビューとGI制覇。私のメンツみたらGIを狙わないとバチがあたる。サンデーサイレンス産駒とはそういう馬でしたね。

2005~2006 POG馬 指名理由 part II

2005-06-14 11:35:28 | 競馬
では続き、7位以降から優先権大物までザっといってみましょう。
指名馬一覧はコチラ
part Iはコチラ

以下にコピペしたものに付けたしとして、ここにひとつ書いておくことが
あります。来シーズンより新種牡馬枠がなくなることになりました。
勿論サンデーサイレンスばかり指名しがちなのでバリエーションをつける目的と
盛り上がりに欠かせない新種牡馬を強制的に獲ることでいろいろなところに目を向けることを
可能とした新種牡馬枠。

要はいかにサンデーが強力だったかを端的に示していたルールですね。
これがサンデーサインレス産駒がいなくなることで意味を無くすのでカットになりました。
おかげでいろいろな馬に出会うことができました~。このルールはルールで感謝。
来年は少人数20頭でいきます。

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7位
サンデーサイレンス×ファレノプシス

上のスパンゴールドは恐ろしいくらいに走らなかった。小さいのは知っていたが、あそこまで非力だとは思わなかった。育成段階で運動量を減らしたノースヒルズで一番ワリ食ったのがこの馬じゃないか、とケチをつけてみる。ただケチのつけどころを勘違いしているのだとしたら、今年も危ない(笑)。馬は悪くないと思うし(また小さいが)、育成方法も変えた。あとは血統的な良さが出てくれば一切弱いということはないだろう。で、今年優先権獲得。誰も羨ましがらない優先権のようだが(笑)、私は何かあったときのために獲得。シーザリオみたいにいつか走ったら悔やみきれん。優先権、あざーす。

8位
サンデーサイレンス×アンデスレディー(ナスカ)

これは牝馬で馬体がすこぶる気に入っていた1頭。馬体のバランスがいいというのではない。筋肉が柔らかくて皮膚が抜群に薄そうだからである。バランスは良いほうでは、むしろないと思う。更に私はオーバーザウォールが好きだった。体質も弱く、古馬になってからようやく本領を発揮した馬だったが、馬の線が綺麗で好きなタイプだった。が、そのあといろいろな種馬をつけられ(笑)、結局獲る機会がなかった。そして、昨シーズンのインティライミ。これで正直迷った。インティライミが出ちゃったので獲りにくくなった。気持ちの問題だが、インティライミがいないほうが素直に獲れた。佐々木昌厩舎のサンデーサイレンスの目も当てられない成績や母がかなり高齢になっていること(高齢母の仔は体質が弱いと言われる)など不安要素(名前もか…)も満点だし、インティライミのあとすぐに飛びついたような格好の悪さはあるが、馬が凄く良いから獲得どす。まあ、インティライミが出たのにこの順位に残っていたことに、あざーす。

9位
アドマイヤベガ×ケイティーズファースト(プリンセスドルチェ)

実はゴーステディではないが、この母の仔を結構獲っている私なのである。一時は優先権すら発生したくらいだ(苦笑)。勿論、うんともすんともいっていない(笑)。そして、うんというかすんというか全く未知だが、アドマイヤベガがついた。自分自身でウンとかスンとか言って獲得(爆)。ヒシアマゾン、という言葉の魔力が今の競馬界にどれだけ影響力をもっているか定かではないが、相当に薄れていることは間違いない。馬は悪くは無さそうだし、兄弟のように体質の弱さがあったとしても大久保洋厩舎はうまく使ってくれる厩舎なのでお任せできます。アドマイヤベガ産駒の中で本チャン指名しようと意欲的だったのはこれと他のメンバーにとられてしまったサマニウイング03(マイネルスパルナ)だけ。獲れたので満足です。あざーす。

10位
ブライアンズタイム×キョウエイマーチ(ヴィートヴァンクル)

キョウエイマーチはメジロドーベルよりも断然好きだった馬だが、今年ようやく指名に適う馬が出てきてくれた。今年の馬は実に馬がいい。ちょっとダートに転びそうな予感もあるが、各パーツの逞しさと滑らかな体のライン。そして豊富で上質な筋肉の質。これはいい。だが、ここで大きな、大きすぎる問題が二つ。まずひとつは前肢が曲がっているという情報というか事実。使い込んでよくなるブライアンズタイム産駒としては致命的。そうでなくとも使い方は消極的になる。故障の心配もある。今は極端に高速馬場を演出するきらいがあるので更に不安。もうひとつは厩舎。中竹厩舎にケチをつけるわけではないが、やはり評判の馬が入っているわりには結果が出ていない。その不安要素を凌駕するほどに馬は良かった。キャロットクラブも完全に軌道に乗ったので信頼。とにかく無事に故障がないようにしてくれたら、あざーすです。

11位
サンデーサイレンス×アドマイヤライト(アレキサンドリア)

9位のケイティーズファースト03で「ヒシアマゾン、という言葉の魔力が今の競馬界にどれだけ影響力をもっているか定かではないが、相当に薄れていることは間違いない」と書いているのにまたヒシアマゾン(爆)。そしてヒシアマゾンに特に思い入れなどない(爆×2)。いや、でもこれは母の能力に期待しての獲得。アドマイヤライトは潜在能力が高かったが、結局それを発揮しきれなかったようなイメージがあったので、繁殖族としては活躍可能という判断。そういうときは初仔に限る。馬主→厩舎ラインも良いし、馬体も悪くない。スケールが大きいのでオークス向き。因みにケイティーズファーストよりもホワイトケイティーディドの仔のほうがコンスタントに能力ある馬を輩出しているので9位よりは確立は高そう。じゃあ、何故こちらが順位が下なのか(笑)。音無流大事に使ってくれたら、あざーすです。

12位
Fantastic Light×Sherkova(ディーププレシャス)

名前にディープって入ってたらちょっと敬遠もしたくなるが、これは冠号(みたいなもん?)なのでいいや、と(笑)。父の産駒が結構捌けていったのだが、まだ未知数ということもあり、私は最初からこの馬を下位で狙っていた。山内厩舎で評判が高いマル外。走ってくれればコンゴウリキシオーみたいな穴快走がみられるかもしれない。好み全開ではないのは今年はこの1頭くらいかもしれないが、プロフィル上は狙える馬。それが美味しくここで獲れた。あざーす。

13位
サンデーサイレンス×アンブロジン

毎年何故かそそる(ツボ)馬体を披露してくれる悩ましい母アンブロジン。その中で6月生まれのノーリーズンだけがテッペンまでいってしまい、それを逃すという失態をおかした私は懺悔かってくらいに指名します(笑)。今年も馬は良好。しかし、グレイトジャーニーと違うのはあまりにデビューが先の予感がすること。今、一切仕上げる気がなさそうな馬体である。ただこの血統は本気になれば(?)サッと仕上がる血統でもあり、遅くても入厩したらサッと出てくれるかもしれない。イメージはダイワエルシエーロで。フェアリードル03(ギーニョ)獲られちゃったが、昨シーズンでいえばこちらがディアデラノビアでギーニョがシーザリオ? で、アンブロジン優先権獲得、あざーす。

14位
フレンチデピュティ×ダークエンディング(コードテレグラム)

今年はセレクトセール高額馬(最上位のほう)を獲っていないが、これもちょっと見落としがちな順位の馬。お母さんの能力と2歳戦からヒットした父との組み合わせは距離こそ限られるだろうがスピードがあってとダート適性込みと考えると実に狙いたい1頭。今年の金子オーナーはまるで2年連続ダービーを予見したかのように大人しい動き(サンデーサイレンス産駒を極力少なく?)だが、相変わらず良さそうな馬が多い。まあ、さすがにこの馬でダービー3連覇は狙わないと思うが、カネヒリキは狙ってください(笑)。できればNHKマイルC。金子オーナーの馬運お裾分けいただきます。あざーす。

15位
Singspiel×クランチーカ(ナショナルオーダー)

私はローエングリンが好きであって、そしてシングスピールも好きなんであります。そしたら、弟を取りつづけたホワイトウォーターアフェア産駒のアサクサデンエンが安田記念に勝ってしまった。やっぱり、シングスピールには縁があるのかもしれない(ぇ 今年も数頭シングスピール産駒が輸入されていて、その中でどれを選ぶか強烈にアピールしてくる馬もいなかったのだが、母が輸入されていそうなこちらを早めに獲得。これも14位同様セレクトセール渋い組。もうすでに入厩はしているようだし(山本厩舎は最後のクラシックだったかな)、早デビューにも期待。最後にシングスピール産駒が獲れて満足であります。あざーす。


以下優先権馬

16位
サンデーサイレンス×ベガ(キャプテンベガ)

各地のドラフトで人気沸騰。馬も間違いなくいい。昨年、サムライハートを獲得した枠1位でまた同じようなプロフィルの馬を獲得しているとです。欲しいか欲しくないかでいえば、おそらくPOゲーマーなら全ての人が欲しい馬でしょう。それを優先権で獲得できるんです。あざーす。ベガには足を向けられない私ですが、これを機に多くの人が足を向けられなくなってください。そういう馬であることを切に望みます。やはり問題は脚元か。馬主は勘ぐらない方向。馬体はバランスよりもやはり極上の筋肉と皮膚感。これに尽きる。昨シーズンに怪物が出たので余韻として期待値が凄く高い人もいるだろうが、そこまで肩肘張ってはダメ。普通に走ってくれると思います。ベガ、そしてサンデーサイレンスにあざーす。そして、この馬は絶対に種馬になってください。あざーす。

17位
フレンチデピュティ×バレークイーン(フレンチバレリーナ)

昨シーズンのメガトンでは人気がずいぶんとあったのにフレンティデピュティになったら途端に無視されはじめて可哀相な名牝バレークイーン(笑)。といいつつ私はついこないだまでこの馬を牡馬だと思っていた愚か者です(爆)。牡馬だと思っていたところ、バレリーナっておかしいだと気付いたおっちょこちょいです。今年は気楽に望める年でしょう。この組み合わせで新味が出てくれればいいかなと思うし、もともとモリモリと肉がつく傾向があるので、逞しく末永く活躍してほしい。2年連続関東馬ということで観戦もできそうですな。あざーす。

18位
エルコンドルパサー×シンコウラブリイ(ロードアルファード)

今年のエルコンドルパサーの牝馬の質はとても2年目とは思えないくらいに高い。こちらもサンデーサイレンスとともにラストクロップとなるが、それに相応しいラインナップ。その中でなかなか触手が動かされるような馬が(個人的には)いなかったのだが、優先権でこちらを獲得できたので良いかな。昨年のピサノグラフは頑張ったんだか、期待を裏切ったんだか、とにかく煮え切らなかったので、注目度は低くなかったが、今年に期待したい。馬をみたら、これが案外良い。バランス抜群。エルコンドルパサー産駒も重賞勝ち馬を出したし、活躍すれば残っていく血統のような気がする。血統だけでマイルC1番人気になってもおかしくないな(笑)。今年は山内厩舎。沢山使ってもらえれば煮え切らないってことにはならないでしょう。あざーす。ロードの最高額馬。残念ながら(???)3年連続獲得です。笑ってください(爆)。ロードもいい加減私にあざーす言わせてくださいよ。

19位
フレンチデピュティ×ブルーアヴェニュー(マリンブルー)

昨年の全妹なのに、この無視っぷりは凄い(笑)。恣意的なマスコミの姿勢を大いに疑う。だが、確かに迫力はない(笑)。そして、私も最後まで獲るか迷った(爆)。クラブ馬としてのほほんと過ごしていこうというコースがぼんやりを見えてくるようだが、それでは困るのだよ!!! アクイレジア→ライラプスと受け継いだ関東オークスへの道。この馬あたりがついでもらわないと(笑)。クロフネ産駒が大挙走る競馬場で、同じ歳なのにお姉さん的に走っていただきたい。何を言っているか自分でも分かりません。ミスパスカリという可能性もあるが、是非早めにダートに投入してやって適性をはかってやってください。そしたら、あざーす。

20位
サンデーサイレンス×グレースアドマイヤ(トゥザダービー)

今年馬をみて、大変に気にいった1頭、それが縁ある血統で本当に良かった。デビューが遅れそうな情報はあるが、能力一発ダービーには十分間に合う馬だと思う。リンカーンとは馬が結構違うが(リンカーンは母似トニービン似だと思う)、こちらはサンデーサイレンス産駒らしく皮膚が薄く反応の良さそうな馬。特に悪いところなど見当たらない。これで走らなかったら私を叱ってください(笑)。名前を最初にみたときにびっくりしたが、聞きなれれば問題無し。早速牧場での育成調教ではオンファイアなどに遅れているらしいが、それはお約束。無事でいたら、そのうち競走で追いつけるでしょう。期待値大。サンデーサイレンス最後の指名馬はこちらとなりました。サンデーサイレンス、今まで本当にありがとうございました。あざーす。


まとめ

今年もドラフト満足度は相当に高かった。ドラフトではディープインパクトくらい圧勝した気分。昨年もそういって完敗を喫しましたが、今年もこれで負けたら素直に謝ります。来年以降はもっとくだけたラインナップになるでしょうし、今年まではこういった祭をしておきましょう。POGは応援する馬探しでもありゲームでもあります。ただやっぱり大きいレースに出て勝つと喜びも半端じゃない。そういうことを身近にしてくれたサンデーサイレンスにはPOゲーマー全てが感謝すべき。ひねくれた人はただ単に負け組です(笑)。私もアドマイヤベガをはじめ、エアシャカール、マンハッタンカフェ、ダイワエルシエーロ、アドマイヤグルーヴなど沢山お世話になりました。また、ディープインパクトをはじめ散々いぢめられました(笑)。あざーすです。

他のメンバーで欲しかった馬だな、と思うのはサンデーサイレンス産駒だとキッスパシオン03(アドマイヤキッス。1位でとられるとは…)、フェアリドール03(ギーニョ。2位で獲られるとは…)、ニキーヤ03(ニルヴァーナ)、アグネスフローラ03(アグネスサージャン。馬は絶対いいっすよ)、シンコウノビー03(ウインレジェンド。これも馬がいい)あたり。確実に走りそうな評判を伝え聞くのもいますね。負けないようにしないと。そして、恒例、知名度高いのに我々のグループで残ったのは(サンデーサイレンス産駒限定)、エリザベスロース03(パルジファル)、セトフローリアンII03(フサイチジャンク)、チアズエンジェル03(ホーマンジュピター)、デインスカヤ03(ボーンホルム)、ファンジカ03(トーセンジュビリー)、ホワイトウォーターアフェア03(ミスティックリバー)、ゴールドティアラ03(ブラックチーター)、ラティール03などなど。

ふー、おつかれさまでした。
今年もここまで読んでくれてサンクス。
同じPO馬がいれば共に応援し、敵となれば
互いにいがみ合いましょう(笑)

早デビューの馬はいないので、そうだな、札幌あたりから始動の予定です。
牡馬はみんなトゥザダービー。牝馬はみんなトゥザオークス。

2005~2006 POG馬 指名理由 part I

2005-06-13 18:34:57 | 競馬
ちょいと遅れて私のグループも先週末に会合を兼ねましてPOGドラフトをしてきました。最初に言っちゃいますが、今年は大成功です。欲しかった馬が皆獲れました。奇跡のようなドラフトでした。昨年もそういってボロ負けしましけどね(ノ∀`)。

指名馬一覧はコチラからどうぞ。

あわせて指名理由についてはすべてアップされておりますが、長編なのでブログでは2回に分けてお届けします。無事にドラフトも終了したということで今週の金曜あたりにPOGチャットを開催しようかと思います。人が集まらなければ普通のチャットにします(爆)。もっと人が集まらなければ無し(笑)。詳しくは競馬板で後日呼びかけます。

まずは前半戦。新種牡馬枠からいきます~。

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- ありがとうサンデーサイレンス そして、今回のドラフト…、あざーす -

04~05POG獲得馬指名理由
あざーす

最後のサンデーサイレンスの年。あざーす。もう、サンデーサイレンス産駒に未練はございません。と言い切って良いくらいに自分の思うように馬が獲得できた(*゜∀゜)b。理想のドラフト。実に良かった。

あざーす。昨シーズンはディープインパクトがいるいない関係なく、底辺を彷徨った屈辱のシーズンだった。期待の大物系(サムライハート、エアサバス、メガトンカフェ)は全て1勝後に一斉に不振に。結局ダービーの時点での重賞勝ちはライラプスのクイーンCだけ。まわりが景気良く重賞やGIを勝っていく中、これはもうぐうの音も出ない大差の敗戦である。完敗orz。

しかし、ある意味競馬の楽しさを味わえたのも今シーズン。自分で目を凝らして選んだブレーヴハートが青葉賞で3着になったときは興奮しっぱなし。今年もそりゃ、走れば思い出になりますが、走らなかったとき、今年のように楽しめるか否かは自分の好みの馬かどうか。走ればいいってもん…か(爆)、じゃなく、いいってもんじゃなく、やっぱり走っても走らなくても自分が目を凝らして、好みだと思った馬を選んだほうが良いという単純な結論に落ち着いた(笑)。ある意味原点。好みの中で最大限勝ちにいく布陣を。妙な計算をしないでシンプルな作戦が見事に成功し、思った通りのドラフトになりました。あざーす。走るかどうかはかなり別'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、(ノ∀`)'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、 。でも、とりあえず、あざーす。


新種牡馬枠1位
クロフネ×フサイチエアデール(フサイチリシャール)

今年はクロフネかアグネスタキオンか。人気はこの2頭。私は現役時代のタキオンは嫌いだったので、当然クロフネ(PO)になるわけだが、クロフネ産駒で強烈に「欲すぃ!」と思わせる馬があまりいない。欲しい馬は沢山いたのだが、どうしても、と言う馬はいなかった。種馬としてちょっと心配。そのクロフネ群を凌駕するほどに欲しかったのが次のアドマイヤボス×ルカダンス。では何故これが1位なのか。それはもうドラフト戦略上この順位じゃないと獲得できないから。だってね、予告指名が入るわけですよ(笑)。メンバーが集合するといきなり「今日はクロフネ祭だから。リシャールでいくから」という牽制球。気持ちはルカダンスなので焦りはしないが、やはりこちらを1位で。まあ、大抵こういうときは予告が嘘だったり、回避者が出るもんだが、蓋をあけてビックリ。全員リシャール1位ですよ(笑)。我々のグループ史上初の快挙です(ノ∀`)アイター。で、私、これまで競合で勝ったことないんですね(爆)。ウチは競合のときはサイコロの目で決めるのだが、2つ振って2とか3とか出すミラクルなタイプの人種なんで、今回も諦めモード。ただ、ルカダンスが本命と冷静に振ったら延長戦の末に勝利キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!! あざーす。馬は悪くないが、カーリーパッションのほうがいいかな、と思うくらい。だがライラプスのこともあるし、厩舎の思い入れも違うでしょう。転んでダートへ、の選択は早めにお願いします(爆)。これでエアデールは優先権獲得。あざーす。

新種牡馬枠2位
アドマイヤボス×ルカダンス(アドマイヤラン)

これは欲しかった。というのも産地馬体検査で評判は良かったのだが、いかんせん馬体写真がない。結局青本には載っていたが購入していなかったし(今年はギャロップ本と赤本のみ)赤本は白黒写真のみ。しかし、ギャロップ本のDVDを見て何か感じた(笑)。物凄く柔らか味があってバネがありそうな歩き。これがフニャフニャしすぎて仕上がらない、とか柔軟性だけで力がなく走らない、というケースは大いにあると思うが、馬の評価としては最大級。ベガ系の前肢の曲がりが若干感じられるが、ともかく気に入ったんだから良い良い。アドマイヤの馬の馬名には最近とことん愛想が尽きているというかつまらなすぎなものが多いのだが、これはシンプルだが語感が良い。気に入ったっす。とにかく私はベガ系には足を向けて寝られない身。ボスの仔にいい仔がいて良かった。あざーす。

新種牡馬枠3位
ニューイングランド×マザーアクトレス

まあ、なんていうの小休止?(爆) 欲しかった馬が2頭とれて満足したのもあって趣味の世界に。他のメンバーとの兼ね合いからここらで次に獲るようなタキオン産駒を獲ればいいのだろうが、評判のエイプリルドラマ03やクロカミ03は消えてクロフネ産駒のカーリーパッション03も勿論消えている。残りは4枠目にじっくり考えて、ということで先にこちらを。ニューイングランド産駒はリストが手元になく、把握している産駒のほとんどは地方へorz。中央へと入るのが分かっていたはギャロップ本に掲載されていたシールックス03だけ。勝負度外視ではないが、ある程度ロマンを求めても良いのであえてこちらに。ヤングマザー仔で走ったのはマザーアクトレスだけ。しかも、この馬好きだった。それにニューイングランド。オーナーブリーディングだろうし、おそらく中央で走るだろう。血統レベルというか血統知名度はワールドクラス。セレブな走りに期待。

新種牡馬枠4位
アグネスタキオン×ミスベルベール(ベルジュール)

今年は知り合いのPOG指名馬をみていると恐ろしいくらい自分のリストとかぶっていて驚いたのだが、これもそう。とにかく近所で獲得されまくっている。母の能力がそこそこあって馬体にまとまりもあって厩舎的にも期待できる。プロフィルは完璧。ただタキオン産駒は見栄えが凄くするわりには筋肉量が多すぎてダートかもしれない、という懸念はある。ただ万が一ダートにいっても厩舎はそのあたりは得意ライン。志村けんに買われてなかったので獲りました(爆)。因みにタキオン産駒で残っていた候補は(母名)カントニーズ(ノースヒルズではエイプリルドラマよりこちら)、ソニンク(モンローブロンド再び)、チェイスザウインド(ベガ系には足向けられず)。それぞれにギャンブルの要素があるので今回の選択は無難かな、と。あざーす。


さて本チャン。今年はどうしても1位で、という馬がいなかった。様々なプロフィルも加味して是が非でも欲しかったのは優先権で獲得できたキャプテンベガとトゥザダービー。それ以外、つまり本チャンの1位を選定するのに苦労した。まず今年でラストのサンデーサイレンス産駒で馬体が目立ってよかったと感じたのはテューダーローズ、ニルヴァーナ(母ニキーヤ)、トゥザダービー、タガノアイガー、それとキャプテンベガも良かった。前述優先権2頭を除くと3頭。これが有力で、これに将来性込みで好みだったのがキングアーサー。この4頭から1位を選ぶことに。ニルヴァーナは馬っぷりが良い上に好みだったがちょっとだけアクシデントがあって、それを他のメンバーも把握しているだろうから順位は下げる。テューダーとタガノは良い馬体、アーサーは好きな馬体。とりあえず、好きなのイってから考えっか(爆)


1位
サンデーサイレンス×クイーンモード(キングアーサー)

実は昨年のブレーヴハートとほぼ同じようなプロフィルの馬である。映画タイトルな馬名はさておき、お母さんが欧州名牝(GI勝ち有り)で社台ファーム、関東厩舎。若干遅咲きっぽく、大物感だけはある。まあ、端的に言えば好み。全体的に力強さがついていないが、藤沢和流で仕上がったときに大きな仕事ができそうな予感。とくに全体の体のライン、シルエットは同厩オンファイアよりも上な気がするし、品がある。上のリバースモードもいまいち日本でブレイクしないフサイチペガサス産駒にあって初戦は衝撃的なレースだった。藤沢厩舎は今年春沈黙している(内、サバスやレイズユアドリーム、グラフなどを所有orz)もののこれで済ます厩舎じゃない。来年こそは、POGで嫌われる厩舎でもやはり日本一だ、という結果が欲しい。できれば年内で出てきてくれたら、あざーす。

2位
サンデーサイレンス×ロゼカラー(テューダーローズ)

POGを単純にゲームと割り切ったら、これが絶対に1番人気だと思う。プロフィル完璧。だが、私はそれよりもこの馬自体の良さで推したい。橋口先生も仰っているようだが、とにかくこれまでの産駒よりも格段に柔らかそうな体。そしてゆったりとしたツクリ。ローズバドには遠く、ローゼンクロイツに柔軟性を足したような馬体で、これはかなり好感触。評判も走りも良いそう。もう言うことなし。問題は凄く期待が高まって橋口流の積極的な使い方を控えること(笑)。他のメンバーとの兼ね合いで2位にしたが、単独指名。1位には出来なかったが2位でいけたことに大満足。後で聞いたら2位指名の予定の人もいたとか。運が良すぎです。ホントにあざーす。

3位
サンデーサイレンス×タガノターキン(タガノアイガー)

もう、見れば見るほどに良い馬です(*゜∀゜)=3。私はタガノテイオーに思い入れはないので、どちらかというとこの馬自身に惚れたクチ。テイオーとはタイプが違いそうではあるが(兄弟ではないし)、もう種牡馬のような風格と品に圧倒される。肌艶などを見ると健康そのものだし、馬体も伸びやか。上から3頭、本当に欲しいのが獲れました!!!松田博厩舎、今年のラインナップは大変なもんだが、キャプテンベガとこの馬が王様扱いでしょう。王様が成績も王様とならないのが競馬だが、ドラフトでは私が王様になれました。あざーす。

4位
サンデーサイレンス×ダンジグウィズウルヴス(ダイアモンドヘッド)

どこかに「牡馬版ビリーヴ」って書いてあったが、ホントにビリーヴ(笑)。Danzigが極端に出ているということではないが、距離的な限界はあるほうかな、と。だが、これも馬体はいいよ~。さっと仕上がってくれそうだし、スケールの大きさこそないが、NHKマイルCは目指せる。池江寿厩舎では今年フサイチジャンクがいるが(我々のグループでは指名なし)、馬体も使い勝手も全てにおいて素軽いのはコチラ。パカパカファームはそろそろ炸裂するかもしれない。いい位置でこれまた欲しかった軽いサンデーサイレンス産駒が獲れました。あざーす。

5位
サンデーサイレンス×マチカネササメユキ

4位まで完璧にいったので、このあたりで少し余裕をみせる(笑)。勿論、このあたりの順位だと欲しかった馬たち(キッスパシオン03、フェアリードール03、シンコウノビー03、ニキーヤ03、チャンシースクオウ03)がこぞって消えていっているのでちょっと自分色を出していかないといけないわけだが、この馬は馬体もみることができない上にまたも藤沢和厩舎。ちょっと冒険過ぎたか(笑) 上のマチカネエンジイロが能力のある馬で、血統も勿論私好み。マチカネ=藤沢ラインでは昨シーズンのマチカネキララを所有していて、これがちょっと遅れたが間に合っていれば間違いなくクラシックに乗った馬。プロフィルだけだが、穴で欲しかった馬。藤沢好きのメンバーがいたのでちょっと早めに出したが、獲れて満足。あざーす。落ち着きたいので早く馬が見たい(笑)

6位
Tale of the cat×Preparation

まあ、マル外の中では実に私らしい選択だこと(笑)。最近マル外の取捨が難しくなっているが、私は速攻系がどちらかというと生理的にダメなので、どうしてもこういった馬に走りがち。コレクションじゃないんだから、と知りつつも手を出してしまう。これと迷ったのは池江寿厩舎のKinght prospectorの牡(エストレーノ)の下。それとこのスシトレインの下で比べたとき、こちらのほうが血統的なスケールが凄い、というだけでこちらを選択。Heavenly prizeが近親というだけで凄そうだが、スシトレインの下というだけでも興奮できる仕組み(笑)。伊藤雄二厩舎で日本到着が遅い、となるとデビュー時期が気になるが、伊藤雄先生も今年でクラシックは最後(だったっけ?)。春に間に合うファインモーションを見せてください。実はこの馬、この順位で競合してます。そして、またも私競合で勝ちました。凄い。あざーす。


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続きは明日。

POG2004~2005指名馬を振り返る part II

2005-05-28 01:40:33 | 競馬
というわけで続きです。前回のpart Iも少し修正しておきましたが、気にする人もいないでしょうか(笑) では、コメントが白百合Sに間に合わないので真夜中に頑張ります~。

【指名馬各論】

1位:ブレーヴハート 2勝GII青葉賞3着
世間では威勢の良い掛け声がかかる馬がいるのに低レベルな話で申し訳ないが、私はこの馬を凄く偉いと評価している。ダービーに出すことを目標に緻密だかハチャメチャだか分からない計画でもってダートを使いつつ、芝で一発勝負をかまして、結局ダービー出走。しかも、下級条件、権利獲りでヨストミ@大先生にお願いし、本番はデザーモである。もう、POG1位馬としては十分に楽しませてもらっている。勿論、凄く強い馬であるといいのだろうが、これもPOGの醍醐味。青葉賞の3着はしびれにシビれた。世間的にはどうか知らないが、私はこの馬が走るというだけでダービーは満足です。よく、頑張った。秋は秋天目指すぜい!!!

2位:ララパルーザ 死亡
この馬には本当に期待していたのだが…。馬っぷりも良かったし本当に残念。まあ、SSへのオマージュという意味合いもあったので指名自体は後悔していない。何気にマイマジネーションの優先権が発生してますが、今年行使するかは微妙(爆)

3位:レジェンダロッサ 2勝
思うに今年は「気負わず楽しめよ」ということを教えてもらっている年なのかもしれない、といろいろな馬名を眺めて思っているのだが、なんといってもこの馬はその教えてを授けてくださる、まさにそんな馬である。笑かし杉である。POGとしてローゼンクロイツとレジェンダロッサどっちを持てば幸せか、と聞いたら世のゲーマーは100%ローゼンと答えるだろうが、私はローゼンより楽しみました(笑)。

なんたってゲート出ないんですよ!!! そんなテレビ東京の動物番組におけるヨチヨチ赤ちゃん犬の競走じゃないんだから、サラブレッドならとりあえず争えっての!!!(笑) それがいい。ゲートとゴール。あなたならどちらが興奮します? 普通はゴールです。でも、レジェンダロッサはゲートです。しかも、ゲートを出たら十中八九引っ掛かって前のほうまでいっちゃう。もう、そんな愛嬌を振りまいて、ダービー週、白百合Sで最後まで楽しませてくれるのである。いやはや、小回りであの出遅れはどうなのか。今から超ドキドキである。3位の名に相応しい活躍ぶり。

4位:エトワールカフェ 0勝
これは完全な失敗といっていいかと思う。下のほうで語られる優先権の馬たちの「一見大物」たちに完全に踊らされて小回りのきく小遣いSS(?)を探してこれに行き着いたのだが、本当のお小遣いしか…(略)。やっぱり私は姑息に作戦とか立てるのに向かない人間だと今更ながら痛感しました。不器用な生き方っぽいが、突き抜ければ金八先生という頂上が待っている。い、いやだ…_| ̄|○

5位:シンボリグラン 3勝 葵S優勝
表か裏か、もう私にも判定できないほどにMVPを獲得しそうな勢いの彼(ファルコンS勝っちゃったら表MVPじゃないかね)。詳しくは「シンボリグランの更生」を参照にしてもらいたい。プロスポーツ界には潜在能力とセンスに満ち溢れた選手ばかりがいるわけではない。諦めない才能を持った人たちが集っているだけなのだ。サラブレッドには失礼な話だけど(笑)

6位:エイシンサリヴァン 2勝
この馬も所々で私をときめかせてくれましたなあ(´-`)。新馬勝ちが雨馬場で実力が微妙に分かりづらく、その後はオープンに挑戦したりして鳴かず飛ばず。諦めるにも調教はなかなか走るし、かといって芝向きっぽい。うーん、このあたりはシンボリグランに似てますな。そして、グランと同じく急に目覚めたかのように500万を上がり33秒台でぶっこ抜く。でもそこからが茨の道。距離適正を中距離上と決めてかかってクラシック路線に乗せたところでとりあえず打ち止まってしまった~。個人的には何度も言ってるがマイルC行ってくれなかったかな、と。結果みると出なくて良かったわけだが(爆)

7位:グッドネイバー 1勝
もー、この馬には身悶えしちゃう。微妙にオープンで勝てないのと余っているからといって獲ってしまった自分に2回身悶え。「もしものときのために」と買っておくものは、大抵「もしも」が来るまでどっか行っちゃうか使わないもんだ。「もしもこれで足りなかったら困るから」とパンを買い足したら、お弁当でお腹一杯だ。よーく考えて自分の欲しいものだけを買いましょう(泣) 別に私のせいで微妙に走らないわけじゃないと思いますが、すいません、なんか私のせいです(爆)

8位:ロードアンセム 1勝
もう、このあたりは私の趣味だから放っておいてください(笑)。ロード高馬。ロードだけじゃないが、高い馬はフサローくらい好きなんです。だが、この馬に関しては「上を持っていた」という理由が「とはいえマックスはチューニーだぜ」というのを押し切ってしまったのが痛い。私はグループ内では結構池江郎好き派で名が通っている(?)のですが、もう今年ですっかりアレルギーが出ることとなりそうです(爆)。こっそりダービーウィークに帰厩したあたりも泣かせます。

9位:レイズユアドリーム 1勝
これはもう年明けデビューは私の中では想定内ですし、この時期にクラシック戦線に乗り切れていないのも計算の内。この馬は夏から秋にかけてなんとか頑張ってもらいます。新馬を岡部翁で教育してもらったのがよき思い出なり。藤沢厩舎はこの世代、このまま黙ってるわけないと思いますが、それがウチの馬であってほしい、とは思います(笑)

10位:アコライト 未出走
赤本風にいうなら「三振かホームラン」のタイプなことは承知していましたが、脚部不安を連発して入厩→放牧を繰り返す、「見逃し三振」だと応援してるほうもストレスがたまります。で、結局どうしたんだっけ、この馬?(泣) 青毛という珍しい毛色を良血で2頭も獲って、結局別の青毛が強いとは…(シーザリオ)

11位:スパンゴールド 0勝
まあ、これは将来への投資なわけですが、初仔でこれだけダメだとちょっとその将来ってやつもどうかと…。今年に産駒がいますが、どんなもんなんでしょう。私の目には大してかわらないように見えますが…、ちょっとは大きいようですねえ(遠い目)。

12位:エリンズフォレスト 1勝
うーん、これはサウスニアってこともあって、こういうケース(デビュー遅れ)もありえるかと思ったんですが、もうちょっと早めに動けてるはず(頓挫による遅れなので)、と悔しい一頭。何も大きいところが狙えた、とは言いませんが、少しは楽しめたと思います。まあ、これも趣味の範囲(世界的名血)だし、秋のことを考えるとまだまだ楽しめそうですが、いやいや、そういう馬が多すぎだよ(自爆) 

13位:マチカネキララ 1勝
この馬11位のエリンズとまったく同じ軌跡を辿ってます。デビュー間近→頓挫→春クラシック間に合わないところで1勝→それが内容なかなか良し。問題はエリンズは趣味、こちらは実弾だということ(´・ω・`)。パドックで馬も良かったし(“立派”でしたねえ)、これからは秋にかけて楽しませてくれればいいわけだが、こういう馬たちを丹念に1頭1頭洗い出していると、いかに私にとって縁のない春だったのかが実感できる。芽は多少出てるんだろうけど。

14位:ピサノベネチアン 1勝
結果的には春クラシックで大きく吹くまでの馬ではなかったようだが、それでもこれも11,12位のように頓挫があったため実働時間が短すぎた。で、11位と12位では微妙に馬に対するスタンスが違ったことを上で書いたが、この馬は更にスタンスが違って、評判や厩舎といった私としてはあまり納得ができないスタンスで選んだ馬だけに悔しさは余計である。いってみれば牝馬版の3位:エトワールカフェである。無念。来シーズンはなるべくこういうのは避けような、俺orz

15位:アサクサキンメダル 0勝
POGは遊びなのだから、指名に遊び心があってもいい、と考えるのは大間違いだった(爆) 一昨年最後の枠でダイワエルシエーロを獲得していい気になって、そのとき迷ったのがハイヤーゲームで、じゃ、今年はそのハイヤーの下を獲ろう、という妙なゲン担ぎは見事に失敗し、「ダイワエルシエーロとハイヤー2頭を獲って、キンメダルなんてとらなきゃいいじゃん」という突っ込みをもらいそうである。しかしキンメダルって…。デンエンとかだとまだ紛れるが(?)、キンメダルって、もう逃れようのない名前だよ…。おまけにセレクトSの時の写真みて、「なかなかかなあ」なんて安易に決めたのも失敗。今年はセレクトの写真はみないようにしような、俺orz


<以下優先権獲得馬>

サムライハート 1勝
もう、なんだ地雷というべきなのか、この馬の故障で全てが終わっていたのかもしれない。勿論今走っていても明日のメンバーに入っている可能性はあるが、勝つことはなかったとは思う。だけど、今年一番悔しかったし、ここで緊張の糸が切れました。まあ、こういう「恍惚と不安」を存分に与えてくれる馬はPOG的には絶対に必要だし、祭り上げられるだけの素材だったとは思う。あえて問題といえば仕上げっぷりというか微妙に雄爺さんだけだったと思うわけです。馬を評価したこと自体は間違ってないぞー、俺ヾ(^^ )。あっ、あと個人的な意見ですが、同じ世代としてこの馬にはもうユタカ乗らなくていいぽ。

エアサバス 1勝
いやあ、これももどかしかったですねえ。新馬のあの乗り方はどうなのよ?と今更どうでもいいことに今更だからこそ突っ込みたい。馬は確かに何度みてもいい。ただ調教良く走っているという評判のわりに私が見るといっつもモサモサっとした走り。いやな予感はしましたが、結局気性なんでしょうかねえ。ブラックカフェのようなコースになるのか、それとも目覚めるのか。後者ならとりあえず年内にお願いしやす!(笑)

メガトンカフェ 1勝
もう、ストーミーカフェ(これは勿論超お気に入りですが)が出た時点で半ば危険な予感はしましたね(笑)。同馬主(ストーミーは奥さんですけど)同厩舎にそんなに当たりはないです。新馬のペリエの微妙なコメントにPOG歴が長い私はイヤな空気を読み取りましたが、結果的にはそれが的中でした。あくまでPOG期間の話ですけど。もうちょっとピリっとしないと上で通用するのは難しそうですが、セントライトあたり一発不良馬場でどうかね?(爆)

ピサノグラフ 2勝
福島でみたフローラSで精も根も尽き果てました。今年は優先権馬がどうもこういったピリっとしないタイプばかりでもどかしいったらありゃしない。毎回期待できそうで、ちょっと足りない、といいますか。なんかドーンとまとめて秋に良くなってくれると嬉しいんだが、それも「毎回期待」と同じように、「ちょいと足りない」結果になったりして…。

プリンセスグレース 0勝
この馬はレイズユアドリームと同じように最初から秋を見越していたのですが、春にデビューできたのは嬉しい誤算ではあります。ただ、2戦目に勝利は欲しかったところですなあ。もともと大事にゆっくりきた馬なので、このままのペースで頑張っていってほしい。秋華賞路線は相手がかなり強いので、そこを目標としながらも目標とせず(意味不明)コンスタントに頑張って欲しいもんですな。



【総評】
とにかく今年の春は何もかもがうまくいかなかった。コメント書いててホントそう思いました。ただ、それでいてほとんどのGIに出走させてもらっているわけどす。こりゃ、ありがたい。たとえルールが緩かろうが、指名頭数が多かろうが、嬉しいことは嬉しいし、ありがたいこったです。牡馬にも牝馬にも強いのがいる秋ですから、春と同じように苦しいわけですが、そんな年もあったなあ、と初年度を思い出すわけですが、その初年度にグレースアドマイヤがいたわけですから、今年の夏秋以降も頑張りたいだすな! とにかく故障はするな!!!ホントに戦えないから(笑)

POG 2004~2005指名馬を振り返る part I

2005-05-27 18:34:53 | 競馬
今週はダービー。ウチのグループは御馴染み有馬ルールなので、これからも(地獄が)続くわけですが、一応2~3歳戦の総括として相応しい今の時期にPOGを振り返ることにしましょう。年末にもう一度回顧企画するつもりですしねぃ。

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【総論】
今シーズンのテーマはなんといっても「『SSの最後のフル・ラインナップ』だからSS祭り」だったと思うのだが、結果的には牡馬は成績自体もそうなった。牝馬は昨年が凄かったし、牡馬に活躍馬が沢山でたということもあって(割合として)目立つほどでもなかった(が、ショウナンパントルがGI勝ってるので凄いのだが)。

牝馬は「父SS」よりも、いち早くトレンドとしての「母父SS」がブレイクした年でもあって、ラインクラフトを筆頭として、フレンチデピュティ勢のアブロワーズやライラプスもその流行の先駆けとなっただろう。

更に牝馬にはシーザリオが出た。父父SSだ。これもある意味『SS以後』を語る上で欠かせないので牝馬路線は少し先の世界を映し出しているのかもしれない。それでも結局はSSに縛られているのでSS祭りには違いないのかもしれないが、第2段階に入っていることは間違いないのだと思う。(父父SSはすでにブレイクしているがSS直仔が最も得意な春クラシックにまで侵食するようになったのは画期的だ)

牡馬はSSが活躍した…、というわりにディープインパクト以外は小粒だったように思う。SS祭り、と聞いて想定されるのは、あくまで私の場合バブルガムフェローやダンスインザダークがクラシックで活躍した年なのだが、その年とはニュアンスが違っている。こういう言い方は適切ではないかもしれないが、SS直仔が弱ってきているのではないだろうか。いや、弱ってないか(笑)。

走る素材も環境も以前に比べれば揃い、整っているのに、可能性を抱かせるSS産駒は意外に少ない。昨年にしてもキングカメハメハに一方的にやられていることを考えるとSS直仔のパワーダウンというのは当たらずも遠からずではないのだろうか。うーん、説得力ないか、とダービー出走想定表を眺める私である(爆)

逆に牝馬のラインクラフト、シーザリオといった「SS第2段階」の馬は一時のSS直仔のような有無を言わせない破壊力を持ちはじめている。シーザリオは強烈過ぎた。この仔はスペシャルウィークの仔ではなくSS直仔のようだ、と思ってしまうほどだ。つまり、SS直仔よりもSS第2段階の馬たちのほうが影響力を増してきている、とそんな結論。ある意味SS直仔は役割を終えているのかもしれない。SSの(血統的な)影響力が広がりすぎて相対的に目立たない程度に落ち込んでいるようにみえるのかもしれないが…。今年のディープインパクトで打ち止めの予感すら漂うのである。だがしかし、今年もPOGでSS直仔を指名しようとする馬鹿一代の私(ノ∀`)ヲイヲイ。



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【指名馬各論】
今回は新種牡馬枠で指名した4頭と某奥様主導(?)のほのぼのPOGでの指名馬の回顧です。


<新種牡馬枠>
新種牡馬枠1位:イリュージョン 0勝
走ると思ったんだがなあ、これ。とはいえこれから必ずオープンくらいまで上がってくると思うんですが、めぐり合わせというか1勝していれば世界が違ったような気もします。まあ、お気に入りの配合なので気にはしていないのですが、やはり他のアドマイヤベガ産駒が走っているのを思うと少々寂しいですなあ。走るか走らないかは別としてあえてメジャーな産駒は譲ったのが、親心というか気持ちが大きすぎというか失敗した(爆)

新種牡馬枠2位:ラパルースベイ 1勝
これはもどかしかった…。ダートで走ることが分かっているのに芝で撃沈した、というのは想定内だったから特に問題なかったのですが、あまりにデカくて仕上がりに時間がかかったのが悔やまれますです。しかも、やっと本領発揮のところで故障…。また下の馬でも触れますが金子オーナーはきっと今年は大人しいだろう、というオカルティックな読みが外れたのも痛かった。せめてカネヒキリみたいな馬になっていてくれれば傷も小さかろうに。最初から芝でどうのこうの、と考えていた人、それは望みすぎですよ(笑) あっ、あと皆忘れてますが、この馬、芦毛です(笑)

新種牡馬枠3位:モンローブロンド 2勝ファンタジーS2着
これはマズマズ成功してくれたので良かったっす。2勝目の内容も快心でしたし、重賞2着があったのも良かった(相手ラインクラフトだし)。次回編で詳しく書きますが、今シーズンは「もっと楽しめよ」というスタンスを無理矢理(笑)教わっているようなPOGだったのですが、この馬なんかはその1頭でした。ええーとー、超かわいい(爆)。新馬戦で叫んだのが今シーズン第1号の叫びでした。秋は特に通用するレースもないので、繁殖にあがって楽しませてください(爆)

新種牡馬枠4位:ライラプス 3勝GIII・クイーンC優勝、スイートピーS優勝
結局、最下位の馬がポイント的には貢献度マックスだという時点でもうダメぽです。でもこの馬はホントによく頑張ってくれましたねえ。丈夫であろうと読んだら本当に丈夫だったという珍しい馬。そして、マツクニは故障する厩舎というレッテルを身を張って打ち消しにいった凄い馬です(笑)。それで今後ダートも走ったりするということになるともう偉すぎとしか言いようがありません。秋華賞トライアルは是非関東で空き巣してください(爆)



<奥様主導別グループ>
1位:インプレッション 1勝GII・NZT3着
6月生まれだったのに何故かコンスタントに活躍してます。本気で選んだ方の馬たちは四苦八苦してるのにマイルCの優先権まで獲得して出走。「俺の(POG指名馬選定の)無償の日々を返せ」と言いたくなる実に味わい深い1頭でした。問題は「気に入ったが6月生まれだから、とりあえずほのぼのPOGまわし」と考えた私のほうなんですがね…。

2位:マイネルバイファル 1勝
うーん、これは安易過ぎたなあ(笑) どうも奥様連が「今年は良血で攻める~」と仰るから、それに乗って獲得してしまったのが良くなかったです(爆)。ノドをやっているとかなんだかでそれからすると仕方ないところですが、マイネルのSS。というデンジャラスな1頭を果敢に指名した勇気は買ってください。

 3位:ダンツキッチョウ 3勝GII・青葉賞優勝、すみれS優勝、札幌2歳S2着
本チャンPOGのピサノベネチアンの指名理由に「馬としてはダンツキッチョウが良いと思うが…」という主旨のことを書いた覚えがあるが、今にしてみれば何故じゃキッチョウを指名していないのか不思議である(苦笑)。ほのぼのと青葉賞を眺めていて、一番興奮したのがブレーヴハートの3着争いだったわけだが、この妙な感情の交錯がいかにも今年の私の負けっぷりを端的に描いている。この馬は息が長いでしょう。ダービーだけでなく、秋も頑張って頂戴!

4位:カフェリバティー 1勝
デビューが遅そうなのは見当ついたが、体があんなに大きく、追って渋いのは予想できなんだ。もっと小回りの利く馬かと思ったんですがねえ。

5位:アルフォンシーヌ 1勝
これは意外に健闘しましたね。フラワーカップ完敗もいいとこまで来てたし、秋以降は期待できそうかなあ、と思ってます。はっきりとした距離適正をつかみかねているところがありそうですが、紫苑Sとかこっそり2着しそうな予感(笑)

6位:アドマイヤメガミ 1勝GIII・チューリップ賞2着
これは本当によくやってくれました。というかやはり気楽に縁の馬指名するほうが当たりが出るんですよねえ。桜花賞なんてホント夢みたし。オークスの後に残念ながら骨折が判明してしまいましたが、3ヶ月程度ということで今年中には姿がみられるかなあと思います。貴重な良血エルコンの肌だと思うので大事にしてやってくださいな。

7位:アドマイヤタイトル 0勝
何してんだ、この馬('A`) 。今年一番の謎っす。好調教→デビュー戦ショウナンパントルに敗戦もまだまだ上を目指せる余裕のある体つき→失踪→帰厩しては放牧の繰り返し。完全に引きこもりである。1年を経てダイナミックに新潟で復活。こうなりゃ、それまで待ちましょうや。

8位:ヴァーチュ 1勝
何気にこの馬良かったです。品のあるというか私好みだった分いつも通りワンパンチ足りなかったんですが(笑)、それでも2勝目は間近。今週走ります。因みに明日土曜中京はこの馬、レジェンダロッサ、アドマイヤグルーヴと私、祭りです。期待大。

9位:アイアムリーサム 1勝
申し訳ないが、こういう馬が一番心に残らん(爆)。指名するほうが悪いのだが、ガラにもなくこういう即戦力ならなんでもいい、みたいな馬はホント普通にしか走れないと私の心のメモリースティックから消去されてしまいます。

10位:アンティックタイル 0勝
でこの馬は9位の逆。調教を良い感じでレースで惨敗。即放牧。即放牧というスタイルは森厩舎ではありがちですが、その後戻ってこないことを考えると故障かな、とも思います(´・ω・`)。いつ戻ってくるかはまったく不明ですが、ちょっぴり期待してぼく馬登録しっぱなしだったりする(笑)


というわけで本チャン指名馬は明日(早めの時間帯にうpできる予定でっす)。しかし、奥様POG(名前がドンドン変わってってるぞ)のほうは肩の力が抜けてて毎年、実によく走りますな。

マンハッタンカフェ

ダンツジャッジ

ザッツザプレンティ

ハーツクライ

ダンツキッチョウ

凄いが、複雑(笑)

伝説の新馬戦を検証する 【シンボリグランの更生】

2005-05-16 01:04:46 | 競馬
今回は、私が見捨ててしまい孤児となったシンボリグラン号(男3歳)の更生ぶりを検証します。


ずばり今年のPOGにおける私の成績は今のところ散々です。ですが、このシンボリグラン号が泣き虫先生とともに荒廃の中から健全な精神を培い、わずか12戦で全国優勝を成し遂げた奇跡を通じて、その原動力となった愛と信頼を余すところなくドラマ化し、『スクールウォーズ』のように検証していくことによってPOGの奥深さを十分に堪能してみたいと思います。



POG本04~05ではF沢和雄厩舎だとダイナミックな嘘をつかれ…


蓋をあけてみたら、畠山厩舎…


使い勝手がよくなった、という特徴とともに、大物への期待感は薄れていく…



そして、伝説の新馬戦…


単勝1番人気シンボリグラン 514kg迫力のある馬体…


そつのない騎乗で御馴染み騎手会長松永幹夫…


これといった相手のいない5頭立て芝1800m(9月12日札幌競馬場)…



1着 ヒードザコール
  2馬身半
2着 グランドヒート
  1.1/4
3着 フィールドルージュ
  1.2/1
4着 ラガーレインボー
  3/4
5着シンボリグラン(ビリ)


il||li orz il||li

巻き起こる嘲笑の嵐…


F沢和雄落ちの現実を目の当たりにする…



芝1800mの勝ちタイム1分55秒1
ラップタイム;13.1-12.8-13.3-13.5-13.4-13.0-12.2-12.1-11.7(39.2-36.0)


という激平凡なレースで1分56秒0 上がり3ハロン;36.8



ほぼ完璧に弱過ぎる…



逸走、気性、ゲートの躓き、それら後にネタとなる要素の一切ない普通の敗戦…



以降

<2戦目>
04/10/23 4回東京5 2R 未勝利 岡部幸 芝1400 1:24.8 3番人気14着
恐ろしいほどの人気の裏切りパート2 シンボリ=岡部のブランドイメージの破壊工作

04/11/06 5回東京1 3R 未勝利 北村宏 芝2000 2:3.3  6番人気3着
先行そのまま。予想外の好走もDrコパの所有馬に軽くひねられる

04/11/20 5回東京5 3R 未勝利 岡部幸 芝2000 2:3.0 5番人気4着
先行してピュっと抜け出すユキ・スタイルの“ピュ”のないスタイル

04/12/12 5回中山4 3R 未勝利 田中勝 芝2000 2:3.3 4番人気2着
こちとら必死こいて嘲笑に耐えて走ってるのにサラサラ~っと武豊に差される
だが、初の連対。もうそれ自体が奇跡に思えたあの日

04/12/26 5回中山8 3R 未勝利 岡部幸 芝2000 2:1.8 1番人気3着
勝利が近づくと岡部先生が乗る、これまたひとつの岡部スタイルで1番人気に返り咲き!
も、再び武豊率いるマンハッタンカフェ弟に負ける。もう、出走前から名前負け

05/01/29 2回京都1 5R 未勝利 スボリ 芝2200 2:16.1 1番人気5着
思い切って外国人にコーチしてもらい、更に気分転換に京都へ赴く
勿論競走能力に影響なく人気を裏切る。そもそも輸送して+10kg
何が悲しいってアグネスカミカゼ産駒(!)のホクテンキュピットなる超微妙な馬に負け

05/02/13 1回東京6 3R 未勝利 北村宏 ダ1600 1:41.8 2番人気1
キタ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(゜∀゜)゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*!!!!!
初ダートが良かったのか、それでも鼻差という微妙で甘酸っぱい初勝利

05/03/05 2回中山3 7R 500万下 北村宏 ダ1800 1:58.7 3番人気5着
お調子に乗ってまたダート北村。だが、勿論余裕で負ける
そもそも3番人気に祭り上げるほうがおかしい前走鼻差。

05/03/27 3回中山2 7R 500万下 柴田善 ダ1800 1:57.0 4番人気7着
下級条件で目立たず勝ち星を積み重ねる大物職人ヨストミ大先生を据え
万全を期して三度ダート登場も職人の手に負えない手の抜きっぷり

05/04/16 3回中山7 9R 桜草特別(500万下) 内田博 芝1200 1:8.7 5番人気 1
キタキタキタキタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!!!!!!!!!
上がり3ハロン35秒7が限界だった彼が突如の限界突破33秒4
公営内田博とブリンカーのショック療法が彼を立ち直らせたのか…


そして今日…、

葵S(オープン・全国大会) 芝1400 熊沢 2番人気1


ついにダービー前にオープンまで勝ってしまった…。




あの伝説の新馬戦のその後を追ってみよう

1着馬ヒードザコール
次走順に14、13、10、4、8、9着
芝、ダート両方とも今のところ頭打ち状態

2着グランドヒート
14、12、8、8、9着
連対は初戦だけ

3着フィールドルージュ
11、5着
もう、完璧に弱い

4着ラガーレインボ
7、8着
ラガーレグルス産駒でこれまたからきし弱い



こんな、低レベルの新馬戦をぶっちぎりでビリだったのに、ついにはオープン勝ち…



君は諦めないことを教えてくれた…



そして、ダービーに登録しないことによってダービーを諦めることをそっと教えてくれている(爆)

一年ぶりの春 リンカーンと天皇賞・春

2005-04-29 21:31:00 | 競馬


画像提供:リュバン☆さん


※親サイト、ニコ酒競馬コーナーより転載。



リンカーンって、どんな馬だっけ。

そんな問いにスラスラと答える私。競馬ファンだって、きっと答えられる。人それぞれに思い入れや、期待値や、それとも馬券でお世話になったとかで答えは微妙に違ってくるが、リンカーンって、どんな馬だ?ってみんな答えられる。ディープインパクトみたいに驚異的な走りで魅了するでもなく、しかし、GIに出てきて買おうか買うまいか頭を悩ませるくらいの存在。誰もが答えられるリンカーンは、こんな競馬の常識で語られるようになっている。

思えば、リンカーンは2004年の春、天皇賞で1番人気になっていたのだ。阪神大賞典を武豊で勝って、多くの競馬ファンは、リンカーンを競馬の常識で1番人気に押し上げた。

「きっと、無様な競馬にはならない」
「ユタカが乗るし、比較的賢い馬だからまず連はカタいぞ」
「血統的には長距離は合ってるはずだ」

みんな、そう思っていた。

だが、終わってみれば、13着に惨敗。

「押し出されるように人気になったようなものだからなあ」
「GI2着2回とはいえ、両方とも完敗だったからな」
「新聞に載ってるユタカの『ここが試金石』ってコメントを読んでりゃあな」

競馬というものはこういうものである。負けたら、言い訳の常識が成り立ち、それが酒の肴となる。でも、それはリンカーンがどんな馬なのか、を徐々に形成していくのだ。汚名を返上しようとした宝塚記念は3着。天皇賞・秋は体調不良で惨敗。

「おい、リンカーンはどうする? 買うのかよ。うーん、迷うな」


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私はリンカーンのそんな常識が形成されるのと同時に、別のリンカーンが形成されていくのを感じていた。

母親のグレースアドマイヤに惚れて、焦がれて、リンカーン。SS産駒で期待の星。気付けば、喉の疾患もなんのその、グレースアドマイヤが出れなかった春クラシックにだって挑戦した。秋にはGIでも勝負できるようになっていた。

「グレースアドマイヤの仔も凄いな」

その仔が、どうにか勝てば、それだけで勲章。親仔二代の贔屓は競馬のロマンであって
、密かな自分の誇り。どうして勝つかを真剣に悩み、どうにか勝ってくれと祈ったりしてみた。そして、件の惨敗の天皇賞・春へ。

期待して、勝って、いろいろ夢をみて、そして、ふと気付くとそこにはもうリンカーンだけが存在していた。グレースアドマイヤの仔リンカーンではなく、グレースアドマイヤはリンカーンの母だった。存在の比較でなく、リンカーンという馬が独立して心に刻まれた感じがした。これも親心ってある意味、いうのだろうか。

グレースアドマイヤはリンカーンの後、順調に、健康に仔を産みつづけた。すぐ下にはグローリアスデイズという牝馬を、更に妹にはプリンセスグレースを産んだ。私は勿論、この妹たちの活躍を楽しみに観ている。グローリアスデイズはこれまた頑張り、GIにまで出れるようになった。プリンセスグレースも無事にデビューした。

グローリアスデイズがオークスに出れば、母親の無念を思ったりもした。もうちょっとで重賞に手が届くとなると興奮した。プリンセスグレースがデビューすると聞くと、どうやったらオークスに出走できるかを考えたりした。先日なんて、福島にグローリアスデイズが出ると聞いて、ちょっと観にいってみようと旅もしてみた。

だが、リンカーンのように勝つために身悶えなどしないのだ。本当に無事に走ってくれることが一番だと思ったりするだけなのだ。それは思い入れがリンカーンよりもないのでなく、~まさにグレースアドマイヤに思うのと同じように~ 無事に長く活躍してほしいと思っているだけなのだ。グレースアドマイヤだって、母となってから随分と頑張っているのだから。

ただ、リンカーンはグレースアドマイヤの仔であって、それ以上の存在なのである。


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シンボリクリスエスでもなく、ゼンノロブロイでもない。ましてやディープインパクトなどではないリンカーンだが、私は身悶えするほどにGIの勝利を望んでいる。

おい、リンカーン。もう、すでにグレースアドマイヤの仔とか、バレークイーンの一族の牡馬だとか、そんな肩書きだけでは通用しないよ。そうやって、無事に過ごすのは妹たちでいいじゃないか。世間の競馬ファンや馬券師は

「GIにちょいと足りない馬」

だとか

「前哨戦でアイポッパーに差し返される相変わらずパンチの足りない馬」

だとか思われてるぞ。

おまけにオーナーの旦那は勝機ありとみて牝馬まで送り込んできたじゃないか。

相変わらず調教で全力を出すこともないようだが、それでいいのかよ。



馬には無理をしたって輝かないといけないときがある。それが1回だって、名馬みたいじゃなくたって、いいじゃないか。混戦だとかメスまで参加してしまった天皇賞・春だからって嫌味言われても、きっと心に残るファンがいるはずなんだ。

何より、常識を覆すのが血統的な宿題だろ? 

人間万事塞翁が馬 ~岡部幸雄騎手引退~

2005-03-09 18:29:16 | 競馬
JRA最年長ジョッキー、岡部幸雄が引退することになったそうだ。
もう、これは万来の拍手を持って、ご苦労様といわれることだろう。
「生涯一騎手」であることに努め、楽しんだ文字通り騎手界の第一人者だった
人だけに非常に残念だが、それは本人のほうがもっと残念であると思っているはずだ。
だからこそ、ここまで騎乗することにこだわってこれたのだと思う。


『馬事公苑 花の15期生』と呼ばれた錚々たる面々の中で

「この中で真っ先にやめるの誰だ、という話になったとき
 真っ先に手を挙げた」

という競馬界にコネクションのなかった男が最後まで騎手として残ったのには
やはり、競馬、そして馬に騎乗することが一番好きだったという説明が最もしっくりいく。
好きこそものの上手なれ、は私のスポーツを観るときの指針である。


また、騎手の立場から発せられる鋭い競馬界への提言の数々はまさに金言で
『馬優先主義』なる標語はもはや岡部騎手の代名詞といってよい。
一騎手という立場をとりながら、競馬界を俯瞰する視野の広さで
オピニオンリーダーでもあった。

その意味では、これからも競馬界に大きな影響力を持って、
“大好きな”競馬論を振るっていただくのがベストだろう。

結果的に最後のGI勝ちとなったシンボリクリスエスの天皇賞・秋での
騎乗はまさに、らしい、と唸らされるベストの騎乗で格好が良かった。
8大クラシックの中で最後まで勝てなかった桜花賞だが、きっと

「そんなことまでしたら贅沢だよ~」

と仰るかもしれない。

だが、濃密で長い騎手生活を持って、誰よりも贅沢だった、と
思える引退ではないか。それはまたそんな現役時代を目撃できた我々
にとっても同様に幸せな時間だっただろう。



塞翁が馬


ある翁と馬の話である。
翁と馬との間にはいろいろなドラマがあったに違いない。

追悼アドマイヤベガ

2004-10-30 03:36:19 | 競馬
※今回の日記は本サイト「ニコと酒場へ」の追悼コラムの転載です。


小さい頃、生き物は死ぬとお星さまになるのだと聞いた。でも生きているときからお星さまだったものはどうなるのだろう。

ずっと昔、人の運勢を左右するのは星だと考えられていた。星回りといったりする。だが、私の幸運の星となってくれた馬の星回りはどうだったのだろうか。


アドマイヤベガ、2004年10月29日 永眠


私がアドマイヤベガをはじめてみたのはある雑誌でのデビュー以前の写真だった。馬の見方の右も左もわからなかった私は、それでもこの馬の品の良さにそのとき直観で随分と惹かれたのであった。私は今でもそのときの“直観”を今でも自分の中に大切に、そして誇らしげとっておいてある。自分が好きだと思った馬が想像を遥かに超えて凄い成績と感動を残してくれたからである。

そのデビュー戦は衝撃以外のなにものでもなかった。牝馬のような薄い体から繰り出された信じがたい末脚。結果降着となったのが逆に何かを予感させてくれた。その秋、滅多にないめぐり合わせで強いお手馬が集まっていた武豊が、この降着でいくつかのレースに乗れなくなることが分かっても、ひどい落胆をみせなかったのも嬉しかった。アドマイヤベガが強いのだ、と感じ取っていたからなのだ、と想像できたからである。

未勝利戦を使わずエリカ賞へと向かったことで私の期待はグングンと更にあがっていった。デビュー戦をみれば、誰もが負けることなど考えもしないだろう。単勝1倍台。故障さえなければ後にいくらでもレースを勝てた隠れた名馬スリリングサンデーをおさえて完勝。デビュー戦のような派手さはないが、武豊の笑顔とコメントがその地味なレースの本当の意味を語っていた。

そして、暮れのラジオたんぱ杯。すでに同じ厩舎からアドマイヤコジーンという主役が登場していたが、話題性では決して劣らなかった。藤沢厩舎の素質馬マチカネキンノホシをこれまたエリカ賞のときのように余力たっぷりにおさえきって重賞初勝利。世間ではアドマイヤコジーンへの評価が高かったが、武豊のトーンは微妙に違っていた。母ベガに乗っていたからかもしれない。だが、この年念願のダービー初制覇を達成していたジョッキーの勘は経験によってはじきだされたものだった。勘は誰よりも優れていた。

年明け、復帰戦は一度はすみれSと決まった。僚馬アドマイヤコジーンが弥生賞という王道を使う予定だったからである。だが、すぐにその計画は頓挫する。コジーンが故障してしまったからである。アドマイヤベガが弥生賞に向かう。勝利の女神は激しくアドマイヤベガを引き寄せている。勿論、当日は1番人気である。

誰もが美しいほどのキレ味をみせるアドマイヤベガの勝利を期待していたが、そこに雄大で逞しいナリタトップロードが立ちはだかった。美しく勝つ、は難しいことである。武豊はダービーを想定して脚をはかったか。後方から差を詰めて2着に負けた。ナリタトップロードは主役たる堂々とした勝ち方で、フロックなどでは決してなかった。皐月賞でもっとも注目されるべき馬であった。だが、そんな常識よりも非常識なキレ味を発揮した馬がいたのだ。この時点で皐月賞の1番人気はアドマイヤベガとなることを皆が語っていた。


後から聞けば、この間、アドマイヤベガは疝痛を起こしたらしい。ともかく体調の変化は皐月賞の1週前からおかしくなった。飼葉を食べなくなり、熱はあがる。オーナーと調教師の気まずい会話。オーナーは栗東に3日間泊まってアドマイヤベガに付き添ったという。普通なら出走しないケース。だが、追いきりを1日のばして(木曜)でさえ皐月賞には出走した。当日、パドックでは体重を大幅に減らしたアドマイヤベガが元気なく歩いていた。天気が悪かったせいもあるが、ひどくやつれているような気もした。だが、名馬というのは体のバランスが総じて良いものである。それでも人気に推されるだけのバランスは保っているようにみえた。

しかし、惨敗。果たして日本ダービーへの勝利の可能性も限りなく薄くなった、と皆に思わせるに十分の結果と内容だった。つまり、体調が思わしくなく、それでいて惨敗。短期間の巻き返しはいかに優秀でもありえない、と。

関係者のそこからの努力は、語られるよりもダービー当日の馬体の輝きに端的に表れていた。今は亡き大川慶次郎氏をして「今日、抜群に良くなったのはアドマイヤベガです。抜群にいい」と言わしめた。そのときは不安に思ったが、あとで見返すとその優れた回復力を実感できる。皐月賞とは違って天気もよかった。枠は1枠2番。アドマイヤの勝負服には白か青の帽子が似合う、と個人的に思っている。新馬戦も白だった。皐月賞も白だった。ラジオたんぱ杯と弥生賞は青だった。美しく勝つ。帽子にも恵まれているような気がする。

前年度ダービーを初制覇した武豊には経験があった。皐月賞を勝った後の名馬テイエムオペラオーと実力は遜色ないナリタトップロードを前にみて、ずっと末脚を温存していた。誰もみたことのない大胆なダービー制覇はアドマイヤベガの誰も見たことのない末脚をもって、武豊に勝利を確信させていたに違いない。事実手綱を動かしてからのアドマイヤベガの信じがたい追撃は、わずかの間にこの2頭の後ろに迫ったことで観衆を釘付けにした。私は全身を硬直させて、アドマイヤベガだけをみていた。皐月賞とは違う、あの新馬戦のような動きをみて、あとはひたすら勝つことだけを祈っていた。

その日は暑かったが、汗がその暑さと関係なく流れ出した。ダービーを勝つことは関係者にとって最高の幸せであろうが、私も嬉しかった。ダービーを勝つためのドラマを半年少しかけて観ているような気分だった。出来すぎた話だが、アドマイヤベガの容姿と血統からはドラマ仕立てが一番似合うような気もした。オーナーは興奮のあまり眼鏡を飛ばして泣いたという。眼鏡は結局紛失してしまったようだ。橋田調教師はサイレンススズカという名馬を失ったショックを少しは癒せたかもしれない。

秋、復帰戦をダービーのような脚で圧勝するも菊花賞は折り合うことなく惨敗した。今思えば、ダービーまでの、それ以上のドラマなどあるはずもなかった。その後、左前繋靭帯炎を発症。種牡馬入りとなった。



ベガにサンデーサイレンスが種付けされ、受胎したとき、その子供は2頭、双子だったようである。競馬の世界では双子は走らない。アドマイヤベガだけを産み、アドマイヤベガは見事に競走馬として大成した。そして、子供を幾世代か残してまた、産まれることのなかった兄弟の元に戻っていった。

嬉しいことにアドマイヤベガの子供たちが活躍している。競走成績と同じく、その真の実力はわずかな世代ではわからないかもしれない。だが、それがアドマイヤベガらしい、少し控えめな貴公子らしいドラマなような気もしている。いつでも抜ける末脚を持っているからなんだろうなあ。

輝ける一等星ベガの子供としてうまれ、その星回りに恥じぬ美しさを放った稀代の貴公子アドマイヤベガ。この馬こそ星となるべき存在である。生きながらにして眩い光を放っていた地上の星は、そのうち天空でみられることとなるだろう。私はアドマイヤベガに恋愛に似て、家族への愛情にも似た感情を持ち続けていた。アドマイヤベガが大好きだったようである。

合掌