二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

“再出発の場”

2009-01-31 08:37:38 | 徒然に想う
発達した低気圧が本州南岸を舐めるように東北東に上がっていく。関東でも大雪のパターン。だが、寒気が降りてきてない。一日雨の予想。関東を抜けると高気圧が降りてきて典型的な冬型となり、東北で大雪となるらしい。

不景気で職を失った元派遣労働者らが、“再出発の場”に農業を選ぶ動きが広がっているそうだ。日経に、福井市内の農業公社で面接に臨む元派遣労働者の男性の話。「就農経験がある点を評価してもらえたかも」。なぜ農業から離れたんだい?未経験の志望者も増えいるが、すぐに辞めてしまう例も少なくないという。どうして?

きっと、それは、お金儲けの手段にしてしまったから。最近南伊豆の友人がブログに書いていた。断らずにそのまんま引用(ごめん!):

『僕は百姓なので普段畑に出て地べたに這いつくばって種を播いています。

冬の北風に耐えながら、

夏の汗地獄に耐えながら、

害虫・雑草・害獣(イノシシやアライグマなど)と闘いながら

野菜を育てています。』


お金儲けの手段ではなくて、生き方の手段だからなんじゃないかな。


写真:雨を見ようとベランダに出た。

想う

2009-01-30 08:53:34 | 徒然に想う
ここ最近、寒い日、暖かい日、そして雨なんて周期的に変わるような気がする。三寒四温? いや、三寒四温は、晩秋から初春にかけての言葉。ちょっとずれてしまう、か。今朝は雨、散歩に出れぬ。あの、桜はどうなったろう、また固くしてしまったろうか。

伊那の友人からの便りで、雪がほとんど解けたとあった。大宰府のご神木の梅も一輪とのニュース。 ここ数日梅や寒桜のこと書いたように、庵主のすむ街もどんどん春になる。全国どんどん春になる。

川の土手にある紅梅、この雨で花が散らぬと良いが。メジロが来ていないかと立ち止まるのだが、梅酒の香りがほのかに漂う。ロックグラスに、水に氷を浮かべ、カランカランとまわしたら、楽しい酒宴となろうか。

実に、桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す、ってことがよくわかる。散歩に出れぬ朝は、想うのみ。


写真:ベランダの手すりの滴

ワカサギのフライ

2009-01-29 20:22:43 | 徒然に想う
ピチピチ、パリパリ。

耳を澄す、オォ。ゆっくり箸を伸ばし、

サクッ。


小皿に取り置く。

サクッ、ザクッ。

揚げ立てを割ってみる。湯気が上がっ…、わっ。

たっぷりとタルタルソース。



ザクッ!

…、ぁあ!…ウメェ





写真:若大将の息子が揚げたワカサギのフライ

準備

2009-01-29 10:08:44 | 徒然に想う
準備万端って感じでしょ。今日は暖かい一日になる予想。一気に咲いてしまうかも。

寒く小屋の中、丸くなっていた小五郎があくびしながら出て来て。伸びをする。庵主の手袋しない手に降参、降参。

曇りがちの朝。明るくなるにつれ雲、多く。



写真:川岸の若い桜、寒桜?

「日本一短い手紙」

2009-01-28 09:14:20 | 徒然に想う
福井県坂井市の「第6回新一筆啓上賞」の入賞が発表された。お題は夢。大賞が以下の五点。

福島のお母さん、中学2年になった自閉症の一人息子にあてに「Dデビュー14年目 R理解も E遠慮もなく A明日だって M無我夢中の母に目もくれず君は」

岩手の農家のおとうさん、23回忌を迎えた奥さんへ。「時々お前の夢を見る。子供たちにも出てやってくれ」

広島県の中2の女の子、虹へ。「背中の上、失礼します」

静岡の女子高生。妹へ「昔、妹が『キリンになりたい』と言っていた。私はそんな妹を応援している」

福井小学2年の女の子、夢の国の友達へ。「いつも、あそんでるとちゅうでバイバイ。ごめんね。朝、ママがおこしにきちゃうんだ」

農家のお父さんと二年生の女の子のがいいなぁ。今の庵主だったら…。

Lorinnaのジェラルディンとポール、そこに住むウサギのShigekiへ。「もうすぐ、会いに行くからね」


写真:昨日の夕暮れ、オフィスから。

私は私

2009-01-27 13:43:26 | 徒然に想う
あの一輪の桜が頭と目に焼き付いて離れぬ。昨日は沢山のことを教えてくれると書いたが、今朝になって実は何も教えてくれていないことに気付いた。でもなぜか、すっかり庵主の体に染み込んでいる。

大体、あの一輪は盛り、それとも散ろうとしていたんだろうか。写真を撮るのに欄干につかまり手を伸ばした。それでも花を後ろからしか捕らえられない。正面からの様子が判らない。なんで早咲きとはいえ、一輪だけ咲いている? 他の蕾みはまだ固い。先に咲いて何かメリット?

…「なぜ」? 「メリット」? そんなこと、どうでもいいことではありませんか。ただ、私はここに咲いているだけですから。何も意味ないし。…それより、そう「花」って何です? かってに、薔薇(ばら)科、サクラ属、 カンザクラと細かく呼んだりしてますが、何なんでしょう。

判らないので、ネットで調べて見たが、はたして…。こうやって親指大の小さな花がカラダ全体に入り込んできてくれた、それで充分じゃなかろうか。うれしくなってしまった。

兆し

2009-01-26 12:26:23 | 徒然に想う
次の日曜日2月1日、プロ野球のキャンプが始まる。4日が立春で本格的に春が始まる。先駆けて、昨日の午後はあたか、春のよう。

そんな陽気に誘われて二度目の散歩。日差しが枯れた草の上、キラキラ跳ねている。「居ねぇだろ。こう、人がいるとな」とベンチでハーモニカ吹いていたの小父さん。カメラも持って。カワセミのこと? 

これこれ、この一輪の花より、饒舌に教えてくれるもの、ある?

昼間歩くと大概カワセミを狙っていると思われるらしい。でも庵主のレンズでは小さくしか写せない。キラキラ瞬く枯れ草や鳥たちの羽根。折り重なった花弁や葉のグラデーション。あまりカワセミにはこだわらない。

日も長くなっていた。五時を越えてやっと陽が落ちた。まったく、いつの間に…。

真冬の夜の悪夢 -封印-

2009-01-25 18:03:21 | 徒然に想う
ルリビタキ? 神社の階段を下りていったら突然目の前に現れた。三回切れたうち、よさそうなものを拡大してみた。多分、間違いないと思う。初めて出会った。

ちょっとノート。

o)「共産主義が信じられなくて、ファシズムが信じられようか。」

o) 緑の思想とナチスとは、社会への不満、もっと言えば社会の罵倒という点において結びつきあう。

o) ルドルフ・ヘスはシュタイナーの信奉者。

以上三点、アンナ・ブラムウェル「エコロジー」より。


o) 派遣労働の実態を国会で取り上げるなど、労働・雇用問題への積極姿勢が評価され、結果として「しんぶんXX」の発行部数が、21年ぶりに前年を上回った。

以上一点、ヤフー・ニュースより。

…こんなことノートして、いったい何になるんだ? ルリビタキだけじゃない、メジロの番い、一輪のヒカン桜が教えてくれることのほうがずっとある。

ヤサイ、その3

2009-01-25 12:00:45 | 徒然に想う
時事通信によると、パソナ、24日になって、閉鎖を発表した植物工場「パソナ・オーツー」を、再開設すると発表したという。移転前は本社と一緒に置いていたが移転後は一緒にしない。違うビルの地下に作る、というのが結論のようだ。

なんだい、このバタバタは? 裏で、農水省や経産省による見えない圧力があったんだろうかと思うのは、いき過ぎか。しかし、驚いたのは、これだけではない。再開の宣言にエールを送るコメントが数多く投稿されている。例えば、

o 面白い試みだと思うので、是非続けてほしい
o この技術が普及して、日本の食料自給率安定の普及の布石になるだろうか? 期待しています

ってな具合。

中には、出来たものを食べてみたいと言うのもある。明らかに旬を無視したものだし、植物が土から切り離され、点滴と蛍光灯と無菌室で育てられているのだから…。推して計れそうな気がする。

旬に旬のものを頂く。旨いだろうなぁ。

白鷺

2009-01-24 12:05:18 | 徒然に想う
小さなコロニーを作って、抜き足差し足静かに餌を追っている。なぜ、でも、どうしてこんなに惹かれるのだろう。確かに朝陽にトキ色に染まっているのは美しい。優雅だ、見飽きない。

先日テレビを見ていたら、愛媛県松山にある道後温泉のことを紹介していた。すると、屋根の望楼のようなところに白鷺の飾りがあるという。それは、温泉の起源が怪我をした白鷺がそこに湧き出ていた湯に使ったところ直ったからだそうだ。

松山はオヤジの郷里で、子供のころ夏になると毎年のように向かったものだ。何度も道後温泉に行く機会もあった。もちろん、坊ちゃんの真似をして泳いだことさえある。しかし、今までそんなものがあることは全く知らなかった。

おそらく子供の記憶に刷り込まれているのだろう。何十年も行っていないので、すっかり存在を忘れた。でも、白鷺を見ると記憶が呼び起こされ気になる、ということだろう。最近、空いていそうなときに出かけ、洗い場で大の字になれないものかと思う。