二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

ブルー・ムーン

2012-08-31 21:18:56 | 徒然に想う
お月様は三十日弱の周期で巡ってる。だから、月によっては、二回満月がある場合がある。この時、ブルー・ムーンと呼ぶらしい。さらに四半期に四回見えるときがあって、その三回目をも、ブルー・ムーンと称するらしい。今月は二回目…。待てよ、来月は一回、だよな。すると、完全なブルー・ムーンだ。

あの村でも、きっと、このブルー・ムーンが見えてる。何千、何万キロ離れていようと、結び付けてくれてる。

あぁ、なんと言うことか。




今日の一枚:振り返ったら、ビルとビルの間にそんな月が。十九時過ぎのこと。

雨を待つ

2012-08-30 16:32:25 | 徒然に想う
里芋の下にポチポチと黒い染み。雨など降らぬのに…、昼と夜との寒暖の差を使って葉が水分を集め、その先から自らの足もとへとたらしている。酷い日照りが続くが、自ら工夫してなんとかしようとしてる。

この時期、朝、足を踏み出すと、まだ暗闇の中。蝉だってまだ寝てる、秋の虫たちの方が大勢だ。それが一歩進む毎に変わってゆく。どんどん秋から夏へと。仕切ってるのがヒグラシ一派。一匹が鳴き出すと、打ち寄せる波のよう。すると、その呼び水にアブラゼミやミンミンゼミも負けじと追随さ。こうなると、夜の気配はどこへやら。金星、木星はかろうじて居残り、雲を染めてた太陽はその顔を出しはじめる。やがて、ニンマリ、今日も暑くしてやるぜ、と朱色の大きな全身を地平の上に現わした。

見上げると、ウロコ雲。秋の前に、豊かな収穫をもたらしてくれる慈雨たちよ! 人も野菜も、君たちを首長くして待ってる。





今日の一枚:神社を出て、しばらくするとJRの跨線橋。越すと畑が線路沿いに広がる。その一角にて、五時二十分頃。

タマムシ

2012-08-28 11:44:38 | 徒然に想う
先日小川町に行った際飛んでいるのを見た。今朝、神社下の公園を神社への階段に向かって歩いてたら、地面でもそもそ。

今まで、タマムシを見かけても、羽だけやひっくり返り動いていないものがほとんど。今年は生きている。

これで色が違ったら、ゴキブリ、だよな。指先にのっかったヤツをしげしげ眺めながら思う。言っちゃいけないか…。道の上は危ない、君がいるとこじゃない。

カワセミの青色、カラスの七変化の黒、そして、こいつの緑色、みんなみんな美しい。また君の緑色を見せてくれよと、植え込みの葉の上に移す。そんな庵主の思いを知ってか知らずか、ヤツは振り返りもせず、ジタバタと枝々のなかに姿を消して行った。




今日の一枚:行く手を遮るわけじゃないが、道のど真ん中にいる。指でつつくと登ってきた。そっと植え込みの上に。五時十分頃。

白いツバメ

2012-08-25 08:59:35 | 徒然に想う

いつものように遊水池についたところ、望遠レンズマニアたちがぞろぞろいる。うっとおしいと思いながら通り抜け、ちょうど浮島で彼らが隠れた時だった。スーッと白いものが飛んでいく。

アルビノ?

鳩にしては小さいし、急峻に飛ぶ方向を変えたり、なめらかに流れるような飛び方はしない。ツバメ、一時姿がぱったり見えなかったが、ここ最近見かける。でも、まさか。

白い、間違いなく白い。

あわててカメラを取り出し何度もシャッターを切ってみるが、早さについていけない。いつも合う散歩士のご夫婦も「白いツバメがいるなぁ」と指さしている。間違いない、見間違ったわけじゃない。

家で調べると、「古くから白い動物は、その希少性や見た目の美しさから、神の使いや吉凶の前ぶれなどとして畏れられてきた。アルビノも例外ではなく、古くから信仰の対象として地元の人たちに大切にされてきた例がある」。どこだったか忘れたが、シロヘビは神様の使いなどとして大切にされるのを聞いたことがある。じゃ、白いツバメはどうなんだろう。吉か、凶か…。18,000分の1の確率で、鳥社会では真っ白なアルビノが生まれるらしい。それを見れたのだから、きっといいことが起きるに違いない。

 

 

今日の一枚:5時過ぎのこと、遊水池にて。


さもありなん

2012-08-23 18:41:44 | 徒然に想う
自分たちの土地でなければ、危険物だろうが環境破壊だろうが何だろうが厭わないらしい。

毎日新聞 8月23日(木)2時33分配信

『米政府がハワイ州の2空港で予定していたオスプレイの着陸訓練計画を取り下げていたことが22日までに分かった。空港周辺の歴史的遺産に与える影響や騒音に関する住民意見などを考慮したため。米軍普天間飛行場への配備のために実施した環境審査では地元や住民の意見を聞く機会はなく、米国内への配備手続きとの違いが浮き彫りになった。』

さらに、今年6月、ニューメキシコ州でのオスプレイの低空飛行訓練も、環境アセスに対する住民意見を受けて延期されている、ときた。

日本に対しては、「環境への重大な影響はない」と結論付け、配備、訓練を強行しようとする。まぁ、かつてビキニ環礁で水爆を試した国だ。さもありなん。自分たちさえ良ければ、それでいい。


今日の一枚:昨日と同じ所、四時半ちょっと前。

虫たちに聞け?

2012-08-22 18:31:18 | 徒然に想う
産経新聞 8月21日(火)10時53分配信のニュースで「ゲリラ豪雨」対策の取り組みが扱われていた。課題は兆候をいち早くつかむか。

積乱雲は数キロから十数キロの大きさに発達するまで気象レーダーで観測できないらしい。これでは、防災目的に間に合わない。で、ウェザーニューズと気象庁の事例がでていた。

ウェザーニューズは、利用者からの目撃情報を集める“人海戦術”。ゲリラ雷雨防衛隊だったか、庵主もたまに利用してる。

一方、気象庁の取り組みは目からウロコだった。なんと、虫たち動きを観測することで、目やレーダーに映らない空気の流れがどこにあるか把握し、どこに積乱雲が発達するかを可視化・予報しようという研究に取り組んでいるんだとか。虫たちに聞くって、か?

例えば、実際、昨年8月、そんな可能性を示唆することがあったらしい:研究チームが羽田空港のレーダーで、東京湾岸の上昇気流に巻き上げられた虫の大群を捉えた。動きを追跡したところ、群れは海風に流されて内陸部に徐々に移動し、杉並区周辺の上空約500メートルで滞留した。約2時間半後、近くで積乱雲が発生し、10分間に約11ミリの局地的な強い雨を降らせた。

実用化には課題が多いらしいが、面白いことに目を付ける。しかも、その大群、過去の研究から、全長1ミリ程度の「ホソハネコバチ」や小型のクモたちだ、という。いやはや、レーダーというハイテクを凌駕するのが、小さな虫たちとは。

これって、観察する目をもてば、自然はなんでも教えてくれるということ? …待て、さすがに大群とはいえ、500メートルもの上空、それは見えまい。虫が集まれば…、鳥も集まる? 鳥なら双眼鏡や望遠鏡で追えるかもしれぬ。自然が教えてくれる、か。いやぁ、我々現代人が機械に依存し過ぎ本来持っている能力を忘れていると嘆くべきかも。





今日の一枚:四時半、切り通しに向かう最中。

朝、明けてゆく

2012-08-21 07:49:46 | 徒然に想う
四時半頃は木々の下からわずかに秋の虫たちがコソコソ。たまにジィ-と寝言のアブラゼミ。木星と金星が冷たい視線を向けてくる、冴え冴えと。そんな静けさが一分一秒陽が昇るにつれて変わってゆくんだ。そして…。

何度でも、毎日でも、この光景は感動する。



《静寂を 破りてヒグラシ 朝開く》






今日の一枚:四時四五分頃、遊水池にて。
十五分前はこんな様子。

おはようの、星々

2012-08-20 18:32:02 | 徒然に想う
ベテルギウス、シリウス、アルデバラン。微かだが三ツ星。こんな星々が見れるようになった。ワクワクする。ヒグラシでさえ鳴いていない、秋の虫たちの時間。





今日の一枚:左手の白い点が金星。右側に見えるだろうか、シリウス。四時半、切り通しに向かう。

試運転

2012-08-19 06:04:39 | 徒然に想う
東急の車両が西武池袋線に入ってきた。

以前は東武東上線の車両基地に一編成。みんな副都心線を介してつながろうとしてる。

一ヶ所の滞りが全体に波及しないよう運行してくれるといいけど…。




今日の一枚:西所沢駅で、昨日の14:50。

夏バテ?

2012-08-17 08:11:32 | 徒然に想う
歩きたいなぁ。四国に行けるとして、12月。ずい分先の話し、待てんな…。秩父にその時のことをお願いに行こう…か。ジェラルディンたちに会いたいなぁ…。いつになるだろ……。

そんなこと、思っていた矢先、体長20センチにも満たない真っ黒いヘビが、あたふたと植え込みに逃げ込んでいく。JRをまたぐ陸橋に間もなく差し掛かかろうする道のわき。

あのヘビ、頭が三角形だった…。マムシ? 散歩コース辺りで、そんな話し、聞いたことない。公園で立ち入り禁止の警告としてあるけど。…ヘビとお金の話しは聞く。境内でヘビを見ると金運が良くなるとか。じゃ、ヘビと願いはどうなんだろ。

…いかん、こういう事にすがろうとしてる。夏バテか?






今日の一枚:神社での朝焼け。日の出から十分、五時十分頃。