二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

朝、気になったニュースの見出し

2012-05-31 07:38:18 | 徒然に想う
・ 大飯原発再稼働関係閣僚会合 野田首相「理解得られつつある」(フジテレビ系)

・ 大飯再稼働、自治体の容認受け近く決定…政府 読売新聞(5月30日)

・ <大飯再稼働>野田首相「私の責任で」…来月初めにも決定 - 毎日新聞(5月30日)


問題は「今の」経済のことではなく、その「今の」経済の将来を享受するであろう子供たちやその子供たち、幾代もの後にこの島々で暮らす人たちのことなんじゃないだろうか。

あれから一年経って何も解決に至っていない現状で、何か起きた時の対処について確定できてないことに対して「理解得られつつある」と発言ができる? なぜ?

起こりえないことが起き対処しきれなかったとか、想定外のことが起きたなど、もう二度と許されない。この一年でそんなに簡単に対応策ができるはずがない。技術力が上がるわけがない。単に、「今の」経済界に引きずられている「無責任」にしか思えない。

時には、立ち止まろうと言えないのか。





今日の一枚:26日、内子町を目指し、宇和の街を出てまもなく。6時10分頃。

第二次 お四国参り - まとめ その2

2012-05-31 05:53:18 | 遍路

大切なことを書いておくのを忘れてました。今回もなんですが、私の手となり足となってくれた道具たち、金剛杖と靴のことです。もちろん他にも沢山あります。でも、これらにはほんとにお世話になりました。

杖ですが、二本使っています。青いカバーがついているのが、一番霊山寺で購入したもの。もう一本が二十番鶴林寺の登りの際、お借りしたもの(鶴林寺を打ち終えたら返そうと思っていたのですが、せっかくだから最後までとなぜか思い、今だ手元にあります)。この二本目、道中気付いたのですが、長さが10センチ近く短くなってしまいました。写真では頭を揃えてありますが、そうすると出かける前は、下がそろいませんでした。今は並べると、むしろ短くさえなっています。歩くリズムをとるのや、登り下りでバランスをとるのに大活躍。大変役に立ってくれます。ちなみに途中であった先達さん、「二本使った方がバランスがとれいい。でも、女の人には一本でも重たすぎる」と。

靴。朝散歩にも使うウォーキング・シューズです。見てください、こんなに底がすり減り、右のものは小指のあたりが切れてしまいました。写真では写せませんが、穿いて見るとベコベコ、クッション性が極度に低下しています。前回と同じモデルを今回も使った(同じ靴ではなく)のですが、なぜか痛みがひどくなりました。歩き方が変わるわけはないでしょうから…。庵主には使い勝手のいい。靴底の柔らかさがよく、歩きやすい。通気性もしっかりあって、雨でもさほど蒸れを感じません。二週間の区切り打ちでここまでくるのですから、もしかしたら、通し打ちにはむかないかもしれません。雨の中、山の中、焼けたアスファルトの上など、何も言わず、大いに助けてくれました。

ありがたい、ありがたい仲間です。

 

 


第二次 お四国参り - まとめ その1

2012-05-29 18:06:13 | 遍路

《夏遍路 再開誓いて 堂仰ぐ》

羽田空港から自宅の最寄り駅に向かうリムジンバスの中です。

仕方ないと思っても、次の機会をすぐ作ると思っても、悔しさが募ります。あの道々で出会った方たち、宿で出会った方たち。もちろん、遍路ではなく、話しや御接待をして下さった地元の方々を思えば思うほど、途中で投げ出してしまったような気がしてしかたありません。納得いかせようがありません。

もちろん、二週間もの間好き勝手したんじゃないかとお叱りの声もありますでしょう。でも、そこに制約が科せられている。それが納得できない根本なんです。今回、いろんな失敗もありましたが、糸口を確認出来たような気がします。

「知識」は入りません。「知恵」をつける。その時間が欲しい、作る。それが日常となることです。マネーゲームの知識なぞ、クソ喰らえ、です!

まもなくバス停です。また、書きます。


第二次 お四国参り - 第十四日

2012-05-29 13:44:47 | 遍路

今朝の足の重いことといったらありゃしません。筋肉痛? まさか! 帰りたくない、ただそれだけ。

だから、ゆっくり、ゆっくり歩きます。

それでも、無情に52番、53番と打ち終わっていきます。伊予和気駅につけば5分と待たず松山行き。スーパー銭湯を出て松山空港行きのバス、これまた5分と待たない。回りは本人の意に反して、早く帰れとでも言いたげです。全く余計なお世話!

しかたありません。ひとまず、帰ります。



今日の歩み:
6時00分 宿を出発
8時00分 52番
9時10分 53番
9時40分 JR伊予和気駅
9時50分 JR松山駅
(走行距離:10キロほど)

10時過ぎ駅前にある「キスケの湯」というスーパー銭湯で汗を流し着替える。入ってから出るまで2時間、ゆっくりしてきました。

さっさと、12時半頃に松山空港。チェックインを済ませお昼とあいなりました。



明日の予定:
…出勤。





今日の一枚:空港のレストランで、一人祝杯。13時00分頃。


第二次 お四国参り - 第十三日

2012-05-28 17:59:56 | 遍路

洗濯の仕上がりを待っている最中です。ちょうど松山城が目の前に見えます。

今回、地図からすると、もっと時間がかかって然るべき日が二回ありました。今日がその一回。歩きだけで10時間近くかかるはず。実際はもっと短いんでしょう。四時にはシャワーを浴び出しました。

(今日は記録だけになっています。)


今日の歩み:
6時00分 宿を出発
7時50分 皿ヶ嶺登山口休憩所
8時10分 三坂峠
8時50分 坂本屋
9時15分 網掛石
9時55分 浄瑠璃寺
10時25分 八坂寺
11時40分 西林寺
12時40分 浄土寺
13時50分 繁多寺
14時50分頃 N師と再開
15時00分 石手寺
15時50分 宿、メルパルク松山
(走行距離:40キロ、計算上)



明日の予定:
ホテルを素泊まりにしているので、早朝から52番、53番を打ちます。どこかで一風呂浴びて、3時の飛行機で帰ります。





今日の一枚:三坂峠を少し下った所。松山市内を遠望。8時20分頃。


第二次 お四国参り - 第十二日

2012-05-28 05:11:05 | 遍路

ヒワタ峠は刺激的でした。道は特徴があるわけではありません。手前の下坂場峠と合わせ、ボディブローのように体力を消耗させられました。

刺激的だったのは二点。まずヒワタ峠の取り付き近くコースに「庵 ヒワタの郷」と言うのがあって御接待をして頂きました。兄弟で手作りの庵で、囲炉裏まであります。住んでいるところは別で、毎日ではないのですが、季節季節の物で御接待しているそうです。冷たい美味しい水、山の石清水を頂きました。話しを長くしたくてしかたありませんでした。

もう一つは山羊を飼われ畑のある小さな家がありました。家畜がいて畑がある。自給自足的な生活をされているかと思わせました。畑で何か作業しておられましたが、距離がちょっとあって話せません。残念…。ただその辺りでは、そんな生活が可能だということです。


今日の歩み:
7時20分 宿を出発
11時55分 ヒワタ峠
12時20分 久万町(郵便局)
13時15分 44番
14時25分 宿、八丁坂に到着。荷物をデポ
15時05分 八丁坂に取り付く
15時25分 八丁坂の茶屋跡
15時55分 45番
17時45分 八丁坂に帰りつく
(走行距離:33キロ)




明日の予定:
松山市内へ。46番から51番を目指します。






今日の一枚:宿に帰り途中、山道で。16時40分頃。


第二次 お四国参り - 第十一日

2012-05-27 04:47:59 | 遍路

朝早いと地元のおじいちゃん、おばあちゃんも出歩いていません。一人、道を行きます。

《トテトテと 杖とはなして 夏遍路》



今日の歩み:
5時50分 宿を出発
7時25分 鳥坂トンネル入り口
7時40分 トンネル通過、完了
9時20分 大州大橋
10時20分 十夜ヶ橋
12時30分 内子町
15時50分 宿、来楽苦
(走行距離:42キロ)

鳥坂トンネルを越えている時、なぜか涙が出てきました。狭い歩道で怖いと言うのではありません。むしろ懐中電灯は使ったし、反射バンドが備え付けてあって借りられたし、安心でした。歩くことの虚しさが募ったのでもありません。トンネルを越えていた二十数分、何台の車にすれ違ったでしょう。基本、対向車がない限りどのドライバーの方々も大きく避けて下さる。もちろん人がいたら普通のことでしょう…。が、そんな当たり前のことが無性にありがたく嬉しくてしかたありませんでした。

大州に入って十夜ヶ橋を過ぎると、街を抜け出すのに永遠かかるような気がしました。旧市街はきれいなのに、東大州と呼ばれるあたりときたら…。新興の地域はいけません。

内子町は以前旅行で来たことがあります。ほとんどスルーしました。そのときは車を使ったのですが、同じとこを歩いて不思議な感覚に陥りました。香りや音など沢山出会え、楽しめました。このリズム、なんです。欲しいのは!!



明日の予定:
来楽苦からヒワタ峠。44番、和佐路さんそばの新しい宿「八丁坂」に荷物をデポ。45番を打ち、宿に。37キロ位。





今日の一枚:ホテルを出てまもなく。6時過ぎ。陽が差してきていい感じでした。


第二次 お四国参り - 第十日

2012-05-25 21:44:44 | 遍路

雨、の一日。お昼過ぎまでポンチョが脱げませんでした。43番を打ち終えた頃からは雨のせいで冷えた体を保温するため脱げないという状況…。

雨の日は人がおらず、話せる機会がほとんどない、仕方ありません。



今日の歩み:
6時50分 宿を出発
8時40分 41番
9時50分 42番
11時05分 歯長峠
13時10分 43番
13時55分 宇和町卯之町
14時35分 宿、宇和パークホテル
(走行距離:26.4キロ)

卯之町、きれいな街並みでした。もっとゆっくりでも良かったのですが、宿に大きな風呂があると聞き、足早に抜けてしまいました。まだ何かに追われてる感覚があるのでしょうか。余裕がないというか…。



明日の予定:
宇和パークホテルから内子を目指します。泊まりは民宿来楽苦です。42キロ。ひたすら56号線、379号線を歩きます。

夜、明後日の宿にと考えていたところに電話しました。その翌日の行程を決めるに当たって大切な位置だと思っていたのです。が、この時季ならではでしょうか、お休みとのこと。残念。目標の石手寺は29日になりそうです。




「今日の一枚」は雨ゆえお休みです。


第二次 お四国参り - 第九日

2012-05-24 19:09:56 | 遍路

今日の天候、最良でした。日差しはあるものの、空気が乾燥しているのか、歩きやすい。Tシャツにならず歩けました。

松尾大師を越え愛媛に入ってから、不思議な感覚にとらわれています。「血で見る」って感じ。でも、どう説明したらいいか。来たことも縁もないんです、この南予という辺り。でも、どこかでつながってるような気がしてしまうんです。後で出てくる小祝の小父さんともヘンな伊予弁風な言葉で話せてる。風景もどこか見たような見ないような…。オヤジ殿が松山の人間なんですが、関係しているのかと思います。。



今日の歩み:
5時40分 宿を出発
7時30分 柏。柏坂に入る
8時20分 柳水大師
8時40分 清水大師
9時00分 つわな奥
12時30分 岩松
13時00分 松尾トンネル入り口
13時30分 松尾峠
15時35分 馬目木大師
16時10分 宿ホテルクレメント宇和島
(走行距離:38キロ)


柏坂を登ったところの「つわな奥?」の風景、素晴らしかった。思わず大声で「踊る阿呆に、見る阿呆。同じ阿呆なら、おどらなゃ損、損。これからこれできます〓」と高らかに宣言。

柏坂を下りきって、あとわずかで56号線にでるというあたりに小祝と言う集落がありました。そこで30分ほど小父さんとおしゃべり。またお米作りのこと。アキタコマチを作っていて、農薬を使うのは二回。籾ふりの時と稲穂がたれ始めた頃。話しを伺った方々、皆さん農薬を沢山使わない。ホッとします。ナツカン?を御接待していただきました

松尾トンネルはパス。峠を越えました。越えたところが採石場なのでトラック注意。でも運転士さんたち注意を払ってくれていて、向こうが先に気付いてくれました。しかもキャラメルまでいただいてしまいました。

ホテル、駅の真上。窓を開け見下ろせば予讃線が。鉄男の気が無くはないので最高のロケーション。ただコインランドリ-がなく、チャリで遠征しました。素泊まり、七千なり。


明日の予定:
41番から43番まで打ちます。泊まりは宇和パークホテルです。お参り時間を含め9時間ほどでしょうか。雨がふりそうです。




今日の一枚:愛媛に入ると一六タルトが目に付きます。埼玉では不二家のようです。四国銘菓とありますが、愛媛銘菓ではないかと。洗濯を終えて、18時過ぎ。


第二次 お四国参り ー 第八日

2012-05-23 20:24:17 | 遍路

天候は最良でした。松尾峠の展望台から望む宿毛湾は霞んでましたが、これがワシのもんじゃと言わんばかりに仁王立ち。気持ち良かったです。


今日の歩み:
6時00分 宿清水川荘を出発
7時25分 56号線に入る
8時00分 延光寺
11時40分 松尾峠
13時00分 松尾大師
13時30分 札掛
15時15分 観自在寺
16時00分 宿ホテルサンパール到着
(走行距離:推定38.5キロ)


昨晩の清水川荘は全く山小屋でした。夕飯は17時半、朝ご飯は5時半。小父さん、ひとりで切り盛りしてました。

今ホテルでの夕飯を頂いて、「比較」する意味はなにもないのですが、ホスピタリティって何だろうと思ってしまいました。豪華さ、華やかさ。それは十分です。でも、何でしょう…

ただおかしいのは、愛媛に入った途端、メインの魚がカツオから鯛に変わったこと。高知と愛媛の気質のぶつかり合いとでも言うんでしょうか。

コースは札掛宿経由にしました。正直言うと、気付いたら299号線に入っていて「札掛」っ看板が出てきてしまいました。標識に従ったら自然とそうなっただけ、なんですけど。札掛に着くとちゃんと篠山神社もあって。最高だったのは、ちょっとそこから行った所でコガネニシキと言う品種のお米を栽培されている方と話しが出来たことです。何でもコガネニシキ、愛南町でも数世帯しか作ってない、つまり長竿で栽培が難しい。美味しいから作ってんだといろいろ質問に答えて下さいました。


もう一つ。土佐人気質、南予人気質の違いというか。宿毛でも田んぼにいた小父さんと話せたんです。すると田植えするタイミングは最近みんなバラバラじゃ。だからもう分蘖が進んでいる田んぼの隣で代掻きしていたり。でも、松尾峠を下るとどこもが同じように分蘖してる。もちろん代掻きが終わったばかりのもあるんですが、少数派。我が道を行く、周囲を見る、そんな違いがありそうです。面白くて仕方がないです。



明日の予定:
お参りはありません。ひたすら宇和島を目指します。早立ちします。6時にはでたいので、朝はコンビニです。





今日の一枚:朝宿をでたはかり。
追伸:米作りの話しは邪魔をしてはいけないと手短かにと思ってます。しかし、つい引き留めてしまい…。でも、別れた後聞き忘れたことを思い出すばかり。あぁ、残念!