二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

この日本

2011-03-31 07:41:26 | 徒然に想う
質問です。シバリョウがこの大震災と津波の後の、この日本を見たらどう表現されるでしょうか。

先々週はガソリン。先週は水、です。海外からは、パニックにならずすごいなどと言われます。が、実際そんな絵空事はない。静かだけど陰湿なパニックが蔓延しています。

かつて、隣近所があって「助け合う」というのが当たり前だったといいます。この私でも、近所付き合いのことで覚えてます。おかしなもんで醤油を借りに行かされた記憶があります。「買い占める」必要なんてなかった。

昭和が終わり平成になり、金に物言わせ「買い占める」。それが当たり前のようです。何か変わったのでしょうか。私には日本において、コミュニティーが崩壊していると思わざるを得ません。被災地からのニュースにはすくわれますが、かつてあったコミュニティーはどこに消えたのでしょう。





今日の一枚:カワセミの川の土手から。五時五分頃。腕を目一杯伸ばしゲンコツを握る。すると指三本の幅に月と金星。

けっしん

2011-03-30 19:55:54 | 徒然に想う
ウグイス、なかなか上手くならないなどと言ったら、どっかで聞いていたようだ。今朝になって、巻き返してきた。始めのホーとのびるところで、多少上擦ったりするが、例のホー、ホケキョがそれなりに聞ける。明日が楽しみ。

実は、明日の朝、もう一つ楽しみがある。女神(月)と女神(金星)がまた東の空で出会う。前回は確か月始め。今回はそれより近づかないらしい。が、明け方、仏の目覚めの中に女神二人。さぞかし神秘的なことだろう。

気になるのは天気。今朝、けっこうガスが上がってた。星が見え辛い。気圧計も下がってる。下り坂は間違いない。


《星々を ベールにかけて 春霞》



じゃ、明日散歩に出ない? …うん、期待が大きければ大きいほど出かけよう。失望も大きいが得るものも大きい。歩き出さなければ、行動に移さねば、なにも解らない。

明日は雨が降っても出発しよう。





今日の一枚:五時十分頃。神社にて。

当たり前の…

2011-03-29 20:46:15 | 徒然に想う
星が空に霞む。月も朧に輝き…

カラスたちが早起き。多少青みがかった空に、飛んで…

万物を見据えんがため仏が眼を開けらるよう、だんだん明けてゆく。

そういえば、ウグイスがなかなか上手くならない。が、冬の次に春が巡る如く、上手く…




今日の一枚:神社の展望台にて。五時十分頃。

ニュースです

2011-03-27 21:30:03 | 徒然に想う

庵主によりますと、今日の午後の散歩の時、たくさんの、たくさんの春を見つけたそうです。

  • 小五郎の家の側を流れる川を東に下って行ったとき、ついにソメイヨシノが咲いているのに気付いた。
  • 神社の裏の雑木林に入っていくと、カタクリ。
  • カワセミの川に出ると、ウグイ。ウグイが産卵している。今朝はウグイの姿なぞこれっぽちも見なかったのに。
  • やっぱり、斥候のツバメがいることを確認、間違いない。

《枝に川 木陰に大空 春の使者》 一気に来たね。もう少しです、これからどんどん北上していきます。待っていてください、とのこと。

 


今日の一枚:朝も実は一輪、二輪咲いていた。午後になっていくと、十を超えているのだから驚いた。手が届く限り、マクロ撮影。


地震 その後6 - 影響

2011-03-27 10:50:17 | 徒然に想う

余震とみられる地震もだいぶ減ったかのように思うが、何かの拍子に揺れている気がする。これ、結構始末が悪い。当初は、会社であれば隣の席に「揺れた?」と聞いていたが、最近聞けない。それこそ「オオカミが来たぞ」の世界。デスクサイドに水を張ったペットボトルを置いて、揺れたと思うと水面を見る。8割9割方、揺れていない。過敏になっているというか…。

3月中旬の10日間が消えてしまったという人が、自分を含めけっこう多い。先日も月末に行う会議のスケジュールの調整をしたのだが、そのあと「もう月末ですか」という声をあちらこちらから聞いた。啓蟄だなんて思っていたら、春分だった。何か片付けたり解決したりしたかと考えても何も出てこない。なのに、明日あたりから月末の準備をしなけらばならない。時間が飛んでいる。

マンションのあるところは、横田から北に向かう航空機の通り道の下になっている。11日以前は1週間に一回、二回と飛ぶのがせいぜいだった。海外からの援助隊が増えるにつれて、往来が増えた気がする。朝方、北に飛んでいく。夕方、北から帰って来るといった調子。国際社会での政治の駆け引きだとか騒ぐ筋もあるが、募金するしか能がないものにとって、お願いしますと見上げるだけ。

気になることは、放射性物質の影響のことはもちろん。海外から手伝いに来てくれている人たちの動向。それに、停電計画の実施の不公平さを解消する気があるのかないのか。今誰もが協力をと思っても、あまりにも停電しにくいところとそうでないところで差が激しい。たとえば、通勤に使っているJR線は大概どこかの停電地区を通るので、必ず影響がでる。三十分まって、すし詰め。かと思えば、ガラガラで定時通りの路線もある。この夏のことを考えると、今のようなアンバランスが続くとしたら…。サマータイム制のことが何も出ないが、一つチョイスにならないんだろうか。

気になることは減らない。それでも、周辺では徐々に先週あたりからリズムを取り戻せてきた。早く復興を、と電気をこまめに切って願う。

 

 

 

今日の一枚:神社下の公園で6時過ぎ。

≪陽が指して さらに葉の萌ゆる 春の朝≫

 


三枚

2011-03-26 11:24:08 | 徒然に想う

朝陽がようやく当たってくると、草たちの輝きが増してくる。先端に小さな水滴を持っているもんだから、その輝きたるは言いようもないくらいに美しい。そこに蜘蛛の糸が重層無尽に重なり合うと、これまた素晴らしくなる。そういえば、今年はまだ見ないなと思っていたら、やっと今朝になってそんな情景を目の当たりにする。

今朝の神社下の公園、カワセミの川に面したところにある蕾の様子。だいぶ先端が割れ、色付いている。もうすぐ、待ち遠しい。対岸の桜の木に吊るされていた提灯が片づけられてる。桜祭りは中止。でも、何が起きようとも桜は咲く。辛いことが多いから、花が安らぎを届けてくれればいい。もう少し。

見つけた!遊水池の土手、頭の上でウグイス。

 

 

今日の一枚:カワセミの川に出るとちょうど朝陽が差してきた。草のはに光ってる。こんな日は遊水池が面白い。足が速まる。

 


Little Spy ?

2011-03-25 21:30:41 | 徒然に想う
家を出てしばらく歩いたとき、コバルトブルーになりつつある空に、東に向かって動く輝点に気付く。

何さぁ。

まず飛行機のような騒音がない。しかも飛行機なら点滅するはず。が、一切しない。金星みたいに一定の光度で動いてく。

なぁに、さぁ…?

会社に入って調べた。

そっか!


《朧空 ゆっくり流るる ISS》






今日の一枚:五時十分、東の空、神社の展望台にて。

春のビックリ箱

2011-03-24 19:55:25 | 徒然に想う
神社下の公園の入り口あたり、ところどころ白くなっている。霜でも下りたかとチラッと見た。霜にしては一面になっていない。おかしいと思いつつ、陽が出てしまうと神社に急ぐ。

神社を出て…。雪かぁ!?

雪だぁ。

昨晩の冷たい雨が雪にねぇ。




《草々の 芽の驚きや 春の雪》





今日の一枚:神社を出たばっかりはフラッシュをたいても何か判らない。そこから十分、家の近くになって多少判るようになった、と思ったのだが。五時三十分頃。

幻日

2011-03-23 22:46:50 | 徒然に想う

あぁ、これ…、荒川を越えようと電車がさしかかったとき撮った。幻日を撮したんだけど、やはり見た目のように色は出ぬ。

電車の中、節電の為に暖房を切っている。けど、なぜか暖かい。

 

≪花東風の 寒さにあいて 手を合わす≫

 

 

 


今日の一枚:会社に向かう電車、7時前。


春分

2011-03-21 16:29:58 | 徒然に想う

日天の中を行きて昼夜等分の時也(暦便覧)。今日は冷たい雨、同じくらいといわれても実感できぬ。朝一時間半ほど歩けたが、午後散歩には出られない。しかも、花寒とでもいうのだろうか、いやまだ開花はしていないから、それは早いか。セーターを着ていてもどこかうすら寒い。

そういば、雨をはじく音がいつもより鮮明…。 スーパーやコンビニ、ドラックストア、本屋。今どこに行っても静か。節電の為に音を流してない。あぁ、むしろ、今まで無駄に音を流していた。明確に音楽とか区別できなくとも耳に届いていてザワザワしていたということだ。これがいい、これがいい。雨の音や鳥たちの声がよく聞こえる。

今年の春分は一つ、月の女神がプレゼントを持ってきてくれている。晴れれば、月齢16、17の月。しかもスーパームーンと呼ばれ普段より大きく見えるのだそうだ。地球と月との距離が一番短くなり、14%も大きく見える現象が起きているという。なんでも92年以来19年ぶりのこと。今回の地震も関係するとかしないとか、騒がしい人たちがいる。

あの地震からすでに10日。何をしたか…。今週末あたりから燃料供給の問題が解消されるとWebで読んだ。原発の事故のこともあるが、多少胸をなでおろす。そう、被災地はどんなに寒かろう。暖が取れるよう、取りやすくなるようにと願うことだけだった。願うだけじゃなく、なにか動けないか…。この冷たい雨で、つぼみの開くのが遅くなったろうか。桜の写真を、春の写真を沢山沢山撮ってアップしよう。

(昨日の神社下の公園のわきのソメイヨシノのつぼみ)

 

今日の一枚:沈丁花、家の近所の庭先で。ちょうど雨がぽつぽつと降り出した6時20分ころ。まだ、満開ではないがいい香りが漂う。 遊水池の植え込みのモクレンも咲いてきた。でも…、

≪もういいかい スギナの子ども まぁだだよ≫

早く顔を沢山出しなよ。