二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

昔話

2009-01-21 20:54:24 | 徒然に想う
オッ、足元から鳥が飛び上がる。すぐ脇の木立のなか。よく見るとカワラヒワ。手を伸ばせば届く。何だって人を怖がらないヤツだ。おはよう、久しぶりだね。

ギャーギャーとくると、いるな、川を見れば白鷺たち。青鷺のこともある。どうして自然はそんなバランスにしたんだろう。自然は二物を与えぬか。

イソップだったか、なぜカラスは黒いかのお話。鳥たちそもそも誰もが白かった。確かオウムが仲間に色を付け始めた。それが評判を呼び、鳥たちが集まる。最後にきたのが頭のいいカラス。オウムは困った。一色しか残ってない。それは自分のために取って置いた世界一美しい色。だからカラスは黒、オウムは白いまま。

原風景の中に鳥たち、特にカワラヒワがいる、そんなことを思う。羽根もろくすっぽ生えていない雛から大きくなり部屋中飛び回って。オヤジに言わせると巣から落ちてしまった。ある土曜、学校から帰ると…。いない。そいつがカワラヒワ。家の中より好いだろう、どこに行ったんだかね。今朝会ったのはその子孫だったりして。