あぁ、まっこと、ここに来てよかった。この国のいろいろな面が見えるようになれはじめた。例えば、とにかくTVの内容がひどい。TVは公共性があって、でも浅くなるかもしれないが、地域差に関係なく平等に取り扱っている。だから、公共放送のニュースを見れば、この国のことは大概わかると信じてきた。
だが、今日、ある地方の選挙があって、それがため、公共放送の真田ものの放映時間が変更された。それだけこのとか、と思われるかもしれないが、投票締め切り時間までのカウントダウンまでやらかした。馬鹿げてる。受信料を徴収する公共放送が、一地方の首長の選挙結果のために、こんな茶番をやるのか。しかも、さも当たり前であるかのようにやってる。
その真田ものをなかで、こんなセリフが出てきた。「己が正しいと思う道を行け」。ケンジロウが、秀吉が何をどうしようが、己が「正しい」と思うこと、それをやればいいと諭されるシーンでのセリフ。そののち、兄貴に秀吉のその時点での状況を伝えることになる。
そんなものなんだろう、か。ここにくるまで、大学の四年間以外、東京都、千葉県、埼玉県と首都圏で生活していた。だから、そこで流れるTVも新聞もどれもが「公共性」の面で、多少イデオロギィーの違いはあっても、日本の北から南まで平等で何の隔たりもなく同じ扱いをしてると信じてきた。ところが、実際はこんなにも不公平。ここまで不公平に扱うのなら、受信料など一律に徴収すべきでないし、するにしても傾斜すべき。分かっている、地方でのニュースと東京でのニュースどちらが重要か考えればわかるだろう、という意見。いいか、よく考えてほしい。そんなのは、意味がない。公共性をうたっているのだ。人口集中しているところの内容に重点が置かれる欺瞞を考えればいい。それは単純に多数者のエゴ、公共性などうたうべきじゃない。
今日の一枚:土曜日の午後から、今日の午前中まで、一日休み。午後になって、山に上がる。16時半過ぎ、里芋の圃場にて。