青白い月明かり、僕の影は東に伸びてた。歩けば歩くほど、長く、そして薄く。
歩けば歩くほど、体が冷える。毛糸のグローブの編み目から、ウインドブレーカーから、寒さがしみ込んでくる。影? あれ、影は?
気付くと、影がない。東にも西にも伸びてない。街灯の不自然な光が弱々しく黒いものを足元の地面にぐるぐる描いてる。こんなもん、僕の影じゃない!
影、どこいった? 朝と夜がバランスした瞬間。
歩けば歩くほど、体が冷える。毛糸のグローブの編み目から、ウインドブレーカーから、寒さがしみ込んでくる。影? あれ、影は?
気付くと、影がない。東にも西にも伸びてない。街灯の不自然な光が弱々しく黒いものを足元の地面にぐるぐる描いてる。こんなもん、僕の影じゃない!
影、どこいった? 朝と夜がバランスした瞬間。