二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

いつまで居る?

2012-07-31 21:12:10 | 徒然に想う
ここ数年、朝の散歩コース、どの辺りでウグイスが鳴くか、記録している。で、どれ位までいるのか。過去データを今見れないが、今年はまだ一羽残っていて、いつもより長い気がする。

明日には八月が始まる。連日連夜暑く寝苦しい。が、4時の目覚ましにちゃんと反応し、散歩の用意を始める。それもこれも、その一羽のウグイスの為だ。

ヒグラシの輪唱を聞きながらカワセミの川、蝉時雨の川辺をすすむ。そして遊水池。土手を進むと大汗かいている。

たいがいそんなとき、左側に広がる畑の向こうの段丘面の雑木林から聞こえて来る。そのなんと涼しげなこと。川からの涼風、遊水池の靄の冷たい空気などをも凌ぐ。

これも何時まで楽しめるか…。ツバメたちが帰りだした。かのウグイスもそろそろ帰ることになろう。

《老鶯に 涼を求めて 影法師》




今日の一枚:川べりの雑木林の中、遊水池に向かう。4時45分頃。

秋の気配?

2012-07-30 07:42:08 | 徒然に想う
ツクツクボーシを確認。カワセミの川、団地の向こうの雑木林方面。

今年はトンボが多い。シオカラトンボ。体長10センチを超えるヤンマの様なやつ。胴体が真っ黒、尾が白っぽい薄い灰色。アカトンボも見かけた。

秋が早いのかな。






今日の一枚:神社に上がる階段の入り口で見つけた。アブラゼミではない。ヒグラシかツクツクボーシだろう。五時十分過ぎ。

御神木のこと

2012-07-29 18:01:01 | 徒然に想う

どうやらその正体は「イヌシデ」のようだ。ポケット・ハンドブックによれば、葉の形、樹皮の形からして、それ以外に該当するものがない。ネットでその花の形を見ると、梅雨前木の下でよく見かけた花が出てくる。葉の形、樹皮、花の様子が一致すれば、間違いないだろう。あとは地元の方に聞いて確かめてみようと思う。

 

今日の一枚:今朝の御神木の様子。八時半ころ。

 

追記:夕方四時過ぎ、本日二度めの散歩へ。風があって、大汗かくが気持ちい。カワセミの川、土手の上で見つけた。緑のは(恐らく)ツユムシ、アブラゼミを頂いておりまして。はて、このツユムシはどうやって手に入れたんだ? 死んでいたものをとらえたのか? 蟻がついていないし、まだそんなに食べ進んでいる様ではない。庵主がアブラゼミを確認できたのが26日のことだから…。セミが死んでしまうには早すぎる。でも、去年か一昨年、スズメバチが生きているアブラゼミを襲っているところを見たが、スズメバチでさえやっとのこと。生きたものをそそったってことは、ねぇ。摂理、です

 

 


空飛ぶスイカ

2012-07-28 23:27:21 | 徒然に想う

空飛ぶカボチャ、はきれいなもんです。小川の金子さんの本で紹介されていて、今お手伝いに行く機会の多い方のところで、それをやっている。風などの対策を立てたり、ご苦労は尽きないとのことですが、その緑のトンネルの美しさときたら。実も、葉蔭に入るので日焼けもない、地面と接しないからオレンジ色になったり割れたりもしない、綺麗です。

ところがです、見つけました。空飛ぶスイカ。ノアの家の隣に工場があって、その植え込みが道路に面しているんです。そこにぶらぶらとブル下がっている。植え込みが狭いから、意図せずに空を飛んでしまったのでしょうが、どうなることでしょうか。ちょっと楽しみが増えました。

 

今日の一枚:そのスイカの様子。朝7時過ぎ。

 

 

追記:これ、使うの忘れてました。木で熟したトマト、品種は桃太郎(?)。ハートの形になっています。空飛ぶカボチャの方のところで。

 

 


昨日のニイニイ蝉

2012-07-27 07:30:08 | 徒然に想う
神社の御神木の周りを何度も見た。2メートル位の高さに小枝があって、毎年蝉たちの格好の羽化する場所になってる。ない、一つも抜け殻がない。…あやつは一体どうなったろう。

《羽化前の 夢かなわずや 蝉時雨》





今日の一枚:昨日の朝、4時半頃。家を出てまもなく畑の中の道にて。

決断

2012-07-26 19:04:47 | 徒然に想う
こいつ、寝坊助の無鉄砲。明るいってのに、まだノソノソ幹を登っていやがる。いいのかねェ。

羽化が終わるまでどれ位時間かかる? 飛べるまで身を危険に曝すこと、分かってる? 明るくなって羽化するのと暗いうちから羽化するのでは、明らかに鳥たちに見つけられやすさが違うよね。明るいほうが明らかに危ない。

あることを目指すのにいつ始めるか。リスクが大きくなる前に始めるか、大きくなってから始めるか…。「あること」に対して何らか不安がある(選び決断するとき、なにも不安がないはずない。新しい世界なら尚更で、不安があるからこそ「決断」する)なら、早めに着手したい。余計なリスクなぞ背負いこむなんてありえない。

しかし、こいつときたら、その反対をしているではないか。花の開花のように、そこには理屈抜きでそうさせる何かがあるに違いない。じぁ、庵主の下した決断は、何だろう。決断した過程が、花やこの蝉の行動と同じ意味を持つだろうか。それとも、まだ打算や他人や何かへの依存を背景にしているのだろうか。「早めに」とは、何を想定してるんだろか。はたまた、機が熟しているから理屈抜きなのか…。明日、こいつの抜け殻が見つかるよう!





今日の一枚:神社の御神木の一本。地面から1.5メートル位。五時十分頃。




 

おはよう

2012-07-25 19:11:50 | 徒然に想う
遊水池の木道を歩く。夏休みが始まってから、少年がカワセミをカメラ持って狙ってる。「おはよう」「おはようございます」はにかみながら返してきた。


《池の上 朝靄切って 夏ツバメ》

ここ数日、十羽程が乱舞していたのに、今朝は一羽も見えぬ。ついに帰ってしまったか。挨拶ぐらいしてけよ…。

土手に上がると農家のおっちゃん、収穫した野菜を台の上、並べてる。「おはようございます」「おぅ、おはよう」今日も暑くなるなという顔して返してきた。でも、いい顔。いつだろう、あんな顔つきになれんのは。夢、かなぁ。

夢…。夢で、遍路の続きをしてる自分を見た。でも、まわりは真っ暗で、どこをどう歩いてるか全くわからない。自分を見失ってるということ、か…。トコン、トコンとしっかり耳に届いてくる。自分の両手、両手首、両腕を通して大地を感じてる。大丈夫! そのまま進め、進め。見失ってなんかない! あせらず、たゆまず、あきらめず!


まもなく家に着く畑道。黒のラブラドール、散歩中。心で「おはよう」と呼んだら、チロっと顔向けた。すると、畑の上、ツバメが数羽現れて。あれ、まだいたん?

《夏ツバメ いつ旅立つかと 仰ぎ見む》






今日の一枚:マンションの前、東の空。五時半頃。

音、遠く

2012-07-24 08:35:34 | 徒然に想う
まだアブラゼミ、ミンミンゼミの声を聞かぬ。ヒグラシも少なく、その輪唱が聞けない。そこに、寒暖の差が大きいのか、靄が沸いて。気のせいか、蝉の声も高架を走る電車の音もいつもよりずっと遠くに聞こえた。

《朝靄に 蝉吸い取られ 柏手響く》





今日の一枚:五時五分過ぎ、神社の展望台から

「原子力規制委員会」のこと

2012-07-21 10:11:03 | 徒然に想う

昨日、Webから拾った記事。

『政府は19日、9月に発足する新たな原子力規制組織「原子力規制委員会」について、委員長を含む委員5人の人事案を固めた。構成は、放射線物理の専門家、原子力工学原子力分野の専門家、放射線の健康影響の女性専門家、活断層に精通去れてる地震学の専門家。外務官僚出身で福島第一原発事故後、国会に設置された調査委員会の委員を務めた人。』

この人選、納得されますか? 

庵主は、どうも腑に落ちない。もちろん、それぞれの専門家の方たちがいいとか悪いとか、そういうことじゃなくて。なんていうか、その「五分野」の構成でいいんだろうか…。

福島の事故で見てきたのは、農業、漁業、畜産業、林業など(好きな言葉でないが)第一次産業への絶大な被害。子供たち(生まれている子もお腹にいる子も)をいかに放射線の影響から守るか心配している親たち、これから母親になっていく女性たちの不安や恐怖。などなどである。はたして、こういった立場からの言葉はどう原子力の「規制」に生かされるんだろう。

どのようにこれからこの委員会が動くのか、分からない。たとえば、公聴会を開くだろう。だけど、東北電力や中部電力などのように組織力を使ってパネラーに社員を押し込み「原子力、賛成。規制は適度に」をぶち上げさせるにちがいない。補助金をちらつかせ、公聴会の結果など無視させようとする輩もでてこよう。結局、普通の親や生産者の言葉は吸い上げられることなく終わる。「規制」ではなく、「推進」を常に前提としているから。 

庵主は思う。「規制」を議論する為に「専門家」だけに頼るのは、この事故を前提とすれば、どんなもんだろう、と。時間はかかるが、普通の親や生産者を含んだ色々な分野の人たちが議論を出しあってこそだ。その方がいいものが、出来上がる。間違いなく、出来上がる。前にも使ったかもしれないが、アメリカ・インディアンの格言で「物事を決めるには、七代先まで考えて」という。「規制」に関しても、同じこと。今だけじゃなく、これからずっと先の先まで見なければならぬ。それを「五分野」だけに任せてはならない。

 

 

 

今日の一枚:サトイモの葉。神社を過ぎ、ノアの住むところの川に向かっていく途中。今朝の6時45分頃。


アサガオ、咲いた

2012-07-20 07:44:34 | 徒然に想う
やっと咲いてくれたベランダのアサガオ。

種蒔きが遅くって、どうなるか…。ただ発芽するとスルスル蔓を伸ばす。心配が楽しみに代わる。で、早く見たくなるわけで。昨日の朝はまだだった。それが今朝、五輪。

花が開くとうれしい、顔もほころんでくる。そして、その何かに振り回されない態度に感服する。

まだまだ沢山蕾がある。どんな個性を見せてくれるんだろ。咲いても、次は、次はと楽しみが膨らんでゆく。






今日の一枚:北西にあり小さなベランダ。アサガオが占領。6時20分頃。