二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

待ち遠しい春

2010-03-30 07:03:52 | 徒然に想う
月、まん丸の月。月齢14。西の空低く。

五時半過ぎ、日の出。朝陽にオレンジ色。丹沢山系、雪が淡い紅色。

川が輝き。彼方に奥多摩や奥秩父の山々、雪を抱く。

さぁ、寒さに身を縮めた者たちよ、大きく伸びをしろ。




今日の一枚:書斎の窓から月が晴れたことを知らせてくれた。暖かくなる? テレビをつければ、まだ最高気温が10℃なんて言っている。

変化

2010-03-29 21:49:27 | 徒然に想う
オフィスが移転、今日から新しい場所。

今までの運河は、人の流れ、車の流れにとってかわった。植え込みの木々はビルへと形を変えてしまった。

昼過ぎ、会議をしていたとき、中断。ゲリラ的な雪。霙かと思うが、グルグルと渦巻く。確かめる手立てがない。

また、一つ違う方向に向かってしまった。




今日の一枚:記念すべき一枚目。デスクのある十九階から見下ろした。

余寒

2010-03-28 10:35:17 | 徒然に想う
空気が冷たい。開花宣言が出たんだから、もっと暖かくなってくれていいのに…。散歩のときなんて、まだ冬物のセーター、薄手の手袋が手放せない。太陽も出て暖めてくれればいいのだが、曇りがち。そう、だから、花の開きもゆっくりになって、やっと二分咲き。

それでも、川辺の土手では、桜並木が見渡せるところにブルーシートが広がり宴会の準備。夜桜のためか、宴会気分を盛り上げるためか、提灯もつらつら並んでる。屋台も立って、準備万端。開花と聞けば、血が騒ぎ出す人が多い。

昨日、用があって都心まででかけた。違うもんだ。ビルに囲まれた公園を通ったのだが、もう六分、七分。ビルからの輻射熱もあるだろう、風があってもさいぎられる。空気が冷たくとも、桜にとっては暖かい。宴会も盛り上がっていた。

今度の土、日曜くらいか、満開の下の花見は。週間予報を見れば、気温の低い日がまだ続く。確か、六日例年より早く開花した。これでは、満開になるには時間がかかる。もっと先になるかもしれない。開花宣言以降、こんな日々が続く。





今日の一枚:川へ下る切り通しを抜けると、一本の老木が立っていた。それがない。昨日あったはずなんだがと、首をかしげた。切り口を見ると昨日、一昨日の話じゃない。…そんなこと気付けない。

春爛漫

2010-03-22 20:22:06 | 徒然に想う
花咲き乱れ、向こうに白い高嶺。21日に春分を迎え、季節が代わった。それでも、今日の風はどことなく冷たさを含んでいる。まだ爛漫とはいかず、シャツでは足りない。朝なぞは、吐く息もまだまだ白い。

午後になって穏やかな光に誘われ、O町の大将のところへ去年の成果を持っていく。カタクリをと思って直ぐにお暇しようと決めて訪ねたのだが、近況報告などしていたらその時間がなくなってしまった。女将さんもお元気で、何の前触れもなく出かけていった庵主に驚かれていた。農場に向かう途中、畦に土筆がたくさん。

変わったといえば、研修生たちもさることながら、施設が今まさに替わろうとしていた。出荷場や倉庫などが新しいものに作り替えている最中。かつての鶏たちの小屋はなくなり、仲間の一人が使っていた近所の堆肥場わきの鶏小屋に引越している。数も減った。



駅に向かう帰り道、日当たりのいいところに蕗の薹。すっかり開いていた。



今日の一枚:春眠を楽しんで多少出遅れた朝、久しぶりにその姿を見せてくれた。でも、あの散歩師やアラレちゃんたちと会うことができた。おまけに、土筆も収穫できた。

2010-03-21 10:49:34 | 徒然に想う
今朝の未明の風は台風並み、ゴーゴーと吹き荒れた。ニュースをみれば、電車は止まっているし飛行機も欠航。ベランダをのぞけば、鉢が転がり、サンダルがあらぬところに飛ばされている。

それでも、6時を過ぎる頃急に静かになって、雲が切れだした。どす黒い雲が広がるが、西の空低く、雲が切れオレンジ色になっている。ポンチョが入っていることを確認し、散歩に出発。

静か。あれだけの音の後のせいか、散歩道は静かで、鳥たちの声がよく通る。足元から、小枝をパキパキと折る音。サーっと風が吹くと、パラパラとキャップ水滴が叩く。

せっかく大きくなった桜の蕾が、枝ごと叩き落されてる。あれだけきれいだった木蓮の花も吹き飛ばされてしまった。まったく、ひどい低気圧。

神社を出て、北西の空を見上れば、虹。その虹の向こう目指して畑道を行く。




今日の一枚:遊水地の桜の木の下、たくさん蕾が落ちている。

この一週間

2010-03-20 17:59:02 | 徒然に想う
川岸の桜の蕾、先端が白いのやら薄っすらピンクだ。先週はもっと固く小さかったのに。なんか、もうパンパンになって、今にもはじけそう。気の早いやつらは、いいねぇ。

庵主の足音に驚いて、桜の根元で啄ばんでいたスズメがザワザワっと飛び上がった。

こら、スズメ。枝に乗るな。蕾を蹴落とすじゃないか。


畑の向こう、木蓮の白い大木。こんな日は足も早くなる、汗が頬を滑り降りていく。梨の木の下、花大根。神社について、いつもの挨拶。ケヤキの枝、緑っぽくなっている。ちょっと裏手へ。まだかなぁ…、カタクリ。


春が爆発的に来た。



今日の一枚:まだ数株だが、きれいに咲いている。ニリンソウも白いきれいな花を付けている。先週、そんな気配なんて、これっぽちもなかったのにな。

なるほど

2010-03-18 23:15:35 | 徒然に想う
北海道でラッコによるウニの食害のニュース。深いところにいるウニを早く大きくするため、餌となる昆布などが多い水深の浅いところに移している。そこを狙って、国後などで保護され増えたラッコたちがやって来て食べてしまうらしい。自然を人の都合でさわっているから、こういった事態が起こる…のか。

黒マグロの禁猟が世界で話題になっている。漁業民である我々にとっては動静が気になるところ。海に資源を求めない生活者には、数が減ったから抑制しようということ。各国による乱獲という行為がその背景にちがいない。自然に対し過ぎたるほど介入しているから、バランスが崩れ、こんなことになる。

この秋放鳥される予定だったトキ達が、テンと見られる小動物にやられてしまった。では、トキのためテンを駆除するか。もともと佐渡にテンはいなかったそうだ。害獣駆除のために持ち込んだということだが、すでに50年だか経ってすっかり佐渡の自然の中に溶け込んでいる。つまり今の自然を崩してしまう懸念があるという。テンを駆除したら問題がゆく先…。

自然や自然の法則に反することをするから、問題が起きる・おかしなことになる。最近耳にしたニュースを考えて、「なるほどな」と思った次第。自分の手の届く範囲でってことだろう、その中で生活をするということがやはり正解だ。間違いない。




今日の一枚:乗り換え駅の高いホームから街を見た。深夜11時…。