二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

第三次お四国参りのこと - 6月16日のその後

2012-06-30 11:03:42 | 遍路

やっぱり石鎚山を登りたい。じゃぁ、どう攻める?

横峰寺、香園寺、宝寿寺、吉祥寺、前神寺と順番に打ち、翌日バス、ロープウエイと使って登るが一番簡単に実現させやすそう。だが、これでは「歩くこと」にこだわるとしたら、どこか気にいらない(プラン1)。

ここに石鎚表参道と呼ばれる道が二本ある。ロープウエイができる前、盛んにつかわれた道で「黒川道」と「今宮道」。いずれも由緒があって、「黒川道」はかつての小松藩の横峰寺を経て「虎杖(いたづり)」を経由して黒川沿いを上がっていく。「今宮道」は西条藩の神前寺・極楽寺から「河口」を経由して上がる。どちらも成就社で合流。あとは山頂までピストン。

へんろみち保存協会の地図(2010年版)には、横峰寺から虎杖までの下り「モエ坂」と「黒川道」と「通行禁止」であるが、通行可能と書いてある。もちろん自己責任で対処せねばなるまい。念のため、「黒川道」をインターネットで調べてみると、ある方の今年の2月頃の山行録が出てきた。それによると、成就社近くの旅館の女将さんの話では「年に数人しか使わん」そうだ。しかも、「モエ坂」に関して、別の方の今年3月の山行録に、「モエ坂」も崩落カ所が数か所ありの、流木が山のようになっているなど、いい情報はない。…ちょっとリスクが高い(プラン2)。

もうひとつ。横峰寺から「モエ坂」を使ったり香園寺に下ったりせず、「黒瀬湖」のに向かって車道を下り、「極楽寺」、「河口」を経由し「今宮道」をつかうことも考えられる。ちょっと行程は長くなるが、その日、成就社にある旅館に泊まって、翌日山頂ピストン、「黒瀬湖」の畔に泊まるか、前神寺近くまで下り泊るかすれば、できなくない。「今宮道」は、先ほどと同じ2月の山行録で、やや単調な植林帯を歩くことになるらしいが問題なさそうである(プラン3)。

石鎚の地図とへんろみち保存協会の地図(2010年版)を広げ、インターネットをにらめっこ。で、プラン3なら、「歩き」通せるし、リスクもなさそうなことまでわかった。そりゃ、顔もニヤニヤだ。そんな庵主の様子を見てカミサン、今夜の食当は「あんたね」と肩をポン。そして、日用品買い出しへ。

 

 

 

今日の一枚:今朝カワセミの川のほとりで、5時15分ころ。そのまま進んで公園へ、虫かごをもった親子。

≪虫取りの 笑顔響きて 朝明けん≫


楽しみにしましょ

2012-06-27 08:16:34 | 徒然に想う
散歩に出て間もなく、決して怪しいわけでないが、ニンマリ。写真のタイムスタンプによれば4時33分のこと。東京の日の出時刻が4時27分。散歩コースに出て間もなく太陽が顔をのぞかせた。

4時25分頃を最も早い時間として夏至を越え徐々に遅くなってきた。それがいよいよ散歩時間にかぶさる。赤の時間を始めとして、青の時間、星々の時間と変わってゆく。楽しみがどんどん膨らむ。これだ、怪しい顔になったとしても致し方あるまい。

遊水池の中に湿地帯が広がる。最近木道まで下りると虫たちが歌っている。そこは秋の気配とまで言っていいか。一方、ツバメたちは湖面近くを滑空し盛んにエサを集めている。巣にもどれば口を大きくして子供たちが待っているんじゃなかろか。あるいは長旅の準備か。これは初夏。季節が混在している…?

まだ夏も盛りにならぬのに、もう秋や冬のことを思い描く。これじゃ、季節を愛でられんなぁ…。駅に、朝顔市のポスター。この金土日の三日間だそうだ。これ、これ。これから暑い暑い、夏がくる。秋や冬の前に楽しんでおかねば。





今日の一枚:カワセミの川に向かう道すがら。左側を見れば、ホオズキのような橙色の太陽。本文に書いた「写真」がこれ。

寒い朝

2012-06-26 07:45:21 | 徒然に想う
寒い! 涼しいを通り越している。歩けばさすがに汗をかく。しかし腕に当たる風は、サラサラで冷たい。

カッコウがカワセミの川向こうから聞こえてきた。何かで梅雨(雨?雨期?)を呼ぶと読んだことがある。これから梅雨らしくなるのだろか?

雹、台風ときて、異常低温なんてちょっと勘弁…、だろな。





今日の一枚:カワセミの川の土手、ちょうど遊水池から上がり川辺にでたくらい。蜘蛛が朝陽に飴色に輝いてた。4時45分過ぎ。

「思」うこと

2012-06-21 08:05:58 | 徒然に想う
今日は一年中で一番昼が長く夜が短い日、夏至。『暦便覧』曰わく「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」。あぁ、もうか! と、正直思う。

電信柱に凶暴な親に守られ子ガラス、遊水池ではカルガモのヒナ、民家の玄関先に子猫。最近よく見かける。去年や一昨年はもっと時期が早かったような気がする。この春寒かったか、動物たちの「春」が遅い。先月足摺を歩いていた時、小父さんがうり坊を今年はまだ見ない。寒いもんな、とおっしゃったのを思い出した。

今日で三日連続でJR、遅れる。一昨日は人身事故で45分閉じ込められる。昨日は間引き運転に加え山手線が止まったため殺人的な混雑が加わり、何分遅れたか。オフィスに着いた時にゃヘトヘト。今日は今日とて、線路に人が立ち入り5分前後の遅れ。たかが5分とはいえ、こうも続けば、苦痛以外の何ものでもない。いい加減にしろ! と思うが、ぶつかる先もない。よけい嫌になる。

昨日マンション近く街道の植え込みにオナガが一羽。トラックかに当たり、ケガか脳震盪を起こし羽をバタバタさせうずくまっていた。どうすることも出来ず、「ゴメン」。今朝マンションの入り口当たりに三羽のオナガ。昨日のオナガ、元気に回復したんだと思う。

オフィスに入るまでに「思」ったこと、羅列…。




今日の一枚:昨日カワセミの川の土手で。五時頃。

台風禍

2012-06-20 09:19:08 | 徒然に想う
散歩に出るなり目の当たりにした光景。どこまで…、と心配になる。




今日の一枚:サトイモの葉、4時半過ぎ。
昨日の朝横倒しになっていたトウモロコシ、今朝わきを通るとほとんどが45°位まで回復していた。植物たちの自己回復力はすごい。(21日追記)

再稼動を決めた人たちへ

2012-06-19 18:48:00 | 徒然に想う
どんなことも、七代先まで考えて決めなくてはならない。- アメリカン・インディアンのイロコイ族の格言。

オーィ、昔の賢人たちの言葉にも耳を傾けたらどうだい?





今日の一枚:神社にたたずむ大木。五時過ぎに撮影。境内に上がるといつも、しばらく、幹に手をあて梢を見上げる。

信じがたいこと

2012-06-18 20:36:22 | 徒然に想う
昼休みにウェッブで読んだニュース。

1)米の放射線実測図、政府が放置 原発事故避難に生かさず(朝日新聞デジタル>政治>国政>記事 2012年6月18日5時0分)

東京電力福島第一原子力発電所の事故直後の昨年3月17~19日、米エネルギー省が米軍機で空から放射線測定を行って詳細な「汚染地図」を提供したのに、日本政府はこのデータを公表せず、住民の避難に活用していなかったことがわかった。放射性物質が大量に放出される中、北西方向に帯状に広がる高濃度地域が一目でわかるデータが死蔵され、大勢の住民が汚染地域を避難先や避難経路に選んだ。


これに関連して、

2)米エネルギー省、福島第一原発事故から1カ月間の放射線量の調査を発表 - 東洋経済オンライン(2011年4月23日)。

と、言う事実。政府が何を言っても、知り得たこと、それを活用しなかった事実。


こういうことをしても平気な政府が、よくもまぁ「大飯原発」の再稼動が安全だと判断できたもんだ。どうせ、確認しなければならない点やデータを見落としているに決まっている。

で、もう一つ分からないのが、県知事や自治体の長がこの状況を知っていながら、どうして鵜呑みし同意できたのか。利権がらみなのは明白。彼らの前におびただしい枚数の金が積まれ視界を閉ざしたんじゃないだろか。

で、彼らはなにかが起きても、国が安全だというから同意したといって一切責任取らない、当然のこととして。でも、自らの手で、「自分」の子供や孫たちを危険にさらしてしまった責任だけは、「ジィジ」「バァバ」としてきちんと振る舞ってほしい。まさか、今から「死人に口なし」なんて、自らのことを思っていないだろうな。こりゃ、言い過ぎ? いやいや、まんざら嘘でないかも知れぬ。





今日の一枚:彼らの時間までとは言わぬが、ゆっくり時間かけて良かった。神社下の公園にて、五時五分頃。

トウモロコシのヒゲ

2012-06-17 18:11:21 | 徒然に想う
今日の一枚:小川町に出かけた。T嶋さんの農園でお手伝い。トウモロコシの摘果をしてた時に撮影、十一時過ぎ。朝方まで降った雨、みずみずしいヒゲに残る。それが、なおさらそのみずみずしさを引き立てていた。美しい。

《トウキビを いかに讃えん 雨上がり》