やっぱり石鎚山を登りたい。じゃぁ、どう攻める?
横峰寺、香園寺、宝寿寺、吉祥寺、前神寺と順番に打ち、翌日バス、ロープウエイと使って登るが一番簡単に実現させやすそう。だが、これでは「歩くこと」にこだわるとしたら、どこか気にいらない(プラン1)。
ここに石鎚表参道と呼ばれる道が二本ある。ロープウエイができる前、盛んにつかわれた道で「黒川道」と「今宮道」。いずれも由緒があって、「黒川道」はかつての小松藩の横峰寺を経て「虎杖(いたづり)」を経由して黒川沿いを上がっていく。「今宮道」は西条藩の神前寺・極楽寺から「河口」を経由して上がる。どちらも成就社で合流。あとは山頂までピストン。
へんろみち保存協会の地図(2010年版)には、横峰寺から虎杖までの下り「モエ坂」と「黒川道」と「通行禁止」であるが、通行可能と書いてある。もちろん自己責任で対処せねばなるまい。念のため、「黒川道」をインターネットで調べてみると、ある方の今年の2月頃の山行録が出てきた。それによると、成就社近くの旅館の女将さんの話では「年に数人しか使わん」そうだ。しかも、「モエ坂」に関して、別の方の今年3月の山行録に、「モエ坂」も崩落カ所が数か所ありの、流木が山のようになっているなど、いい情報はない。…ちょっとリスクが高い(プラン2)。
もうひとつ。横峰寺から「モエ坂」を使ったり香園寺に下ったりせず、「黒瀬湖」のに向かって車道を下り、「極楽寺」、「河口」を経由し「今宮道」をつかうことも考えられる。ちょっと行程は長くなるが、その日、成就社にある旅館に泊まって、翌日山頂ピストン、「黒瀬湖」の畔に泊まるか、前神寺近くまで下り泊るかすれば、できなくない。「今宮道」は、先ほどと同じ2月の山行録で、やや単調な植林帯を歩くことになるらしいが問題なさそうである(プラン3)。
石鎚の地図とへんろみち保存協会の地図(2010年版)を広げ、インターネットをにらめっこ。で、プラン3なら、「歩き」通せるし、リスクもなさそうなことまでわかった。そりゃ、顔もニヤニヤだ。そんな庵主の様子を見てカミサン、今夜の食当は「あんたね」と肩をポン。そして、日用品買い出しへ。
今日の一枚:今朝カワセミの川のほとりで、5時15分ころ。そのまま進んで公園へ、虫かごをもった親子。
≪虫取りの 笑顔響きて 朝明けん≫