二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

ゆうきの素

2016-06-30 13:32:04 | 徒然に想う

雨、雨、雨。まっこと、よ~降る。軟弱者と言われようが、雨の中、山に上がり、仕事をする気は起こらない。もちろん晴耕雨読を標榜してるからでもあるが、信念のようなもの、それを曲げるわけにはいかない。結果、ここ最近まともに仕事らしい仕事をしてない。山に上がっても、様子を見てサッと帰る日々。が、こう続くと、さすがに焦りじゃないが、ほったらかしにしてるのが耐えられなくなって。

今朝のこと、いつものように、外に出て、苗の様子をチェック。ふと見上げれば、雲が切れ青いところが東の山向こうに、チラッと。天気予報をチェックすれば9時ころまで曇りのマーク。よっしゃ、3時間は作業できる。行くぞと、朝飯後回し。脇芽から育てたトマトのポット、8個一組、黒コンへ。黒コン三つ、軽トラに積み込んだ。

「売り上手になるんだ」と、ここに来た時分、先達から言われた。商売嫌いだし、どうしたもんか思いあぐね・・・。とりあえず、ネット販売の登録をしてもみた。が、そうなんです、作り方から始まって・・・。虫たち、天気に左右され、売れるもの、売れそうなものが、量、質ともにナカナカ揃わない。これじゃネットを通すのはリスクが高すぎる、か・・・。実は、最近、意外なところにヒントがあることがわかってきた。周囲の人たちとの何気ない会話の中、キラキラと散らばってるですよ。もちろん、どうしたらいいですか教えてくださいとお願いした結果じゃない。気付いたら、売るための野菜の作り方から始まって、売るタイミングだって、いろいろな教えが、それはもう盛り沢山、てんこ盛り。さらに、幸いなことに、そこかしこから「売り上手」になるヒントを示てくれる先生の役を買って出てくださる方たちが次々現れる。実にありがたい、感謝、感謝。あとは、自身の技術として身に付けていけさえすればと、この軟弱者にも勇気が。

ねぇ、だからぁ、どうして? どうして、さっ。山の車止めに着くやいなやポチポチ。ヤバいかと思いながら、すかさず黒コンを定植予定の場所に上げだした。一台上げ終えると、もう! 麦わら帽をたたく音はシッカリした雨。車止めにとって帰り、それから二往復。その間、誘引が緩んでしまったトマトを直し、ダダ濡れ・・・。抜けてる、降らないと信じ雨具を持ってきてない。くじけそう、あの勇気がどっかいってしまいそう。すごすごと家に戻り・・・。 

朝飯を食べ終え。コーヒーをすすりながら、これまとめてる。おや? どうも長く降り続く様子がない。よし、再出陣!




今日の一枚:6時半ころ、仁の滝から浅尾の沈下橋方向を望む。

 


やればできる?

2016-06-29 11:59:25 | 徒然に想う

ニュースを見てたら、パレスチナのスイカ栽培のこと、やってた。なんでも病気が蔓延し名産のスイカができなくなっていたそうだ。それを「新しい」技術を使って再生したと。その技術は、JICAが導入した「接ぎ木」、カボチャの台木にスイカを接ぐ方法だという。ん? 接ぎ木って、海外じゃ新しいもの?

ネットを見れば、例えば、接ぎ木じゃないけど、バナナ。「栽培品種は倍数体で受精能力がなく、種子ができない。そのため、新石器時代以来、原産地で栽培化に成功した人間が、挿し木によって優良品種のクローンを維持して今日に伝えたもの」とある。それに、ブドウの樹だって、フィロキセラという根っこに付くアブラムシがいる。フランスで19世紀の後半に大発生し、バタバタと気が枯れてった。そこに、耐性を持つ台木を見出し対応してきた。だから、昔からどこでもあるもんだと思ってた。

先週から毎週火曜日、隣の地区のではあるが盆踊りの練習に参加させてもらってる。ただ、ひたすら足や手をバタバタさせてるだけなんだけど、結構面白い。観察してて子供のころ見てた人たちは覚えるのが早いなあって思うし、自身慣れてきたパートでは手の動きと足の動きととても合理的だと感じたりする。しかも、話を伺えば、地区どころじゃなく集落によってさえ踊り方にも歌いまわしにも、微妙な違いがあるんだそうだ。ただ、残っているところもあれば、ハッキリしないとこもある。残す残さないか、その判断の任は将来の子供たちにあっていいなんて思いがジンワリ。今なら復活できるんじゃないだろうか・・・。

そうか、「新しい」っていう意味、早とちりした。こういうことだ。実は、挿し木の技術、昔からパレスチナでも「あった」。ところが、長年の戦禍で継承されず廃れてしまった。だから、それを「復活させた」ということ、初めての技術導入じゃない、な~んだ。おっ、つまり、やればできるって、か。



今日の一枚:雨の小康状態が続いて、これは作業できるなと思って山へ向かった。途中崩落して、除去作業中。遠回りしていったら、トホホ、本降りに。早々に家に帰る。11時頃仁の滝にて。


今日のもう一枚:昨日始めた豆腐つくり。ちょっと失敗。固まらないからと、ニガリをガンガン入れる。で、しょっぱくって、とても食べららない。濃度差があれば塩気も抜けるだろうと、流水に浸し、今朝やっと食べられる状態に。こういったときちゃんと原因、考えてみんと。失敗は成功のもとさ! 


「開始」の毒、「終り」の糧

2016-06-28 06:45:19 | 徒然に想う

連ドラ、いったん見だすと癖になる。ただし、条件がある。朝じゃないといけない。直後に始まる「あさイチ」での有働アナとイノッチたちのその内容に関する会話と合わせ見ること。はじめは、連ドラの内容より彼らの会話が聞きたいから見る。それが、やがて連ドラを見て会話を聞くようになる。そうなるとナカナカ止められない。ところが、ここに問題が起こる。

この「あさイチ」が、実は曲者で厄介。早くから明るくなるし、日中暑くなる。だから、早く山に上がって仕事を始めたい、昼の時間を長く取りたい。この「あさイチ」。どうでもいい事や女性特有の話題もあったりするが、気になっている重いテーマを扱うことがある。そうなる腰が落ちてしまい、そのテーマが終わるまで見いってしまうのだ。9時で終わればいいが、下手すると後半も見ることになり・・・。

どう人生を終うか。人生の第三ステージはそれを考え準備するステージでもあると考えてる。その時が来たとき、自分の意思に合わぬようなことにならないようにするにはどうするか。例えば、延命治療を受けるか受けないか。苦痛は嫌いだから、その緩和処置はしてもらいたい。だが、自分の口で食べられなくなりチューブを付けられたり、人工呼吸器など付けられたりするのも勘弁願いたい。と思っている。

昨日のこと、テーマは「延命治療」。『人生最期の瞬間。国の調査では、病気が治る見込みがない場合、延命治療を望まない高齢者が9割を超えていますが、実際には、家族の希望などによって、胃ろうや人工呼吸器などの延命治療がかなり行われています』。そう、自分の思いだけでは済まされない。『番組アンケートからは、親の希望とおりにしてあげたいと思う一方で、1日でも長く生きてほしいと悩んだ経験のある人が数多くいることが明らかになりました。親や伴侶が延命治療を望まない場合、家族はどう対応すればいいのか。本人と家族、あるいは家族の間で考え方に溝がある場合、どのように合意を形成していけばいいのか。医療現場で始まった「アドバンス・ケア・プランニング」という取り組みを紹介しながら、解決のヒントを探』るという取り組み、だった。「その時」は完全に「個」の問題。だが、「その時」は「個」だけでは済まされない、「共有」される。むしろ「周囲」が尊重されがち。だから、「思う」だけでは足りない。その前にすることが沢山ある・・・。それでも、家族5人のインタビューがあって、「親の意思に同意するが、気持ちの整理はできない」というような息子さんのコメントがあった。重かった。どうします?

幸いなこと(?)に、昨日は9時まで。9時半には仕事始めてた。


(バジルの花)


今日の一枚:トマト、キュウリなどの果菜類が実をつけだした。ゴーヤの実の赤ちゃん、10時過ぎ。

今日のもう一枚:う~ん、キュウリは胚軸切断法には耐えられない、か。もうしばらく様子見。


難しいなぁ

2016-06-27 06:18:19 | 徒然に想う

土曜日のこと。楽しい宴の後は、さすがにそれだけでは終わらない。泊まった宿には屋上に露店風呂があって、それこそ、「おはらしょうすけ」さんの如く朝湯が楽しめ、頭スッキリ。が、さすがに体はというと、そう簡単にはいかなかった。家に着いてご飯を食べると、それから一時間ほど昼寝へと突入。へへへ。

14時頃、もそもそ起き出し、つけっぱだったTVのチャンネルを回してると、NHK教育で、TVシンポジウムという番組をやってた。題名は、「いま“地域づくり”を語り合う」。「どうすれば安心して暮らせる持続可能な地域社会をつくれるのか」。「少子高齢化、農林水産業の衰退、介護、孤独死対策。いま日本の地域は、農村から大都会まで様々な課題を抱え、地域の再生は全国的な課題。今回のTVシンポジウムのテーマは、「地域づくり」。各地には、住民たちが地域の課題に向き合い、力を合わせて地域づくりを成し遂げてきた事例があります。こうした事例をもとに、11人の能力を引き出し、誰もが安心して生き生きと暮らせる地域社会をつくっていくにはどうしたらいいか、話し合います。その手立てとして、Food(食)・Energy(エネルギー)・Care(医療・介護・福祉)をできるだけ地域でまかなうことで自立した地域を目指す「FEC自給圏」に注目します。パネリストは、食の6次産業化に取り組む鹿児島県鹿屋市柳谷集落(通称やねだん)の豊重哲郎さん、小水力発電によるエネルギーの地域自給に取り組む平野彰秀さん、誰もが通えるデイケア施設を運営する富山市の阪井由佳子さん、総務省過疎問題懇談会座長を務める早稲田大学教授の宮口侗廸さん、そして、「FEC自給圏」を提唱している経済評論家の内橋克人さんです」(「」内はWebから引用、長いので多少削ってる)。

先進事例、それがどこにでも適用できるかと言えば、またその地域性次第、一概にできない。たまに聞く話だけど、二匹目のドジョウで成功した例はないとか。高い費用のわりに定着しないことばかりと聞く。世の中、難しい。

難しい、と言えば、イギリスのEU離脱のこと。大きな結果だが、その後の混乱ぶり。いったい何だろう。それこそ国際テロリズムの目論んでいたことが実現してしまったようじゃないか。ロンドン「市」やスコットランドは、イギリスの中にあってもEUにとどまる方向で進める? まるでイギリスが分裂していく…。投票の結果、何、意味すんだろ?

枝豆の話し、したっけ? 順調に本葉が広がり、採り立て・茹でたてをプチっと、ビールをクゥーっとするぞと夢が広がってた。が、先日どこか雰囲気がおかしい。近づくと、本葉を含め成長点が、ない。ほんと一晩のこと、だった。大豆用に別な布で作っているが、心配で仕方ない。ちなみに、その「一晩」であるが、成長点が草に埋もれないよう周囲の草を刈り込んだ日の晩のこと。「草」のコントロール、抜けばいいってもんでないし、切り詰めればいいってもんでもない、らしい。難しいもんだ。


(脇芽から育てたトマト、いいかげん定植しなければ。ちなみに24日、キュウリの苗を間引いた。胚軸切断法を試してるが、難しい。)




今日の一枚:部屋の中、21℃、51%の湿度。外に出て、見上げれば秋のような雲。梅雨を忘れる朝。家の前の車止め、6時過ぎ。


地域の知恵者たち

2016-06-23 06:09:30 | 徒然に想う

雨、雨、雨。まっことよく降る。小康状態をついて地キビを定植すれば、ブト(ブヨ)の攻撃を受け、ぷっくり腫れてしまうし、草はバンバン大きくなる。窓を開けとけば、雨音でTVの音がかき消されそうになり、閉めれば蒸し暑く・・・。天気予報では32度まで上がるという。なんだか、もう。

昨日、炭焼きの手伝いをする。前回焼かれた炭を出して、新たに焼くために木を入れる。なかなかない経験。オンチャンの話を伺っていると、先人たちのいろいろな工夫や知恵が詰まってるのが見えてくる。力仕事はまだ何とかなる。でも、窯の中にどう並べるか、火を止めるタイミングの見極め方などなど経験が要るものが沢山あって。

その炭焼きの準備しているときに、炭焼きのオンチャンの友人が来られた。簡単な自己紹介をして、野菜を作ってるというと、こんな話をしてくれた。「胡瓜、この雨の時期に出しても売れんよ。7月、8月になって暑くなって、体がヒヤイものを欲しがるようにならないといかん」。「旬」というが、このこと? 野菜を露地で育ててる(実態は育てられてる、なんだけど)と、実ができいい大きさのところで収穫し食べれば、それで「旬」と思ってた。でも、ほんとに「旬」だったのか。春、温度を見ながら苗立てして、定植。自分の中で「早く」作りたかったに過ぎなくない? そんなご都合ばかりを優先してばかり。体が必要とするとき、その野菜があって食べる、というのが「旬」ということなんじゃないか。野菜たちもその方がより力が発揮できる、なんて思えてきた。

こんな知恵、体験を持たれてる方たちから話が伺えるって、なんて幸せことだろ。あれ? 雷? 増水の警報が鳴りだした。 




今日の一枚:一昨日の晩、夏の盆踊りの練習に参加、会場は休校中の横畠小学校。その帰り際、齢16の月が怪しく赤い。太陽のような光は、校庭のライト。21時ころ。

今日のもう一枚:昨日、谷の内という地区に出かけた。そこでこの春まで地域おこし協力隊だった方が民宿を始められた。縁という名、初めて訪ねたが、実に気持ちいい素敵な宿。その近く、アジサイ。あじさい街道とはまた違う雰囲気。雨によく映える。





明るいトラジェディー (Tragedy)

2016-06-21 06:51:32 | 徒然に想う

その一:高浜原発1・2号機、20年間の運転延長を認可 20160620 1507 Copyright © The Yomiuri Shimbun

原子力規制委員会は20日、定例会合を開き、運転開始から40年を超えた関西電力高浜原子力発電所1、2号機(福井県)について、20年間の運転延長を認可することを正式に決めた。

機器の劣化状況に問題はないなどとする審査書を、委員5人が決定した。原発の運転期間を原則40年に制限し、例外的に最長20年間延ばせる新制度の初適用で、それぞれ2034年11月、35年11月まで運転可能になる。(後略)

 「再稼働」を前提とした、このいい加減さ。40年、20年という数字だって根拠があるわけじゃない。そこに、たった5人に今後のリスクに対する判断を託さなきゃいけない、この悲劇。


その二:職員8人に見送られ…舛添都知事“異例の退庁” テレビ朝日系(ANN 620()1753分配信

(前略) 午後4時すぎ、報道陣の前に姿を表した舛添知事はまっすぐ正面を見据え、待ち構えた報道陣には目もくれず足早に公用車に乗り込みました。舛添知事は21日付で退任しますが、21日は都庁での予定もなく、20日が事実上の最後の登庁日でした。退庁のセレモニーはなく、知事を乗せた車は職員8人に見送られて都庁を後にしました。(後略)

最後まで有権者の疑問に答えなかった政治“屋”の厚顔無知ぶり。自ら選挙で選び税金の無駄遣いを認めざるを得なかった都民の悲劇・・・。


その三:トンネルに入ってもライトを点灯しない。坂道の上りで後続車にブレーキを踏ませ。急ブレーキに、割り込み。周りの車に、迷惑かける。もちろん、自分の技術すら信じてない、が。これで事故った時の悲劇は・・・。


こんなことばかりに気が取られる。ハッキリ言って、文旦や野菜のことを思えば、時間の無駄。もっと大切なことがある。例えば施肥のことを理解すること。だが、施肥のこと、調べれば調べるほど、何が何だか分からなくなる。だって、植物の生態の複雑さときたら永遠の混沌の中にあるようで、簡単に「分析し」「このやり方をしなさい」と結論できるようなもんなんだろうか。分析し、「足りないもの」が分かる、それを補うように世話すれば(施肥すれば)いいというが、第一、「足りる」「足りない」って、何? どうやって「足りる」「足りない」は決められた? 結局、資金と労力を注ぎ世話した挙句の果て、植物がそのバランスを崩し力を発揮できないようになり。また何かが「足りない」から、さらに資金と労力を注ぎ、さらに植物たちがバランスを壊していく。結局、虫や獣たちに先取りされ、植物たちが取り込む前に河川に流れ出て。そう、植物たちだけじゃなく、こっちも火の車。「投資」と一緒で、何もしないのが正解なんて思えてくる。まっこと、どうやって理解したらいいか・・・。これは悲劇か、生みの苦しみか。どちらにしても、辛いことじゃない。




今日の一枚:また雨が強くなってきた。家の前の車止めにて6時半ころ。

今日のもう一枚:地キビの苗、早く定植しなきゃ。


名刺作り

2016-06-20 09:22:50 | 徒然に想う

名刺を作った。名刺、サラーリマン時代を引きずっているような気がして、放っておいた。が、先輩の「名刺持ってないのは、恥ずかしいですよ」というお言葉に一念発起。用紙を買ってきて、PCに向き合う。シンプルかつ印象に残りやすいものをと試行錯誤、AB二案を作り上げた。で、はたと迷ってしまった。

ロゴ、氏名、住所等はもちろんだが、どうして高知にいるかと何をしてるのかをお知らせするつもりでプロフィールを二つ入れた。で、このプロフィール、A案では裏に、B案では表に入れた。名刺はある意味、分身でもあり広告塔でもある。単純で分かりやすいほうがいい。どちらがいいか・・・。

名刺のデザイン、考えたことないんだ。会社は会社の、担い手育成センターのは担い手育成センターの定型あったわけで。なんか、楽しい。

自分の印象だけではと思い、第三者の目、友人に意見を拝借することに。感心してしまった。まったく思いもよらぬ点を指摘してもらえた。名刺の裏なんて見やしない、どうして高知なんていらんでしょう。プロフィールは一行で。ロゴと名前の大きさのバランスは大切ですよ、それによって何を大切にしたいのか伝わるし。B案を修正し完成! まっこと、持つべきものは友。感謝、感謝である。


(横畠橋から黒森山を望む)

(鎌井田橋から浅尾、鎌井田の集落を望む)

(浅尾の沈下橋)



今日の一枚:雷鳴、時々雨。天気の様子見中。7時ころ圃場の近く、川を望む。いつもなら沈下橋が見える。


藁をもすがりたい!

2016-06-16 18:55:54 | 徒然に想う

知りたいことって、どうしてこう、簡単にはっきりとわからないんだろう。朝から雨がちで、もういいやと山に行かず、文旦の施肥のことを調べ出した。「高知農業ネット」を参考にすれば、露地土佐文旦の場合、6月上旬に夏肥を入れることになっている。昨晩買い出しに出たとき、以前バイトした時の仲間と会ったら、夏肥をいれるのに忙しくって、と言ってた。以前調べた温州ミカンの場合、夏肥が大切という人がいたり、自前のボカシを作って入れてるという人も・・・。夏肥を入れたい。問題は、窒素、リン酸、カリの何を多くするか。それを実現するに、例えば、ナタネ油粕、骨粉、牛糞などの有機物から何を選ぶか、である。

肥料を入れるのだから、文旦たちが今何を欲しがっているのかと思うわけ。成長のステージに応じて必要なものが変わるはず。ちょうど今、実が大きくなり始めてる。つまり、栄養成長から生殖成長に移りだしている。そうであればリン酸系を多めでいいのかと思うわけで、それをWebで確かめに行く。が、しっくりくるものが見あたらない。挙句の果て、この時期根の成長が活発だというのもあれば、“去年”施した肥料によって、つまり樹は蓄えたものを使って今年実に結ぶ、なんてのも出てくる次第。じゃ、例えば、どうすればいいんじゃ、となる。それでも、少し見えたのは、ちょくちょく米糠を入れると実が甘くなっていいという周りの人の話を思い出したこと。これは長年の経験則だから、事実に他ならない。で、調べてみれば意外に米糠、リン酸とカリの比率が高い。なるほど、経験則から実肥えと根肥えをいれるがよしということになる。葉肥え? それは素人だから平気で言うが、今の樹の状態はどちらかというと葉が生茂り過ぎてるように見える。樹の植わっている場所にもよるが、抑え気味でよさそう。それにお礼肥えや春に多めに入れたし(つもり)。

およ? ってことは、答えが出ててる? やみくもに入れても仕方ないし、かといって試験管を使うのもなんだし、結局経験則か。米糠をたくさん入れる方向で動いてみよう。代案も、“目指せ、地産地消”から外れてしまうが、ありそう。でも、実は何もしないのが答えだったりしてね・・・。もし、樹と話が出来て、何がどれくらいほしいか教えてくれたら、どれだけいいか。みーんな、幸せになれるのに。



今日の一枚:トマトが実をつけだした。まだ親指の先ほどだが、あっという間に大きなって赤くなる。トマトソースを作りだせば、冷蔵庫の冷凍庫はすぐに一杯に違いない。冷凍庫を物色に街に出る。鎌井田から街に向かう県道18号線、仁淀川にかかる横畠橋にて、11時半ころ。


これからどんな夢をみるんだろ

2016-06-16 05:51:52 | 徒然に想う

最近昼休みを「サマータイム」に変更してる。だいたい12時から14時までがその時間。暑さ対策であることは間違いないが、基本昼寝の時間。昼食後お腹いっぱいになると、恐ろしいくらい眠気が襲ってくる。なんどきでも、眠気がさしたら15分ほど寝る。頭も体もスッキリする。で、午後の効率を考え(いい言い訳でしょ)、必ず昼寝する。

イチローさんが日米通算4256安打、ピートローズの通算安打記録と並んだニュース。キャッチャー前の内野安打ってなに? バントのこと? と思ったら映像が出た。野球のことはよくわからないが、足を使った、イチローさんらしい、ヒット。続いた内容を聞けば、大リーグでの安打数の方がとっくに多い。大リーグという夢を叶え、ここまできた。すごいなぁ。

昼寝から目が覚め、あけ放たれた玄関から外を見れば、雪。雪が待っている。部屋から見ると白かったが、慌てて外の出ると、まるで、降っている物だけ色が反転してしまったよう、黒い。なんとも不気味。だが、地上に雪の降っている形跡はないし、見上げればサンサンと夏の太陽が輝いて。という夢の中の夢を見た、今朝のこと。




今日の一枚:雨が上がってる。玄関前から5時45分頃。

今日のもう一枚:”徒長”してない苗のバランスは美しい。10日に蒔いた昔キュウリの今朝の様子。


はい、この道、上がっていってください

2016-06-15 18:19:08 | 徒然に想う

ちょっと遅く起きた。ホトトギスが鳴いている。ラッスンゴレライと聞こえてきた、特許許可局じゃない。雨は? と窓を開ける。降ってない。対岸の山に、小さな小さな雲がたなびいて。幽かにツツドリ。久しぶり、山にいてもひさしく耳しなかったよ。

今日も気張って、刈払機まわしますかな。いやいや、昨日、3時間ほど刈払機を回した。これから使おうと思っている圃場、草を刈り倒しとけば草引きまでの時間が稼げる、と。いや、多少肥の足しになればと願って。今、果樹園は水がいっぱい、葉がいっぱい。草の障壁があっては空気が滞留する、かも。木の下の草、刈り倒せば、たぶん風が通る。自然の循環扇になろうってもんだ。それより、トウモロコシの害獣対策とショウガ壺の扉作りしなきゃ。

モデルの限界を知って使うのと、知らない(目をつぶる)で使うのとじゃ、意味が違う。熊本地震の様子を、今被害の大きさを評価するのに使われること多い入倉・三宅式を適用してゆくと、場所(地質)によっては過小評価されてしまうところがある、とニュースで言ってた。ところがこの式、原発の再稼働の際のデータとして使われてもいるとか。規制委員会の元委員やこの式を作った人達はその点を認識してる。が、いま再稼働の方向で動いている3か所の原発を管理する電力会社はどうだろう。それに代わるものがないから、今まで使ってきたからといって、限界のことに認識せず機械的に使ってないだろか。何でもかんでもモデルにあてはめりゃいいってもんじゃない。ああ、ただ、仮に担当者は限界を知ってても、再稼働したいばかりに、会社ぐるみで、データ改ざんなんてこともあるかもしれぬ。

 果樹園全体の状況をどうやって理解するのがいいんだろう。園を見ていると、木一本一本それぞれ違う。一本毎気にしたら、手間もヒマもかかって、すぐ破たんだろう。かといって、ど素人の目は全体を把握できるほど働いてもくれない。やっぱ、データ化なのかなぁ。施設内のようなところであれば、例えば窪川で実践されているから、何を観察・観測すればいいか、絶対でないにせよ、お手本がある。でも、開放系であるところ、標高差450メートルの均一でない環境下では、何をどう変数にしていいのか・・・。試行錯誤、なんだろな。

(トウモロコシ。ひとまず、防鳥ネットをかぶせてみた。)

集落の端ショウガ壺のそば、路肩で5センチの厚さ、畳一枚分の大きさの発泡スチロールを加工。サイズをだして、後はカッターで切って、入り口にあてはめ、調整する。そんな試行の繰り返し。その3時間ほどの間に4回、5回と、「日の浦あじさい街道はこれでいいが?」と聞かれる。何にもなけりゃ、町外の人が入っていくようなところじゃない。新聞に載ったらしいけれど、この曇天、いつ雨が降り出すかわからないようなときに、よく訪ねてこられた。そのことがなんか嬉しかった。16時半を回って質問してきたオンチャン、まだかかるようなこといったら、止めようかという表情。すかさず、「きれいですから、是非」と切り返す。「そうか」と車は上がっていった。



今日の一枚:完成した扉、使い易さなどこれからもう少し工夫しなきゃならないが、ひとまず完成。17時直前。天神橋の側にて。


今日のもう一枚:昼食の「なんちゃってカルボナーラ」。溶いた卵に粉チーズと黒胡椒を合わせ、ゆでたばかりのパスタを湯を切って放り込むだけ。今日はペンネで、ベーコンまで入れた。