期せずして小麦を収穫出来た。で、小麦を刈り取り、数日天日干しにしてきた。次は脱穀だと思っていたら、雨の予報(昨日の今日の)。やばいと、急遽脱穀することに。もちろん脱穀機なぞない、何もない。あるのはプラスチックの箕とブルーシートだけ。
「麦打ち」なんてことを言う。何か棒になるようなものは、周りにたくさん篠竹はあるが…。実は、先月あたりから、小松菜、ルッコラ、のらぼう菜、ほうれん草と種取りをしてきた。手でしごけば簡単、面白いように取れる。脱穀だって、タネ取りじゃないかと、意を決して手で。揉むようにすると簡単にバラバラといく。出来るじゃないか! 二三時間かかったものの、とりあえず全てブルーシートに落とし終えた。
次は、芒やら小さな枝など余計なものを取り除かなければ…。唐箕があればいいが、借りるあてもない。第一、そんな量じゃない。箕を使って、ブルーシートに落ちた物を放り上げれば、風が余計なものを取り除いてくれる。完璧じゃないが、小松菜などの時もそれなりにできたし。やってみると、まぁ、出来るにはできたが、愕然とするくらいの芒やら小さな枝、その他もろもろのゴミが混じったままだ。さすがにこれは箕と風任せというわけにゆくまい。扇風機など風を送るものを使わないと。
ヘアードライヤーを持ち出した(温風じゃなく、冷風で)。笊に小麦をいれ、下に受け皿として置いた笊にゆっくり落としてゆく。その道筋にヘアードライヤーで風を送り余計なものを飛ばす。出来るんだが、どれくらい時間がかかる、か…。次に、扇風機を持ち出す。小麦を落とす笊の位置を間違えて、ほしいものまで飛ばしてしまう。結局、ヘアードライヤーを使い続けること、約2時間。どうにかこうにか、大方のゴミを取り除けた。あとは食べるときにでも。やったと達成感に包まれ、幸せ。
今日の一枚:風選が完了、10時ちょっと前。鍋に小麦と計量カップ。その向こう、ベランダに広げたレジャーシートの上、ドライヤー、笊、食べれない部分。
追伸:新たなる問題発覚! 「食べる」。 どうやって食べよう。小麦をお米のように炊いたらどうなんだろう。粉、粉にしなけらばならないんだろうか…。ウエッブには「小麦は皮のついた粒のまま炊飯しても、けっしておいしいものではない上に、消化率も悪くなります。 ところで、たんに栄養面から見れば、小麦の粉食はマイナスです。(以下、略)」なんてでてくる。どうしよう…。製粉機なんて買えないし。