二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

準備完了

2009-12-31 09:13:49 | 徒然に想う
大晦日の朝、いつもよりもずっと散歩士が少ない。神社に上がると、今年使われたお札などが既に燃やすように積まれている。初詣のための提燈もしっかりセットされた。準備完了である。

神社を抜け、畑の道に戻ると、ちょうど朝陽が背中から照らし始めぽかぽかと。名を知らぬ草に下りていた霜がとけ、みずみずしく輝きだした。白菜の頭がしっかりと縛られ、大根も肩まで土寄せされていた。冬なんだ、新春をもうじき迎えるけれど。

ノアとちょっと遊んで、川にそって。ちょっと気になって桜の若木の蕾を見たら、早くないかなぁ。早い遅いは庵主が勝手に言っているだけど、このままでは年明けには咲いちゃうんじゃないだろうか。いや、新春の準備は完了したよってことだ。

今年も今日で終わり。なにやら色々書いてきたけど、また来年。どんな年になるやら。早くプレドンニンがなくなりますようにと祈りつつ。よいお年を!!




今日の一枚:桜の若木が三本植わっていて、あの桜の花を付けていたのがノアの家から一番離れている。その木は花芽というにはまだまだ固い。手前の二本がこんなな感じに膨らんでいた。


今日21:48のこと

2009-12-29 21:48:54 | 徒然に想う
元日の未明、西の空で部分月食が観測できる。国立天文台によると、元日に月食が起こるのは日本では「史上初」。 うん? 史上初?

なんで、こんな天体現象が史上初なのか、と勘ぐれば…。解説曰わく、明治までは新月から新月までを1カ月とする太陰暦を採用。だから元日は常に新月、起こり得ない。太陰暦を捨てた明治以降、実際元日に観測されてないんだそうな。

元日午前3時52分に、ほぼ西でやや低い空にある月の左下の部分が欠け始め、午前4時23分に欠け方が最大になる。この時欠けるのは月の直径の8%程度。食の終わりは午前4時54分。と、その記事のコメント。結構早い。

人間が作りだした「暦」がこんな状況を作る。どこか滑稽、どこか可笑しい。人間が生まれる前から起きていることなのに、おこがましく「史上初」と。まぁ、いい。お祭りとして楽しい。大晦日飲みすぎて寝坊しないようにしよう。





今日の一枚:夜9時過ぎ、京浜東北線の様子。ガラガラ。

暮れの恒例

2009-12-27 18:12:35 | 徒然に想う
昨日から、今日はどこを大掃除するかと朝の会話が始まる。で、今日は書斎にしている部屋。カーテンを取り外し、窓、網戸を掃除。その間、カーテンをカミサンが洗濯。壁の埃も掃除機で吸って。

いよいよ押し迫ってきた。




今日の一枚:それでも、朝の散歩に出かける。神社の下の公園、桜の木の枝別れしているところ

雲があって

2009-12-26 08:39:20 | 徒然に想う
雲があって保温され暖かい。途中から暑くなって手袋を脱いだ。

雲があって遮光されうす暗い。何度東を見ても太陽が顔を見せない。

雲があって防音されあたりは静か。遠くの貨物ターミナルで連結器のぶつかる音、かすか。


パシャー、バシャー。水面にVの字、二つ。ああ、明けてんだ。





今日の一枚:神社のケヤキ、何度見上げても雲が切れていくような気配がない。

どこか寂しい

2009-12-25 18:19:02 | 徒然に想う
気象庁が、来年から、さくらの開花予想を中止する!? 

春が近づけば、「いつ頃咲くでしょう」という言葉が待ち遠しくなる。テレビの天気予報で予報官がそんな話をすれば、通勤途中電車の中で咲き始めたところはないかとキョロキョロ。確かに、いろいろな民間気象会社が多彩なサービスを提供しているからという理由も分からなく無いが、毎日目にするようなところにそんなサービスがあるわけじゃない。なんと言ってもそこが大きく違う。

そう、それは昔、「梅雨入り宣言」「梅雨明け宣言」を止めたときにも感じたこと。「梅雨入りした模様です」や「梅雨が明けたようです」では物足らない。やはり「宣言」で無ければならない。

なんと言ったらいいか、「いつ頃咲くでしょう」や「宣言」が生活の中で「季語」のようになっている。だから、「無い」のが、ただ単純に寂しく感じるのだ。ただ、気象台に置かれた標準木が数輪咲くという基準で決められてきた「開花日」の観測は、今後も継続するんだそうな。




今日の一枚:例によって、オフィスからの風景。四時過ぎのこと。

昨日の夜のこと

2009-12-23 09:00:01 | 徒然に想う
石野見幸のカバーするジョン・レノンのloveを聞いていた。

彼女の声を聞くのは久しぶり。退院してCDを探して買って、スゲェーと癒されていた。でも、予定されていたライブが中止。ブログのアップがおかしく。そしたら…直ぐに。それから聞けなくなって。DVDもあるんだが、もちろん見たことがない…。そう、まだ受け入れてない。


最近、お礼参りに四国に行こうかと計画を練り始めた。きちんと電卓と先達の情報からどうしようと調べている。すると、突然彼女の声が聞きたくなって、かけたのがlove。

弱った体に鞭打って歌っている、辛い…。いや?



いや、違って!私は愛していますってと力強くメッセージ。とても生き生きしてる。あぁ、この生命力…。そうか、これに何度も何度も勇気付けられたんだ。

来年、投薬治療が終わるだろうと先生はおっしゃる。だからのお礼参り。満願成就の折りには、そう、DVDを見よう。それでやっと寛解を迎えるに違いない。




今日の一枚:境内に上がると、年末の準備が進んでいた。お札などを焼く準備や提燈を吊るす棚などが出来上がっていた。ちょうど太陽が顔を出した頃。

からの解放

2009-12-21 13:04:56 | 徒然に想う
アナスタシアの八冊目を読んでいたら、こんなセンテンスが出て来た。

Whoever was a slave in the past will become a free man. Whoever's not a slave today will be a slave tomorrow.

なんと訳そう:今まで隷属していたならばいずれ解放され、今まで自由にしていればいずれ隷属する…。

果たして解放される時が本当に来るんだろうか。

明日は冬至。まだ数日は日の出時刻が遅くなるが、これから一日が日に日に長くなる。




今日の一枚:一昨日のこと、散歩に出てまもなく切り通し。そこで現れた化け物? 6時10分の撮影。

夕方のこと

2009-12-20 16:17:23 | 徒然に想う
陽が沈んでいく。土手の上じゃ、富士山がきれいなシルエットで見えていることだろう。もう出かけるには遅い。昼寝とコーヒーと読書(アナスタシアの8巻)の一日。

ロリーナの話をしたときに、Z2が仔牛を産み落とした時の話を書いたろうか。仔牛自身、どうして10分、15分で立ち上がり、Z2の乳を飲み始める? Z2にしても、仔牛が立ち上がるの手助けする? 誰が教えるんだろうか。

ミツバチ、彼らはどうしてあの力学的にも優れているハニカム構造を持つ巣を作るんだろう、という話が今日読んでいたところに出てきた。誰も教えないけれど、初めから知っている。Z2たちもそれと同じ…だ。

じゃ、我々人間の場合は? 人間だって生き物として例外ではありえない。生まれ出た瞬間からもう知っていることがある。果たして、それは一体なんだ? 生きるとか子孫を残すことは、他の生き物たちとなんら変わらない。ハチや牛たちのように個性として、人間は何をしているんだろう。

地球を壊すこと? 



今日の一枚:今朝も一段と冷え込んだ。暖かな布団は一日を短くさせる。土手の上、朝陽に霜が溶け輝くんだが…

寒さ、厳しい

2009-12-19 14:40:16 | 徒然に想う
今朝のこと。この冬一番の冷え込みになった。霜柱はニョキニョキ、水溜りはパリパリ。間違いなく、このシーズンの初氷。そんな中歩いているのは、いつもの散歩師と庵主くらい。

夏から秋、秋から冬にかけて挨拶する回数がうんと減っていく。だが、寒さが募るに連れて、その分楽しさが増す。例えば、遊水地からあの高価なレンズを後生大事に抱えている人たちが消える。つまり、池から上がる靄を狙ったり、池に輝く朝陽などを捉えたり自由にカメラを向けられる。

土手の上では、夏草が生い茂っている時には、低層の草たちのところでしかゆっくり見てられないが、今はどこでも好きなところで霜が下りた草たちをゆっくり見ていられる。

歩く早さの平均速度が遅くなり、散歩時間が長くなる。




今日の一枚:富士の山頂から明けていく様を見ていた。体の心から冷えるが、止められない。