二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

朝の喜び

2010-07-31 08:19:25 | 徒然に想う
遊水地は浅い丼ぶりのようになっていて、水面までは緩やかな坂になっている。そこがちょうど冷気がたまるようになっていて涼しい。梅雨明け後からこの冷気溜まりに下りて行くのが楽しみでしかたない。

そこに朝陽が重なると最高なんだが、最近そういかなくなってきた。池に着くころ、ちょうど日の出時間。東の団地と雑木林、丼ぶりのふちとに阻まれて光がまだまだ届かないのだ。もちろん土日は調整を利かせるが、雲が意地悪をすることが多い。

行く手に「はやくいらっしゃい」と白いベールが広がっている。出かけに、35度、36度になると聞いた。足が速まって、まるで駆け下りた。



今日の一枚:まさに足が速くなろうとする直前。

朝の10分

2010-07-27 07:28:15 | 徒然に想う
ヒグラシの輪唱を聞きながらゆっくりと歩く。もちろん太陽が顔を出す前だから薄暗くまだまだ暑くない。ヒンヤリした空気もあって、気持ちがいい。

そういえば、西の空に浮かんでいた満月。靄なんだろう、少しかすんでいた。さすがに春の朧月とはいかないが、なかなかのもの。行く手の東の空、ようやく太陽が顔出すか。飛行機雲が一筋消え消え西に向かう。

そうだ。一度目にすると、目が慣れるのか、見つけやすくなるらしい。これは昨日の朝見つけた羽化が終わり乾き固まるのを待つセミ。大きさからヒグラシかミンミンゼミ。

10分早いだけ、余裕が出来る。ただこの10分が問題。日の出前に行動を起こすのはなかなか難しい。どう時間を確保しようか。





今日の一枚:カワセミの川の辺にて。

蝉づくし

2010-07-25 08:09:47 | 徒然に想う
不思議な朝で、5時ころ散歩にでるが蝉たちが鳴いていない。昨夜の雨で温度が下がったからだろうか、ヒグラシの輪唱もなければ、ニイニイゼミたちもアブラゼミも歌っていない。静かに風が流れる。

川の土手、行く手にある木の下で小父さんが幹をぐるりと見ては手を伸ばしている。何をしているんだろうと思いながら近づくと、おはようございますの返事の代わりに突き出された手の中でジイジイと蝉。「この時間はまだ活動が鈍いから、すぐに捕まえられるよ」と手で捕まえてる。

「まさか、ありえない」と思い、いったん通り過ごしたものの気になって引き返し耳をそば立てた。シャンシャンシャンと鳴くのがいる。聞き間違えることは、まずない。小学生のころ、夏休み中毎日聞いた鳴き声だ。クマゼミ。家の前を通るケヤキ並木の道、家に向かう最中のこと。

日の出から約一時間、5時40分頃になってやっと、ちらほらと蝉たちが歌い出した。そう、そうこなきゃ、夏じゃない。



今日の一枚:神社を出てサクラ並木に向かう道すがら、見つけた光景。35年以上目の当たりにしてこなかった。それにしても日の出から2時間、のんびりしたやつだ。鳥に見つかったらひとたまりもない。

ああ、うるさい

2010-07-24 10:07:05 | 徒然に想う
昨日白鷺を見上げた神社の公園手前、それで思い出した。調べると「白鷺」は6月の季語。俳句の原則、季節を二つ使わないことくらい知っている。で、恥の上塗りでちょっと変えてみた。

「白き鳥の 赤くかがやく 大暑の陽」

これでどうだ。

公園に入ると蝉がうるさい。切り通しのヒグラシたちのように輪唱してくれれば、趣があっていいが、こうもうるさいと耳をふさぎたくなる。それもそのはず、クヌギに近づいて見れば、このありさま。



こんな状況で、数年後の子孫たちのために相手を探しているんだから、しかたないな。それにしても…、ああ。

神社に上がると、どこにいってしまうのか蝉たちは。眼下の公園の林から聞こえてくるが、社殿の周辺にほとんどいない。静かななか参拝して小五郎に会いに向かう。




今日の一枚:神社を後に畑の道にすすんだ。振り返ると、光線が指していた。







大暑

2010-07-23 08:44:30 | 徒然に想う
今日は大暑。暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧) だそうだ。昨日なぞ39.4度まで上がったところがあるのだから、それらしい。で、確かに暑い。

よく見ると、畑から流出してしまったカッラカラに乾いた土の上、小さな小さなクレーターがたくさんある。雨が降った…。どこか涼しい。

見上げれば、白鷺が三羽。気持ち赤く染まって西に飛んでいく。

白鷺が 赤く染まって 大暑のひ


お粗末。





今日の一枚:太陽のほうが寝坊助になって来た。神社から東を望む。

暑気払い

2010-07-20 21:22:19 | 徒然に想う
そこは涼しいだろね。虫たちの歌声に囲まれて、風がそよいでさ、さぞかし快適にちがいないや。梅雨明け一週間は大気が安定し晴れ暑い日々が続く。今年も例外じゃなくて真夏日の連続。今日なんて35℃を超える猛暑日になるというから。そんな素敵なところはないだろな。

連休中、日月と鶴岡、酒田へとドライブに出た。暑い暑くないのって。暑気払いのつもりだったが、暑さにまいった。それでも旨い魚を旨い酒とでいただき満足。当初目的の暑気払いは達成。

いやそれ以上。目からウロコのような発見、クラゲ。鶴岡の水族館で庄内あたりのクラゲを集めている。そこに立ち寄ったのだが、驚くやら感心するやら。彼らの姿形の不思議さ。ゆっくりと巡回している水槽の中をゆらゆら泳ぐ様ときたら、狂い咲きの桜のごとく。人がどんな映像技術や感性を駆使しようと、あそこまで素晴らしいものは出来まい。

ただ解らなかった、もちろん今もだが。どうして自然は「あんなもの」を作りだされたのか。彼らと人間は何が違うんだろか。




今日の一枚:神社に上がる手前の草むらのなか。邪魔しやがって、とにらまれた。

梅雨明け

2010-07-17 19:32:41 | 徒然に想う
なんともまぬけな話だ。お昼過ぎにアップして食事に出ようとしたら、相方が「明けたってね」という。間近どころではなかった、書いているうちに明けていた。

夕方はいい感じの夕焼け。光の筋が、北西から南東に走り抜けていた。





今日の一枚:一枚目が北西の空、二枚目が南西の空。

夢判断?

2010-07-17 12:07:03 | 徒然に想う
これで4日間、晴れる。ゲリラ豪雨が相変わらず多い。梅雨前線は日本海にそって北上。一週間予報を見ても傘マークが消えた。間違いなく梅雨明け間近。いい風が窓から流れてくる。昼寝へと誘ってくる。

夢。夢に予言とか、心理描写があると言うつもりがあるわけじゃない。が、夢を見るとノートに書き留めるようにしている。記録魔というわけではないが、いつからか、例の「マザーランド探し」のヒントが含まれていそうな気がしてからのこと。

先日、ひどい情景の夢を見た。どうもその夢に予言を感じている。これから乗り切らねばならないことを今の状況とともに語っているかのよう。しかし、それでもそれを乗り越えた自分がいたので安心はしているのだが。正直、辛いことになりそうである。

夢の記録、なかなか後で読み返すと面白い。今から見るとそれなりに数日後に起きたことや心理をよくあらわしている。舌の先が乾かぬ前に前言撤回。





今日の一枚:15日と同じところ。カエルを三匹見た。オバマさんじゃないが、「変える、変える、変える」と言われた気がした。

深呼吸

2010-07-15 07:36:41 | 徒然に想う
日の出まであと十分。最近はこうやって、太陽が昇る前に歩き出す。涼しい空気のなかヒグラシの輪唱を聞きながら。

この梅雨時に涼しい空気というのも変だが、Tシャツにひざ丈のズボンでは全く暑くない。川まで下ると冷気と熱を貯めた土地や水があいまって、靄がわいている。そこに入っていけばヒンヤリとする。

境内に入る階段でも土手を歩く速さを維持しようとすると、登り切る頃には汗が噴き出してくる。暑い。登り切ったところ、ヘビだ、危なく踏みつける。動きが鈍い。そんなに温度、低いだろか。

朝焼けはすっかり終わった。昨日も青空が顔を出す。今朝も一部。豪雨のニュース。晴れマークの週間天気予報。梅雨明けが間近いと教えてくれる。大きく深呼吸して神社をあとにしよう。





今日の一枚:畑の中の一本道、カワセミの川に下る切通し直前。左手、東側を見た。