二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

ごめん!

2013-12-31 15:11:52 | 徒然に想う

ベランダの片隅に木のタイルを積み上げている。夏なぞに広げると、はだしで歩けて気持ちいい。さて、掃除をしようと移動してたとき、最後の一枚の上に、ゴムの玩具がある。なぜ? 子供がいるわけでなく、遊びに来たこともない。どうして? あるはず、がない…。

指でつつく訳にもいかず、強くタイルを振ってみる。すると、ポトリと脇にある観葉植物の寄せ植えに落ちた。で、で、次の瞬間、動いた!! 目の形や体の色からして、ヤ、モ、リ。何度かマンションの外壁で見たことがある、このブログでも話題にしたことがある。であるが、我が家で冬眠しているとは、ついぞ思わなかった。

春のような暖かく、かと言って冬の透明感のある光に、体が透けて見える。どこか全体的にしわくちゃ、冬眠の為やせ細ってしまった、か。もっと肌質がピンとしていた気がする…。目が実にいい、宇宙人そっくり…。いやいや、迷惑そうだ。もちろんそうだろう。何しやがると聞こえてくる。…また動かなくなった、じっとしている。背中側に日差しが当る? あるいは、寝起きは悪い。おい、そんなところにいたら、寒いぞ。暖かなところ、はやく見つけろ…。そうだ、写真!

一眼カメラを取りに行っているすきにどこかに行ってしまった。ツンツンと指で葉をかき分けてみたが姿が、気配がない。

どうなるんだろう。冬眠中の生き物をその途中で起こしてしまったら何が起きる? 花の狂い咲きとはまったく違う。間違いなく、体内時計が狂うだろうし、余計なエネルギーを使うことになる。カツカツの所でエネルギーを蓄積し消費していたら、今日のハプニングは命取りになりかねない、じゃなかろうか。簡単に言っちゃ申し訳ないんだろうが…。

 

すまない!! お休みの所、起こしてしまって。

 

 

今日の一枚:草陰のヤモリ。10時頃。  


良いお年を!

2013-12-31 07:52:19 | 徒然に想う

神社に上がれば、提灯が並んだ。12月に入れば、境内にそれらを吊るす台やお札などを燃やす焚き火の木組みが用意される。それだけでも年の瀬を感じるのだが、こうやって提灯が点灯されると、実感の度合いが違ってくる。この神社の年末の風物詩。これを見ると、まさに年が終わると感じる。

今年何があったか。四国を通し歩いたこと、金融業界から足を洗ったことが何よりも大きなことだろう。それに加え、メールでのやり取りから、言葉や単語のの難しさも痛感した年だった。そういえば、高野山に二度も出かけている。ちょっとこれは苦笑いものかもしれない。普通の年より、大きな変化があった年だった。

さぁ、大掃除。大掃除の続きをやろう。

 

 

今日の一枚:6時40分頃、神社の鳥居。この冬一番の冷え込みのよう。頬や唇まで痛く感じるくらいだった。

 

一昨日の夕方の写真。白い点が3ヶ所ある。一番右の物は街灯か林の向こうの家の灯り。残り、金星と池に映ったその姿。実に金星は明るい。

 


秩父巡礼 三日目

2013-12-27 16:59:48 | 徒然に想う
武甲山が雪をまとい、それに連なる山々までも雪がというのに、菜花だろかもう黄色い花。

また、花に教えられたようだ。


《春焦がる 小さき花の 勇気かな》





今日の一枚:秩父鉄道白久駅から三峰口駅に向かう道端で。11時ちょっと前。
多分、蝋梅。ただほとんど香りがとれなかった。

Merry X'mas

2013-12-25 20:54:33 | 徒然に想う

クリスマスだってのに…、オデン大根に日本酒。いやいや、実は、その大根、それが上手い。クリスマスにはそぐわないが、実にうまい。化学的な農薬・肥料を使っていない、作られてる方の姿が見える。おいしくないとしたら、それを煮た庵主のせい。この寒さにちょうどいい出来合いだった。実は、この数日で、今食べている物の作られ方や遺伝子組み換えの種の持つ怖さについてのドキュメンタリーを立て続けに3本ほど見た。「いのちの食べ方」「モンサントの不自然な食べもの」「Seeds of Death」。

「いのちの食べ方」と「モンサントの不自然な食べもの」は、二度目か三度め。タスマニアのオトンとオカンに教えてもらった。「Seeds of Death」は教わったかもしれないが…。とにかく、いったい何を食べているのか分からなくなる。どこだかのCMでも同じようなことをいっているが、我々の体は我々が食べる物で出来ている。それがあんな状況なら…。

放射能物質の漏えい。それが何度となく、政府は大丈夫との立場だが、繰り返し報道される。経済界は、電力各社は原発の必要性を際限なく繰り返す。あれから、二年半で47%減少したそうだ。原子力規制委員会は、東京電力福島第一原発の事故の原発周辺の影響について、80キロ圏内の最新の放射線量を公表し、事故後7カ月の時点と比べて、30カ月にあたる今年9月の平均の空間線量は47%減少したと発表(朝日新聞デジタル)。影響がなくなったのか、軽減されたのか、再稼働へと突き進んでいる。

遺伝子組み換え食品も、同じ現象。そのもの自体は今の基準に照らし合わせると問題ないとされる。が、その基準がおかしい、おかしいとしか思えない。数学を学んだものとしては科学的なことに基づきたいが、感覚的。それらは、実験室のごく限定された条件下(つまり特定の条件)で作り出されたもの、だろう。それが、実験室以外の広い所で、繁茂した際、在来種など環境、人体を含め、どんな影響を及ぼすのか。そう、海洋汚染だって、常識的に考えて、第一原発の周辺だけですむはずがない。ことが起きた場合、人間の手で制御しきれるんだろうか。科学者だけでなく、もっと違う分野の人たちもかかわって、基準とやらを見直す必要がありはしないだろうか。さもなくば、我々の子子孫孫は我々のこの時代に使いをよこし、事前に解決をはかるに違いない。

 

 

今日の一枚:カワセミの川に向かう途中、切り通しの手前で。6時10分頃。

 

 


一陽来復

2013-12-22 10:33:24 | 徒然に想う

ちょうど日の出時刻の6:48に神社の展望台に立ち、6:50頃に太陽が姿を現す。そんなタイミングで神社を後にすると、JRの跨線橋を渡った時に行く手のケヤキの木が紅葉のように色付いているのに気がついた。すると、脈絡ないのだが、去年の今頃、歩いていたんだなぁ、と脳裏に浮かんできた。

これを書いている時間帯、道隆寺(77番)から郷照寺(78番)に向かっている。その日、お参りするお寺も多く、かつ五色台への登りというのもありながら、距離数だけで計画を立てていて、散々な目にあっている。時間切れで打つ予定だった白峯寺(81番)を断念、すっかり日が落ちた真っ暗のなか宿に飛び込んでいる。

あの時、宿のスタッフさんたちが赤い三角帽子をかぶっていて、なんでと思ったのを思い出した。クリスマスとか暮れだとか忘れていたわけではないが、計画をこなす事ばかり。それが顔にでていたにちがいない。きっと酷い形相をしていたことだろう。それを証拠に、受付の人、「お菓子などいらないでしょうが。お食事まで間がありますから」と、中年オヤヂに飴やチョコレートを沢山差し出してくれた。その笑顔のやさしかったこと。

去年の今日のページを見ると、実に前者の記録のようなことしか残っていない。飴のことや、そう宿の風呂から見た瀬戸大橋の夜景の美しかったこと、印象に残ったことがない。それが精一杯だった、それだけのこと。そのページから数日後、大窪寺(88番)から徳島に向かう途中みた蝋梅のことが出てくる。紅葉だなんて戻ってばかりじゃ仕方ない。春というには遠すぎるかもしれないが、探せば、どこかにあるかもしれない。明日から昼が長くなる。それを探しにいこう。

 

今日の一枚:そのケヤキの木、7時頃。

 

 


来春の下準備

2013-12-21 18:15:54 | 徒然に想う
畑の向かいの雑木林、つい最近まで錦の葉を見せていたのに、すっかり様変わり。移ろいの速さにただただ驚かされる。

来春畑をもう五畝ほど増やす。今日、一緒に借りる人たちと元肥入れ。助っ人も二人加わり、総勢六人。二反弱を一日がかりで片した。後は昨日までの雨が乾くの待って、トラクターを入れてもらう。なんだかんだ、ワイワイガヤガヤ。人の声が響く畑は楽しい。

《冬ざれた 木々に畑に 声響く》


来春の準備が一つ片付いて、どこかホッとした。




今日の一枚:9時45分頃、畑の向かいの雑木林。手前の白っぽいところは霜。

雪合戦

2013-12-19 06:03:32 | 徒然に想う
昨日から天気予報が雪、雪、雪と連呼する。自然積もるか否かと、気が気でない。こう言ったら申し訳ないが、電車のことじゃない。畑を心配しつつも、あたり一面真っ白になりギシギシ踏みしめられるか、どうか。

雪と聞くと、大学の頃を思い出す。キャンパスのサークル室のそばに広い空き地があって、雪だるまを作ったり。仙台にあるとは言え、雪国出身ばかりじゃない。雪が降れば、たいがい大はしゃぎ。二年生の時だったか、ある先輩がそれこそ雪玉を持って我々後輩を待ち受けていた。二ヤッとされ、手にされているものをヒュンと投げつけてきた。荷物をサークル室に放り込んで、合戦開始。息も上がり、サークル室へと。その途中、その先輩曰わく、ありがとう、社会人になったらこんなバカなことなかなか出来なくなるからな。進学されると思っていたが、春に卒業されていった。

これまで、次のステップに進む際、自らに制約をかけて進んできたような気がする。サラリーマンだって雪合戦をしたって悪くない。だが、したことがない。相手もいないが、年相応というのか、バカなことをしなくなる。小学から中学に上がる時もそうだ。周りが急に外で遊ばなくなり、困惑しつつも内遊びへと。長靴履いて、水溜まりを走り回るなんてこと…。あたかも、バカをしなくなる、それが大人になるかのよう。

もちろんバカをしたい想いはある。が、その表現の仕方を年相応というフィルターを通し意識する。そう意識するが故、しない、しなくなる。年相応、娑婆にいる以上仕方ないこと、なのか…。だが、年相応って一体何だ?


《耳をたて 初雪想うも ぬくぬくと》





今日の一枚:4時半過ぎ、布団から半身を起こしてみた。

下り坂

2013-12-16 16:27:14 | 徒然に想う
なんとなく傘をかぶっているような太陽。天気予報通り、下り坂ってことか…。





今日の一枚:畑から西の空、15時半過ぎ。
次のは13時過ぎのもの。光りが小さい携帯のレンズに上手くはまり、反射している。ちょっと面白い画像になった。

ふたご座流星群、顛末

2013-12-15 12:40:03 | 徒然に想う

「ふたご座、ですか」と不躾な質問に、「はい、一つ流れました」と二人組の片方が答えてくれた。家を出て、畑の中の切り通しに向かう道端に人影。そんな所に人が坐ってた試しがないから、おはようございますもなくつい聞いてしまった。確かにそこは西の空がよく見える。が、街灯やらファミレスやらの光が強い。写真には適さない。もっといいところがあると声掛けても良かったが、怪しいおぢさんになってしまう。で、一人先に急いだ。

方向の記憶が入り繰ってしまったかもしれないが、今朝の結果。451は4時51分、9時の方向は時計の短針の位置。昨日よりずっと多く流れた。

451 木星方向からシリウスに向かう。
512 ふたご座から9時の方向へ。
516 火球並みに強い。が北から西へと流れた、ふたご座流星群のものではない。
527 ふたご座から4時の方向へ。
528 人工のもの。南から北へ、ほぼ天頂。
550 木星の脇を西へ。少し赤みがさした瞬間があった。


で、写真はというと、ふたご座流星群としては失敗。ただ、救いが3枚。516の流れ星と528の人工物。で、少々奇妙なんだが、543に撮影のもの(動いているのを見たという印象がまったくない。しかも、軌跡でなく、点として写っている)。

星が見えてるってことは、雲がない。しかも風が弱かった。家帰ってから入ったお風呂の気持ちいいこと、ありゃしない。髄まで冷え切った体が生き返った。

 

 


今日の一枚:516のもの、右下に薄い軌跡。暗い、暗いと思ってもやはり明るい。調べた撮り方ではとんで真っ白。ISOを1600にしたら、話しにならない、200に設定。20秒ほど開放。F2.8、18ミリのレンズ。三脚に固定。

 

↓ 528右上隅に軌跡。

↓ 543右下隅に明るい星、そのすぐ下に。