二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

見る目

2009-04-30 07:11:27 | 徒然に想う
カミさんに頼まれたベランダの花たちに水をやっていて気がついた。陽が昇る位置がずいぶん東になっている。散歩に出ず会社に早く向かうようになって、意識から抜け落ちてしまっていたのか。こんなにも変わっていた。

お、田植えが終わっている。銀色のコーティングに薄く緑色の筋。一昨日と言ったとこだろうか、水が澄んでいるように見える。それにしても小さい苗に感じる。一つ手前の田んぼでは苗代だ。車窓越しでは所詮無理か?

どこか判然としない豚インフルエンザのニュース。警戒レベルが4から5になった。成田空港でメキシコなど感染者が見つかった国からの飛行機の検疫が強化された。で、日本国内では? 相変わらず感染者の報告はない。薬などの対応状況は? 周りで起きていることは伝わってくるが、中でのことが良く判らない。官邸前からの中継なぞ不必要。

見るべきものを見ていない、見過ごしている。そういうことなんだ、きっと。どうしてなんだろう。




今日の一枚:年の始め頃、太陽はマンションの左手ではなく右手側で輝いていた。

桑の実

2009-04-29 20:31:39 | 徒然に想う
近所の川の土手、雑草が豊かであるが、どう使われているか分かったもんじゃない。郊外型の慣行農業に包まれているこのあたり。所謂B品や食べきれなくなったものが産廃となり捨てられる。

おそらく、養蚕なんかもあっただろう。もしかしたら昔流された跡かも知れないが、桑の木が根付いたりしている。ちょうど今朝だと、桑の実はまだまだ青い。早すぎる。

ひなが一日、タスマニア旅行のまとめ。とりあえず全編なんとかなった。ちょうど、そこに赤を入れ修正加筆しているところ。まだまだ書き足らない、完成にはまだまだかかる。

マンションの玄関を出て南に向かう道、拡張工事によって大分代わった。ただ、そのお蔭で畑が重機でつぶされ押し固められている。地力を回復させるのは、生やさしいことではないだろう。




今日の一枚:桑の実、まだ青々としている。

支配するもの

2009-04-28 08:25:42 | 徒然に想う
豚インフルエンザ。海外から感染のニュースが伝わってくる。日本国内ではまだないとされ、その疑いがある人もいない。米国大陸だけでなくヨーロッパでも確認され、WHOの警戒レベルが4という人から人への感染があるものへと引き上げられた。

ヨーロッパより日本は人口が多い。それなのに「日本ではいない」とはどういう意味なんだろう。ほんとに感染がないのか、感染していても検査にいけない風土があって、把握できないだけなんだろうか。絶対的な数で感染者の多いところに出向くことが少ないからだろうか。

世界的な不況・金融危機の下、ぞっとする話題である。人から人へと感染する、航空機・船舶の行き来の停止。水際でせき止めるという名前を変えた保護貿易主義の台頭…。最悪なシナリオに向かう?

30、40年に一度大流行するとのこと。前回が60年代だったそうで、それから行くと今年の兆しは、そのリズムの中。地球全体の氷河期や温暖な時期のサイクルと規模が違えど同じこと。経済も「ヒト」という生き物の営みならそういったリズムに支配される、ということか。




今日の一枚:会社に向かう道すがら、街路樹の銀杏

xxの進め

2009-04-27 07:23:46 | 徒然に想う
いよいよゴールデンウイークが快晴の下スタート。空気も澄んでここちいい。

大型の人は十六連休もあると聞く。一時帰休もあるだろう。喜んで良いやら複雑に違いない。だが、それだけあればどうするか。そんなことを考えるまでもないが、ニュースなどでは困っている人もいた。不思議でしょうがない。

毎日散歩する。そんなことだって面白い。何も遠くに出かけるまでもない。一時間歩けばそれだけ発見になる。ある時は2キロも行かない、ある時は5キロだ。何が違うか分析しても面白いでしょと思う。やることがないのではなく、なくしているだけ。

それにしてもいい具合にいい天気だ。ゴールデンウイークじゃなくとも、外にいたくなる、どこか悔しい。




今日の一枚:駅前のハナミズキ。この上のように空を見上げようとしたら、その前に飛び込んできた。

美しいもの

2009-04-26 09:08:15 | 徒然に想う
まったく、ド、ドーンって感じで、草木が伸びている。昨日は雨、散歩に出られず、それこそ1週間ぶり。曇りの朝だが、低いところですでに雲が切れている。雨の翌朝は水滴が葉につき輝き面白くなる。

切れ間から陽がさした。いっせいにイヌムギ(?)の穂先に残る小さな水滴が輝きだした。風のせいか、切れ間が一定じゃない、一瞬のこと。ファインダーを覗く間もない。瞬く間に、輝きが失せていった。

おお、トウモロコシ?が定植されているじゃないか。こっちは枝豆か。ホウレンソウ、小松菜の葉物が消え、夏野菜の顔が見隠れする。ニンジン、まぁいいや、トンネルの中できれいに葉が開いている。美味そうだ。

水滴の輝き、何にもまして美しい。同じ水滴も立ってみているとき、しゃがんでみるとき、全く表情が違う。そこに陽が差し込むのだ、どう表現できよう。もちろん、カワセミも生き物も美しい。だが、それ以上に、そんな情景を作り出す自然が豊かで美しい。




今日の一枚:遊水地の中の遊歩道。雨の影響で冠水しそう。

シュウカク

2009-04-24 15:23:52 | 徒然に想う
今日はオフィスのレイアウト変更のため、フロアー全体が落ち着かない。ちょっと落ち着こうと、コーヒーを買ってブルンバーグでニュースを読み出した:

アメリカのビックスリーの一角、米自動車大手クライスラーが早ければ来週にも連邦破産法11条の適用を申請する方向で財務省が準備しているという。

ソロスさん曰く、リーマンによる破産法適用申請は金融システムが実際に崩壊する節目になったと指摘。さらに、この金融危機はアメリカの住宅バブルがしぼんだ2年前に本格化したと考えられている。

BOAのCEOたち取締役会はメリルリンチの業績が信じがたいほど悪化したとして、買収の取りやめを検討していた。そこに、連邦政府当局者メリルとの買収契約を破棄しないように圧力。どう読む? BOAが買収しなければ、メリルもリーマンと同じ憂き目に遭う、ってことだろう。


ため息ばかり・・・、止めときゃよかった。沖縄でスイカの収穫が始まったそうだが、明るいニュースなんて何一つない。


今日の一枚:八重桜も花を落とし葉桜となる。桜の季節はいよいよ終わりか、後は山に入って山桜か。会社の近くのボードウォーク、真新しい八重桜。

聞こえてきたこと

2009-04-23 07:40:03 | 徒然に想う
窓を開けて空気の入れ替えをしていると、なんと清々しいことか。時折ある車の音が一切しないタイミング、雀たちの会話が聞こえてきた。

おい、聞いたか?

あぁ、聞いた、聞いた。なんでも、イギリスの新聞インデペンデントが1面トップで、米国人医師が14個の人間のクローン胚を作ることに成功し、11個を4人の女性の子宮に移植、近くクローン人間が誕生する可能性が出てきたと報じたんだって。不妊治療の一環だそうだ。信頼性を疑問視する声も強いようだけど、曰わく「クローン人間誕生の第1章が開かれた。いずれ、クローン人間は生まれる」だって。

…まったく。こっちはこんなこと聞いたよ。秘密主義が売りであるスイスの銀行がその方向を変えなければ生き残れない。監督当局たち、実はアメリカが思うように手を出せない。で、タックスヘヴン、脱税指南とみなされてしまうんだそうな。先の金融危機の温床ともまでの言われよう。一方、アメリカで会計基準を定めたりするFAB。臭いものにふた、デリヴァティブの損失を場合によって開示しなくても良いとさ。まったく温床はお膝元にあり、じゃないかだ。ソロスさんじゃないが、金融体系がおかしくなってると思うな。

あぁ、まったくだ。ひどいと言えば、毒入りカレーの…

思わず耳を塞ぎ出したくなる会話の数々。時間のせいにして窓を閉じてしまった。




今日の一枚:ベランダに出た。車がひっきりなし、雀たちの会話は聞こえない。どっちがいい…

始めの一歩

2009-04-21 16:22:32 | 徒然に想う
内子町を流れる小田川脇に佇むココリコと言うグリーン・ツーリズムの民宿で朝を迎えた。鳥たちの歌声がすごい。窓の向こうコナラの若葉が輝き…。飛び起きた。

富浦と看板、小さな地域。昔川の残した三日月湖のような所。真ん中に小島、グルリと田んぼ。耕作放棄地も目だつ。縁の村道をゆっくり。全身のアンテナを広げた。

地域の再生がテーマ。自分たちが提供出来るのは木の温もりと安らぎ。そして安全な、自分たちが安心して食べれる食事。お米はほとんど農薬使わずハザ掛け。二反。野菜は季節に寄るがこの時期友人たちの作ったものを購入。地域に対しても同じ。キッチンが土間のよう、お茶飲み場。ジェラルディンたちのような自給自足のコミュニティーじゃないが、そこへの過渡期を見るよう。

残念であるがこのエリアで引っかかるものは…。車で簡単には行けないような所を巡ったが、速すぎて、運転に集中して判らなく。ココリコの潜在植生復活戦とサイロを真似た居室の居心地の良さが発見。



今日の一枚:富浦に向かう、河原に下りた。反乱原の上、イタズラ?

風景

2009-04-20 05:02:50 | 徒然に想う
田んぼに水が入った。羽田に向かう電車から見下ろす。

雲が薄くかかっていただけだ。日本アルプスがハッキリ、富士山もきれいに見える。

すっかり街並みが変わっしまっていた。ここで板切れの船で遊んだ川が埋め立てられている。

あぁ、ここだと、市場の門の面影でわかった。マザーランドも案外そうやってわかるのだろう。




今日の一枚:最寄り駅のホーム、行って来ます!

追伸:昨日アップ忘れてしまいました。

みぃーつけた!

2009-04-18 08:24:02 | 徒然に想う
さて、カクレンボをしている私はだぁーれだ。

ドイツだとやはり春先か何かで有名、時期は違うけれど日本で言うところの初鰹のようなものだと聞いたことがある。ただ、向こうでは土を寄せてもらって色白。

先週歩いたときには、頭すら気付かなかったが、見事に食べごろではないだろうか。数年前、カミサンの友人の結婚式に招かれて行ったとき、20センチは優に超える採り立ての、茹で立てのをいただいたことがあるが、最高だった。

この時期一週間の変化はすさまじい。草も木も何でも、驚くくらいだ。ウグイスもずいぶん上手くなった。スナックエンドウもバリバリ音を立てて鞘を大きくしているんじゃないだろうか。

何でも、調べてみると、暦の上では晩春になっているらしい。20日の穀雨が過ぎ、次の二十四節気が5月5日の立夏だからだそうだ。よく目を開き耳をそばだて観察し、アンテナを張り巡らせていないと気付かないうちに、過ぎ去ってしまう。



今日の一枚:真ん中あたりかな。朝曇りがち、日が当たれば…。