二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

知らぬが仏?

2015-11-30 18:22:39 | 徒然に想う

今年の冬は実に暖かい。そのせいか、モンシロチョウ、モンキチョウ、赤トンボ、オオカマキリ、そしてミツバチ、そんなのをまだ目にする。K兄いわく、山じゃ、いつもなら11月10日前後に霜が降りる。窪川でも同じような話を聞いたが、まだ霜すら降りてない。

ソラマメ、インゲンが元気にすくすく大きくなる。それそれでうれしい。が、正直なとこ、これから寒くなるのに、大丈夫か心配になる。もっと小さく育てておいて、寒さが緩みだしたころから一気に大きくなってもらおうという算段だったのに。

こんな話を聞いた。イノシシを取るオンチャンたちの間では、この暖冬分かっていたそうである。それは、春以降捕ったイノシシの油のノリが悪い、つまり寒さに耐えられるように厚くする必要がないように見受けられたから、だそうだ。実に、興味深い。イノシシたち、人が長期予報で知り得ることを、方法は分からないが、確実に知っている。

まだチヨウたちが舞い、トンボが飛ぶのは、イノシシのケースと同じなんだろうか。羽化するには、いろいろな条件が整い、その個体が成熟し、子孫を残せる時間がなければならない。その時間があると分かっているからこそだ。それとも、行き当たりばったり、で羽化してしまったのか…。あの植物の生理の奇跡を思うに、生き物たちは決して無駄なことはせんだろう。と、したら人間だけ、自然との情報共有ができなくなってる、ってことか。さもありなん、自然を破壊しつくしているからね。

 

 

今日の一枚:仕事を終え、河畔まで下った。川面が静か、今日一日の帳が降りてゆく。17時ころ。


トリアージュ ー ダウンタウンブギウギバンド・バージョン

2015-11-29 19:34:26 | 徒然に想う

長ネギの定植の続き、完成を目指す。そう、タマネギの時もそうだった。石垣に黄色い花が咲いている。ブンブン、ブンブンと羽音。11月も下旬、いやもう12月と言っていい。そんなときに羽音、どっか解せない。ミツバチなのか、なんなのか。

港のヨーコ、横浜横須賀?

アナグマが来たって。穴が掘られてて、そこにウンチさぁ。タヌキやハクビシンのようなタメ、じゃない。いや、それで検索してみて、アナグマだろ、って。アナグマ、どこから来た? 先回来ただろう経路にゃ、波トタンで壁。一昨日は風で倒れていたから、昨日見たのなら分かる。が、今朝、今朝なんだ、直した日の翌日さぁ。 

だらった、たった。だっら。だらった、っただっら。あんた、あのこのなんなのさ。港のヨーコ、横浜横須賀♪

窪川から帰った翌日土曜日こと、山に上がるも仕事が手につきゃしない。やらなければということが多すぎて、パニックさぁ。無駄に十分、十五分が過ぎてる。じゃ、そこに座って書きだしてみようって、言ってた。それがこれよぉ。

  1. 獣対策のフェンスをどうするか(波板トタンでいいのか)
  2. 分水槽から三本水を出している。そのうち、一番太いものからが一番水量があるはず。が、一番弱い。なぜ? どうやって原因を突き止め解決する?
  3. 文旦の果樹園、石がザレて仕方ない。収穫にも支障をきたしかねない。どうやって止める?
  4. 石垣が崩落しているところがある。それを修復せよ。
  5. 石垣に沢山の草木。このままでは、石垣を崩しかねない。手入れしなければ。
  6. 落ち葉! 育土のため、落ち葉集めをしなけりゃ。
  7. 要らないもの、畑にも家にも沢山。どちらも早く処分しきらないと。
  8. リフォームの日程が定まらない。ハッキリしなければ、年を越えちまう?
  9. ネギ、長ネギの定植は!
  10. 文旦、そろそろ収穫して保存を始める頃合い。いつ、始めたらいい? 保存には?

見てりゃ、そうトリアージュ。「何をするか」とそのプライオリティの分析。8のような自分でどうしようもないこと以外、自分さぁ。…長ネギの定植がさいしょ。要らないものの関しては月曜…。ブツブツ言いながら、今、そこ、床へとドア開け、出てったよ。

チャランタッタ、チャランラン。あんた、あのこのなんなのさ。

港のヨーコ、横浜横須賀♪ 港のヨーコ、横浜横須賀♪ 港のヨーコ、横浜横須賀♪ 港のヨーコ、横浜横須賀♪ 港のヨーコ、横浜横須賀♪ 港のヨーコ、横浜横須賀♪ (フェードアウトしてく)

 

 

 

今日の一枚:犯人見っけ! ハチの仲間だよね。来春も来るんだろか。文旦の受粉作業も、何とかしてくれるかな。3時ころ、仁淀川を背景に。

 


新しき相棒と共に

2015-11-28 18:26:04 | 徒然に想う

新しい相棒が来た。白い四つ輪の力持ち、アクティ。パジェロ・ミニは、これまで町に山に頑張ってくれたが、これから町仕様に、ちょっとゆっくり(?)してもらおう。どこかうれしい。

早速、山に上がってみた。いい、実に取り回しがいい。これまでパジェロ・ミニだと切り返ししなければならなかったところで、しなくともちゃんと回れる。方向転換も、これまで3回やらねばならなかったのが、2回。

午前中、まだ手を付けていない長ネギ(高知では白ネギ)の定植。苗取りをしていると、根が実によく発達している。砂地的な土壌が合うんだろうか。平鍬で、東西に溝を切り、北側の面に苗を立てかけてゆく。株間は指一本か二本あるかないか、徹底的に密植(正直、極端すぎたかと…)。そして根が隠れるくらい、風で飛ばないくらいに薄く覆土。場所か、タマネギと同じキレ。まだ残っていて、明日も続きをせねば…。

この新しい相棒、初期投資の一つ、なんだよね。初期投資、要るものだから仕方ないとある程度想定し割り切ってんだが、だんだん金額が恐ろしく…。さらにこれから待っているのが、火災保険に、インターネットの設置費用。…いろいろ助成金がもらえる人でも、これらの費用は対象外だろなぁ。う~ん、新しいことを始めると、消えてゆく速さに驚かされる。早くゆっくりになるように仕事しょ。

 

 

今日の一枚:15時ころ、川の畔の家の前で。

 

 


南国土佐は暖かい?

2015-11-28 06:30:05 | 徒然に想う

木曜日、窪川に有機JASの講習会を受けに出かけていた。16時ころには終わったのだが、そのまま一晩お世話になってきた。起きて、なんだかんだしていたら、「雪だ!」の声。慌てて外を見れば、霙のようにも見える雪。霜も降りてないのに、雪が先か。11月か、記憶の中で、11月に雪はない。すぐに止んでくれたので、安心して帰路につく。

途中、「コーヒー7不思議」を目指す。津野に入ると、日陰にところどころに雪が積もっている。行く先にある山もハッキリ雪が積もっているのが見て取れる。久しぶりに飲むマスターのコーヒーは実にうまい。濃いめに入れてもらうのだが、なんだろう、旨味がある。ピタッとくる。小一時間いたろうか、二人のお客さんが来たので退散。

有機JASの認定申請をするつもりはない。が、どんなことを望まれるのか位は頭に入れておいてもいい。そんな訳で受講したのだが、学ぶことが多かった。つまりは、ISOと同じで、明確化・明文化してんだよなぁなどと思う。自分の使った・使うものまで、しっかり調べ記録するってこと、それらを長い期間残すってことにしようというのが結論。

店を後にし、峠越えになるのだが、国道439号線を仁淀川町に向かう。昼間だから凍ってないだろが、道には轍状の雪。木々に雪が積もっている。すっかり冬山の様相。ノーマルだし、無事越えられる? 窪川時代、へたくそなのにもかかわらずラリーの真似事しながら飛ばした道。それなのにソロリソロリと、峠へと上っていった。これ、ホントに”南国”? 南国って暖かいんじゃないん? 雪なんて…。

 

 

今日の一枚:峠にさしかかる頃、道を撮ればよかった。金曜日14時ころ。 


ウォータープライヤー、ごろごろ

2015-11-25 19:49:59 | 徒然に想う

なんとか、川の畔の家の荷物、要らないものとそうでないものとに分類し終えた。絶対に使わないものは、すぐに分かる。それが全体の三分の一にでもなったろう。問題は残り、要る・要るかもしれないとしたものたち。例えば、釘。押入れもある、家具(要らない箪笥が三竿!)もある。立派ない木材も沢山。ただ、棚がない。釘もあるし、じゃ作ろう! ほんとに?

物置は宝の山、だった。行李が数台(個?)、藁切り、竃で使うお釜。木挽き鋸、ウォータープライヤー、ハンマーなどの工具。シノもあった。古い鍬に、三又、大きな唐。数えればきりがない。山で使えそうだし、家でも。でも、道具は何個も要るまい。実際、ウォータープライヤーなんか、ごろごろ出てくる。今はすべて取っているが、果たして十も二十も要るだろうか。

今日の一枚に写ってる電飾のツリー、町の中心から車で数分のところ、越知町からいの町に抜ける県道脇にある。その県道、どう考えても、車がひっきりなしに通るわけじゃない。7時も過ぎればないに等しい。なんで、持ち主さんは要ると思って飾ったんだろう。せいぜい、あぁ、いいなと運転の窓越しに見られるだけだろうに。

要る、要らないってどうやって区切ろうかね。「雨」を同時に見上げても、Aさんには慈雨、でもBさんにはうっとおしい。聖戦とテロ。私にとって、特定の集団にとって…。相対的にみて局所的に説明するからだ、という師がおる。もと(神=自然)は一つしかないのに、らしいのだが、そこまで達観できるもんじゃない。だから、偉大さはそんなところにあるだろう。

 

 

今日の一枚:数日前にクレーンで木に何かを架けていた。何だろうと思っていたら、LED。クリスマスが見えてきた。秋は終わった。18時過ぎ、車を止めてパチリ。


基本中の基本

2015-11-24 19:08:41 | 徒然に想う

そうそう、あのテイツとザイガーの「植物生理学」を読破した、むろん理解したとは言わない。何しろ驚いたのは、「…らしい」「…と思われる」「…は明らかになっていない」といった文言の多さ。さらには訳者たちから訂正が入れられていること。確定していない、検証されてない事実がいかに多いか。最新版が出ている、その日本語版、を期待したくなる。

改めて思ったのが、「農」は、露地にせよ施設にせよ、植物の生理を基本とする。それを無視して、露地だ、施設だといってもはじまらない。だから、正直なところ、読みながらいつも「施設」園芸の難しさを、怖さを感じてた。空間を切り取り、植物を植え、環境をコントロールする。そのため、莫大な費用をかけ「施設」を作る。失敗でもしようものならと思うと背筋がプルプル。基本=生理を無視し、「怖さ」から逃れるために、露地を選択したのなら…。

ようやっと、川の畔の家のリフォームが始まった。まずはエコキュートの設置。明日その電気系統が整えられる。これを皮切りに、風呂の整備に、台所の床の補強。ガスの設置に、インターネット。Wi-Fi来てるが、認識コードのようなものがわからない。あとは…。こうなりゃ、生活を始めなければ何ともならないと開き直り気味。…あぁ、不要なものの処分。要るものと要らないものの区別、かなり進められた。が、同時に、どう処分したものか解らないものが山のよう。その山を見ていると、途方に暮れる。だいたい、使いかけの農薬や肥料、固まったセメント、使いかけのオイルなんてどうしたらいいんだ! コツコツ、粛々といくしかあるまい。

タマネギを定植。終わって改めて見れば、苗たち、ふにゃっとなっている、先日植えた赤タマネギはピンと。ここ数日の間で活着したのがわかる。赤タマよりも多いかと思っていたが、少なかった。二歩分、一歩がだいたい70㎝、6センチ間隔ぐらいだから、20本弱相当。…260個のタマネギか。おい! どこで保存するんだ! 文旦のこともある。保存する場所として早く倉庫を整理しないとやばいじゃないか。ゴミの処分、頭が痛くなってきた。

大学一年生の時、高木貞二という数学者の名テキスト、解析学の基本中の基本の書「解析概論」を紹介してくれた教授に言われたことがある。「この本は300ページ足らない。だから一日1ページ読めば、一年もかけず読み終えることができる。たった1ページ、それができたらすごいぞ、キミ」。「植物生理学」、600ページはある。それでいったら2年弱かかることになる。「解析概論」は出だしに近い「連続性」のところで何度も挫折。「植物生理学」は、それを、6か月で読んだ? これって、もしかしたらすごいこと?

 

 

 

今日の一枚:定植を終え、川の畔の家に向かと、今日作業してくださった職人さんがちょうど帰られるところだった。挨拶して、戸締りして、遠回りして帰ろ。16時半頃、川の脇の道から下流を望む。


いろんなカラー

2015-11-23 17:20:58 | 徒然に想う

土、日と町が企画した移住を考えている人向けのツアーに参加してきた。もう、移っているのに? なかなか一人では、いけない所もあるし、地区のオンチャンたち・小母ちゃんたちの話など聞けない。さらに目玉が二つ、町営博物館で話が聞ける。横畠という地区があって、芋煮会に参加する。いいチャンスなんで、混ぜてもらった。

芋煮ができるのを待つ間に、小母ちゃんたちと蒟蒻づくりの体験。味噌作りのように、蒟蒻芋を茹でたり(今回はゆであがった芋を使う。稲わらが刺さるくらい茹でるんだとか)、できた蒟蒻を茹で完成させるのに時間がかかる。が、意外に簡単(自家消費という意味で)。これで、また一つ覚えた。それが終わって、今度はオンチャンがガイドして地区内を散策。ガイド役のオンチャン、実に熱い。地域を如何に守り、育て、持続させるか。ひしひしと熱意が伝わってくる。そうこうしてたら、お昼を知らせる町内放送。さぁ、出来たろうから食べに行きましょ、とオンチャン。

食べ物に対して、自然と反応してしまうことがある。「芋煮」もその一つ。しかも、「芋煮会」と聞けば、なんちゃ参加したくなる。肉は何? 味付けは醤油? 味噌? それに加え、大学時代、秋になると広瀬川の畔に繰り出したもの。豚肉に味噌味、閉めのうどんも格別だった。あの多感(?)な時期のことを思いだす。地区のオンチャンたちと話したいというのはどこかへ行きそうだ。花より団子、になってしまうかも。

この横畠地区、若い世代を受け入れようという機運に満ち溢れ、最近若い世代が戻ってきたり、新たに入ってきたりしてるんだとか。芋煮会の会場に着いて分かったのだが、今年から婚活用の企画も含まれていた。しかも、ものすごく結束していて、いろいろな企画をしては人を呼んでる。以前書いたと思うが、竹を切りだして、蝋燭をともすキャンドルナイト。運動会、盆踊りも盛大。町のなかでも、ちょっと独特な派手やかなカラーを感じる。庵主の入る地区は60数世帯、こじんまり、でもしっかり伝統を残そうという「静」的なカラー。この町、こう言ったカラーがもっとにじみ出ていけば面白いことになるじゃなかろうか。

(横畠から西を望む。眼下に仁淀川。奥に仁淀川町の集落が見え、山々の向うは愛媛県久万高原町。)

 

 

今日の一枚:博物館で「灯工房ひよこ」による企画展が始まっていた。『県内産の竹や桜などの木材と土佐和紙や不織布などを使ったコーンタイプ、竹灯を主に、行燈、瓶ランプなど幻想的で土佐ならではの灯を展示』。その一場面、不織布に色が変わる仕掛けの付いたLEDが幻想的に揺らめく。

 

 

 


定植

2015-11-20 18:50:59 | 徒然に想う

午前中荷物を一つ送りだし、役場で補助金が下りたことのの通知書を受け取ってきた。それでもう10時半を回るんだから、何手間取っているんだろね。移動に時間かかる。都会みたいに一か所にまとまってないからだと思うけど、それも楽しさのうち。昼の準備をしてたら、車屋さんから電話。軽トラ、来週の土曜日に納車できる、と。よっしゃ。

午後になって、山に戻った。タマネギの定植をするか、育土のための落ち葉を集めをするか散々迷う。K兄情報では周囲は済ませたというし…。天気予報を見れば、来週後半あたりから気温が下がりそう。落ち葉集めは大汗をかける、いい運動だ。よし、ということで、定植に決定。

手始めに、赤タマネギの苗から。「輪作障害が出たらよろこびなさい」と教えてくださった方の本を見れば5センチから8センチの株間がいいとあった。ずいぶん狭い、株間20センチと記憶してる。なんでも、小さい苗でも、協力し合って根が深く入る。その結果冬でもよく育つ、とか。初めての試み、やってみよう。小指、薬指、中指でおおよそ5センチ幅。定植しては、その三本で間隔を取り、人差し指で穴を掘る。一本入れては、周りを軽く鎮圧。繰り返すこと281回。掘り出しから定植完了までおおよそ2時間の作業でした。来週は、タマネギと白ネギが、待ってる。やれやれ、忙しくなりそう。

 

今日の一枚:夕方16時ころ、対岸の山。澄んだ空気に陽が傾いた。

 


観る目は「解釈できる力」に基づく?

2015-11-19 19:07:40 | 徒然に想う

テイツとザイガーの「植物生理学」も最後の章「ストレス生理学」に入った。水分欠乏と乾燥耐性、熱ストレスと熱ショック、冷温と凍結、塩ストレス、酸素欠乏などが取り上げられてる。植物の様子を見てどんな状況なのか考えるのに大いに役立ちそう。ワクワクしながら読んでる。

実は、この山にきて、埼玉でやっていたことを一つ変えた。それは水やりのこと。基本、水やりは必要ない。だって、山や森の木々、耕作放棄地の草、街路樹など身の回りの植物は、畑田んぼ以外、人の手に寄る水管理など受けていない。それにもかかわらずしっかりと生長してる。では、なぜ、畑や田んぼの植物は人間によって水を管理されなければうまくいかないんだろう。

やっとこさ、ブロッコリーに落ち葉マルチを敷き終えた。棚田という場所柄なんだろう、土壌が砂質にちかい。山の土のようでもない。川から肥沃なところを選んで持ち上げたのかもしれないと思う。K兄もT兄も、口々に痩せてる土地だと仰る。化成肥料は入れない。貝殻など有機石灰や鶏糞などの有機肥料(金肥)も出来ることなら入れたくない。この二ノ滝という環境にあるものだけで何とかしたい。で、目指すは、何もしない。

水やりなんて、しなくったっていいじゃん、今もその考えに変わりがない。が、種を蒔いた植物は、二ノ滝の環境にあってるんだろうか。砂質の土壌で大丈夫? 99%、否、ノーだ。ここにきて、落ち葉は足元にある、豊富にある。水は落ち葉で受け取られ、土にしみこみ、山からわいてくる。しかも動力も使わない。これなら水や落ち葉を使って、植物たちがこの環境になれるまでは、手を掛ける、掛けなければ…。そう、なれたかどうか、それは植物たちがいずれ教えてくれる。がその前に、何をするのか見極められなければならない。その眼を養うための知識が「ストレス生理学」じゃないかと期待してんだ!

 

 

今日の一枚:「水欠乏は葉からのエネルギー散逸を変化させる」というセクションを読んでいたら、びっくり。窪川で、夏秋栽培のアマナガトウガラシで見たのとそっくりな様子の解説写真が出ている。そういうことだったのかなどと考えてたら、山に行く時間が遅くなってしまった。八時半ころ、二ノ滝から沈下橋を遠望。

追記:一日中、その写真を見て考えたことを指導してくれた職員さんに確認してみたくて仕方なかった。夕方、電話。考えてみます、とのこと。なんかいい、楽しい、面白い。

 


初出荷

2015-11-18 19:57:06 | 徒然に想う

今日初出荷を迎えました。サラダの材料になりそうなものばかり。長く保存でき、毎日使えそうなのを入れたいのですが、まだ作れてません。ニンジンが大きくなっていますが、時間がかかります。タマネギの苗がそろそろ定植できそうです。K兄が、周辺では定植したぞと知らせてくれてます。ジャガイモ、畝をどうしようかと思案中。話がそれてしまいました。リストです。

  1. ミズナ:
  2. カラシナ:
  3. カブナ:蕪の間引き菜です。
  4. シュンギク:まだ大きくなりません。すき焼きや水炊きに入れていただくにはもう少し時間がかかります。胡麻和えにしたらと思うのですが量が少なすぎかもしれません。サラダにいれ、味のアクセントとして食べても面白いです。
  5. ダイコン:隣のオンチャンに、この畑で大根は無理だといわれました。が、意外に引いてみたら太っています。間引き菜ですので、大根を楽しむというよりも、お味噌汁の色どりや浅漬けなどで、どうぞ。
  6. ビーツの間引き菜:サラダに色どりとして、どうぞ。
  7. ハヤトウリ(別名:チャーテ、インドウリ):お借りしている畑の斜面に自生しています。関東ではあまり見かけませんね。豚肉と相性が大変良いです。中のワタをスプーンで取って、ピーラーで皮を剥いてから調理ください。細く短冊に切って肉巻き、塩を振っただけの浅漬け、薄くスライスして酢のものが美味しかった。ちなみに生でもいけます。
  8. 文旦:高知の名産です。お借りしている畑に、管理するなら好きにしていいといわれた文旦の果樹園が付いています。今年から薬を一切かけてません。去年もどうだか、使っていないかもしれません。皮の白いところが、厚めです。そこが難点ですが、いい感じの酸味と甘さがあります。本来は12月に収穫して2月、3月に出荷するのだそうです。早やどりしてみました。
  9. 謎のミカン:品種は分かりません。原種だそうで、なんでも、朝鮮半島から来たものだそうです。文旦のようでもありますが、ちょっと香りにアジア的なところがあります。間違いなく、ここの果樹園だけのものでしょう。

畑の状況は、前に言いましたように、埼玉との比較の意味もあって、もっぱら自分で食べる分がメインです。それでもなんとか、送れる分もできたのでした。比較の点で分かってきたことがあります。ほうれん草がなかなか育ちません。ビーツも調子が悪そうです。暖かい日が続くせいか、ソラマメ、エンドウが大きくなりすぎるようです。霜が降りたらと気になるところ。ミズナ、カラシナ、カブは作りいいかもしれません。カブに至ってはずっとおいしく感じます。ラディッシュ、まん丸になり美味しく食べています(食べ過ぎ? 送るほど、もう残ってません。二度目を蒔いています)。

窪川での研修仲間からラインがありました。その方は四万十町で生活されてます。最近東京に出たらしいのですが、「もうすでにここが我が家。帰ってくるとホッとします」とありました。まだ、「ここが我が家」での生活には入れませんが、ついに補助金の許可が下りました。これでいよいよリフォームが始められます。間もなく、「ここが我が家」に移れます。

今日の収穫は、雨の中。辛かったか、大変だったか? 雨がふると川と山の風景が、俄然よくなります。谷筋から霧がわき、コントラストがよりはっきり。こんな光景を見ながらの作業、幸せ以外のなにものでもありません。丸くなって一つ一つ美味しく食べてもらえよとブツブツ言いながら収穫してた自分が、幼いというのでしょうか、無垢に戻っていたような気がします。神=自然の恵みに感謝。夕飯で、祝杯。

 

 

今日の一枚:収穫を終え、ホッと一息。これから荷造り、9時半頃、南西方向を望む。黒いコンテナにミズナが見える。