二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

セザンヌ?

2007-10-31 09:19:58 | 徒然に想う
ウン? ザ、クロ? ザクロだ!

ふと普段目にしないような裏参道脇の古い切り株を見たら、何かが置いてある。


周辺にザクロの木はない。きっと誰かが置いて行ったにちがいない。


これなら、シジュウカラたちも食べられそう…。なかなか置き方もいいじゃないか、セザンヌだったかの作品で似たようなのがあった…。


朝の散歩道には、優しさと美しさがころがっている。


顔が変わる?

2007-10-28 20:45:48 | 徒然に想う
埼玉県の西にある和紙で知られた町に、農家の知り合いの方がいらっしゃる。隔離されるまで、ずっと3、4年間毎週日曜に通っていた。台風一過の午後、その方のところに約二ヶ月ぶりに出かけた。

久しぶりに会えて、うれしくてたまらない。みんな、温かく迎えてくれる、最高の笑顔だよ。大将、少し太られたみたいで? 奥さん、元気元気。研修生たちも、まったく、あいかわらずだな…。

お茶を頂いて、ほったらかしにしていた好きに使わせてもらっている傾斜地にある畑に。

守り神(写真)、久しぶりだねぇ。おい、おい…なんてことだぁ。金時ニンジンが雑草に負けてない、空芯采どこに行った、姿が分からん…。おお、丹波黒、お前だけはあるか。

適期を逸しているが、枝豆にしよう。今夜の肴だ。


帰り際、奥さんが「畑から帰って来ると、表情が変わるわねぇ。楽しそうよ。無理しないで、いつでも来てね」と。

はい、もちろん。迷惑だから来るなと言われるまで伺わせていただきますっ!


雨…

2007-10-27 09:09:06 | 徒然に想う
昨日から雨だ。窓を全開にする。外の音を聞こう。

往来の雑音の裏に、とても素敵な雨の音。心が和らぎ落ち着いてくる。

実は、雨は降り始めがいい。傘はない、雨合羽もない、雨をよける場所もない、雨粒が体に当たるのを感じながらが、一番いい。それが、山や畑、兎に角緑が多いところだったら最高である。ああ、こんなこと、思い出した:


数年前旅行中、山の上にある牛たちの放牧場で手伝いをしていたある日のこと。電柵がジィジィと小さく放電してきた、雨が来る? しばらくして、降ってきた。喜々として、「あめ! ふってきたね!」と自分。「うれしそうねぇ…、農家の人みたいよ」と満面の笑みの牧場の奥さん。牛たちも嬉しそうだった。あたり一面緑しかないところだが、実はそれまでの一ヶ月の間数ミリも雨が記録されていない。見渡せば、周りは原生林。大小さまざまな木々。緑豊かな地だ。だが、森に入ってみると苔むす感じがない、土をいじってもサラサラ、保湿力が微塵もない。砂漠化?「砂漠化が始まっている」そんなこと強く感じたのだろう、一介の旅行者にすぎない自分にも、その雨はほんと嬉しかった。


耳を澄ましていたら、雨の音に混じり、学校のチャイムとセグロセキレイの声。10月も下旬だというのに、台風…。


満月?

2007-10-25 22:22:30 | 徒然に想う
夕方買い物に出たら、月がまん丸。満月かい? 金曜なら、誰もが楽しみにしている、ピッツァ・ナイトじゃないか!!

去年、年甲斐もなく(?)タスマニアでWWOOFをした。そのときのホストが連れて行ってくれた、小さな小さな村での話。街灯はない、水道もない、電線なんてもちろん、店は一軒のみ。僕はリンゴの収穫を手伝い、彼は頼まれたバスタブを修理。気付いたら夕方。

「ピッツァを食べに行くぞ」 何を言っているんだ? ここに店なんかなかったじゃないか! ましてケータリングなんてありえない…。

村の公会堂に、人、人、人。ワイワイガヤガヤ。うそだろ、こんなに人がいたのかい!好き勝手に歌っている、食べている、飲んでいる! 「へぇ~、ノルウェーの森、うまいなぁ」「ほら、お前の注文だ」30センチ位の直径のピッツァが二枚、ど、ど~ん。

しっかりと、二人で頂きました。翌日彼の奥さんに聞いたら「うらやましい」の一言。金曜日の満月の夜はそうやって集まって、どうしているとか久しぶりとか近況や取りとめのないことを話してはピッツァを食べるのが慣わしだそうだ。

今年の春もその村に行った。残念なことに、満月の金曜日はなかった。ハハ、なんだ、明日がその満月の金曜じゃないか。来年こそ…!!  

散歩をする

2007-10-24 09:15:23 | 徒然に想う
娑婆に戻ってからのことであるが、朝なり、昼なり、夕なり、どこかで一時間ほどする。

朝がいい。すがすがしいのもあるが、色々な匂いがする。始めたころはあたり一面金木犀だった。そういえば、最近あまりしないなぁ、どこにいったのだろう。コーヒーの香り、パン? ここは魚を焼いている? 

慌しさの中にもゆっくりと季節と生活が流れているのを感じる。

やっと注文していたCDが届いた!

2007-10-23 22:07:47 | 徒然に想う
あれは9月24日。夕飯が終わり、「来週には娑婆に戻れるかなぁ」などとぼんやり思いながら何気にTVを見ていた時だ。始めは「ふ~ん」、やがて「ほほぉ」。

余りジャズに興味を持たない庵主であるが、どうしてもその歌声をきちんと聞きたくなった。

買いに出たくとも出してもらえない。ならば、インターネットで注文。あいにく二畳庵にPCはない。やっと、娑婆に戻った10月4日に注文。そして、待ちに待った今日。


いい! 歌っているのが幸せっていう気持ちがホント伝わってくる。石野見幸さん。何度聞いても、いい。早く元気になって、もっと沢山あなたの歌声を聞かせてほしい!