二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

第14回 身近な水環境の全国一斉調査

2017-06-04 10:43:17 | 徒然に想う

大好きな仁淀川、BODが低く清流とされる。それを身近に感じながら生活できる幸せはなんと表現したものか。が、どこが清流だとまでは言わないが、考えさせられることが多い。日々使う川辺の道にはゴミや吸い殻が散乱し、人目につかないような川岸には缶やペットボトル。日常ゴミ、農業資材を含む産廃も簡単に目にする。

65日は、環境基本法で「環境の日」、国連の「世界環境デー」と定められている、とか。それに合わせ初旬に、身近な水環境を調査し実態を把握しようという取り組み「身近な水環境の全国一斉調査」が行われていて、今年で14回目になる。この町にきて、より仁淀川に関心がより強くなり、初めて参加することにした。その調査日が今日、64日。

ちょっとした緊張感をもって川の水を採り、試薬と合わせる。ストップウォッチで測定時間を計り、測定を三回。調査票に記入して。意外に簡単でスムーズに片付いた。鮎の稚魚? 魚が跳ねたり。場所を変えて、同じ測定。新たな発見、こんなにきれいだったんだ。そこはホタルも舞うところ。足をしばらく流れにつけてみた。チョー、気持ちイイ。

いつまでこの環境を守ることが出来るのだろう。集落のオンチャン、小母ちゃんたちは口をそろえてもっとキレイじゃったとおっしゃる。最近仲良くなった小学三年の男の子に、昔はもっときれいだったと言わないようにしよう。それより、彼の孫の孫たちにも今の川の環境を、いやそれ以上「きれい」な川を残せる様にできたらなぁ


今日の一枚:浅尾の沈下橋の直下、8時過ぎ。


ハンバーグ

2017-06-02 22:36:38 | 徒然に想う

「この量では足りんな」と、いつもなら何も混ぜず、ただ捏ね、丸め、空気を抜き、形を整え焼くところ、タマゴを割り入れ、パン粉で増量。マーボー豆腐にしようと買った合い挽き肉があまっちょったので、久しぶりにハンバーグにした。

山からとってきたとれとれのサニーレタス、サラダ菜を皿に山盛り、そこへ焼き立てのハンバーグをドカッ。そそくさと食卓につき、トマトケチャップと辛子をかけ、パクッ。あぁ、あれ? 

タスマニアに二週間もいると、一回はポールのお得意料理、ミートボール(日本でいうところのハンバーグ、ミンチを使った料理。だいたいステーキなので)が晩餐に上がる。それは、だいたいジェラルディンとポールが外出する晩で、ウーファーの為だけなのだが、半端なく手をかけて用意してくれる(食べればわかる、じゃ説明にならないのはわかるけど、実に食べたらわかる)。朝に外出のことが聞かされる。すると、夜はミートボールかな。ならば、作り方を見たいものぞ、と。ところが、タスクをこなしながら、お茶だ、昼だと何度も母屋に戻るのだけれど、仕込んでいる気配がない。夕方戻るとメモとワインがあって、「・・・、ボナペティ」。彼は大男、手のひらもとにかくでかい。そのでかい手で丸められたミートボールの大きさときたら、一つ300gはあったと思う。それがウーファーの人数分以上ある。ジェラルディンが翌朝楽しみにしてることを分かっていても、ソースが余ればいい方だった。

タマゴとパン粉の入ったハンバーグにトマトケチャップで食べるのは子供のころの記憶。それがいつの間にか、トマトケチャップと中濃ソースと合わせるようになり、家から出るとハンバーグを焼いて出た油に醤油をたらし焦がしたソースに。そんな変遷を経ても、結局、記憶に残る味に安心する、懐かしくなる。それに誘発され、ポールのミートボール。今はもう食べれない。でも、こうやって思い出す。記憶の中の味とは、こんなにもかけがえのないものだったんだ。「いただきます」「ご馳走様」は素材だけでなく、作ってくれた人たちへの感謝でもあるといことがまた少しわかったような気がする。改めて、ごちそうさまでした。



今日の一枚:今日のブンタンの実の大きさ。だいたい指先くらい?