二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

電力料金

2012-11-29 12:25:41 | 徒然に想う
数日前、中部電力を除く電力各社の値上げのニュース、火力発電によるコスト増を賄うため。関西電力は10%前後だったか。管内の小さいな工場が努力に努力を重ね7%の電力費をカット。そこに10%の値上げが決まったら…。ウェブのコメント欄に、それでも反原発の人たちは主張を変えないんだろかとあり、それなりに同じ意見も。そう、それでも反原発の意見は変えません。

浪江町から山形県に非難し生活されている人たちのやったイベントをテレビで紹介していた。ふるさとの味が廃れないようにと集まって食事会。食事こそ、ふるさとにつながる。小さい子供たちも手伝っていた。あの事故がもたらしたのは、その子供たちからふるさとを奪ったと言うこと。味はそういうイベントでなんとか繋げる。しかし、その子供たちの居たコミュニティーはもう取り戻せない。コミュニティーをめちゃくちゃにし、ぶち壊した。これに勝る経済的メリットなぞどこにも存在しない。だから、その危険性をはらむものなど要らぬ。代わりの供給源に移行してゆくべき。

さすがに値上げを目論む電力各社は、自らの贅肉をこそぎ落とし、あの事故から学び、原発ゼロとし代わりの供給源の開発の為のコストを含めているはず。そのための値上げならば、日常の中で節電をし受け入れてもいい。移行期間を作りたいなら仕方ない。

が、疑念ばかり。電力各社の、原発保有することの企業責任があるにもかかわらず、企業努力が一切見えない。福島で起きてしまったことから、企業として何を学び、どう解決するのか。原発マネーを喰らい私腹を肥やしている連中の言いなりになっているとしか見えない。

経済の議論の前に、文化・地域の継承という大切なことがある。値上げはまだ受け入れられない、か。さっきの食事会を主催された方の、町に帰れず「悔しいですね」と涙を拭われる姿に瞼が熱くなる。





今日の一枚:4時40分頃。木星と満月のランデブー。強い光が月、その左斜め上が木星。アークトゥルスが左斜め下、のはず。切り通しに向かう道にて。
 
 
追記:東の空では金星の上に土星。金星の七時方向、低くまた星。家で確認したら水星。4つの惑星と月を見た。五時十分頃、神社の展望台から金星を。

最高のひととき

2012-11-27 19:25:14 | 徒然に想う
東の空、土星、確認出来ました。金星のすぐ左隣です。金星がマイナス4等位で、それに比べたら、数段暗い。スピカやアークトゥルスより下手すれば暗いかもしれません。ガスの惑星だから反射が弱いのでしょうか。それとも金星より、うんと遠いのでしょか。

内惑星と外惑星がこんなにも近かづく。オリオンの三ツ星、そんな隣あい方です。不思議というか、よくもまぁ、近づいたもんです。でも、その雰囲気はまるで女神とその背後から忍び寄る悪魔。

そういゃ、オリオン。ずいぶん西の空低くなってます。右側に木星がある。金星ほどではありませんが、シリウスやアークトゥルスを優に凌駕する明るさ。土星はよっぽど…。

いろんな惑星たちのランデブーを見ましたが、この土星と金星のが一番不思議です。それは、初めての事なんですが、今見てる金星と土星の光、太陽を出た時間が全く違う二つの光。他の無数の星々もそれぞれの光、それぞれの時間を持ってる。でも、こう空を見上げる庵主にはたった一つの時間で映ってる…、と感じるんです。しかも、中には、この瞬間既に存在しないものすらある…。わたしのような者には神秘とか不思議としか映りません。こんな自然の光の下で時間や存在を考えると、混乱します。

…昼間目にするのは一つの光。それは陽が昇っているから。それはそんな混乱をさせないためだったんですね。夜明け前はいろんなこと思います。

《星の時 響き重なりて 冴える朝》





今日の一枚:神社を後にし、あと五分ほどでマンション。金星ははっきり、土星は…。五時四十分頃。

星々の神秘

2012-11-26 19:33:05 | 徒然に想う
日曜のこと。正に、神=自然がいて、人間の英知がどんなにあがいても作り上げることの能わないものを目の当たりにさせてもらってる…。アインシュタインだって、ピカソだってこんな光景は予言出来ない、再現出来ない。唯一庵主一人が目にしている一期一会の美しさ…。朝の空、そんなことを思い立ちすくんでいた。

今日はあいにく曇り空、雨の予報。明日、金星と土星がもっと寄り添って見えるらしい。水星も上がってくるともある。晴れるといいなぁ。





今日の一枚:日曜の五時四十分頃、神社の展望台から。金星は確認出来る。

第三次 お四国参り ‐ 荷物チェック

2012-11-23 16:19:31 | 遍路

足りないものはあるか、検討を要するものはあるか、装備をすべて並べてみる。そして計量。金剛杖、笠を除いて、9.8キロ。第二次の時が9.6だから、冬で防寒具を増やしていることを考えれば悪くない。実際は当日身に着けている物が1.8キロほど。そこにお賽銭やお財布などこまごましたもので、1キロ。水筒に水を入れて1.5キロ。11キロ前後といったところか。

以下がその装備のリスト。4、5、9と29を今回追加。8のポンチョをどうするか、検討のこと。9があるのでポンチョはいらない? ただポンチョも細引きがあって、金剛杖があれば緊急時のテントにならなくはない…。かといって雨具が二つある必要なんて全くないわけで。それならフリースにして、防寒のチョイスを広げておいた方がいい、か。ニット帽は?

  1. 半袖Tシャツ(x2、ヒートテック)
  2. 下着(x2)
  3. 靴下(山用x2)
  4. 手袋(雨時用1、防寒1)
  5. ネック・ウォーマー
  6. 行動時のシャツ(ユニクロの長袖x2)
  7. ズボン(ひざ丈で半ズボンにできるようになっていて、ポケットが多いパンツX1)
  8. ライト・ダウン(第一次の時は部屋着にしか使わなかった。今回、行動中も使うかも。フリースをと思ったが、こちらの方が多用性が高い。)
  9. 雨具(ポンチョとセパレート・タイプの下)
  10. 山ジャケ(モンベル、ゴアテックス)
  11. ジャージ(下)
  12. タオル(水泳用x1、普通のものx2)
  13. スポーツタイツ(CW-X)
  14. ヘッドライト(単4x3、山用)
  15. 水筒
  16. 携帯の充電器
  17. カメラの電池の充電器
  18. GPS用の電池の充電器
  19. 予備電池(単3x2、単4x3、カメラ用x1、GPS用x2)
  20. 洗濯バサミx3
  21. 歯ブラシ、歯磨き粉
  22. 洗剤x4
  23. エマージェンシー・シート
  24. 細引き(1.5メートル)
  25. マキロン
  26. バンテリン
  27. 胃薬
  28. 液体バンソウコ
  29. ビタミンC
  30. 爪切り
  31. デジカメ
  32. ガーミン
  33. コンパス
  34. メモ帳
  35. ボールペン
  36. マジック
  37. わら一本の革命」(B5判180ページ)
  38. 防水地図カバー
  39. 財布、家の鍵、スイカ、小銭入れ
  40. ザック
  41. ナップ・バック(さんや袋の代わりに)

お参り用品(白衣と金剛杖以外)

  1. 納経帳
  2. 納め札(残り35寺。最低70枚、間に合う。)
  3. 般若心教
  4. 地図(遍路みち保存協会編)
  5. お線香
  6. ろうそく
  7. ライター
  8. お賽銭
  9. 菅笠

ひとまず、お線香やろうそくなどの消耗品以外、買い足すものはなさそうだ。

 

 

 

今日の一枚:例によって、全部並べてみた。この後パッキングして計量。


踊る阿呆に、見る阿呆

2012-11-23 11:03:43 | 徒然に想う

6時も回れば、晴れれば、十分に明るい。だが、雨の予報が出ているから雲が厚く広がって、うす暗い。散歩し始めた時分にはそれでも、青の時間が始まっていることを雲の薄いところで掴むことができた。ところが歩くにつれ雲が厚くなっていき、なかなか明けた雰囲気がただよらない。いよいよ神社下の公園にたどり着いて、驚いた。テニスコートから人の気配、しかもポコーン、ポコーンとボールを打つ音。まさかこの暗がりで…。ナイター設備のあるようなところではなく、まったく自然光のみ。よくボールが追える。よっぽど好きなんだろう、と感心。

考えてみれば、真冬に遍路に出ようというのも同じ、か。この現代社会の中、一日20キロ、30キロ歩こうってのも、それだけでもの好きの範疇に入れられてしまう。しかも、秋とか春の季節のいい時ならまだしも、12月という冬にだ。こうなれば、もの好き以外の何でもない。テニスをしたいのと一緒で、歩きたいんだから仕方ない。つまり、ちょっとニュアンスが違うかもしれないが、「踊る阿呆に、見る阿呆。同じ阿呆なら、踊りゃな、損損」ってことなんだろう。彼らには、どんなにうす暗くとも、はっきりボールが見える。庵主には寒かろうが歩いてしまえばそんなこと忘れ楽しいだけ。世の中いろいろだ。

 

今日の一枚:神社から東の空。6時20分頃。


はやる気持ち

2012-11-22 18:45:09 | 徒然に想う
風もなく、星の瞬きもなく静かな朝。落ち葉を踏む音と遠くの高速道路からの音。時折、操車場からのポー、警笛。

カワセミの川、雑木林の見通しが良くなってる。この間の木枯らし一号以降、一気に葉が散る。まこと、木枯らしとはよく言った。

ウィキペディアで二十四節季を調べ、『暦便覧』の解説を引用する。シンプルなんだがなんとも味があって、いい。で、今日は小雪。「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と説明。

気付けば、ときどき雲と雲の間から星が顔覗かせる。空の高いところでは風が吹いてる。放射冷却もなく、心地よい。キャシュ、キャシュ、キャシュと落ち葉、踏む音。遍路道へとはやる気持ちを抑えてくれるほどの静寂。どんな道が迎えてくれるか想い、静かに、静かに歩く。





今日の一枚:神社の境内の落ち葉。無理やり撮ったからピンぼけ。五時十分頃。

Re:

2012-11-20 00:44:55 | 徒然に想う
意外! まだ木枯らし一号が吹いてなかったらしい。読売新聞 11月18日(日)15時59分配信のニュース、気象庁は18日、東京で吹いたと発表。一昨年と昨年より23日遅かった、とのこと。2007年に同じ18日に観測されている。2007年の冬から翌春までの天候が、なにか教えてくれるか、気になる。

気になると言えば、もう一つ。時事通信 11月19日(月)2時0分配信、第1原発事故の影響で、福島県内で昨年度、狩猟人口が大きく減少、農地を荒らす野生動物の急増が懸念。野生動物は体内に放射性セシウムを多く取り込んでいることから、捕獲しても食肉として出荷することもできず、事実上、打つ手がない状況だ、とのこと。つまり、イノシシの大きさでの生態系に影響が見えてきた。じゃあ、微生物などの大きさの世界では? 調べられているんだろか。誰も「金にならない」から、調べてない…。調べてても恐いから公表できない、隠蔽されている…。

起きてしまったことは計り知れない。生態系が傷ついた。原発マネーで整備したり、水で洗い流せばいい? それは単なる問題の先送り。次世代に「負」の遺産を残す。彼らの財産を破壊したんだ。自分たちの世代で起きたことは自分たちで解決しなければ。解決できないならそんなものに手を出してはならない。経済的な持続可能性の前に、自然の持続可能性が先だ。

ノア

2012-11-18 10:11:36 | 徒然に想う

ノア、もうすっかりお爺ちゃん。今年の夏は外に出るのもまれだった。それがここ最近こうやって外に出る。ただ、腰が弱ってて、ふらふら。

ノア、呼びかけるとチラと目で反応した。「いつか会ったぞ、こいつは」ってな感じ。

ノア。もう一度、ノア。そしたら、ズルズル近付いてきて、久しぶりに頭を撫でさせてくれた。

 

ノア、また来週。

 

 

今日の一枚:ノアの肖像、8時25分ころ。黒いのはカラスの張りぼて。餌を横取りする輩がいて、その防止のため。

追伸:昨夜から今朝にかけ、しし座流星群がピークを迎えた。遊水池まで出かけ、撮影を試みる。肉眼で二回流れ星を確認。5時頃と5時20分頃。しかし、シャッターが切れないとき。しかも放射点を勘違いしていて、実際より低いところに中心を据えていた。で、ことごとく失敗。5時10分頃、国際宇宙ステーションを北東の空低く、北から北東にゆっくり移動していいった。0.4等級くらい位とのこと、目立つわけだ。


完全無欠の朝餉 その後

2012-11-17 11:50:09 | 徒然に想う

≪手に残る 心のぬくもり 冬菜汁≫

スーパーへ買い出し。テクテク歩いてたら、あの小松菜のお味噌汁を思い出した。フラッシュ・バック。

 

 

 

今日の一枚:上手く合わせられなかったが、雪柳の花。三月頃に咲くと思うのだが、こうやって自分のリズムを強調するのがある。遊水池近くの土手の上、6時半頃。


第三次 お四国参り - 泣いたカラスがもう笑う?

2012-11-16 20:14:22 | 遍路

去年の今頃は徳島で四日目、焼山寺への登りの日。宿を出るとまだ薄ぐらかった。そこを一人、藤井寺にある焼山寺への山道を目指す。初めての遍路転がし、どことなく緊張していたのを覚えている。この時、

《薄暗き 冬の遍路道 影二つ》

なんてのを残している。

藤井寺に入ると、ずっとお世話になることになるN師がお参りをされていた。くしくも、そのN師、今年も歩かれていてる。昨日八十八番から大坂を越え一番に。今日は七番を打ち終え、少し先にある温泉あたりを目指されるのだろう。

歩けばこそ、かもしれない。こうやって自分の心理状況やその時会った方たちを愛おしい程に思い出せる。歩いた場所、お寺。これらは、そんなんだっけという程度…。非日常に思いっきり飛び出し、自分を含め人と自然のように無垢になって関わったから、そんな人とのことを思い出すんだろう。さてさて、来月はどんな人たちに巡り会えますことやら。





今日の一枚:同じように見える写真が続く。目には違う風景に感じるが、映像にすると…。マンションと神社の中間辺り、五時半過ぎ。