二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

夏も近づく

2009-06-30 07:50:22 | 徒然に想う
九州北部で大雨になっている。先日沖縄が梅雨明け、大雨の知らせとともに、梅雨明け間じかの気配がしてきた。そう、明日から7月になってしまう。夏休みなんて言葉も身近なこと。人が出る。

お盆の混雑時期の前後に、平日でも一般車に高速1000円の特別割引。帰省ラッシュを外すようにトラック・バスの利用料50%引きが行われるという。安く設定で、混雑の集中を緩和させるのはいいかもしれない。

7月22日日食が起こる。46年ぶり北海道で観測されて以来のこと。トカラ列島では皆既までいくという。住んでいる人数以上に見に来るらしい。その対応が大変。その波の去った後の荒れ方が心配だ。

奄美あたりで梅雨明けが平年日で2日ころ、関東の平年日が20日だそうだ。記憶によれば、梅雨明け一週間と言って、明けて一週間は安定して晴れる。ちょうどいいタイミングかもしれない。梅雨明けとともに晴れて日食を見てみたいものだ。



今日の一枚:雨の日でもお構いなし、歩いてオフィスに。途中の公園が最近の撮影ポイント

彼岸のゼンアク

2009-06-29 21:49:07 | 徒然に想う
犬をお供にお爺ちゃん、手入れの届いた山靴を履かれ矍鑠と散歩される。かっこいい散歩士のお一人。散歩コースの中頃、神社下の公園近くでJRとコースが交差する。今、ちょうど橋の下をいつものように歩かれている。電車の中から、おはようございます、は伝わらない。

対岸の善悪…。どちらがどちらか。マザーランド探しの旅行記をまとめていて、訳が解らなくなっている。大体が対岸なんてことすらおかしいのであって。混乱ぶりを露呈している。しかも、自己満足の現実逃避だの、子供みたいだのと非難誹謗し始める自己の中の他人がいる。人間の誰にも明かすことのできぬ暗黒の部分である裏、その裏の囁き…だ。向こうから、なに逃げているのか、責任を果たせと言ってくる。

自分の中の此方と彼方とがあって。行ったり来たり。どちらが正しいかでなく。定まらない。自然だと思える側が此方側なるんだけど。どちらも、「こっちだ、こっちだ」と騒いでいる。

ほぉ、ホォタル来いっ。こっちの水はあまぁいぞ!言葉では伝わらぬ、か…。





今日の一枚:昨日の午後は大雨。今朝はまた中休み、朝陽が強い。

ああ、なるほどね。

2009-06-28 08:39:53 | 徒然に想う
調整池を歩いていると、カルガモの親子が水面を行く。子供たちは勝手気ままに右や左や、前や後ろに親を追っかけている。だが、不思議なことに離れても決して三メートルとない。離れそうになると、親が小さく位置を知らせている。

調整池の中を渡る遊歩道にぶつかった。今日の一枚のところ。彼らその向こうに行きたいらしい。子供たちは下をくぐろうと何度かトライする。親が遊歩道に上がって「ぐわぁ」と呼んだ。子供たち、水辺の草を使ってなんとか上がって…。

皇居でカルガモの引越しがあるとニュースになる。雛たちのチョコチョコと歩く様がなんともかわいらしい。ただ、どうして親が一羽で引き連れるのだろう。雛が生まれる前には親たちはいつでも仲良く食んだり、飛んでいたりするのに。

頭の上を「ぐわぁ、ぐわぁ、ぐわぁ」と一羽、やって来た。着水するや否やスウーッとその親子のほうに向かっていく。何が起きる?! 遊歩道に上がり、子供たちの向かった方向を通せんぼ!おおっ、確かそのまま進むと前蛇をみたところ。人は危害を加えないが蛇はね、それを知っていて、もう一羽がやって来たんだ。なるほどね。




今日の一枚:左端に親、真ん中のブッシュの水際に雛が二羽いるんだけど…。ちょっと携帯では無理だった。

何だろう

2009-06-27 13:23:48 | 徒然に想う
夏至が過ぎ日の出時間も遅くなり始める。かといって4時半過ぎだから、5時半では一時間も経っていて面白くない。えいやぁーと早起きして5時に家を出た。空気も涼しい、清々しい。遠くでカッコウが歌っている。

左手の畑の向こうにまだまだダイダイの色合いが残る太陽。切通しに入るとヒンヤリとする。川に出るといい風だ。三十分早いだけになかなか散歩氏たちにも出会わない。静かな涼しげな朝。梅雨の中休み。

どんどん気温が上がっていく。これを書いているPCのある温度も30.5℃になってしまった。昼のニュースで31℃、32℃を各地で記録していると言っていた。とはいえ湿度が50%、うだる感じがしない。風が流れれば十分過ごせる。

歩いていると、色々なものを見たり聞いたりする。カッコウもこの時期ならであろう。小五郎の家に向かう畑では雉がいた。小五郎と少し遊んで歩き出してしばらくすると…。何でここにあるんだろう。こんな発見が楽しいだな。



今日の一枚:同じようなところで、以前手袋を見たことがある。真剣にガードレールを握っていた。


「何か」との遭遇

2009-06-26 09:41:15 | 徒然に想う
昨晩帰宅途中のこと、フルトベングラー指揮、バイロイト祝祭管弦楽団演奏の、所謂伝説の足音入りの『合唱』を聴いていた。

第三楽章で、天使がラッパを高らかに吹く辺りから、オケがより研ぎ澄まされ。そして、これから来る歓喜の降臨に向け、ゆっくり調和を増してゆく。あたかも、万物が集い始めたよう。そして、サトイモの葉の滴が、何かの拍子に朝陽に輝きながら零れ落ちた瞬間、第四楽章が始まるのだ!

不思議なのは、本を読んでいるときもそうだし、草取りをしているときもそう。「何か」と出会うと何をしているのからなくなってくる。昨晩も演奏を聴いていない。結局「何か」と対峙し、感覚がなくなり、その「何か」が頭の中で渦巻いているだけ。

始まりはまだいい。中間辺りのバスファゴットか、まだ遠いがいよいよ力強く歓喜の到来を伝え、男が受けて謳いだす…。ところが女たちがよりはやくその歓喜の足音を感じ、男をさえぎるように騒ぎ出だす。それからはもう! 一気に歓喜が降臨しはじめ。万物がその降臨のさまに喜び、やがて調和すら壊わし始め、我々のたたたずむ大地への第一歩を垣間見ようとわれ先に押し寄せる。そして大地に足を下ろした、その syunkan。なんてことだ、本当に歓喜が大地に降臨しやがった。…万物の一瞬のため息。




今日の一枚:ツツジのあおさ、オフィス近く。

穀物は食べ物

2009-06-25 13:31:59 | 徒然に想う
ちょっと長いが、Yahooに載っていた産経新聞に記事をそのまま:

食品価格が再び値上がりに転じる可能性が出てきた。穀物の国際相場が、世界的な景気回復期待などを背景とする投機マネーの再流入で騰勢を強めつつあるからだ。すでに畜産用の飼料価格は値上がりしており、年明け以降は輸入小麦の政府売り渡し価格も引き上げられる可能性がある。いったんは値下がり基調となった食品価格が再び上昇すれば、景気回復の重しにもなりかねない。

以前六個で売られていたバターロールが、前回の高騰で五個で値段据え置きで売られていた。その後、政府売り渡し価格が下がったのに関わらず、変わらずだった。で、また高騰?四個で同じ値段か、はたまた五個で値上げか。

稼ぐってことは決して働くことと同等でなく、働くことは楽しいことだと思う。稼ごうとするからばかばかしいことが起きる。再流入させているのが、柳の下に二匹目のドジョウはいないだろうから同じ人たちじゃないかもしれないが、愚かなことを繰り返すんだろう。マネーゲームなんて、さっさと見切りをつけるべき。

…とは言いつつ、あ~あぁ。



今日の一枚:オフィス近くの植え込み。人通りが少ないせいかあまり手入れされていない。だから、これだけきれい。

スケッチしよう

2009-06-24 08:06:13 | 徒然に想う
チュビッ、チュビッ、チュビッ。キィチュ、キィチュ、キィチュ。キキチュキキチュ。チュビチュビチュビチュルルル。キチュキチュギギギギギィ。スケッチしようと耳をそばだてるのだが、難しい。

キキィチュ、キキィチュィ、キキィチュ。音だけでなく、そこに強弱、高かったり低かったりが加わって。すいすいスィーッと飛ぶ回るから余計複雑さが増す。文字だけでは捕まえきらぬ。

雨の間隙をぬって外に出ては歌う。そういえば他の鳥たちのが不思議と混じらない。ツバメの行動力、早起きでせっせと虫を取っては巣に持ち帰る、彼らのまめさに違いない。

無粋なのが、そんな楽しみをさいぎる車の音。彼らも朝早くから働いている仲間かも知れぬが、邪魔しないでくれといいたくなる。




今日の一枚:雨の音が聞きたくて、雨の中歩く。昨日と同じ公園。水たまり、傘投げ出してジャブン?!

早朝の会話

2009-06-23 08:03:18 | 徒然に想う
今朝も早起き、四時頃目が覚めた。庵主より早いやつらがいる。ということは、雨は降っていない。確かに、少し開けた窓の向こう、車の水をはじく音が混じるが、雨の気配がしない。

大きく窓を開け放つ。北西の空向こう、雲と雲の間、下層の雲が少し橙色に色付いている。四時、そうか日の出前三十分、そんな時間帯だ。

毎日散歩にでれなくなって、久しい。出かけ前の短い時間、電車の中、オフィスまでの短い時間しかものを見る・聞く時間がなくなった。どうも、つまらない人間に戻ってしまったようでイヤでたまらない。

ツバメ、スズメ、ハトが。オナガ、セグロセキレイ、何だろうシジュウカラ?この時間帯はまだまだ鳥たちのおしゃべりがよく聞こえる。晴れて30℃を超えるという。今日、彼らは羽根を延ばしどこまで出かけていくのだろう。




今日の一枚:オフィスに向かう途中公園を通り抜ける。大概親子が野球の練習。昨夜風が強かったのか。

失望者の戯言

2009-06-22 20:51:01 | 徒然に想う
また、と言っていい。失望させらるのは、もう懲り懲りだったのに。信頼していた…。

自分が入院したとき一番頑張ったヤツが、実は、何もしていなかった。ツラい…。

達磨さん、どうやってなにも出さないで解決したんですか。

何げないまま、見て見ない振りか…。それが解決策なら、どうでもいいなら、正にどうでもいいゃ。





今日の一枚:少なく終わらせ、家を目指す。

近所の蛍

2009-06-21 07:47:17 | 徒然に想う
いつもの時間に目が覚めて、昨晩窓を閉めるのを忘れていたのに気付いた。心地よい雨の降る音。ちょっと聞いていようと、そのまま横に耳を澄ます。しばらくのつもりが、二時間ばかり寝いってしまった。

真実かどうか定かではないが、雨の降る前の静かな晩、蛍がよく飛ぶという。実は散歩コースの公園の中に復活させようと再生を試みているところがある。予報で雨だったので昨晩出かけてみた。

八時頃だというのに子供を含めて四、五十人はいただろうか。多少風はあったが、辺りが人の熱気で暑くなっていた。そこまでたどり着くまでの川辺の涼しげな空気や水音なんてどこへやらである。

けっこう粘ってみた、場所を変えても見た。結局分かったのは一匹。復活してないのではない。でも、五十人の観客と復活させるための何人もの労力。それに対してたった一匹。自然を復活させることの膨大なエネルギー量を考えてしまった。そもそも壊さなければ、そんなもの必要なかったのにね。




今日の一枚:先日行ったところの自然薯畑。