二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

幻の影

2013-06-28 21:45:21 | 徒然に想う
念願のというか、庵主にとって幻をついに目撃!!!

毎春ウグイスの縄張りがどうなるか、楽しみながら、朝、散歩する。この春は三ヶ所。いずれも、散歩コース内、カワセミの川の段丘面に広がる雑木林の中。細長く、直線で2、3キロに延びる。まず、神社近くのJRの跨線橋周辺。ここは毎年春早くから梅雨を過ぎてもいる。切り通しの周辺、ここは今年初めて確認。今まで、単発に鳴いているのはあったが、居つくことはなかった。切り通しと跨線橋の中間あたり。毎年というわけでないが、切り通しより巣くう確率がずっと高い。で、今年初めて三ヶ所揃った。

実家の庭には梅やら何やらいろんな木が植わってる。だから小鳥たちが遊びに来る。ウグイスの声も親しい声の一つ。何歳だったか、どこかの山に連れてってもらったとき、ウグイス笛なるものを買ってもらった。竹で出来たもので、上手く吹くとそれなりに本物らしくなる。それを使って庭でイタズラなんて事も。

しかしだ、ウグイスと言っても、声ばかり。気配はすれども姿を見たことがない。記憶にすらない。メジロは幾らでも見るが、ウグイスは…。そう、だから庵主には幻。今朝、それが事もあろうか、跨線橋の近く畑に一本梅の老木があって、そのすれすれに電線が通る。いつもより声が通ると振り向いた時だった。そこに鳥がいて、ホー、ホケキョ、ケキョ、ケキョとやりやがった。色形は遠く詳細に観察できなかったが、その声の持ち主であることを間違えようか。

《鶯の 幻の姿ぞ 梅雨晴れ間》


ただ、それが、また来年と別れの挨拶のような…。





今日の一枚:カワセミの川の辺にあるネムノキ、五時過ぎ。

雨の中、行く

2013-06-27 21:24:44 | 徒然に想う
飛び出したはいいが、いきなり雨。霧のような雨、雨具がなくともなんとかなる。しかも散歩を止めて戻る気も起こらず、歩き続けた。

たまに、自然は意地悪をする。だんだん雨粒が大きくなって。こりゃ、たまらんとポンチョを着込んだ。パチパチとの雨音を楽しんで、遊水池。


《雨見上げ 耳そば立てば 夏ツバメ》

相変わらず、美しいラインを引いて飛び回りやがる。カッコイイねぇ。





今日の一枚:切り通しを下りきり、カワセミの川にぶつかった所。ここから川に沿って遊水池までゆく。4時40分頃。

ギョッとしないで!

2013-06-26 20:11:16 | 徒然に想う
昨日の朝のこと。蛇の脱け殻を見つけた。結構大きい。太いところで指二本ほど。カルガモの雛なら丸飲みにしてしまうだろう。

昨日の続きだが、自然は厳しいことを強いるんだろか。いや、そんなことない。子孫を残していけるように、数をコントロールしているではないか。残せないのは、その環境に合わないという事実。厳しいというのは、庵主が勝手に思うこと。自然と自分とを切り離して考えているから。そう、これ、これが問題。自然と庵主という個を切り離す。自然を観察の対象にし、自分をその外に置いている。一体、庵主は何者か。自然の中に組み込まれている物ではないのか…。何度でも、何度でも、同じこと、考える。で、解らない。

きっと、カルガモの家族は蛇に一羽食べられても、悲しみに打ち拉がれることはない。なにもかも、あるがままに受け入れる。庵主はあくまで自らを自然の外に置き続け、自然に還ることはできないのだろか…。





今日の一枚:昨日の五時過ぎ、遊水池を離れて間もなく、カワセミの川の土手にて。

強いられてる? 望まれてる?

2013-06-25 19:07:24 | 徒然に想う
先日のはぐれ子ガラス、結局どこかに行ってしまった。今朝例の電信柱にいたのは四羽。今思い返せば、あの親カラス、自分の子どもたちを守ろうと威嚇しただけ。自分たちの縄張りに、はぐれたのが入ったところで大したことじゃない。それより自分たちの子どもに危害を与えるかもしれないもの、その方がずっと問題だ。

最寄り駅のホームから見上げた電線に三羽のカラス。実はこの他もう二組、都合、五家族を今年は確認している。あのはぐれた子は別にして、どこも雛たちはきちんと餌をもらって、順調に育っている。ただ、見かける雛は、多くても二羽、三羽以上のところはない。卵の数はもっとあるかもしれないが、巣立てるのはきっとそんなもんだろう。

カラスだけではない。今年はオナガ、スズメ、ムクドリの家族も確認した。最近の一番はカルガモ。ポヨポヨの産毛のが水面を泳ぎ回る様の可愛らしいこと。その家族、散歩コースの遊水池にいる。今年は九羽の雛。去年も同じ。ところが、日が経つに連れ、一羽、一羽減っていって、最後には半分ほどになってしまった。今年はどれ位になるか…。

こうやってみると、雛の数、育て上げる過程でどれだけ減るか、に依存している。カラスは木の上で育てる、さほど周りから襲われることあるまい。一羽、二羽で十分。一方、カルガモは空から、地上から狙われる。多く産んで、一羽、二羽残ってくれればいい。すれば、同じこと、野菜の種を蒔く時に考える必要があるかも、しれない。種をばら蒔きにすると、おかしな位発芽しない。虫たちに食べられたり、鳥たちだったり…。植物だって動物と同じ、次世代を残したい。もちろん植物は動物に手足がでない。動物が食べ飽きるほど種を作り、蒔かねばならない。とすれば、満足いく収量までにするには、それだけ多く種を用意しなくては…。結局、地面に近いもの、動かないものほど、たくさんの可能性を作らざるを得ない。自然はそんな厳しいことを強いている…。





今日の一枚:五時半頃、カワセミの川の土手にて、東の空。

えっ、あ! うそだろ

2013-06-23 22:06:43 | 徒然に想う

≪梅雨空に 老犬去りて 立ち尽くす≫

一昨日だったよ。私が気付いた時には、まだ暖かった。数日前から夜中変な声で鳴いてね。起きて、三十分くらい、付き添ってやったんだ。17歳かな、人だったら84歳くらい、長生きだったよね。毎日そこにいたものがいないと、寂しいよ。もう次は飼えないね。

 

飼い主の小母さん、涙ぐんでる…。小母さん、気を落とさないでね。

 

 

 

今日の一枚:2012年4月28日のノア。リードを外してもらうと、こうやって後をついてきた。

 

追伸:冒頭の五七五を次のように変更します。≪梅雨空に 犬小屋無くなり 立ちすくむ≫


梅雨の晴れ間

2013-06-23 18:37:23 | 徒然に想う
空梅雨で始まり、予報では今後明けるまで雨量が多くなり平年並みの雨量となるにせよ、晴れ間が出ると嬉しい。何も人や動物だけでなく、植物たちもまたそうらしい。ただ、ちょっとご遠慮いただきたいのは、雑草。

雑草というものはない、と聞く。食べようと種を蒔く。その成長を邪魔するものとと言ったらいいか…。いずれにしても、今日はほぼ一日草刈りに追われてきた。

ばらまきにしたキュウリ。先週二本確認したのに、今日はできず。別なところに一本確認したものの、帰りぎわ見れば、何かがかじりつき、皮一枚で繋がっている状態。せっかく…。周辺の草を刈った。虫たちのかっこうの餌食にしたのは、庵主自身?

しかし、何だろう、この心地よい疲労感。結局今日一日何をしたかという必要ないことをしただけかもしれない。それなのに無駄をしたという感覚がない。たいへんな驕りかもしれないが、野菜たちをお手伝いしてきた…。邪魔する草の成長点を鎌で切る。野菜がハッキリ見え出す。その有様が美しく気持ちいいからだろう。

《蜘蛛の巣の 明日への輝き 梅雨晴れ間》





今日の一枚:昨日の朝、五時半頃、遊水池のほとりで。

カラスの家族

2013-06-21 18:59:12 | 徒然に想う
神社下の公園、この春、二組のカラスの番が居ついた。一組は二羽、もう一組は一羽の雛が巣立せる。雛たち、いまだに親にべったり。エサを求める姿の可愛らしいこと。最近、上手く飛べるようになったのか、親たちの警戒心が薄れてきた。庵主の姿が近いても思い出したように威嚇してくるくらい。

二羽の雛がいる家族、大抵、並んだ三本の電信柱に仲良く陣取る。両端に親、真ん中の一本に子どもたち。それがまた公園への近道に沿って立っているもんだから、必然的に子どもたちに向かって歩く羽目になる。そう、端の一本目に近づくと親は警戒し始め、二本目に近づく頃には、背後から威嚇するのがここんところの常。ところが今朝、不思議なことがあった。一羽とまっているのだが、全く威嚇してこない。それどころか、鳴き声から察するにエサを求めている。見れば、二羽のカラスがいる電信柱近くの電線にいるカラスに向かって大きく口を開け、鳴いてる。一羽、どうも幼いカラスが紛れ込んだらしい。横目でみながら進んでゆくと、そら、来た! エサをやる素振りはないが、追い払う気配もない。それどころか、自分の子どもたちにはまだ十分距離があるのに、猛烈に庵主を威嚇し始めた。おい、一昨日は威嚇しなかっただろうに、なぜさ!

カラス、他の子どもをも擁護しようとするとは思いもよらなかった。しかし、食べ物はもらえそうにない。これから、あの幼いカラスはどうなるだろう。孤児になって生き延びれるんだろか。それとも、五羽家族となれるんだろか。カラスの家族の絆は堅い。その三本の電信柱から十分離れ、改めて振り返り様子を伺っていると。しまった、気づかれた。一回り大きなカラスが向かってくる。ゆっくりと思っていたが、そうはいかせてはもらえないらしい。庵主は彼らには敵。気も休まんのだろう。はい、はい、トットと失せますよ! トットとね。





今日の一枚:カワセミの川の土手にて、五時五分頃。はるか先、三本の電信柱、いつもの家族の鳴き声。

渦巻けば、青い柿

2013-06-19 08:03:36 | 徒然に想う
これからの梅雨の予想を見つけた。これまで雨量が少なかったものの、今後雨量が増えることで結果として平年並みに。下旬には一時的にオホーツク海高気圧が強まり、東北太平洋側~関東は梅雨寒の時期がありとか。

今朝の道も快適。梅雨らしくない。さほど蒸し暑く、スピードがあがる。枝豆が収穫されだして、暑さを想う。朝から冷たいビールが頭をよぎり…。あかんと今週末の作業を考える。インゲンの支柱を整備、暑さ除けの完成、雑草対策、ルッコラの種。

ルッコラの種…。先週みたとき、根元から倒れ始めていた。それでは畝間に覆い被さり、歩きづらくなっていた。種を取るために抜いて乾かすか、そのままほっておくか。元肥を、その地の力を種へと変えた。庵主は何もしてない。その庵主の手で形となったエネルギーを移動していいか…。いや、最初に種を蒔いたときに移動させた…。どうする? 失敗してみるか…。どちらかでなく、両方か…。

先ほどの予想、ひんやりとした空気に包まれるので、農作物への影響にご注意と結ばれていた。どの位ひんやりするのか…。蒔いた種、発芽してくれないだろうか。足が何かを蹴った。コロコロとピンポン玉より一回り、二回り大きい柿が転がってゆく。あと五分もすれば、家。

《青柿や 夢叶いしか 道の上》





今日の一枚:柿を蹴って畑のこと考える集中が切れた。五時半頃。

色気

2013-06-17 19:04:13 | 徒然に想う
アサガオの成長ぶりに、畑の野菜たちのことがきになる。ここ数日雨が降ったからいいが、水もやらない、肥料もやらない。ないない尽くしでどこまでもつか…。土曜日に出かければいいものを、また天気予報を読み切れず、雨の上がった昨日の午後、畑へ。

ただ畑にバラまいた地這キュウリの発芽を確認。双葉ばかりで本葉なぞ見せてなかったカボチャが本葉を開いていた。けなげなもんである。ほったらかしといても、発芽し成長してくる。ほんと、何もしてないのになぁ。

久しぶりに朝焼け、赤の時間。これが昨日か、一昨日なら、暑くなる前にと、小川町まで飛び出していったことだろう。散歩コースの脇に畑はどれも立派に大きくなっている。元気だ。比べちゃいけないのは分かっている。そう、それでいい、それでいい。自分で食べる分だから、それでいい。

庵主には生業にならないかもしれぬ。おいしく食べられるから、これでいいと思う。が、その割に、雨が降らなけりゃ心配、降ったら降り過ぎてないか、気になる。これは一体どっからくる…。これでいいと思う一方、かかった費用くらい取り戻したいと色気を捨てきれてないからか…。ひたすら、おいしくいただこう。

《夏暁に 明日を想いて 足速む》





今日の一枚:4時40分頃、カワセミの川に向かう切り通しの手前。

すごい!

2013-06-16 06:22:54 | 徒然に想う

昨日15時にとった朝顔の一つの生長点。中央手前にぼけて映っているのは竹。高さを生長点と合わす。これが9時間後の今朝と比べてみると4から5センチも違っている。支柱に絡み出したら、落として脇芽を増やそうと思う。

朝顔でもこれだ。野菜たち、一週間もほっておいたら、どんなことになるやら。朝から雨、小川町の畑で作業したいが…。天気予報とレーダー画像を読み間違った、残念。

 

 

今日の一枚:老犬ノアの家の隣の工場。多分社長さんが植え込みにいろいろな野菜や花を植えている。ヒマワリが咲いていた。昨日7時半ころ。ノアは小屋の中が熱いのか、小屋の脇の木の下で寝てた。