二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

今朝の音

2009-09-30 07:14:54 | 徒然に想う
昨日と違って、雨の「音」がする。ピシャーだけじゃなく。

シャラシャラ、ピシャピシャ、ピチピチ、ピターン、いろんな音。

水溜りの出す音やコンクリート、庭木の葉などが作りだ音がみんな違うから。

いつまでも窓のわきで聞いていた。





今日の一枚:秋の長雨、秋雨前線が居座る。音まで撮れたら…。

おと

2009-09-29 07:00:25 | 徒然に想う
ピシャーッと水がはじける音。目覚ましいの五月蝿いピッピッピッピッの向こうに聞こえる。身を起こし目覚ましを止めるが、もう一度布団に身を沈めこむ。

ピシャーッと水がはじける音。あぁ、雨。雨、降ってんだ。いつ以来?ここ二週間か、伊那以来。昨晩は降ってない…。頭を枕から起こしてみるが。

やっと起き上がり、カーテンを開けて見る。交差点が赤や青に輝く。雨は、降っているのかいないのか。傘をさしている人がいる。いない人も。

窓を開ける、はっきりピシャーッと水がはじける音。ホッとする。いつまでも聞いていたいが、大きく伸び上がりシャワーを浴びに背を向けた。





今日の一枚:窓からのぞいた交差点。

池、不思議な光景

2009-09-27 07:55:55 | 徒然に想う
不思議な光景だった。


いつものように切り通しを抜け川の脇を遊水地まで歩いた時だ。雨も降っていないのに、水面にポツン、ポツン、ポツンと水の環ができる。何だろう。

まぁいいやとコースに戻ったはいいが、気になる。土手まで上がったのを引き返した。


魚? 魚! 小指くらいの小さな魚が飛び跳ねている。秋刀魚のような銀色の体を一瞬空中に飛び出させ、スッと池の中に消えていく。うす曇の朝だが、そんな魚たちのキラキラとしたダンス大会。

へ~ぇ、こんなに魚がいたんだ。でも、なんだって飛び跳ねてるんだ。そう、それに鳥たちがいない。これだったら釣りで言うところの入れ食い状態なのに。何してんだ。


静かな水面にポツポツ、キラキラと環が広がる。それだけの不思議な静かな朝。





今日の一枚:撮ってみたけれど。


隠れている××

2009-09-26 15:57:15 | 徒然に想う
自分が歩いている時、目的にもよろうが、どんなふうに歩いているか考えてみたことがあるだろうか。急いでいないときなぞ、特にどうだろう。先週のこと、珍しくカミさんと歩いて近所のスーパーに買い物に出た。スーパーも近付いたころ、変な顔をしていう。「直ぐ脇にいるかと思えば離れているし、まっすぐ歩けないの?」どうも彼女にしてみたら普通ではないらしい。

意識なんてしないでいたからちょっと驚いた。たしかに、金木犀の香りがすれば、その方向に引っ張られ、犬が垣根から顔出していればそっちにいく。狭い歩道の幅を目いっぱい右へ左へとふらふらとしている。

そもそも、目的がなくそぞろ歩く場合だったら、左右に右に左には分かってもらえるだろう。だが目的があるのにそんなことをしているのだ。そう、まるで犬と同じ。散歩中出会う犬たち、やはり前に出たり後ろに行ったり右や突然止まったり、まっすぐなんて歩いていない。何かあると何だろうとよっていく。それとまったく同じじゃないか。そう言えば、性格も犬型といわれる。なるほどなぁ。




今日の一枚:マラソンしているアラレちゃん似のお姉さんに道を譲って、ひっつき虫を葉陰に見つけた。

さぁ!

2009-09-24 23:20:04 | 徒然に想う
陽の出が五時半だからあと10分ほど。おそくなったもんだ。南の窓のカーテンをそっとめくってみると、遙か向こうのマンションの外壁もにたように橙色。愛すべき時間帯。

さぁ、仕事だ、仕事。



今日の一枚:その時の状況

突き刺さった流木

2009-09-23 09:00:00 | 徒然に想う
これは何度か書いたこと。でもどうしても憤りを感じないわけにいかないから書いてしまう。どうして川に枝を挿すのだろう。もちろん、そこにカワセミに来てもらって写真を撮りたいからだ。分からないのは、それで一体何をしたいのかだ。

魚を撮った瞬間を収めることができた? ホバリングしている姿が映せた? ある一瞬の姿を撮せた自分の凄さを自慢するためか? 誰かに褒めて欲しいのだろうか。

金木犀の香り、神社下の公園を歩いている時のこと。川の方からはカワセミの呼ぶ声。タイミングの悪いヤツめ。そういえば、二年前、金木犀、強烈だった。もう終わりかけだった。今日はそういえばまだ硬いなぁ。

今朝も一生懸命挿している。川には、もう十分、そこにあるのはおかしいというものがある。だから、これ以上増やすな。川に突き出た木の枝だって沢山ある。そういったところに止まるのを待ってればいいだろう。そこが狙いにくい場所ならカワセミを呼ぶんじゃなくて、撮りたい方が移動しろ。人の都合や理屈を押し付けるな。


今日の一枚:小五郎と遊んで、飼い主さんと「おはようございます」の立ち話をして。桜並木の向こう、草陰に。

静けさと人工物

2009-09-22 08:50:19 | 徒然に想う
このあたりも、畑があって雑木林。川が流れ、カワセミもいる。ウグイだって鮎だって泳ぐ。自然豊かなところだ。が、やはり圧倒的な違いがあって、それを感じてしまうと陳腐とまでは言わないが、がっかりしてしまう。

小川の流れる音と鳥たちの声。時折やってくる軽トラ、子供たちの笑い声。風に揺らぐ穂先から、朝の滴が滴り、それがカーンと鳴り響く。ガードレール、電信柱二本。立ち上がればもちろんアスファルトの道。グルっと見回してもそれだけ。

田圃は農産物のお米の作るところ。人工物といえば人工物、お米だって品種改良されている。自然ものという言い方はできない。組み立てていたハザも自然の中で必要なものではない、人工物だ。我々が目にするところは基本自然な状況はない。

途絶えることのない騒音。朽ちることのないコンクリートの林。窓から、散歩道から伝わってくるのはそんなものばかり。結局、静けさも人工物も変化するスピードが遅いのが多過ぎる。日々変わる木々に囲まれるのいつことか。



今日の一枚:神社の記帳台の上、今朝のこと。一年ほど見かけなかった散歩師さんと出会った。

シルバー・ウィーク

2009-09-19 11:01:13 | 徒然に想う
歩き始めてしばらくして、腕時計を外しポケットに入れた。静かな朝。同じような時間にもかかわらず、人が減った。シルバー・ウィークでみんな出かけてしまったのだろうか。

ウワッとするようなところにカワセミ。急に飛び出したもんだからカメラなんて出す暇がない。巨大レンズ組? そういえば彼らがいない。一人優雅にいすに座って待っている小父さん一人だ。

本日午後、マザーランド探し三弾に出かける。能登。そこに不耕起でお米を作っている友人家族が住んでいる。稲刈りが近づいてきて忙しいだろうに、受け入れてくれた。楽しみ。

神社下の公園の池にもカワセミ、あまり見かける場所ではないが珍しくいた。そろりそろりと近づいて、今度は数枚切れた。ふと見上げたら、花壇の時計出てから2時間が過ぎていた。そうだ、時計に振り回されないよう過ごそう。さまざまな、シルバー・ウィーク。



今日の一枚:曼珠沙華、朝の開け切らぬ時間に撮ったもんだから。カワセミの川べにて。