隠れん坊

神社で挨拶を済ませ、畑の中の一本道に入る。しばらくすると前方に雑木林。道はやがて雑木林の手前で坂道となり下る。大きく左に曲がると、無粋な高い金属の壁が向こうの産廃と木々を分けている。だが、木漏れ日があれば素敵なところ。行く手に雑木林の出口。何か横切った。

出口から出た所に運搬業者のトラックの駐車場。ちょこちょこと走り回る。この季節だったんだろうか。そう言えば、屋根裏の猫の話を友人夫婦がしていた。ちょうど三匹。二匹はあっちに行ってしまった。ニャーと呼んでみたら、サッと隠れた。

好奇心の固まり。何をするのか、もてるアンテナを目一杯広げ観察している。人間からまだ嫌な目にあっていない。仲間ではないが、動く。何するか知りたくてしかたない。そう、カルガモの雛たちは食べ盛り。人など気にせず食べることに夢中。すぐそばまでよってくる。親ガモの緊張感が伝わってくる。この猫の親は姿見せぬが、きっと見ている。

じっと庵主を見ているがカメラを出してる間にどこかに行ってしまいそう。携帯なら間に合う、と取り出した。




今日の一枚：カメラはつくづく手にしていないと。昨日の朝のこと。

Dream ! Think! Action!

昼を食べ投票から戻ってから、日長一日読書に耽る。そして見つけたのが、

I've got it, Anastasia. You want everyone to begin studying Nature in all the temples if whatever religious persuasion, and in the schools and in institution of higher learning.　（アナスタシアの第六巻P239より）

この文章が見たくて、今まで読んできたようなもの。表面しか見ていない馬鹿者と呼ばれてしまうかもしれないが、シュタイナーも福岡正信もアナスタシアもみんな同じに見えてきた。



今日の一枚：桜の木。葉がなくなると、それだけ早く休眠状態になる。


追伸：政権が変わる。

何が正しい

台風11号が、発達しながら31日に東日本の太平洋側に暴風域を伴って接近する恐れがある、という。進路が大いに気になるところ。この夏の日照や温度を思うと、決して上陸などしてくれるなと祈る。

進路といえば、今日は衆議院選挙だ。どこが劣勢で、どこが優勢と、なかなか賑々しい。今まで国民不在でゲームを楽しんできたツケがどう出るか。どんな方向に向かうんだろう、と気になるところ。

最近読んだアナスタシアの第六巻の終わりに、こんな件が出てくる「『選んでいる』？　全くナンセンス、全くの幻想だ。選択も選挙も何もありゃしない」。すべてが、選挙の前にすでに結果は仕込まれているんだから。そう、特に日本はマスコミに流されやすい。

サトイモの丈が1.5メートルほどにもなった。今年は去年よりもずっと勢いが違う、元気だ。どんな結果であろうが、彼らは、彼らのリズム。人間がどれほど仕込もうと、彼らは置かれている状況に応じるだけ。幻想に囚われ右往左往するでなく、アルガママに生きている。




今日の一枚：先週からコースの一部を変えた。サトイモ畑の脇を通って気にっていたのだけれども、その先、除草剤を撒かれてしまった。撒く気も分からないではないが、あの無残さは残酷さは目にしたくない、許せない。新しいコースの道ぎわ、白い花、ニラの花。薄衣でテンプラにしたら美味いかなぁ。

はざま

夜と朝のはざ間。白んできた空に火星と金星が薄い薄い雲の向こうに輝いている。東の空がどんどん赤く黄色に青く、白くなっていく。

耳を澄ませば、セミたちもまだ歌うが、もう主役は足元から。Tシャツだけにしようか、どうしよう。暑けりゃ脱げばいい、ポロを着て。

土日と休み以外は歩けないようになって久しい。やっと、好きな時間帯に好きなところに行けることに気付いた。朝陽が横から照らす時間に草たちを見たければ、こんな時間に。神社に木々の木洩れ日にしたければあんな時間に。

涼しい、歩き出す前の起きたばかりの体が目を覚ましだす。太陽も顔をみせ、やっと、頭も動き始めた。向こうから、散歩師「おはようございます」。「おはよう」

夜が明け、一日が始まった。




今日の一枚：ニンジン畑の向こう太陽が空をキャンバスに。

電車に揺られ

持続性ってことを考えながら。温暖化は、地球環境の持続性を。それは子ども達の孫の孫たちのことを考えてのことと思う。

しかし、環境のことが煽られているだけ…か。

夜の十時過ぎ、乳母車に子供が眠りこけ、母親はディズニーのキャラクターに浮かれ、おばあちゃんはそんな娘に目を細める。もちろん怒ってなんかない。

１１ヶ月の赤ちゃんを車に置いてパチンコ、三時間。かわいそうに…。

子ども達はどこに行った？　煽られ、見るべきとこを見失っている？　いや、どうも本質は違うようだ。

高齢者の万引き。言い訳として、25%が孤独を、生き甲斐なしが半数を訴えるという。個人が良いか悪いかだ。

どれも現実のこと。つまるところ、自分だけを見ている。自分一人楽しく、出来るだけ時流に乗り遅れないようにしたいだけ。

マスコミも知っているから面白可笑しく番組を作って煽る、煽る。持続性と騒ぐのは、先のことを考えてのことなんかじゃない。単なるエンターテイメント。

とは言え、…かくいう自分も自分のことだけ考えている。





今日の一枚：昼休み、買い物がてら海洋大の方へ。クマゼミは鳴いていない。

電車の中で、思い浮かんだ

処暑、8月23日ごろ。暑さが峠を越えて後退し始めるころとされるが、暑さなんてあったんだろうか。曇りや雨印象の深い暑くない夏だった。来週になればもう九月で、それこそ秋が本格的になっていく。残暑が厳しいようなことを耳にしたが、どんなもんか。

昨夜なぞ、確かに家に帰り着いたときには部屋が暑かったが、そのまま窓を開けて寝たら、朝方夏掛けにしっかりくるまっていた。まったく去年なら考えられぬ。

温暖化に対するトーンがどうなるか。この夏模様にハイおしまいには、さすがにならないだろうが、ありがちなだけ、分からない。マスコミは大騒ぎ好きなだけだから。地球だって大きな大きなリズムの中にある。そのこと自体異常じゃない。そのリズムからの逸脱が急であれば、それが大変。

冷房がきつい、そろそろジャケットを使わなければならない…かなぁ。




今日の一枚：会社近く大学があって、横を通る。植え込みに、ドングリ。誰か遊んだね？

プレドニン

診察の日でした。プレドニンの服用量が、隔日で10mgに変わりました。この二年間再発もなく、ようやく、プレドニンを飲まなくていい日を持つことができます。

二日で10mgだったら、毎日5mgでもいいのでは？　正直、飲んでいる側にとっては忘れないから、毎日の方が楽だけど…。

そんなことを主治医の説明を受けながら思ってしまいます。多いのでしょう、同じようなことを聞くのは。こちらが質問しようと口を開く前に説明くださいました。

それは、気分的なこと。飲まないということで、自然治癒力というか、強制していたホルモンバランスを元の状態に近づけるよう仕向けましょう。

なるほど、確かに毎日の方が忘れないけれども、毎日飲むといういわばストレスからも開放されるし、腎臓も元に戻るよう自己回復はじめる。隔日のほうがメリット、大きそうです。とにかく、まぁ、早くステロイド剤が減ってくれればと願っていたので、嬉しい結果でした。




今日の一枚：9時15分頃の話です。診察を終え、病院の近くの薬局で薬を受け取り外に出ると、クマゼミが鳴いています。ビルの玄関を掃除していた小母さん、「変なセミが鳴いている」か「懐かしいわね」という顔をして何度も、街路樹を見上げてました。慌てて撮ったら、逆光で、その木がうまく写せてませんが、臨場感あっていいかなと。

今日の追加

今朝の話題で書いた地震情報の件、なんと、誤報だった。

25日午前6時37分ごろ、千葉県、茨城県、東京都23区、神奈川県東部、埼玉県南部に緊急地震速報（警報）を発表した件について、気象庁は千葉県南房総市にある「千葉三芳」の観測点から異常な振幅値のデータが送られたことにより、地震の規模を過大に見積もったことが原因の誤りだったと発表した。お昼前の話。

どうぞ、「狼が来たぞ」に、なりませんように。




今日の一枚：夕方、オフィスから見た。

つれづれに、あぁ、つれづれに

今、おおかた日の出から１０分経った。気象庁の情報どおり涼しい朝。この時分でまだセミが鳴いていないことに驚いた。セグロセキレイだかが飛び回っている声がするだけ。スズメの親子たちは朝食に忙しい。どこに食べに行こうと騒いでいる。秋の虫たちにはまだ早すぎるんだろうか。

荒川の上、東の空。くもの切れ間から光のカーテンが下りている。その裾が地面と接する所はどうなっているんだろう。

6時半過ぎ、また地震。今度は千葉県東方沖とのこと。緊急地震情報が入ってきた。震度は観測されなかったよう。ニュースを探しても出てこない。

また夕立が来るのかとウェブを見ていたら眠たくなってきた。意外と窓があっても外の様子が分からない。なんてこった、二年前の自分の姿とダブって見える。どちらにしても、ケンコウ・ケンゼンじゃないってことか。昼休みの残り30分。





今日の一枚：海洋大のそばの運河わきのベンチ。涼しい所は知っている。

スケッチ、昨日の午後

駅前で選挙の応援合戦が始まってしまった。24時間CCRだし、ゆっくり本を読もうと開いた矢先。あぁ、なんてこった。うるさいから、窓閉め冷房なんてまっぴら、散歩に出かける。

マンションを出てすぐ農道に入り切り通しへと向かう。左右にニンジン畑。葉の丈が10センチ位。発芽率もよく、勢いもいい。小母さんが間引きをしている。


遊水池、距離を出すため周回を重ねる。携帯でアカツメクサや湿地帯の草木、土手ぎわのタチヤナギを撮っている女の子。夏休みもあとわずか、子ども達が宿題の追い込みか、あまりいない。

陽がだいぶ傾いてきた。西の空を望むと、雲がバラ色やコバルトブルーや色々混じって輝いている。ふちが赤みが強い。それが形を変えゆっくり流れていく。帰り道、まだあの小母さん、五体倒地のように間引く作業を続けられていた。素敵な光景。





今日の一枚：なかなか色合いが出せない。真ん中あたりの雲なんだが…。