二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

カラスたちとの会話

2013-01-31 07:48:59 | 徒然に想う
18日だったか、カラスの話しをした。あれからちょっと気になって鳴いた時の状況をノートしてる。例えば…。

昨日の朝。月齢18、西の空低く。ライトが無くとも十分道が見える。薄曇り、一等星は見えるが他は見えにくい。風弱く、暖か。4時40分、鳴いた。移動している気配がない。寝ぼけてか、若いのがお腹がすき過ぎて目を覚ましてしまった、と言った具合。それから家に着くまで耳にしない。

今朝は…

月齢19、西の空低く。ライトが無くとも十分道が見える。薄曇り、一等星は見えるが他はほとんど見えない。風無く、寒くない。昨日と比べると寒さが幾分強い。家まで聞かず。

もちろん、これで何か得ようと言うわけではない。ただ単純にカラスはその日どんな状況になると鳴くのかと思う。夏は蝉。ヒグラシなぞはカラスに劣らず面白かったりする。どちらにしても、目覚まし時計なんてないわけで、でも何かしらをトリガーにしているはず。自然界の生き物たちだから、人間のようにルールはない、見つける意味はないかもしれない。でもこんなことしていると、彼らと会話しているような気がしてくるから不思議だ。





今日の一枚:駅のタクシー乗り場の植え込み、寒ツバキ。奥の葉に焦点があってしまった。7時頃。

ゲリラ降雪?

2013-01-28 07:41:47 | 徒然に想う
4時半、いつもの散歩。まだチラと気配のあるかないか。歩くに連れてチラチラと。気付けば、道の所々、白くなり出して。7時、会社に向かえば、西の空、青空現わる。

あっという間に、雪景色。


《去らんとす 季節の意地か 雪が舞う》





今日の一枚:7時頃、マンションの植え込み。1センチ位にはなったろうか。

まもなく春

2013-01-27 17:40:16 | 徒然に想う
堆肥を畑に入れる、そのお手伝いに小川町に行ってきた。天気よく、それこそピーカン。温室の中に居りゃ、暑い、汗が落ちてくる。が、外の季節風ときたら…。ちょっとでも作業をとめると、一気に体温を奪う。冷たいったら、ありゃしない。

こうやって冬のうちに次の季節の準備が始まる。節分だとか立春だとか近づいてくるとなおさらの事のよう。本来仕事とは、こういった「冬は夏のため、夏は冬のために」といったものらしい。来年のボーナスの為じゃない。

ちょっと勇気を出し立ち止まり、端にある梅の木を見やる。あぁ、冷たいだなんて、直ぐに言わなくてすむんだ。

《北風に いざ春告げん 白き花》

春近し? 遠し?

2013-01-26 14:26:28 | 徒然に想う

コンビニ行くと、子供のころ見なかった恵方巻の宣伝がある。節分も近い。すると間もなく立春。その一方、朝方、住んでいる周辺でマイナス4度までさがったそうだ。6時頃というから、その盛りに歩いてことになる。通りで寒かった。

遊水池の木々、朝陽の方向と関連するのかもしれないが、芽吹いてきているように見える。そんな中、池の辺にある猫柳の枝先を見たら、銀色の産毛。まだまだ固い芽が多いが、芽吹きが始まっている。まわりの木でも始まっているに違いない。

 

≪萌えいづる 力を秘めて 冬木かな≫

 

 

今日の一枚:遊水池の猫柳の枝一つ。6時45分頃。


デメタ―

2013-01-26 11:12:06 | 徒然に想う

日本のJAS規格の有機認証のようなもので、ヨーロッパを中心にデメター認証というのがある。バイオダイナミックスによる作物や製品に対し与えられる。それを受けるには、農法のみならず、加工から流通に至るまで細かい基準があって、環境保護、安全性、農産物の生命力を最大限に生かす方法であるかどうかまで問われるらしい。世界で最も基準が厳しいオーガニック認証の1つとも。この認証のデメター、もちろん先日の豊穣の神デメテルのこと。

バイオダイナミックスの農事暦を見てると面白い。ある惑星がどこどこの星座に入ったから、何々の作業しましょうと出てくる。つまり、月による潮汐だけじゃなく、他の惑星、星々の位置関係もが農産物・畜産物に影響を与えているとする。そう、これを司るのが豊穣の神デメテル。

これでは、先日と反対ではないか。惑星を含めた星々が、我々を指揮している。デメテルは星々のオーケストラを操る。これはいい。が、人間など星を感ずる者は指揮者たりえない。まいった…。ディズニーのファンタジアのミッキーのように星々を指揮してみたかったのに。

 

 

今日の一枚:6時15分頃、切り通しに向かう道にて。この切り通し拡張工事が始まり、風情が失われそう、残念。


星々の瞬き

2013-01-23 18:31:42 | 徒然に想う
この星の瞬きを音にしたらどうかなぁ。今朝は沢山の音、さぞ凄いにちがいない。

どんな音? おしゃべり? オーケストラ? おしゃべりはごめん、ちょっと騒がし過ぎ。オーケストラ…。シリウスやベガなどの青白い一等星はヴァイオリン。橙系のアークトゥルスはビオラ、赤いアンタレスはチェロ。土星は、惑星はコントラバス…。人工衛星か流れ星はピッコロ?

どんな曲? 星々の光は万人に降り注でる…。万人に捧ぐって確かベートーベンの9番の副題。星々の輝きに、幽かに白んでくる時間帯、幻想的。単純にベルリオーズの幻想交響曲…。

誰が指揮者? 庵主? な、わけない。地球と星々の位置関係、見てる場所…。大地…、かなぁ。地母神ガイア、豊穣の神デメテル。想像の世界、…人間、か。そっか、庵主でもいい! いやいや…待て、待て。星を感じられれば、よかないか。人以外の生き物たちだって、きっと指揮棒を振ってるに違いない。

あいにく、家に着く頃、星々は雲の幕の向こうに引っ込んだしまいました。





今日の一枚:道端に残る雪。マンションへあと五分のところ、保育園近く。懐中電灯で光を当てる。

昨日の話:遅く起きた一日

2013-01-21 19:15:39 | 徒然に想う
遅く起きた日はちょっと贅沢に。朝、風呂を沸かし直し首までつかること小一時間。掃除して、昼に近くのインド料理屋に行ってカリフラワとジャガイモのカレー。午後になって散歩へ。

老犬ノアは「の」の字のように丸くなってスヤスヤ。古いに毛布を抱きかかえてた。時折口をモゴモゴ、腹をピクピク。幸せそうな顔。ノアと呼んでみたが、耳であしらわれた。

神社に着くと境内に小枝がかなり散乱。北風が冷たく強い。一本拾った。大寒だが、春が着々と近くなっている。見上げれば、飛行機雲。





今日の一枚:神社で拾った小枝。木の芽、こんなに大きくなってる。午後4時頃。

頑張って!!

2013-01-19 07:13:58 | 徒然に想う
小川町に出掛けようとマンションをでると、駅の方向に目を向ける女性が足踏みしながら佇まれている。さっとその視線を追うと、紺色の厚手のコート、見るからに高校生の女の子。ちょうど、ずっと先の角を曲がるところ。そういえば、センター試験の初日。

《受験日に 見送る母の 応援歌》


彼女にその母の歌が聞こえたかどうか。しかし、必ずやその成果が現れんと祈る。

雪明かり

2013-01-18 18:57:30 | 徒然に想う
雪が降って以降、散歩に出ると妙にカラスたちが飛んでいたり鳴いていたりする。日の出が6時50分頃だから、明るくなるにはまだまだ時間がかかる。だいたい、東の空でさえ白んでる気配すらない。トリ眼の生き物が、なぜ…。

カラスたちが余計なエネルギーを使うはずがない。彼らの生活の中で、必要なとき必要なだけ食べ物を得られるとは限らない。そう、だから、暗がりの中、眼が利かないのに行動してるのは何故なんだろうと思う。

今朝のこと。なんか、暗い。雲一つなく、月は地平線の下。こころもち、ここ数日の中でより暗く感ずる…。カラスたちもどこか静か。もちろん、いつもとほとんど変わらない時間に家をでてる。ライトを使ってない。単にここ数日それに頼って歩いてたからか…。

雪明かり…。想像以上に明るいってこと? 昨日のほうが、カラスたち騒がしい。一昨日のほうがより騒がしい。しかし、今朝ときたら…。日の出時刻の差じゃない、月明かりも関係ない。気温も大差ない。違いは…、雪がどんどんなくなっているぐらい。…あぁ、雪明かりが減った? だから、カラスたちは行動を起こせない。そう、きっとそうだ。雪明かり、だ。それは彼らには十分な明かり。明るくなってるんだから、ご飯を食べに行動を起こしてもおかしくない。庵主も感じるのだから野生の目にはもっと差を感じるだろう。なるほどねぇ、大したもんだ。




今日の一枚:オフィスから西を望む。17時半頃。



《雪明かり 野生顧みし 我が眼 いずこを目指し いずこへ導かん》

コンビナート事故 - 人間不在

2013-01-17 19:35:50 | 徒然に想う
テレビを見ていたら、ここ数年コンビナートで火災などの事故が増えているという。件数のグラフが示され、確かに数倍になっていた。原因の一つに建設されてから四十年近くたち設備が老朽化。それと熟練した技術者が少なくなったかららしい。

考えてみると答えは難しくない。コストを抑え利益だそうとする経営陣の失策が原因。熟練した技術者がいれば、より適切な判断・運用が選べた。人員を切ったり、後継者を育てなかった。経年劣化は何であれ避けられない。そこを新しいものにしない。代わりでなんとかしろと。結果はグラフが語る。

通勤時イライラさせられるのは、故障や点検のため電車が止まること。国鉄時代はそんなこと記憶にない。しかし、JRになり国鉄時代の人たちがいなくなるに連れ…。一週間で一回と言っても過言じゃないくらい起こる。運行前に点検する・保守する人が十分いない。それに駅での事故やトラブルもずっと多い。駅員さんという人の目が減ったから。

事故になるとそのコンビナートだけの問題ではおわるまい。大きければ、近隣にも被害がでる。閉鎖することになれば、その地域にも影響がでる。だから、コストをかけるところにはかけなければならない。しかし、現実にはコストを削ることばかり。本来必要なものさえ削ってる。その方向がおかしい。…そんなに利益というお金が欲しいんだろうか。でも、人あってのお金…。「人」が不在になってやしないだろか。いや、そもそもそんな泡沫を追い求めてどうするんだ…。





今日の一枚:神社を出てすぐ、イチゴの温室が八棟並ぶ。ボイラーでそこはかとなく暖かい。5時半頃。