二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

馬耳東風

2011-06-30 07:45:03 | 徒然に想う
7月になる。いろいろ節電対策が動き出す。カミさんの会社は土日休みを月火に移動する。庵主の会社は休みは変わらないが、すでに電灯は半分にし遮蔽性の高いブラインドに切り替えた。

昨夜、「休み」をどうするかが話題になった。共働きで帰る時間がバラバラだから、平日二人で晩飯を食べることはない。唯一、土日の晩飯がそんな機会だ。

たしかに一時期土曜日だけになった。こちらのワガママからではあったが、ネフローゼ以降いろいろ分かった。だからそれ以降、出来るだけ土日はともに夕飯を楽しむように変えてきた。かれこれ四年だ。

節電はわかる。しかし、それでこういった小さなひとときを奪われるのは合点がいかぬ。戦時中は美しかったなどとのたまうお方もいらっしゃるが、時代が違う。会社や業態によって足がそろわぬ。与党、野党、地方行政の長など、今まで旗を振ってきた方々。その旗振りにいい気になって私服を肥やして来た企業さん。悪いんだけど、もっと真剣に考えもらえないですかね。あなた方の判断が引き起こしたことの影響を。決して表に出ないところで、許し難い問題を引き起こしていることを。いい加減、依存しようとする態度を改めてもらえませんかね。






今日の一枚:遊水池に出る。ヒンヤリとした空気に包まれた。五時十分前頃。

畑からの誘惑

2011-06-29 07:55:10 | 徒然に想う
畑の中の道を歩いてたら大豆のいい香り。茹で上がったばかりの枝豆のあの甘いような草のような。朝から早速ビールでも。

とは、さすがに無理…か。


暑くなりそうな一日の始まりである。






今日の一枚:遊水池を過ぎると、何本かの桑の木がある。五時ちょっと前。

秩父路 振り返ってみて

2011-06-28 23:35:04 | 徒然に想う

第一日 5月15日

《鳥探し 夏の秩父路 物見遊山》

第二日 5月22日

《雨の気配 背に黒き雲 青き武甲》

第三日 5月29日

《秩父路に 芒種の遍路の なみだ雨》

第四日 6月12日

《我が問いに 沈黙守る 青山河》

第五日 6月26日

《慈雨あがり こは始まりぞと 結願寺》

 

 

 

今日の一枚:34番の参道に三十三観音が並ばれる。納経を済ませて、 13時20分。

 


秩父路 五日目

2011-06-27 20:47:15 | 徒然に想う

昨日の報告、回りきりました。結願!

33番から34番への札立峠までの登りのきつかったこと。霧が軽くかかり暑さもさほどのことなかったのだが、汗が滝のように流れ落ちてきた。さらに峠から34番への下りもだ。下れども下れども着きやしない。ウォーキング・シューズに普通の靴下では足が前につまって指が圧迫、痛い。どうして最後にこんなに過酷なんだと悪態をつきながら歩いてきた。

結果? 数日前にも書いたけど「始まり」だった。「結」願、と書くが、決して結することなどなく、次の始まりにたどり着けたことがわかった。

「次」? 具体的なものはなにも得て来れなかった。逆打ちかもしれないし、二度め、四国巡りかもしれない。

いや、実は巡ること、は必要ないかもしれぬ…。巡ることが何かを目指すことなら、何も数日間をも要することはない。だって、日常や瞬間の中に、同じことが含まれる。だって、瞬間、一分、数日、数年など、始まりがあればこそではないか。「常に始まり」ということ、…。意外に忘れている。それを思い出さしてくれた、そんな気がする。




今日の一枚:山道から階段を登り切った、34番の本殿。13時04分のこと。


選手交代

2011-06-25 08:54:58 | 徒然に想う

ウグイスの初鳴き、庵主が確認したのは2月27日のことだった。それから、どのエリアで囀るのかをノートしてきた。それがどうもいよいよ終わりそうである。今週火曜日に確認して以来、できない。夏至も迎えたし、春の面影はない。昨日など熊谷では40度近くまで気温が上がった。梅雨の中休みとはいえ盛夏だ。彼は、これで役目は終わったと山に帰っていたんだろう。

ノートをひっくり返していくと、あれ、5月に約二週間ほど確認できなくなった時期がある。ということは、4、5日で結論するには早いか。まぁ、ウグイスたちには追い返すようで悪いが、また来年春に待っている。それより、この暑さの中では、ツバメの飛んだ軌跡のほうが、耳ではないが、涼しげで楽しい。そのうち、夕方には蝙蝠たちの、敏捷であるとか実際の動きじゃない、イメージなんだが、熱くてフラフラした姿が余計暑く感じさせるようになるんだけれど。

神社下の公園、こんな夏の生き物ともであった。実は、カラスたちの好物であって、出てきたかどうか、公園の中のある木にカラスが戯れていると、現れたなと分かる。それが今年は、今日が初めて。去年よりも遅い気がする。子供がいれば、あげるところなんだが、今朝はいなかったので、そのまま帰してやった。指の幅が1センチくらいだから、小さくはなかった。

そうか、今週の火曜日はまさに夏至じゃないか。季節を代表する生き物たちの選手交代ってことなんだろう。

≪朝の日に 軌跡輝く シオカラトンボ≫

 

 

今日の一枚:日の出が4時26分、それから一時間ほど。遊水池を越え土手に上がったところ、この映像の向こうにカワセミの川。


問診の朝

2011-06-24 05:50:08 | 徒然に想う
窓の向こうに朝焼け雲。散歩、出かけたいところだが、2ヶ月に一度の問診の日。事前検査もあって、そうはいかない。出かけてしまったら、帰れなくなる?

妙に緊張。プレドニン、減ればいいんだが…。





今日の一枚:マンションから西の空。4時20分頃。

大嫌いの、物的証拠

2011-06-23 21:37:07 | 徒然に想う

ほらね、こんな風景になる。写真は昨日撮ったもの。

こういったのを目の当たりにして、目を瞑れ?

そりゃあ、無理でしょ。だから、エネルギーを使うし、大嫌いなんだ。

 

結局、いつもよりも10分長くかかってしまった。

 

 

今日の一枚:四時五十分ころ、遊水池の土手を上がり、カワセミの川伝いに東へ。


大嫌いなこと

2011-06-22 13:22:54 | 徒然に想う
北半球で一年の中で一番昼が長く夜が短い日。『暦便覧』には「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」と記されているそうだ。そう、今日は夏至。

朝から梅雨の中休み、東の林の向こうから真っ赤な太陽。暑くなりそうな彩り。帰って天気予報をみていたら、32℃という最高気温。

ちなみに昨日は4時25分、今朝は4時26分が日の出。辛い、カワセミの川の土手に着くとちょうど川むこうから陽が射してくる。草木が輝き始める。彼ら、目一杯、誘惑してくる。

いかん、いかん。白か黒か判らぬが一人の天使が「止まれば」と右で囁けば、その反対の色の天使が「仕事、あんだろ。立ち止まるなよ」と左から。ひとの気も知らないで、勝手に騒ぎ出す。耳を塞いでも、草木のキラキラが目に入る。おかしくなりそう。まったく、美しい朝は大嫌いだ。





今日の一枚:切り通しに向かう畑の道端、4時32分撮影。

雨、来る

2011-06-21 22:11:14 | 徒然に想う
雨、雨です。

池の水面に、エクボができては消えてゆきます。

始めは、消えてから次が出来るくらいでした。でも、すぐに、消える前に次が出来るようになり。やがて、消える間がなくなってしまいました。

仕方なくポンチョをかぶります。

ポツポツ、ポツポツ、ポツポツ。

いい音がポンチョを通して、体に染み込んできます。

ポキンポキン、ポキンポキン、ポキンポキン。

心の中のトゲトゲがゆっくり無くなっていきました。







今日の一枚:家を出るときにはなんともなかった。それが歩き始めて二十分もするとポツポツ来始めた。4時50分頃、遊水池にて。