二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

お祭り

2014-03-31 17:29:00 | 徒然に想う
まったくどこを見ても春、春ばかり。電車の窓の向こうには、桜、菜の花、いろんな花が咲き乱れる。駅だって。いわゆるリクルートスタイルの若い人たちがいる。休み中の子供たち? 花見? 笑い声で横に並んでるお父さんお母さん。構内の流れがゆっくり。春を楽しんでる、か…。駅の階段くらいはさっさとお願いしますと、つい呟いていた。

今夜零時を越えると消費税が上がってしまう。十何年かぶりとかで、ニュースも関連することが多い。お祭りというか…。えらいことなのに。そんなお祭りを眺めていたら、2000年問題の時を思い出した。1999年は転職活動中で、やはり同じようになにか騒ぐポイントが違うなと、外から見ていた。今回も同じ、我々は何でもお祭りにしてしまうんだろか。

小川町の畑に向かう途中、なんどか桜に富士が重なる。一瞬のこと、日本を象徴する風景。見てると、小川町に近づくほど、開花の具合が違ってくる。八分、六分、三分と。大した距離じゃないが、はっきりしてる。

けっきょく、春、いや桜がいけないんだろうか。冬という休眠から復活し始め、再生へのシンボルとして至るところで咲きはじめる。その変化が…。いや、いや。共有しやすいことが起きたり、感覚が共有されると一気にそれに向かってしまう、我々の血がそんな「祭り」へと傾かせるのかもしれない。



高坂を過ぎた頃、車窓からの風景

《菜の花に 姉さんかぶり 白く舞う》





今日の一枚:田んぼのそばの桜。四分、三分といったところ、11時過ぎ。

春の午後の追っかけっこ

2014-03-28 18:54:26 | 徒然に想う
ミツバチ一匹、菜の花へ。やった!とシャッター押しこんだ。素早く隣へ飛んでった。ちょ、ちょっと待った!!

微妙に時折風が強く吹いてきて。ミツバチ、驚き飛び跳ねた。菜の花「ちょっと待って。もっと花粉持ってて」と、ミツバチ追いかける。

ミツバチ一匹、みんな、みんなを振り回す。春の午後の追っかけっこ。



《菜の花と ミツバチ追いかけ 右左》





今日の一枚:小川町の畑にて、16時半頃。

実に、ワクワクな時

2014-03-27 20:37:13 | 徒然に想う

久しぶりに夕陽を見たような気がします。ここ数日で、桜が開きまさに春になりましたね。本来なら、もっと嬉しいのに。実は…。

どういうわけか、ペスト・ソースの記事を上げて以降、体調を崩し(〇〇は風邪ひかないといいますが、鬼の撹乱ってことです)、散歩にも出ず、畑にも出ず、外気に触れないで大人しくしておりました。ようやく今日からいつもの生活へとリハビリ始動した次第なんです。手始めに、ハローワークに行って次回の認定日までこなさなければならないことを片付けてきました。

やっぱりあるんですよね、ぽつぽつと桜。すると、ちょっと懐かしく7年前のことを思い出してしまいました。あの時は、一か月でしたが、この三、四日でも一気に季節が変わるもんだなと。花々が爆発しているんですよね。明日、畑に行ったら…。友人からの情報では、何か発芽したようだし…。楽しみなことです。

 

 

今日の一枚:17時50分頃、西の窓から。

 


ペストソース

2014-03-23 19:05:36 | 徒然に想う
ルッコラの花、どうして、こうも完璧なんだろう。十字軍の旗にありそうな色合いに形だが、人の手によるものなぞ相手にならない。左右対照というアンバランスさが拭えないからだろう。

このルッコラだが、一株だけではない。十株はくだらない。どうも、畑の環境に合ったらしく、トンネルなど冬越え対策なぞ一切せず春を迎えた。この春もルッコラの種を買って蒔いているが、種取りして秋に増やしてやろうと目論んでいる。

ジェノベーゼソース。バジルを使った美味いパスタソースだが、勘違いをしていた。ペストソースというのが、どうも一般的のよう。少なくとも英語ではペストソースと言わなければ通じなかった。味が強く濃い野菜に、松の実かナッツ類、オリーブオイルを合わせ、塩で味を整えペーストに。これがペストソースの基礎。バジルをベースにすると、ペスト・ジェノベーゼ。ジェノベーゼソースになる。

タスマニアに滞在中、ジェラルディンがある晩、このペストソースを使った料理を出してくれた。見た目、ジェノベーゼソース。一口食べれば、? バジルはビニールハウスに定植されたばかり。何で作ったかと聞くと、ルッコラだと。ジェノベーゼソースに似ていると言えば、逆に?が返ってきた。…同じペストソースを思っているのに。とんだ茶番をやらかした。そう、これが種取りを目論む理由の一つ。





今日の一枚:16時頃、畑にて。

土筆

2014-03-23 09:18:00 | 徒然に想う
土筆を見つけるのは、この季節の楽しみの一つ。いつ頭を出すか、いつ頃採れば美味しく頂けるか…。カワセミの川の土手や遊水池の土手に出るとうつむきながらゆっくり歩く。

一番多く見つけられるのが、遊水池の土手。北に面しているせいか、まだだった。歩を進め、神社下の公園の入り口。やぁ、小さな土筆さんたち。公園の植え込みで今年初を見つけた。

朝の空気にいろんな香りが混じり合ってきた。ロウバイから始まり、今盛りの白梅。沈丁花のも最近取れる。他に? そう、モクレンも咲いている。公園の枝垂れザクラの頭も大分色付き、あと一週間もすれば…。

高さは2センチ位。まだまだ採るには早い。今年は沢山採って卵綴じにでもしようか。


《朝寒し 土筆顔出し 身震いす》





今日の一枚:見つけた土筆の一本。手前の石の大きさが500円玉を一回り小さくした感じ。6時半前。

意外な、記録

2014-03-22 21:45:12 | 徒然に想う

散歩中気に留まったことをプリントした地図に記録するようになってどれくらいになるだろう。多いのは、ウグイスやセミの初鳴きなどその季節、その季節を示すようなこと。ひとシーズンも追いかけてるとテリトリーが見えたり、個体数がわかったりする。昨年の記録と比べれば、初鳴き、最後に確認した日の違い、テリトリ-の違いなども読み取れる。意外に楽しい。

今年のウグイスの記録は12日に始まった。去年と似たような場所で聞けた。実は、実はである。これは記録に残せないのだが、そのとき、あれっ?ということが一つあった。鳴き方。大概、季節始めはヘタクソなんだが、そいつはさにあらず。意外にきちんとホー、ホケキョと鳴きやがった。なぜ? ウグイスは一年中ホー、ホケキョと歌っているわけじゃない。秋頃にチャッチャッと藪鳴きに変わる。半年くらいはホー、ホケキョではない。

次のような仮説を立ててみた。去年生まれたウグイスは初めてのこと。一昨年生まれたウグイスはすでに昨年の春ホー、ホケキョ。藪鳴きの半年の間に歌い方を忘れることはなく、ただ、思い出し上手くなるのに時間がかかる。同じ個体であれば、去年より今年の方が上手く鳴き始められる。

    …まさかねぇ。

こればっかりはネットでも解るまいと調べてないが、意外にあっているかもしれない。常にゼロから歌い始めるほど、ウグイスたちの寿命は長くないだろう。一年経てば、それなりに老練さが身に付く。付かなければ、効率的に子孫を残せなかったり、テリトリーを守れまい。早く一人前に鳴きたいに違いない。そう、過去データは2011年まで遡れた。




今日の一枚:昨日の朝6時頃、カワセミの川の畔、遊水池に向かう。

《雪降るや 黒き歩道に 梅の花》


おいしい!!

2014-03-18 21:41:29 | 徒然に想う

「今日、明日のことなんて解りっこない。解りっこないことを気に病むなんて、無駄なこと。時間の無駄。だから今を考える」ってちょっと違った。こうだった。「今日、明日のことなんて解りっこない。明日のこと考えるなんてぞっとする。もし覚醒していれば、そんな時間の無駄使いなどせぬ。第一、明日があるなんてどこにも確証ない」。

何度もミスを重ね、何度も指示に従わなかった。ついに、ジェラルディン、2月21日、あまりにも庵主の足が地についていないのを見かねて堪忍袋の緒を切ってしまった。「お前は解った、解ったというが、何も解っちゃないじゃないか。今回お前の英語は酷い、酷過ぎる」。言い訳はしない。今回着いた時から、彼女は何かを見抜いていた、から…。で、渡されたのが、ルバイヤートの英訳版。「いつまででもいいから、明日の朝寝坊してもいいから、読んでごらんなさい。きっと、今のお前の抱えている問題の解決への糸口があるから…」。

翌朝 “カウ”プチーノの時間にこの話を彼女に。「随分遅くまで読んでいたわね。ポールとも話してて、ちょっと酷い言い方をしたけど」。過去5回を含んだ今までの滞在中一番おいしい “カウ”プチーノだった。おいしい、そう! 畑から菜の花を積んで帰った。お浸しにして頂く。その美味かったこと。

≪菜の花に 一献捧げし 夕餉かな≫

 

 

今日の一枚:その菜の花のお浸し。19時過ぎ、食卓にて。