二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

朝靄

2009-01-17 13:28:36 | 徒然に想う
やっぱりこの時間。逆回りをして、小五郎を起こさぬようにそっと桜並木の川べりを進んで。神社で挨拶、公園へと抜ける。カワセミのいる川に出ると、やがて正面に富士。

いい具合に朝陽が昇っていく。川面に靄。今日も二ヶ所でカワセミ。面白いことに対岸に500ミリくらいの超望遠を持った人が、カワセミに目もくれることなく歩き過ぎる。なにをしにきてんだか、カメラの自慢か、レンズをひけらかしにか?

遊水地、朝靄が風に渦巻いたり流れたり。青サギが下りてくる。ぐるっと回って、池の辺。青サギはどこへやら。代わりに白サギ。「おはようございます」「きれいねぇ、朝靄に、白サギ。きれぇ。」「そうでよねぇ、まったく。」 それだけではない。遊水地を取り巻く堤でのこと。「なに撮っているの?」「葉っぱです、朝陽に霜がきれいに光ってるんで。」「あら、ホント。きれいね。」

顔を出したばかりの太陽が人を饒舌にさせる? それとも朝靄が詩人に? とにかく、寒いが気持ちのいい朝。