二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

災い転じ福となる?

2016-04-22 07:22:55 | 徒然に想う

ピンク・フロイドが鉢上げに合う。まっことよく合った。雨だし、週間天気を見ても日曜あたりからしばらく雨勝ちに日が続く。草刈りはあと回しか、あの徒長したリーフレタス、あのままほっておくのは許せない。よっしゃ、鉢上げしよう。黙々とした作業になるから、BGMをかける。何がいいか・・・。

クィーンやストーンズのリズムで、鉢上げできるか? いやぁ、ちょっとなぁ。ブルース・スプリングスディーン? ボブ・ディラン? ぜんぜん、イメージじゃない。無伴奏チェロ? 明らかに違うっしょ。そうか、昔読んだ「土壌の神秘」に好きな音楽を聴きながら作業すると植物も答えてくれるとあった。よし、昨日聞きかけたロジャー・ウォータースから始め、フロイド制覇だ!

Webを立ち上げたら、プリンスが57歳で亡くなったと報じられてた。「パープル レイン」くらいしか思い出せないが、ヒットしたのが84年。大学2年生か、何してたかなぁ、さっぱり思い出せない。ご冥福をお祈りします。

苗の様子を見ていると、本葉が2葉から2.5葉。鉢上げにはちょうどいい具合のタイミング。「これで徒長させなければ、レタス長者になれたものを」と、次作へと夢を託しながら開始。すべて上げても仕方ないので、茎が太いもの、本葉が傷んでないものを中心に移植。圃場への定植時期をずらせるかと、家にあった直径9.0センチのポット、買い出しに出て7.0センチのものを使う。根鉢を確認する時にはもう食べるのに手ごろかもしれないが、ちょっと面白いと10.5センチのものも作ってみた。で、この作業中、発見! まさかと思ったのだが、苗自身が、徒長を解決しようとしている。根の位置から子葉、第一葉の位置が2センチ近くもある。それではこれからの葉の重さを支え切らない。彼らすべてでないが、子葉の直下あたりを培養土に接しさせ、根を出し始めてるのがいる。その位置なら十分支えられる。すごいなぁと感心。

(ポットの裏に置いてみた。ほぼ真ん中に移っている白い糸のようなものが子葉のすぐ下に出ていた根。右のほうにモジャモジャと元々から出ていた根。その間、この苗の場合1.5センチほど。)

この発見、とても助かった。深植えにしても問題がないんだから。むしろ深植えにして子葉の近くから発根させたらいい。その方がしっかりする。でも、正直、トマトなら茎が地面に付くと発根することは見たことがある。レタスではさすがにない。もしこの観察が正しいのなら、そんなことを応用した胚軸切断挿し木法(先日試した分、順調に活着し始めました)が、レタスでもできる? あとで調べると、レタスでもできるとか。ちなみに、きゅうり、スイカ、マスクメロン、夕顔、メロン、プリンスメロン、かぼちゃ、白瓜、まくわうり、にがうり、ヘチマなどのウリ類。ナス、ピーマン、唐辛子、ししとうなどのナス科。 キャベツ、白菜、カブ、ブロッコリー、などのアブラナ科。大豆、小豆、いんげん豆、などのマメ科。ほうれん草、人参、オクラなどでも応用できるという。確かめたいなら、茎を培養土にくっ付けてみればいい。発根すれば、できるってことよ。もちろん、鉢上げ中は半信半疑。が、この発見が救ってくれるんじゃないかと、徹底的に深く植えてった。だいたい植える位置を気にせず済むからズンズンはかどり。ウォータース三作、ピンク・フロイド、第五作の「アニマルズ」までを聞き、鉢数422、やり切りました。

へへ、実を申しますと、このリーフレタスたち、わざと徒長させ、この方法をできるか確かめようとしたんですよ、なんてね。

 

 

 

今日の一枚:晩御飯のサラダ、圃場でできたラディッシュ、カブ菜、紫エンドウ、ニンジンのぶっこみ。それに自前のキャベツと缶詰のコーンで作ったコーンスロー。美味しかったです、はい。


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2 コメント

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従長 (JOE)
2016-04-22 10:43:57
夏野菜の種まきは従長になりますよね。
私も毎年の事ですが、なります。
原因は日照不足、窒素過多、密植、など
早めのポットあげと、適度な水管理ってとこでしょうか。
話し変わりますが、先日むらと原発という、農文協から出版の本に、窪川地区に1980年頃、原発誘致計画があがり、住民の強い反対運動で町長リコール、住民投票条例制定などで8年の戦い、白紙撤回したとありました。
窪川の人びとの正い選択と強い意識を感じました。
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Unknown (二畳庵庵主)
2016-04-23 07:29:24
難しいですよね。小川町の先輩方のようにハウスがあればと痛感しました。曇りの入ったプラスティックの波板のサンルーフのような場所があるから安心と気にせず育苗していったのですが、日照不足になってしまいました。直播きが一番かなどとも思います。いい勉強しました。

窪川の原発計画の話し、窪川にいたとき聞いたことがあります。話されてる姿、誇らしげだったのを思い出しました。
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