11.8〜10、台湾・新竹市との友好交流協定20周年記念として、岡山市議会議員連盟の1人として訪問をしました。市民訪問団もありました。
はじめの写真。真ん中は、新竹市市長の高虹安さんです。昨年の統一地方選挙で、38歳の台湾最年少で市長になられたということです。
今回、岡山市議会から3人の女性議員が参加をしたので、大森市長とともにパチリ。
次の写真は、新竹市の女性議員の皆さんと。34議席のなかで15人(44.1%)が女性。若い方も多かったです。
帰国後、調べてみると、台湾の地方議会選は、定数が4増えるごとに女性枠を1人設ける仕組みのクォータ制を取っています。定数が4~7なら枠は1つ。8~11なら2つで、残りの枠を男女で争うとのことです。
女性候補を立てないと、女性枠部分の当選は不可能で、各党は候補者の発掘に力を入れているとのこと。前回2018年の統一地方選では女性議員が33.66%、2022年は37.6%と過去最高だったそうです。
次の写真は、あらゆる世代の暮らしを支える民政局長と。台湾では、市長は局長の任命ができるということで、高市長からの任命。子育て真っ最中の局長です。
次は議場。ちょうど議会中でした。
ラストが、議会にある「資料館」。これまでの議会の歴史や、今の議員の皆さんのことなどを知ることができました。全体的に、岡山市よりは市民に開かれている印象を持ちました。
女性議員と撮った写真の私の向かって左隣。ベストの縁にある刺繍は先住民族の模様だと教えてくださいました。資料館を除くと、新竹市(人口約45万人)は6つの区から議員が選出され、彼女は「平地原住民」という選挙区から選出された議員でした。
新竹市には、台湾のシリコンバレー(半導体が世界一)と言われるサイエンスパークがあります。三高一低(所得・出生率・教育水準が高く、台湾で最年少)の自治体。サイエンスパークや街づくりの視察を行いました。
刺激をたくさんいただき、帰ってきてからも、不思議と台湾からの留学生や研究者の方との出会いに恵まれ、台湾理解を深めています。
帰ってきてすぐ、岡山空港の自衛隊軍事演習がありましたが、今回のような自治体や市民同士の交流が、平和をもたらすのだと私は思います。