2007年7月に、岡山市のある職場で女性市職員が男性市職員からセクシュアル・ハラスメントを受けました。被害者は、8月には急性ストレス障害で一ヶ月の休職を余儀なくされましたが、勇気を出して被害の事実を市当局に訴えました。11月には苦情処理委員会が設けられ調査をしていますが、被害者と加害者の主張は異なり、未だ解決には至っていません。前進しない状況のなか、彼女は1月21日に強制わいせつ容疑で刑事告訴をしました。
雇用主である岡山市は厳正な解決と、二度とこのような事件が繰り返されないようにしなければなりません。急遽、岡山市議会の女性議員が集まり、状況を聞き、意見交換を行いました。
市職労がこの事件を機に、緊急アンケートを実施。女性回答者の3割がセクハラに遭遇し、最も多いのが「体に触れられた」。セクハラが起きたとき、大多数が何も言えなかったとし、相談もできず自分の中でおさめている人が多いという結果がでています。
女性が安心して勤めることができる職場を作るため、岡山市自身がまず変わっていかなければなりません。