5月18日 「DV防止サポートシステムをつなぐ会・岡山」総会／雪田樹理さんによる「性暴力被害者への法的支援の現状と課題」

　「DV防止サポートシステムをつなぐ会・岡山」の総会がありました。
　基調講演をしてくださったのは、大阪で活動をしていらっしゃる弁護士の雪田樹理さんです。テーマは、「性暴力被害者への法的支援の現状と課題について」。昨秋、全国シェルターシンポジウム（DV）で彼女の話を固唾を呑んできき、岡山の皆さんにぜひ聞いてほしいと思っていました。会場は満杯でした。

　2011年の性暴力認知件数は8055件で、未成年者の被害が多いのです（強姦で42.4％、強制わいせつで53.5％）。加害者は面識のある人が76.9％。相談しなかった人が67.9％。

　近年、性暴力被害に対する無理解や女性に対する偏見に基づいた裁判が目立っているとのこと。明治時代にできた刑法そのものの問題点も指摘されました。改善への具体的な道筋として、韓国政府の取り組みをあげてくださいました。

　雪田さんは、この会は女性議員の皆さんが超党派で取り組んでおられるのがいいと言われました。総会でも議員が多い会でもあり積極的な政策提言をとの意見が出されました。
　終わってから、この会で橋下発言撤回を求める賛同団体に参加することが確認されました。