![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/08/404aa0bb9295409ebddd3a2a43d70406.jpg)
農業ジャーナリスト・大野和興さんの講演会を、ネグロス・キャンペーン岡山で行いました。最近、参加してよかったと思う講演会が続いていますが、今回もそうだった。田んぼや畑、食の加工や調理の場、食卓、それぞれの現場で働く人、食べる人……。世界の食と農の状況が貧困の連鎖のなかでつながっている。その実態にびっくりしました。詳しくは、大野さんが出版されたばかりの『食大乱の時代-“貧しさ”の連鎖の中の食』(七つ森書館)を読んでほしいと思います。
印象に残った話から一つ、「いつまでもあると思うな親とコメ」。米価と農地価格の低落のなか、大型経営も小規模高齢農家も兼業農家も成り立たなくなっている。農業を担ってきた人が歳をとって働けなくなった結果、耕作放棄が農村を襲う。あと5年もしたらコメがなくなるのではと。