みどり岡山、みんなの自治講座「もっと知りたいコロナのはなし」。
講師の大槻剛巳(川崎医科大学衛生学教授)さんを囲んで、医学的な立場から、新型コロナウイルス感染症、PCR検査やワクチンのことなど、状況が変わるなか、今の段階で共有できることをわかりやすくお話をいただきました。
PCR検査の偽陽性と偽陰性を踏まえた上での取り組み。現時点で、治療薬にいいものがない、ワクチンも抗体が2〜3ヶ月で消えているのもあるという期待が厳しい実情。
若い人は免疫力が高いが、2番目3番目に高齢者に感染しない工夫をみんなで考えたいこと。
などなど。
正確な知識・情報について、市民、学者、施政者など関わる皆さんで、まず共有を行うリスクコミュニケーションでの意思決定の大切さをと。その通りですね。
コロナのことは、モヤモヤ、モヤモヤですが、皆さんの整理ができたのではないかと思います。
まなべ陽子さんが、ていねいにメモをまとめてくださっています。
https://www.facebook.com/manabeyoko/posts/1182788735440498
そして、今なら、自治講座の動画を次のアドレスで観ることができます。
(はじめの15分は飛ばしてください)
https://youtu.be/HRJElXGRLkI
大槻さんは、音楽家でもあり、機材を持ち込み、自作のオリジナルソング「生命よ美しくあれ」と、「上を向いて歩こう」を、私たちの準備不足で申し訳ないことにマスク越しに弾き語りをしてくださいました。
「上を向いて歩こう」は、愛さんの手話に習って、みんなで手と心で合唱しました。温かな空気でいっぱいになりましたよ。大槻さんのファンが増えたことでしょう。
歌とお花は、私たちの会には必ずあります。みんなで、語り、支え合い、「上を向いて」歩いていきましょう。
*まなべ陽子さんのFacebook投稿です↓
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みんなの自治講座「もっと知りたいコロナのはなし」
お話 川崎医科大学衛生学教授 大槻剛巳さん
聞き手 大塚愛&鬼木のぞみ
2020・7・19 14:20-16:00
オンライン受講しました。
以下、メモ書きの一部です。
【少なくともこれから2〜3年はwithコロナ社会に対応していかなくてはいけない。】
◯これからの時代に必要なことは何か?
◯コロナで生活に影響が出ている人がたくさんいらっしゃる
◯コロナは一旦抗体ができても、2ー3ヶ月で免疫が消えるという話がある
→だとしたらワクチンへの期待は厳しいかもしれない
◯ウイルスの変異 アジア型 欧米型 東京・埼玉型
ウイルスが変異していく
◯検査値をどう捉えるか
はざかいの値の方をどう考えていくのか
コロナにかかっているけど値に出ない人もいる
◯無症状の人が多く出ている
◯感染した方々の次の次くらいに高齢者がいたら?
◯感染しているのに陰性が出る人がいる
感染していないのに陽性が出る人がいる
◯学者 科学に基づいて話をする
今回は 科学者が政治家的な話までしていた
リスクコミュニケーションの必要性
◯自然免疫
→NK細胞 すぐ行く 免疫の力は20才がピーク
若い人がかかりにくいのは自然免疫で対応できているからかも。
◯獲得免疫
→T細胞 時間がかかる
◯家庭内ゾーニングの必要性
◯一人一人の心がけはもちろん、
個人にばかり押しつけず、社会が変わらなければ
◯治療も、特段に良いものが今はない
◯病気になった人に対する誤解や偏見をどうしていくか
意識の醸成←教育の問題
簡単ではないけど、着実に変わってきている
一人一人がしっかり取り組んでいくこと
◯限られた中でどこに予算とマンパワーを使っていくのか?