岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

9月28日 その1「9月議会閉会 -(財)シルバー人材センター」

2007-10-10 | おにき日記
 9月議会が終わりました。出された議案のなかで、(財)シルバー人材センターへ、1億2000万円の短期貸付を行うという補正予算審議が最終日前夜までもつれこみました。今は、議会が終わって少し経っているのですが、審議を通して市議会が大きく動く様子を初めて垣間見、市議会そして議員の役割、審議の進め方、岡山市当局との関係など、多くのことを学びました。
 2006年度の決算において1億円余りの債務超過が明らかとなり、財政ショートを起こした(財)シルバー人材センター。赤字を隠すための歴年の粉飾決算、多額の未収金、不適正な経理状況……、驚くばかりの事実が出てきました。シルバー人材センターは岡山市が基本財産の98%出している外郭団体です。
 岡山市は、外部有識者からなる「経営検討専門委員会」を設置し、原因究明、責任所在、今後の方策について、11月下旬を目途に明らかにするとしています。企業だったら倒産です。
 私が所属する保健福祉委員会付託の議案であり、9月議会の委員会は3日間ありました。2日目が(財)シルバー人材センターの理事長・職員・監事を参考人として来ていただいての審議でした。事務局長、次長の辻褄の合わない無責任な発言には呆れるばかりでした。
 原因すら究明されていない段階で、市税を投入するわけにはいきません。返ってくる目途のない貸付はもっての他です。市議会としては、「岡山市当局にこの議案を取り下げてほしい」との意見が大きかったのですが、最終的には全会一致で可決凍結(保健福祉委員会の了承執行できない)となりました。予算案は可決したものの、会計処理の流れと債務超過の原因究明、責任の所在の明確化、センター解体も含めた抜本的な出直しに向けた再建策、今年度末までに貸付金1億2000万円を返済する資金計画、以上の4条件が保健福祉委員会で了承されるまでは執行を認めないということです。返済については当然、市税の投入は認められないことが、委員長報告ではっきりと述べられました。
 財政・運営状況の「透明化」、チェック体制を見直すことが必要です。専門委員会の動向も含め、これからが大切です。

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9月28日 その2「津島地区・敬老会」
 
 9月議会が閉会すると、生涯学習センターで行われている、「津島地区・敬老会」に行きました。
 津島地区で行うのは初めてとのこと。会場いっぱいに80歳以上の皆さんが集っていました。私が行ったときには、手品の真っ最中。種明かしまで教えていただいて、笑ってばかりでした。続いて、銭太鼓。「鬼木さん。私もこんな年齢になったんですよ」とご近所の方が声をかけてくださいました。
 皆さん、健やかに過ごしてくださいますように。
 

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