【野菜は顔の見える方の作ったものばかり。美味しかったです】
【古い小豆でしたので、柔らかくなるまでかなりの時間が必要でした。】
1.2は、私の母の誕生日です。
元気なら87歳でした。
鏡野のお母さんもいない初めてのお正月。
なんか母たちを思い出すものをと見回して、
・塩ぶりのお吸い物
・ぜんざい風(サツマイモ団子)
を作りました。
・塩ぶり
鏡野の辺りでは、結婚をして初めてのお正月に、お嫁さんの実家に「塩ぶり」を送る慣しがあるそうです。
鏡野のお母さんは、「とはいえ、のぞみさんは海の側で育っているから、塩ぶりを送るのはどうも」と、結局、「塩ぶり」が送られることはなかったです。
そのことを私の母に伝えると、「塩ぶり」とは、面白い習慣があるねぇと笑っていました。
ところが、5年くらい前に、お馴染みの魚屋さんに「塩ぶり」があり、尋ねると、何日も塩で漬けて味が練られ、旨味を引き出すのだと。「なるほどー」と手に入れて料理をしてみると美味しい。
以来、毎年、正月を迎えるにあたり、このお魚屋さんで「塩ぶり」を購入して、お吸い物などを作ります。
私の母には、美味しいものに出会うことなく、残念でした。
・ぜんざい
食いしん坊の私は、子どもの頃に母が作ってくれたほっこりとした食感や、津島栄養教室の方が作ってくださった澄んだ味が、ちゃんと口のタンスのなかに整理されています。
ほっこり感も澄んだ味もなかなか出来ませんが、砂糖を一切使わない、甘味はサツマイモ団子だけの美味しいぜんざいが出来ました。
鏡野のお母さんは、小豆を畑で作って、よくたいていました。おはぎ、草餅、ぜんざい、…。
結婚をして、はじめて「大豆」を栽培というかショウヤクする手間を知りました。
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いつまでも、天国や極楽から子育てをされているのだと感じた一日でした。