ロシアで反乱?起こし、たった1日でその動きをおさめたとされる民間軍事組織のワグネルですが、
トップのプリゴジンはその後は消息不明ともされていたものの、隣国でロシアの同盟国ベラルーシに入ったと、
ルカシェンコ・ベラルーシ大統領が表明したようです。
もちろん、ホントのところはわかりませんがね。
プリゴジンの身の安全もあるでしょうし、その他の駆け引きもあるでしょうから、
ホントのことなんて明かすことはありません。
プリゴジンはベラルーシにいるのかもしれませんし、別のところにいるのかもしれませんし、
そもそもプリゴジンが存命なのかどうかもわかりません。
まぁそうなってくると、ワグネルの反乱?とはなんだったのか、まるでわかりませんね。
メディアでは専門家(笑)なる人たちが解説らしきことをしてますけど、
ソレが当たってるかなんて今までの経緯からしても眉唾でしかありません。
だいたいが戦争に関する報道そのものについて、我々に届く時点でなんらかバイアスがかかっていて、
事実とは違うものになっていることでしょうから、その情報のほとんど全てを信じてはいませんが。
しかし、ワグネルの動機がまずわかりません。
戦闘前線に立たされる割にはロシア政府の支援状態に不満だったとか言われますけどね。
でもま自分的には、まずワグネル単独で判断し行動したとは考えにくいです。
政権の転覆を狙うロシア政府の中の人なのか、それとも西側なのかが唆したんじゃないでしょうか。
自分はアメリカとか西側が唆した行動だったんじゃないかと考えてましたけども。
唆した側の動機というか、狙いまでは考えつきませんで。
ただ、反乱の行進中にプリゴジンが自動車の窓を開け沿道の民衆に応え、
握手したりスマホでの撮影に応じたりするシーンがありますでしょ。
あれ、反乱を起こしている組織のトップができることじゃあない筈なんですよ。
隙あれば刺客に狙われる立場でありながら、あんな無防備なことできますか?
つまりあの映像は演出なんですよ。
ワグネルがロシアに反旗を翻して行進してると見せつける演出、アリバイなのです。
そういう事実化が何故必要だったか、プリゴジンを唆したのがロシアなのか西側なのかわかりませんけども、
どちらにせよ、ワグネル反乱!との現実を世界に撒き散らす目的があったんだろうなと。
その効果というのは、日本でも報じられているようにプーチン政権の弱体化を世界に印象付けるためなのか。
ロシア内部のクーデターだとしたら、この早期の撤退はあまりにヘタレすぎるとは思うところですが。
相当に家族を殺すとかいう脅しが効いたのか、モスクワで流血を避けたいとの配慮が働いたのか、
そんなことがプリゴジンの行動を変えたというのも不思議です。
だってそんなことは反乱?を起こす際に当然想定されることだからです。
ってことは、反乱を起こしたように見せて、途中で中止するみたいなことが、
最初から筋書きにあったような気がしませんか。もちろん、わからないですよ。
でも、ベラルーシのルカシェンコの立ち回りでこんなにすぐプリゴジンが考えを変え、
撤退を始めるなんて、どんな魔法を使ったんでしょうかルカシェンコ。
そしてナニによって考えをあっというまに変えたのでしょうかプリゴジン。
うーん、ルカシェンコの起点と行動力でプリゴジンが鉾をおさめたというより、
最初からなんらかのシナリオがあったような気がしますがねえ。
もし本当にロシア内部のクーデターもしくは西側の唆しによってワグネルが行動し、
でもうまい具合にルカシェンコに説得されたのだとしたら、今は安全にどこかに隠されてるとしても、
プリゴジンはじめワグネルはタダじゃあ済まないように思いますがねえ。
とはいえワグネルはワグネルで、ロシアにとっては利用価値がありそうなので、
完全に潰すワケにもいかなそうですけど、どうなりますやら。
しかし、こうしてモスクワ侵攻を目前にしながら撤退したワグネルについて、
なんか日本の大マスコミは「汚れ仕事をやらされてきた」と同情的に評するのですが、
民間軍事組織のやることって、だいたいがそうであって、ソレでビジネスになってるワケでしょ。
なんかこのへんのバイアスのかけかたも気になるところです。
そのうち、プリゴジンが粛清されたとしたらさらに、プリゴジンを英雄視する報道になりそうですよね。
悪役のプーチンに抗った英雄だと。
そしてさらにプーチンを、ロシアを悪役に仕立てるという。
どうなんでしょうか。
とにかくどっちにしても、ワグネルの反乱を次の展開の契機にしたいってことなんでしょうけども。
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