Do you remember rock'n' roll radio?

Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

日本って戦争の反省をしてないと思うんだ

2014-01-08 00:39:59 | 国際・政治



映画「永遠のゼロ」が好評のようでありますね。
一部の人には。

アベちゃんもさっそく鑑賞して「感動した」とのことですが。

これ、極右アベちゃん応援団の百田尚樹の同盟小説が原作でして、
なんか、零戦に従事した戦士を描く戦争美化映画なんじゃ?と疑うのですけど。

戦争美化とはいかないまでも、少なくとも日本の行った戦争は間違ってないと、
それを美化・正当化するプロパガンダ映画なんじゃないかと疑うのでして。

だってアベちゃんは靖国参拝したばっかりですしね。

他にも南スーダン紛争では銃弾を提供したり、特定秘密保護法案を強行採決したり、
自衛隊法や憲法の改正、集団的自衛権にやる気満々のところを見ても、
日本が紛争・戦争に加担する土壌作りを着々進めているように見えるのでして、
この映画はそうした政府の流れに沿って意図されて制作・公開されたように思えます。

ま、自分の妄想ですがね。


ところでアベちゃんの靖国参拝については、ヒトラーの墓を参拝するようなものとの発言で
スイス育ちのタレントがバッシングされているようですが。

自分には靖国とヒトラーあるいはナチスの比較が適当かどうかわかりませんが、
確かにそう比較する論調は世界に存在するようですよ。


  ドイツは安倍首相の靖国参拝をどのように見た?

  第二次世界大戦の記憶、補償、戦争犯罪、そして周辺国との関係などを
  安易にドイツと比較することについては、慎重になる必要がある。
  しかし、日本におけるこうした問題を考える際に、
  ドイツを想起することは決して珍しいことではないようだ。
  ロシア・トゥデイのジョン・ライト氏は、もしアンゲラ・メルケル独首相が、
  SSのメンバーやその第二次大戦における役割を讃える戦争記念館を
  訪れたとすればどうだろうか?と問いかけているし、
  米アトランティック誌のジェームズ・ファロウズ氏が、
  靖国参拝をアウシュヴィッツに喩えたことで謝罪をしたことも記憶に新しい。
  (ただし、ファロウズ氏が批判された文脈はより複雑だ)

  いずれにしても、実際にそれが比較するべき対象であるか否かという議論は
  さておいても、両者を結びつける言説は常に存在し続けている。

  報道官やメディア
  それでは実際にドイツの人々は、昨年末の靖国参拝についてどのような発言を
  しているのだろうか?ザイベルト政府報道官は、先月30日の定例記者会見において、
  「日本の内政にはコメントしない」とした上で、各国が第2次大戦の過去に誠実に
  向き合うべきだという認識を示した。この問題が東アジアにおける微妙な
  外交問題へと結びついているため、踏み込んだ発言がされることは無かったが、
  「各国は20世紀の恐ろしい戦争で果たした役割に応じて、誠実に行動しなければならない。
  それによってかつての敵と未来を築ける」というドイツの信念が、
  全ての国に当てはまることが述べられた。

  一方で、ドイツのメディアによる報道は、より具体的なものだった。
  安倍首相の就任時に、その強硬姿勢に国内外から注目が集まっていると報じた
  デア・シュピーゲル誌は、いち早く靖国参拝についてワシントンが
  「失望」したことと共に伝えた。また、フランクフルト・アルゲマイネ紙は、
  日本が「過去の罪を反省していない」ことを強く批判する論説を26日に掲載している。
  そして、ヴェルト紙は北京と東京との危機が高まっており、
  安倍総理が中国を挑発したものとして報道した。

  安倍政権への評価
  安倍政権に対する厳しい見方は、ドイツのメディアにおいては決して新しいものではない。
  例えば、シュピーゲル誌は2006年に第一次安倍政権が発足した際にも、
  靖国神社への参拝をおこなったその前の首相である小泉元首相以上に、
  祖父・岸信介氏の影響を受けている安倍首相が、より強く自らの歴史観を
  押し出してくるだろうと予測していた。

  同誌は第2次安倍政権が発足した際にも「危険な過去にすり寄る」首相として
  紹介しているが、この際にはフランクフルター・アルゲマイネ紙も祖父との
  関係に触れながら、安倍首相が原発の輸出へ力を入れていることも強調した。
  また、他のメディアも憲法改正を望み、「ナショナリスト」として行動する
  安倍首相の言動に厳しい目を向けているようだ。


上記の記事が世界の一般的な見方かどうかは自分にわかりませんけども、
少なくとも靖国神社もしくは靖国に祀られている一部の戦争加担者を、
同様に捉えることがあるのは確かなようです。


上の記事で自分が引っかかったのは、


  日本が「過去の罪を反省していない」


という部分です。

その通り、実際、日本は反省してないと思うのです。


日本人は第二次世界大戦については日本が戦争犯罪を犯したというよりむしろ、
被爆国という核兵器の被害者、戦争の被害者との意識を持ってるように思います。

日本が戦争犯罪の加害者との意識は低いのです。
そんな教育だってされていません。

だから、日本の戦争はいい戦争、それで零戦が美化されたりするのかもしれません。
いい戦争などある筈がないのにです。


そういう戦争への反省の意識は低いまま、中国・韓国相手なら
強硬姿勢を貫いて、なんなら開戦したっていいんじゃね?
的な空気が今の日本に感じられるのは自分だけでしょうか。

戦争は回避しなければならないのですよ。
日本はこれまでの戦争経験でそれを学んでいないのでしょうか。
唯一の被爆国と自認するならなおのことですよ。


そんな戦争の、核兵器の被害者意識が強い日本、
今だからまだ唯一の被爆国ヅラして世界の同情を買うことだってできるものですが、
その核爆弾を経験した戦争に懲りずに戦争してそんで再び被爆国になったとしたら、
もう世界から同情される余地はないのですよ。

最初の戦争被爆国になって過酷な経験したにも関わらず、
好き好んで戦争に突き進んで再び被爆国となったところで同情などされる筈ありません。


戦争となれば今の時代、また核兵器を使用されることは十分考えられるでしょう。

日本に対して核兵器を使うとしたらそれは中国かもしれない北朝鮮かもしれないし、
ロシアかも、またアメリカさんかもしれないのですよ。

日米同盟があるからって、アメリカさんが日本に参戦しない保証などないことは、
過去の歴史が物語っている筈です。

こんな極東の黄色人種が済む島国なんか、核兵器で破壊されてもいいんですからね、
世界的には。