先週の週刊将棋の特集。
節目の100局を迎えたそうです。
現役同士では、3組目の大台突入。
羽生56勝・森内44勝。
他の棋士に比べたら、かなりの勝率で、拮抗しているとも言えます。
同一カード対戦上位表が出ていたので、しばし眺めていました。
※水色・赤=現役 %=左側の棋士(勝ち越している方)の勝率
1.187局 中原 106-80 米長 56.9%
2.167 大山 96-70 升田 57.8%
3.162 大山 116-45 二上 72.0%
162 中原 107-55 大山 66.0%
5.160 羽生 98-62 谷川 61.2%
6.140 羽生 91-49 佐藤 65.0%
7.125 大山 79-46 加藤 63.2%
8.109 中原 67-41 加藤 61.4%
9.104 米長 63-41 加藤 60.5%
104 大山 58-46 米長 55.8%
11. 100 羽生 56-44 森内 56.0%
12. 98 谷川 56-42 中原 57.1%
13. 94 二上 49-45 加藤 52.1%
14. 93 内藤 49-44 有吉 52.7%
15. 75 大山 45-30 塚田 60.0%
16. 71 中原 47-24 内藤 66.2%
17. 70 大山 45-25 丸田 64.3%
18. 69 大山 40-29 有吉 58.0%
69 内藤 35-34 米長 50.7%
20. 68 大山 50-18 内藤 73.5%
こう見てみると、現役棋士同士の対決は少ないですね。
というか、昔の棋士ばかりが目立ちます。
昔は、限られた一部の棋士だけが活躍していたということなのでしょう。
上位を見ると、大山・升田の時代、中原・米長の時代と、それぞれの時代の絵に描いたようなライバルの名勝負が思い出されます。
それに比べると、事実上のライバル不在であった谷川が、あれだけの名棋士だというのに、二つ(中原・羽生)しかランクインしていない。
言い換えれば、このランキングは、「ライバルの存在」を如実に表した表だとも言えます。
羽生・森内戦が節目の100局を迎えたこの後、このランキング表はどのような変化を遂げていくのだろうか。
順位戦や各棋戦での対戦はちょこちょこはあるだろうけど、一気に伸ばすためにはタイトル戦での戦いしかない。
40歳を迎えた羽生は、この後、誰とどれだけのタイトル戦を戦うことになるのだろうか。
この表にある、羽生の相手、谷川、佐藤、森内は、ここのところ羽生の対戦相手としてはタイトル戦に登場していない。
今竜王戦で熱い戦いを繰り広げている羽生ー渡辺という黄金カードは、この後急上昇して、ランクインを果たすことになるのだろうか。
どんどんいろんな棋士が活躍して、タイトル戦も含め戦国時代的な様相となり、どの対決もランクインできないままで終わっていくのだろうか。
羽生には佐藤、森内という切磋琢磨する同期のライバルたちの存在がある。
谷川のことに照らし合わせてみれば、渡辺が竜王戦以外にも活躍して、第一人者として羽生を脅かす存在になるためには、ライバルの存在という影響もあるのではないかと思ってしまう。
二強とか、ライバルというよりも、群雄割拠、各個性の百花繚乱。
時代というものなのでしょうね。
大企業中心からベンチャーへ。
栃錦・若乃花や大鵬・柏戸、野球ではON、ゴルフではAONなど、ライバルたちの熱い戦いで沸き立った頃とは明らかに世の中のムードが違います。
ファンとしてみれば、毎度毎度また同じ対決か、というよりは、どんどん新たな強豪が現れ、新鮮な対決を見せてもらったほうが楽しいような気もする。
しかし、同じライバル同士が、時を経て、戦法も変え、お互いを意識しつつ、ともに成長していきながら戦い続ける姿というのは、心を打たれるものがあるのも事実。
いろんなことに果てしなく思いが巡るこの表でした。
節目の100局を迎えたそうです。
現役同士では、3組目の大台突入。
羽生56勝・森内44勝。
他の棋士に比べたら、かなりの勝率で、拮抗しているとも言えます。
同一カード対戦上位表が出ていたので、しばし眺めていました。
※水色・赤=現役 %=左側の棋士(勝ち越している方)の勝率
1.187局 中原 106-80 米長 56.9%
2.167 大山 96-70 升田 57.8%
3.162 大山 116-45 二上 72.0%
162 中原 107-55 大山 66.0%
5.160 羽生 98-62 谷川 61.2%
6.140 羽生 91-49 佐藤 65.0%
7.125 大山 79-46 加藤 63.2%
8.109 中原 67-41 加藤 61.4%
9.104 米長 63-41 加藤 60.5%
104 大山 58-46 米長 55.8%
11. 100 羽生 56-44 森内 56.0%
12. 98 谷川 56-42 中原 57.1%
13. 94 二上 49-45 加藤 52.1%
14. 93 内藤 49-44 有吉 52.7%
15. 75 大山 45-30 塚田 60.0%
16. 71 中原 47-24 内藤 66.2%
17. 70 大山 45-25 丸田 64.3%
18. 69 大山 40-29 有吉 58.0%
69 内藤 35-34 米長 50.7%
20. 68 大山 50-18 内藤 73.5%
こう見てみると、現役棋士同士の対決は少ないですね。
というか、昔の棋士ばかりが目立ちます。
昔は、限られた一部の棋士だけが活躍していたということなのでしょう。
上位を見ると、大山・升田の時代、中原・米長の時代と、それぞれの時代の絵に描いたようなライバルの名勝負が思い出されます。
それに比べると、事実上のライバル不在であった谷川が、あれだけの名棋士だというのに、二つ(中原・羽生)しかランクインしていない。
言い換えれば、このランキングは、「ライバルの存在」を如実に表した表だとも言えます。
羽生・森内戦が節目の100局を迎えたこの後、このランキング表はどのような変化を遂げていくのだろうか。
順位戦や各棋戦での対戦はちょこちょこはあるだろうけど、一気に伸ばすためにはタイトル戦での戦いしかない。
40歳を迎えた羽生は、この後、誰とどれだけのタイトル戦を戦うことになるのだろうか。
この表にある、羽生の相手、谷川、佐藤、森内は、ここのところ羽生の対戦相手としてはタイトル戦に登場していない。
今竜王戦で熱い戦いを繰り広げている羽生ー渡辺という黄金カードは、この後急上昇して、ランクインを果たすことになるのだろうか。
どんどんいろんな棋士が活躍して、タイトル戦も含め戦国時代的な様相となり、どの対決もランクインできないままで終わっていくのだろうか。
羽生には佐藤、森内という切磋琢磨する同期のライバルたちの存在がある。
谷川のことに照らし合わせてみれば、渡辺が竜王戦以外にも活躍して、第一人者として羽生を脅かす存在になるためには、ライバルの存在という影響もあるのではないかと思ってしまう。
二強とか、ライバルというよりも、群雄割拠、各個性の百花繚乱。
時代というものなのでしょうね。
大企業中心からベンチャーへ。
栃錦・若乃花や大鵬・柏戸、野球ではON、ゴルフではAONなど、ライバルたちの熱い戦いで沸き立った頃とは明らかに世の中のムードが違います。
ファンとしてみれば、毎度毎度また同じ対決か、というよりは、どんどん新たな強豪が現れ、新鮮な対決を見せてもらったほうが楽しいような気もする。
しかし、同じライバル同士が、時を経て、戦法も変え、お互いを意識しつつ、ともに成長していきながら戦い続ける姿というのは、心を打たれるものがあるのも事実。
いろんなことに果てしなく思いが巡るこの表でした。