即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、ユーザー視点。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

明日から「いちかわ星野道夫展」

2008年01月18日 20時00分39秒 | Friends/Person
カムチャッカで熊に襲われて亡くなった写真家、星野道夫
アラスカの自然と動物を愛してやまない、現代には珍しい素朴でピュアな心根。

同じ市川で家も近く、10代の頃から家族ぐるみで交流していました。



こんなに有名になるとは思わなかった。

彼が亡くなってからです。
全国で写真展が行われるようになり、写真集やエッセーなどの本もすごく売れるようになった。
会社の近くの銀座松屋での写真展は、ここ数年で何度もやったけど、会場は子供からシニアまで、立錐の余地もないほどの大盛況。
人を押しのけてじゃないと作品を見られないような状況が続いてます。
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1952年 千葉県市川市に生まれる
1968年 慶応義塾高等学校入学
1969年 移民船アルゼンチナ丸でロサンゼルスへ。約2ヶ月間、アメリカを一人旅する。
1971年 慶応義塾大学経済学部入学、探検部に入る。
1973年 アラスカ・シシュマレフ村でエスキモーの家族と一夏を過ごす
1976年 慶応義塾大学を卒業
動物写真の第一人者・田中光常氏の助手をはじめる(以後2年間務める)
1978年 アラスカ大学受験のため、シアトルの英語学校に通う。
1978年 アラスカ大学野生動物管理学部入学(4年間留学する)
1986年 6月、第3回アニマ賞・受賞(「グリズリー」)
1990年 第15回木村伊兵衛写真賞・受賞(週刊朝日連載)
1993年 5月、結婚
1996年 ロシア・カムチャツカ半島クリル湖へテレビ番組の取材に同行。
8月8日、ヒグマの事故により急逝。
1999年 1999年度日本写真協会賞・特別賞受賞
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明日から、いちかわ星野道夫展が開かれます。

市内のいたるところにポスターが貼られ、チラシが置かれています。
もうすっかり市民の中に定着し、浸透した感があります。
多くのボランティアがイベントに関わり、我が町の文化振興に一役買っています。



いちかわ星野道夫展

全国巡回写真展、星野道夫展「星のような物語」の開催に併せて、星野道夫の地元である千葉県市川市では、様々なイベントが開催されます。

・星野道夫展「星のような物語」
 会期:2008年1月19日(土)〜2008年2月3日(日)
 会場:市川市文化会館展示室

・第9回 市川の文化人展「星野道夫展」 
 会期:2008年1月19日(土)〜2008年3月2日(日)
 会場:市川市芳澤ガーデンギャラリー

・星野道夫展inコルトンプラザ
 会期:2008年1月19日(土)〜2008年2月3日(日)
 会場:コルトンホール(ニッケコルトンプラザ3階)

文学プラザ企画展「文章家 星野道夫」
 会期:2008年1月26日(土)〜2008年5月25日(日)

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星野道夫は、アラスカで暮らすために、写真の勉強をして、写真家となった。
写真を撮ると言う行為は、あくまでもアラスカで暮らすためのツールであり、目的ではなかった。

そして、原野にこもって写真を撮り続け、写真集を出す。
少し経つと、文章も書くようになり、心を打つようなエッセー集を出すに至る。

「旅をする木」とか、
「イニュニック」のような
素晴らしい言葉や文章を生み出した。

「結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして、最後に意味を持つのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがえのないその時間である。」

「大切なことは、出発することだった。」

「超えられないなにかがあるからこそ、私たちは想像力をかきたてられる。」

「人の心は深くそして不思議なほど浅い。きっとその浅さで人は生きてゆける。」

僕が今でもきちんと覚えている彼の言葉。
独特の抑揚で、ゆったりと、優しさ溢れるあの声で、訥々としゃべったあの物語。



高校生の頃だったんですが、東京で電車に乗っているときや街を歩いているときに、ふと北海道のことを考えて、今も北海道ではクマが生きているということが不思議でならなかった時期がありました。
考えてみれば当たり前のことなのですが、今こうして話している瞬間にも北海道のどこかにクマがいて山を登っている、そのことが不思議でならなかったんです。
(星野道夫 講演集『魔法のことば』 第八章「二つの時間・二つの自然」 1996年 京都府京都法然院 講演本文より)


そして、知り合いのTVのプロデューサーがアラスカに遊びに来てくれた時の話。

彼は都会で秒刻みの忙しい暮らしをしている。

アラスカの海で、目の前を巨大な鯨が跳ねているのを見て、彼が呟いたこと。

自分があわただしく都会で過ごしているあの時間と、
今、目の前で雄大にジャンプしている鯨が過ごしている時間は、同じ。
1分は、同じ1分。
1時間は同じ1時間。

今、自分があくせく仕事をしている同じ時間で、鯨はスローモーションのように、北の海で跳ねている。

そう思えたことが、
いつでもそのことを思い出せるようになったことが、
アラスカに来て一番よかったことだ。


昔の自分の思いに照らし合わせて、そのプロデューサーの言葉が忘れられないと、彼方を見つめるようにしながら話していた星野道夫。

自分がひとつずつ創り上げてきたものが、こんなにまで市民の中に大きく広がっていくなどとは予想しなかったに違いない。
彼の写真に、文章に、そして、生き方に、
感じて、惹かれて、強く影響を受け、後戻りできないくらいの虜になっていく。

小さな子供から、シニアの人まで、
アラスカの自然の雄大さ、そして、彼の繊細でナイーブな人間性を、
強く深く感じる人が、どんどんと増えている。

明日からのこのイベント、自分がますます主役になっていく姿を、
素朴でシャイな性格の彼は、今頃どんな風に思っているのだろうか?
ジャンル:
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キーワード
慶応義塾大学 市川市文化会館 ニッケコルトンプラザ カムチャツカ半島 大切なことは グリズリー ロサンゼルス シシュマレフ カムチャッカ 木村伊兵衛写真賞
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