即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

ウィンブルドン男子決勝

2008年07月07日 23時35分33秒 | スポーツ
ナダル、ウィンブルドン初制覇=死闘、フェデラーの6連覇阻む-テニス(時事通信) - goo ニュース

おとといの女子決勝、ヴィーナス、セレナの姉妹対決。
1セット目、途中まで見ていましたが、圧倒的にセレナのパワーが押していて、ヴィーナスはほとんどいいところなく、これはほぼこのまま行くな、と思ったら、ヴィーナスが勝ってましたね。

そして、昨日の男子決勝、ランキング1位、2位のフェデラー、ナダルが順当に勝ち上がってきていて、
結局はフェデラーの6連覇か、と予想されていましたし、そう思っていました。

そして、11時くらいから見始めて、ナダルが1ブレークし(見てなかった)第一セットを6-4で取った。
しかし、フェデラーのここぞというところでのノータッチエースが見事だし、サービスゲームでは圧倒的に危なげないゲーム運びを見て、これは結局はそうなるかな、と思って見ていました。

しかし、今日のナダルは、なんか違った。

絶対に負けてなるものか、という気合というか今までにない迫力があった。

しつこいほどのバック狙いのサーブ。
そして、長いラリーでも、徹底的にフェデラーのバックサイドにトップスピンのボールを集めて、ポイントを稼いでいた。

フェデラーも、徹底したバック狙いに嫌気が差したのか、つまらないところでのフォアのチャンスボールをミスしていた。

2セット目も、ナダルの1ブレークが利いて、6-4でナダル。

しかし、フェデラーのサービスを基本にした総合力、ショット力はナダルを圧倒していたし、5連覇、芝生の第一人者のプライドもあり、これは簡単には終わらないかもしれないと思った。

雨の中断もあり、もういい加減寝ないと、と何度寝ようとしたかわからない。

3セット目、4セット目、結局ナダルは何度もブレークされそうでいて、凌いだ。

0-40から、15-40からジュースに持ち込み、フェデラーのミスにも助けられ、いずれもタイブレークになった。

そして、チャンピオンシップポイントを何度か握るものの、最後はフェデラーに押し切られ、2セットオール。

どうしても見たい気持ちと、すぐにでも寝ないとやばい、という気持ちが闘い続けたけど、ここまできたらもうだめだった。

結局、5セット目も、最後まで、朝まで見てしまった。


4時間48分の熱闘。

こんな試合、見たことない。

こんなラリー、見たことない。

興奮、感動。

この二人、すごいよ

今まで見たテニスの試合の中でも、ベストワンかもしれない。


将棋の終盤の局面のように、一手指した方が良く見える、といったような展開。

あー、やっぱりフェデラーかな。

いや、今回のナダルは絶対に違う。

どんな相手でも、肝心なところで、フェデラーのあんなサービスを打たれたら、ひとたまりもない。

不利な体勢から、奇跡的なコースに飛ぶナダルのパッシング。

やっとのことで追いついて、何とか当てただけというショットが、
あそこまで正確に意表をついたコースギリギリに行くのか。

こんなに長い時間、これほどまでに集中して、気力体力のすべてを出しつくせるものか。

最後は9-7。

いやあ、びっくりしました。

自分のすべてを出し切り、健闘を称えあう清清しい二人の姿。

スポーツっていいもんです。

こっちの体力も気力も、全部使い果たした。

もうヘロヘロです。

そして、猛烈な眠気の中で、こんな試合を生で見られたことのものすごい充実感。

ということで、今日は体力的にはボロボロだったけど、

なぜか気がピーンと張りつめていて、仕事していてもあまり疲れなかった。

こんなめったにない試合にめぐり合えること。

僕は幸せでした。

ありがとうございました。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自分も (ヒロ)
2008-07-08 00:25:31
自分も結局朝まで見ました。最近になく息詰まる緊迫した最高の試合でしたね。フェデラーは、危ない場面になると、エースやスーパーショットがでてあの強靭な精神力はさすが世界のトップアスリートだなと感服しました。ナダルもマッチポイントをはねかえされ、しかも2回のタイブレークをとられてタイにもちこまれた時は、普通ならそこで気持ちがきれてしまうのにこちらも最後まで気持ちがきれることがなくすばらしい精神力だなと思いました。勝負の分かれ目は体力の差だったような・・・
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TBありがとうございました (Dancho)
2008-07-08 18:54:44
正直複雑です。

徹夜してでも見るべきだったかな~という思いもするし、翌日からの1週間って事を考えると、これでよかったのかも…という思いもするし。

きっと後日、総集編みたいなもの放送されると思うので、それは見逃さないようにしないとなぁ…なんて思っています。

結局最後まで見てしまった、ノーシードから優勝したゴラン・イワニセビッチの時以来です…ウインブルドンテニスでこんなに興奮しているのは…。
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記憶に残る試合でした。 (nanapon)
2008-07-08 21:57:54
☆ヒロさん、こんばんは。
はじめまして、ですよね?
ようこそ、いらっしゃいました。

>自分も結局朝まで見ました。最近になく息詰まる緊迫した最高の試合でしたね。

いろんなブログを見ましたが、結構いますね、朝まで派が。
自分でもまさか朝まで見ちゃうとは思いませんでした。

>フェデラーは、危ない場面になると、エースやスーパーショットがでてあの強靭な精神力はさすが世界のトップアスリートだなと感服しました。

そうですね。あの最高に苦しい場面でああいうサービスやショットを出せることが素晴らしいです。
負けそう、とか、やばそう、とかいうプレッシャー、ないんでしょうか?

>ナダルもマッチポイントをはねかえされ、しかも2回のタイブレークをとられてタイにもちこまれた時は、普通ならそこで気持ちがきれてしまうのにこちらも最後まで気持ちがきれることがなくすばらしい精神力だなと思いました。勝負の分かれ目は体力の差だったような・・・

やっぱり僕は体力よりも、(今回は)絶対に勝つというナダルの精神力、気力だったように思います。

今後ともよろしくお願いします。

☆Danchoさん、こんばんは。

>徹夜してでも見るべきだったかな~という思いもするし、翌日からの1週間って事を考えると、これでよかったのかも…という思いもするし。

すみません。複雑な気持ちにさせてしまって。
まあ、それもまた一局です。

>きっと後日、総集編みたいなもの放送されると思うので、それは見逃さないようにしないとなぁ…なんて思っています。

はい、ぜひ見てください。

>結局最後まで見てしまった、ノーシードから優勝したゴラン・イワニセビッチの時以来です…ウインブルドンテニスでこんなに興奮しているのは…。

今まで毎年一応は見てるけど、こんな風に興奮して見た記憶はないです。
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