NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

ほめること

2009年12月21日 23時08分05秒 | 保護者の方へ
ほめることが大事だからと言って安易に
「すごいね!」を連発してても
相手にうまく伝わらなくなります。

逆にうっとうしく感じられてしまうこともあるでしょう。
自分はそんなにすごくないよ!
慰めないで!
などと、反発されることも出てくるでしょう。

これは「褒める行為」が押しつけになってしまうからですね。
僕も何度も経験した記憶があります・・・(笑)


「ほめる」ということを意識しない褒め方を
しなくちゃいけません。
なんて、書くと難しいのですが要は
自分の感情を相手に伝えるだけで良いと思います。


例えば、
前より良い点数を取ってきた子どもに対して

「良くやったな、すごいなぁ~」ではなく

「おまえの点数がアップしてお父さん、うれしいわ!」

と、自分の素の感情を口にする方が受け入れられ易いです。
反発する事もないですからね。
単に嬉しくなる親子の会話 とでも言いましょうか。



先日、お笑いコンビ、ロザンの管広文さんが
相方の宇治原さん(京大卒)について
綴ってられる「 京大少年 」という本を読みました。

京大を卒業しているロザンの宇治原さんは
小さい頃、周りの大人から「賢いね」って
褒められると嬉しいと感じるのではなく
あたりまえのことをしているだけなのに
どうして?もしかしてなめられているのか?
と、感じてたそうです。

鳥に「飛べるなんてすごいね~」とか
魚に「泳げてすごいね~」なんて
言わないだろ! と。


なるほど~。
こういう思考をしている子は確かにいるなぁ~と
感じます。「ほめる」ことも奥深いですね。