The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1979 シャンボール・ミュジニ レ・シャルム ルイ・ジャド

2010-12-27 21:20:14 | ワイン
1979年物のブルゴーニュは、あまり飲む機会がなく、
思い出してみましても、伝説の『N丁目飯店』で頂いた『1979 ポマール・ルジアン ルジェーヌ』
などでしょうか・・・(そういえば、RCもありました!)

聞くところに寄れば、1979年のニュイは秋口までは順調♪
しかしながら、摘み取り前に大雨が降り続き、畑が水浸しになったところもあった、
とのことなんですね・・・

ですから、下のクラスでは、相当薄められた物も散見され、
限られた造り手の、上級の畑の物のみが熟成に耐えうると言われてきました!

さて、11月のご相伴に預かりました1979年物の『シャンボール・ミュジニ レ・シャルム』、
造り手は『メゾン・ルイ・ジャド』でして、31年の熟成にして、この様な色合いなんですね。


確かにエッジには、アンバーなニュアンスが見つけられますが、
薄められるどころか、濃密なルビーを呈しております。

シャンボールらしい野趣を感じる濃密な果実のアロマと、熟成から来るスパイシーな香気は、
決して進みすぎた印象は無く、むしろ大地を思わせる壮大なスケール感は、
メゾンではなく、ドメーヌ物と見紛うほどなんですね・・・
(ココのリューディーはその後、ドメーヌとしてクレール・ダユから引き継ぎますが)

このワインであれば、朝に開けて、日中もパスタと一緒に、
そしてディナーからナイトキャップまで、一日付き合ってもOK!


その日は、極めてドメーヌ的なメゾン『ジャド』の凄みを、見せ付けられた日でもありました!

自分っちの雪かき、街の除雪?

2010-12-26 21:44:55 | ライフ
今日は朝から雪かき三昧でして、その結果何とか『ランプの宿』も『オテル』に戻りました♪

当方の切妻の屋根は、次から次へと雪を落としますが、
ワタクシ待ってたホイと、使わぬ筋肉をフル回転して、精密機械の様に雪かきなんですね・・・

まあ、自分のオウチだから、当然やりますよね、と言われますと、身もふたも無し!

一方雪かきが仕事になれば、除雪と言う事になるわけですが、
そう言えば、盛岡市の除雪はどうなっているのでしょう?

見てください、大通りの惨状を!
まるで、洗濯板のよう・・・

年末の商店街は大売出しの最中に、しかもやっとのことで人出が出て来た大事な時に、
こんなん足元の悪さでは、言語道断!

行政は何をやってるの?と思うのはワタクシだけではないでしょう!
まるで、不景気風に扇風機をまわす行為ではないですか・・・

見てください、我が家の猫の額系のお庭です、(ほぼ自慢話です!)

狭いながらも、行き届いた雪かき情況ですよね・・・へへ♪

除雪の皆さんも、大通りを自分のお庭だと思ってください!
当方は、ソウ思いながらの行脚の毎日です。

NV ブリュット・スプマンテ マラミエーロ

2010-12-26 11:04:20 | ライフ
『ダンテ・マラミエーロ』イタリアはアブルッツォ州の造り手であります。
ダンテ・マラミエーロ氏は1993年に逝去し、現在は子息エンリコ氏が運営しているとのこと・・・

100年前からこの地でワイン造りをしているこのアジェンダは、
『ヴァレンティーニ』『マシャレッリ』に並び称される、アブルッツォ州の代表的な造り手になりました。

『マラミエーロ』

ともすれば、男性諸氏は思わず股間を隠したくなるよな、ビミョーな名前ですが、
どうしてどうして、ココから生産される80000本のワインは、いずれも目を見張る物♪

中でも、今回ご相伴に預かりました『ブリュット・スプマンテ』は、
僅かに8000本と言う生産量・・・
極めて希少なワインなんですね・・・

加えて、アブルッツォ州においては、僅かにスプマンテは2銘柄のみ!
そんな、マラミエーロのスプマンテを飲んでみました!


グラスに注がれたスプマンテの泡の立ち上がりは、シャンパーニュのそれに似て、
繊細かつクリーミーなんですね・・・
色合いは濃密な麦わらを呈しており、続いて湧き上がる香気のニュアンスを連想させます。

トップのミネラルと僅かに感じるオレンジの香りが鼻をくすぐります。
柑橘系の味わいと戻り香に見つけられる青林檎のニュアンスは、
濃厚さの中にも、爽やかな印象を与えます。

最後の〆にこれだけ飲んで、満足出来うるスプマンテではありました!

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マラミエーロ・ブリュト・スプマンテ

マラミエーロ・ブリュト・スプマンテ

価格:3,480円(税込、送料別)


クリスマスなのに、雪中行軍?

2010-12-25 22:01:08 | ライフ
八甲田山ではないですが、『天は我を見放すのか・・・』と言い放ちたくなるような雪降りです!
『ホワイトクリスマス』に、適度な雪降りを願っていたワタクシも『これはないでしょ!』てな感じです。

朝の出勤で、またも渋滞、こんな感じです!

その後、日中もシンシンと雪は降り続き、降り積もっても、
待てど暮らせどショベル車は来ない!
その結果、大通りはこの通りなんですね・・・

不景気風もありますが、街の活性化はこの辺から変えて行きませんと・・・
と考えているのは、ワタクシだけではナイでしょう・・・おそらく!

夜半から、大忙しのヌッフ⇒『M乃』と行脚!
ヌッフでは豪華三貫握り寿司をビールで、『M乃』では鶏団子鍋を熱燗で頂きました。

しかし雪は降り止みません!
その辺で、凍え死んだらタイヘンと、ホウホウの体でタクシーに乗り込み22時には帰宅!
オテルの庭は、まるで『ランプの宿』のように埋もれておりました。

さて、明日は雪かきじゃ~!

Merry Christmass!

2010-12-24 06:07:58 | ワイン
さて本日『ホワイトクリスマス』ならぬ『嵐のクリスマス』を迎えました!
皆さん、おしごとの行き帰りには気をつけましょう!

夕刻には、暖かい部屋で、もしくは何処かのお店で・・・
この日のための特別なワインを開けるのでしょうか?

まずはシッカリお仕事ですよね♪
また後ほど、マッサーウオは本日何を開けたのか?
ご報告いたします!

それでは!

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さて、仕事を終えて19時半には帰宅いたしました!
朝方『嵐のクリスマス』と言いましたが、
なんと細雪が降り積もる、格好の『ホワイトクリスマス』なったではありませんか!

さて当方は、夜の街からジングルベルが聞こえども、
今日はお家でヌクヌクと、食事をしながらワインを開けまする!

まずは、クリスマスらしく『鶏腿肉のソテー』を頂きながら、

飲みましたワインは、やはり特別な日のボルドー♪

1981 Chateau Montrose St-Estephe

足掛け29年の紅(くれない)のメドック、ヴィンテージは当方が盛岡に帰ってきた年なんですね・・・

モンローズは1855年のメドック格付け2級のグラン・クリュ・クラッセ!
喩え『モンローズ』がステゴザウルスのように、熟成遅々として進まずとも、
1981年は高原部が早くにやってくる、クラレットらしく美味しく飲める代物であります。

逆に言えば、1981年のメドックは、こんな日のために生まれてきたようなワインなんですね・・・
1980年と1982年の谷間をシッカリと埋めてくれました。

さて、このモンローズ、想像通りにメドックらしい香気がワンワンと立ち昇ります。
オリエンタルな香料が満載のトップノーズに、熟しきったプラムと赤いスグリの香りが心地よし!
湿った土にハバナシガーとシャンピニオンののアクセント!

1981のメドックの、果実の本体は所謂タンニンバランスなのですが、はじめは軽く感じるんですね・・・
しかしながら、下半身まで来ますと、巨獣モンローズの真価を発揮し、
濃密で重厚な果実には、ビッチリとタンニンの支えがありまして、
しかも果実の甘さも増し、むしろビックなヴィンテージのモンローズ然とした姿も見せてくれました!

窓を開けますと、外は雪です!

皆さん素敵な『ホワイトクリスマス』になりましたでしょうか?