The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1998 マコンーピエルクロ レ・シャヴィーニュ ギュファン・エナン

2010-12-12 21:15:16 | ワイン
最近とみに、マコンの造り手の話題に触れるに付け、


この造り手が、マコネーズ最高の造り手・・・云々、などと紹介しております!


例えば、オリヴィエ・メールラン、ダニエル・バロー、ジャン・テヴネ、


それに加えてコルディエ・ペール・エ・フィスなどなど・・・


で、もちろん、これまでの造り手も素晴しいことには、違いは無いのですが、


それはそれとして認めつつ、なお大事なドメーヌを忘れていたんですね!


それが『ドメーヌ・ギュファン・エナン』!


ネゴシアン部門が『ヴェルジェ』と言えば、思い出される御仁も居られるはず・・・


今回の『プティ・モンド』の白のメインに、1998年物・・・


すなわち12年熟成した、黄金色にとっぷりと染まった『マコンーピエルクロ レ・シャヴィーニュ』を出しました!


これが何しろ素晴しかった!


そもそも、ここのマコネーズは、マコンらしからぬ、イワユル『聞かせるに足るポテンシャル』を、


充分に持ち合わせているのですが、今回のワインは、


熟成期間の12年ときて、加えて、そのヴィンテージが短期でこなれる1998年という事もあり、


見事な甘露状態まで到達していたわけなんですね・・・


鼻をくすぐるミネラルと、甘い蜂蜜に、微かな華を添えた黄色いフルーツを感じます。


味わいは、王道両モンラッシェ村の物の品格にも引けを取らず、


黄金のコクと、ケバくは無いが、ゴージャスな余韻を楽しめるんですね♪


このワインを『魚貝と白菜の酒蒸しをホワイトソースで絡めた一品』と合わせました!


そのマリアージュたるや、説明するまでもありません。

第61回 プティ・モンドのワインの流れ・・・

2010-12-12 13:01:46 | ワイン
さて、8本並んだワインのラインナップは以下の通りでありました!


1.2003 Champagne Grand Vintage Moet & Chandon


2.2008 Saint Bris Sauvignon Bersan-Blind Item


3.1998 Macon-Pierrclos Les Chavigne Guffens Heynen


4.2007 Chorey Les Beaune Chatherine & Claude Marechal


5.2005 Coldaia Pinot Nero Podere Fortuna ToscanaIGT-Blind Item


6.1996 Volnay Domaine de la Pousse d'OR


7.1995 Corton Les Rognet Bertrand Ambroise-Blind Item


8.2004 Le Dome Saint-Emilion Grand Cru-Blind Item


皆さんが最も驚きましたのは、赤ブラインドの一問目、


フィネスともいえる、調和を見せてくれた『トスカーナのピノ・ネロ』の2005年物の『コルダイア』(写真)!


ワタクシ、『ダンテの地獄篇』に登場する『裁判官』のように、


『このワインはイタリアのピノです!』と言い渡しますと、


『鳩が豆鉄砲を食らったような顔』をして、『エエ~~!』となったんですね・・・


それだけ予想外だったのでしょう!


それ以外にも、オドロキのブライド3本を含みましたラインナップ・・・


詳しくは更に後ほど!

プティ・モンド忘年会終わりました!

2010-12-12 11:00:44 | ワイン
なにやかにやで師走も第2週の週末も迎えまして、


『ワインとキュイジーヌの夕べ プティ・モンド』も今年最後の開催となりました!


街中では、忘年会が花盛り・・・


『プティ・モンド』の皆さんには、お忙しい中、まげて参加をしていただき、


9名のワインヒートが白熱のブラインド合戦と相成りました!


並びましたワインは8本、その中で厳選ブラインドが4本!


フィネスのある『フランス以外のピノノワール』、濃すぎるタンニンバランスの『ブルピノ』などなど・・・


ハグラカシもろありのブラインド合戦ではありましたが、


流石のワインヒートの皆さんで、数名の正解者も出まして一件落着!


楽しく過ごさせていただきました。


一方、実はキュイジーヌも忘年会仕立てとなりまして、豪華7品のラインナップだったんですね・・・


その日並びましたキュイジーヌは以下の通り↓


1.蕪(カブラ)蒸し


2.海老と裏白のグリル、スパイシーソース


3.アサリと烏賊と白菜のワイン蒸し、ホワイトソース


4.ブリの半身のオーブン焼き


5.ビーツのピクルス


6.豚肉とビーンズの煮込み


7.デザート


この中でのメイン料理は、何と言っても『ブリのオーブン焼き』(写真)でした!


過度の魚の臭みを下ごしらえで抑えつつ、3種のハーブとオリーヴオイルで香り付け、


で、赤ワインの前半で登場したのですが、違和感なく、


むしろ素敵なマリアージュを見せてくれたんですね・・・


という事で、ワインリストのほうは後ほど!