The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2001 ムルソー レ・ペリエール メゾン・ルロワ

2012-03-23 05:54:28 | ワイン
白ワインの最後のつもりで『ムルソー ペリエール』を出しました!

しかも久しぶりに『ラルー・ビーズ女史』のセレクトのもの♪
更にヴィンテージは『2001』で、11年の熟成期間を経過しております。

いいところではないでしょうか?



と言うのも、『レ・ペリエール』と言えども、その真価を発揮するのは、
充分な熟成期間があってこそでして、若い物では跳ね返されてお終いになりがちなんですね・・・

ではこの『ムルソー ペリエール』はどうだったのか?

色合いは、山吹色にそまり、照りも美しく、見るからに良く練れた印象です!



ロブマイヤーに注いで、鼻を近づけますと、僅かに焙煎のニュアンスを感じ、
更に待ちますと蜂蜜の心地よいトップがお出迎え・・・

『石切り場』の事情もそのままに、ほどなく強いミネラルを意識をし、
バターでさっと焦がした黄桃のアロマを見つけられます!

味わいは『ペリエール』のティピシテとも言える、充分な酸度の下支えがあって、
濃厚なエキスも後腐れなく、引き締まったボディーにただただウットリ・・・

もちろん、その日のアミューズなどとの相性も良く、美味しくいただけました!



総体的には『メゾン造り』の緩みもありますが、『ラルー・ビーズ』のセレクトにしては、
程よい熟成感を楽しめる逸品でして世は満足!

その昔に、驚かされた堅牢甚だしい『1973年もの』の『ムルソー・シャルム』であったらどうしよう?
と心配半分の出展でしたので、胸を撫で下ろした次第・・・

ヒョットしたら『ラルー・ビーズ女史』も御年いくつか分かりませんが、
やっと人並みになったのでしょうか?