The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2007 コート・デュ・ローヌ アンドレ・ブリュネル

2012-03-08 00:32:00 | ワイン
『シャトーヌフ・デュ・パプ』の造り手で5人挙げろ!と言われれば、
必ずや入れるであろう造り手の一つがこれなんですね・・・

『アンドレ・ブリュネル』♪



『シャトーヌフ・・・』のレギュラーが『レ・カイユー』で、
プレステージになりますと『キュベ・ソントネール(百年の古木)』となるわけです!

今回は2007年物の『コート・デュ・ローヌ』ですが、
この造り手はこのクラスでも充分に楽しませてくれるんですね・・・

さて、どこがどうしてワイン飲みの琴線に触れてくるのか?と問われれば、
それはやはり香り!と言う事になるのでしょうか?

ものの本によれば、最高に美味しい『1989年物』の『ボーカステル』の『シャトーヌフ・・・』ですが、
なんであの得体の知れない、艶めかしい、いろんな事を想像させる香気が生まれるのか?
の答えというのは、実はそのワインはナンと『ブレタノミセス菌』に侵されている!
という事なんですね・・・

なるほど、ごくフツーのアペラシオンでは異臭として感じることも、
ことそこのアペラシオンにおいてをや、エロスの権化として感じることもあるわけだ!

すなわち何を言いたいのか、と言いますと、その例に倣えば、
『コート・デュ・ローヌ』はある意味小型『シャトーヌフ・・・』でして、
『ボーカステル』並みにヤラシー香気が立ち上がることってあるのかな?
と言うギモンがあって、たった5年の熟成期間の『コート・・・』をつかまえて、
一所懸命嗅ぎまくったわけ!

そしたら、充分にイヤラシカッタわけなんです!

この香りが立ち上がったのは、ココ数ヶ月のことでして、
それまでは鳴りを潜めていたようです!

そういう意味では、ワインって不思議な飲み物ですよね・・・