The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2003 ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン ダニエル・リオン

2011-12-19 06:20:41 | ワイン
年末の2週間くらいに突入しますと、ワインの殿堂『Nッフ・・・』は大変なことになりますので、
今の内に行脚をせにゃならん!てことで先週の水曜日にお邪魔を致しました。

もう皆さんもご存知かとは思いますが、
『ヌッF 六本木』は来年早々にもグランド・オープンとなるとのことで、
その日に出来立ての、未だ湯気の立っているグリーティング・カードを頂きました。



イトウゾ神父が東京からやって来たのが『1994年』!
それから紆余曲折がありましたが、とうとう18年目にして『カルメン故郷に帰る』
ではない『故郷に錦を飾る』でした・・・

いずれ大したものです!
出来れば万難を排して、何とか顔を出したい所であります!

さて、グリーティング・カードを頂いたその時に、御相伴に預かったワインがこのワインだったんですね!

2003 ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン ダニエル・リオン





濃厚系のピノとは直ぐに察しがついたのですが、
ここまで豊満で肉厚のピノはそこらにある代物ではありません!

実はイトウゾ神父からプレモー・プリセー村の造り手とのヒントがありまして、
『ショパン・グロフィエ』『デヴィッド・デュバン』などは思い出したのですが、
『ダニエル・リオン』は中々思い出せず、
それを聞いてみて初めて、そういえば『パトリス・リオン』の一件があったな!と頭をよぎったわけ・・・

それはドメーヌの長男『パトリス・リオン』は天才との呼び声高く、
若くして『ダニエル・リオン』のワインを世に出していたのですが、
何の理由かサダカではないのですが、ココのドメーヌを離れたわけなんですね・・・

そして袂を分かったのが2000年!
ですから、2003年は引き継いだ次男三男の造りということになります。

まるで熟しきった黒系果実のアロマのようで、そこにはスパイシーなニュアンスがありまして、
リコリスやカカオのアクセントもみられます。

一つ間違えばローヌもあり?てな調子でしたが、濃厚さの裏打ちにはシッカリ系の酸度があって、
香りにはピノしかありえない要素が見え隠れするわけです!

待ってみますと、一本調子が反転し、そこはかとなく色香も帯びて、
ダンダン良くなる正気に帰る!という感じ!

『パトリス・リオン』の延長線上ではないけれど、これも一つのスタイル!
美味しくいただきました。

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